歩きながら満開の桜の見事さに目を奪われ,思わず足を止めてしまうほどですが,本日は「裏切られた自由【上・下】」(ハーバート・フーバー著,渡辺惣樹訳,草思社」という本の読後感の続きです(笑)。それほどの大感動だったのであります。
産経新聞は土曜日とか日曜日には書評を掲載するのですが,実はたまたま土曜日の新聞の書評欄ではこの本が取り上げられていました。書評を書いたのは草思社編集部の碇高明という方ですが,その書評の中の一部を引用してみましょう。
「本書は31代米大統領、ハーバート・フーバーが20年の歳月をかけて完成させた第二次世界大戦の回顧録です。原書は1千ページを超える大著で、日本語版では上・下巻に分けての刊行になりました。」
「スターリンと手を組んだルーズベルト外交を『自由への裏切り』と断罪した本書は、2011年にフーバー研究所から刊行されると大きな反響を呼びました。日本語版も刊行以来、事前の予想をはるかに上回るペースで版を重ねています。」
「さらに戦後、(フーバーは)東京でマッカーサーと会談した際には『日本との戦いは狂人(ルーズベルト)が望んだこと』という点で合意しています。このように、本書の記述には、従来の戦勝国史観に根本的な見直しを迫る視点が多数含まれています。」
そうなんですよ。やはりこの本はいわゆる「東京裁判史観」に一石も二石も投じる内容であり,かつ,真実を語っている書物だと思うのです。同じような視点で,しかも広汎な資料(第一次史料を含む。)に基づいて著された書物としてお薦めしたいものをいくつか列挙しますと・・・。
「ルーズベルトの開戦責任」(ハミルトン・フィッシュ著,渡辺惣樹訳,草思社)
「ルーズベルトの責任~日米戦争はなぜ始まったか~【上・下】」(チャールズ・A・ビーアド著,開米潤ほか訳,藤原書店)
「アメリカはいかにして日本を追い詰めたか~『米国陸軍戦略研究所レポート』から読み解く日米開戦」(ジェフリー・レコード著,渡辺惣樹訳,草思社)
「真珠湾の真実~ルーズベルト欺瞞の日々~」(ロバート・B・スティネット著,妹尾作太男訳,文藝春秋)
ざっと,こんな感じです。これらを熟読すれば,きっとあの「東京裁判史観」,「自虐史観」から解放され,覚醒しますよ(笑)。さあ,あなたも是非!