割と長めの連休も終わりました。若干の連休ボケも手伝って,本日もとりとめのないお話をさせていただきます(笑)。
まず,4月2日に起こった左足中指の骨折については,その後順調に骨もくっつき(癒合し),ほとんど普通に歩くことができるようになりました。その証拠に,この連休中にゴルフを3ラウンド行い,スコアが戻ってくるのにはもう少し時間はかかるものの,早くも1か月でゴルフができるようになったのです。本当にありがたいことで,「日にち薬」とはよく言ったものです。
5月3日には日帰りで東京へ行きました。その用向きの具体的な内容は内緒ですが,東京駅に着きましたら,いつものように八重洲地下中央口から少し行った所にある旭川ラーメン「番外地」で私の定番の塩バターコーンラーメンをいただきました。東京へ行った時には必ずといってよいほどここを訪れるようになり,もう20数年になります。
いついただいても本当に美味しいラーメンです。そしていつもの女性店員さん,少し窶れた感はありますが,綺麗な方で優しい中にもテキパキした接客で,これもありがたい・・・。「一つカウンター席が空いてますので,こちらへどうぞ。」と優しく招いてくれました。シャイな私はこの店のカウンター席が好きなのです。
さて,この日の本題となる用向きを終えて(感動をいただいて),帰りの新幹線(のぞみ)の出発時間まで2時間ほどありましたので,これも定番のコースになっている銀座の山野楽器でクラシック音楽のDVD探しをしました(上野の鈴本演芸場で落語を楽しむ時間的余裕はもちろんありません)。
時間的に少し焦りはしましたが,満足のいくDVD2枚の買い物ができました。1枚目は,ピアニストとして世界的に高い評価を得てきたあのマウリツィオ・ポリーニのインタビューを交えた,そしてこれまでの足跡を辿った音楽DVDです。1960年,18歳でショパン国際ピアノコンクールでの優勝シーンも観ることができますし,この時の審査員であったアルトゥール・ルービンシュタインの勇姿も拝見できます。ポリーニの生演奏については,私も30代の時に上野の東京文化会館で2度鑑賞できましたが,早いものでポリーニももう今年で76歳なのですね。もう日本に来演することはないのかしら。
もう1枚の音楽DVDは,フランスで活躍した往年の名ピアニストたちの懐かしい演奏が盛りだくさんのものでした。これも満足のいくものです。ヴラド・ペルルミュテール,イヴォンヌ・ルフェビュール,ロベール・カサドシュなどの演奏です。どれもこれも素晴らしい。
イヴォンヌ・ルフェビュールという女流ピアニストについては,当時はヨーロッパ最高の女流ピアニストとの評価が高かったのですが,教育分野の方に力を入れ,演奏活動は一時的なものにとどまったという事情がありますので,その演奏場面の映像に接することができるこのDVDは貴重です。このDVDで何を演奏していたかというと,ベートベンのピアノソナタ第31番です。いやあ,ベートーベンのピアノソナタ,特に後期は素晴らしいですね。この第31番のフーガの部分は感動ものです。このルフェビュールは教育分野に力を入れたということですが,彼女の門下には,あのディヌ・リパッティ,そしてサンソン・フランソワなど錚々たるピアニストがおります。
それにしても良い買い物ができました。