その,近来稀にみる惨事は金曜日の晩,いや,正確には日付が変わった土曜日の午前1時ちょっと過ぎに発生しました。
持って回ったような言い方はやめて,結論から言います。私はその時,繁華街の路上で体のバランスを崩して左方向に転倒し,左肩を強打するとともに左の頬骨あたりを擦りむいて出血し,あげくに,2か月ほど前に買ったばかりのメガネのフレームが折れてしまうという,近来稀にみる惨事に遭遇してしまったのです(笑)。
それは気が置けない連中と2次会から3次会の場に移動する時に起こりました。私は時には2次会で帰ってしまったような振りをして,少し遅れて何食わぬ顔で3次会の場にふらっと現れ,みんなをサプライズさせるというお茶目なことをやります。人からは少しめんどくさいとも言われますが(笑)。
この日も私はこのような悪だくみをして,一旦は2次会場から帰ったように見せかけて身を身を隠し,気が置けない数人の連中のかたまりから少し離れて3次会場に向かっておりました。一番後ろの女性が私を捜すかのように何回も後ろを振り返っておりましたが,うまいこと発見されずに済み,私の少しめんどくさい茶目っ気はますます高調します(笑)。そうやって私も警戒しながら離れて歩いていたところ,一番後ろの女性がまた急に後ろを振り返ったのです。私は「あっ!」と言って発見されまいと体を左側に寄せようとしましたら,足がもつれて体のバランスを崩し,冒頭に述べた惨事が起こったという訳です。
知らぬ間に濃いハイボールを飲み過ぎて酔ってしまい,足に来ていたのでしょうね。くれぐれも深酒はダメです。肝に銘じます。左肩を強打し,左頬骨近くから出血し,あげくにメガネのフレームも折れたのですから,私は這々の体でタクシーに乗り帰宅しました。しかしながら私も気丈ですね。左肩の痛みをおして,いつものようにお風呂に入って寝たのです(笑)。
左肩の痛みをこらえながら,この不始末についてカミさんに何て言い訳しようかと案じながらも眠りについたのです。
しかし,一晩寝ただけで左肩の痛みが治まるはずはなく,患部は熱を帯びて少し腫れており,左頬の傷も目立ちます。左腕は痛み等でその可動域の制限もあります。でも間が悪いことに土曜日の午前中はどうしても出席しなければならないある学校法人の評議員会があり,何とかこれにも出席しました。
ひょっとしてこれは左肩を骨折しているのではないか,脱臼しているのではないかという不安もあり,私もカミさんもネットで土曜日の午後も診療している整形外科のある病院を探しだし,勇気を出して土曜日の午後2時30分ころにその病院を訪れ,レントゲン撮影検査や診察を受けました。
ああ,よかったー。幸い,骨折も脱臼もなく,左肩打撲という診断で,炎症止めと湿布薬をいただいて一安心でした。あの近来稀にみる惨事が発生してから,このブログを書いている今までの間,3日半が経ちましたが,「日にち薬」とはよく言ったもので私の症状もかなり改善し,痛みも炎症も和らぎ,左腕の可動域も広がってきました。メガネのフレームも1年間の保証期間中ということで半額になりました。何もかも本当にありがたいことです。
私ももういい歳なんですから,お酒の飲み方を考えなければなりませんし,いい歳なんですから「茶目っ気」なんか出している場合ではありません(笑)。