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弁護士ブログ

2019/08/26

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「うんざりする」というのは,「つくづく嫌(いや)になって」,「すっかり飽きて」という意味の副詞で,辞典によれば心底いやになり厭わしくなる様子を表す表現だそうです。

 

最近の韓国の対応,特に文在寅とかいう大統領の発言や韓国の日本大使館前でのエキセントリックなデモの様子,日本製品不買運動などを見ておりますと,本当にうんざりします。正にうんざりといった表現がピッタリです。この文大統領の演説の中には,「加害者の日本が傷をほじくり返せば、国際社会の良識が決して容認しない」だとか「われわれは二度と日本に負けない」だとか「加害者である日本が、盗っ人猛々しく、むしろ大きな声で騒ぐ状況は決して座視しない」などといった表現があります。大きな声でお騒ぎになっていらしゃるのは,お宅様ではないでしょうか(笑)。それにしても一国の元首が,このような情緒的,感情的で外交的儀礼を欠く表現を躊躇なく使用する場面というのはあまり聞いたことはなく,こういう発言に接しますと,むしろこちらの方が恥ずかしくなります。

 

ところで,この演説の中で文大統領は,「どのような理由で言い訳をしようとも、日本政府の今回の措置(いわゆるホワイト国から韓国を除外したこと)は、強制徴用をめぐる大法院(最高裁)判決に対する貿易報復だ」と的外れなことを述べておりますが,やはりそれならば日韓国交正常化の際に,元徴用工への補償問題がどのように取り扱われたのかを振り返る必要があります。以下は,産経新聞の8月13日の記事などを参考にしております。みなさん,気を確かに持って一緒に理論武装をいたしましょうね(笑)。

 

日韓の正常化交渉は1951年に始まりました。そこでは朝鮮半島統治を規定した1910年の日韓併合条約の有効性が大きな争点となり,交渉は時間をかけて継続的に進みました。

 

1952年,交渉の初期の段階で韓国側が日本側に示したのが「対日請求要綱」です。それは日本政府の朝鮮総督府に対する債務の弁済や韓国に本社や事務所があった法人の財産返還など8項目で構成され,その第5項では元徴用工に関し,「被徴用韓人の未収金、補償金及びその他の請求権の弁済を請求する」と記されておりました。

 

実際,交渉の中でも韓国側の政府代表は元徴用工への補償を求めた訳です。1961年5月10日の交渉では,第5項の要求を「一般労働者の他に軍人軍属、全部を含めて、生存している者、負傷、死亡した者に対してそれぞれ補償してもらいたいという意味だ」と韓国側は説明しています。「強制的に動員し、精神的、肉体的苦痛を与えたことに対し、相当の補償を要求するのは当然だと思う」と述べているのです。

 

これに対し,日本側代表が「個人に対して支払ってほしいということか」と尋ねると,韓国側は「国内での支払いは国内措置として必要な範囲でとる」と明確に答えているのです。

 

日本側は重ねて「国民の感情をなだめるためには、個人ベースで支払うのがよいと思う」と再考を促しましたが,韓国側は「われわれは、われわれの国内問題として措置する考えであり、人数や金額の問題があるが、どうかして、その支払いはわれわれ政府の手でする」と譲らなかった訳です。

 

こうした交渉の結果結ばれたのが日韓請求権協定であり,日本が韓国に対し,無償で3億ドル,有償で2億ドルを供与し(当時のお金でものすごい金額です!),両国民の財産や権利に関する問題は「完全かつ最終的に解決された」ことが明記され,韓国側の要望どおり,元徴用工への補償金は韓国政府に対してまとめて支払われることになったのです。

 

この協定に付属する合意議事録では,協定で解決された請求権問題には,韓国側が提示した対日請求要綱の8項が全て含まれ,この要綱に関するいかなる主張も以後はできないことが確認されています。

 

ところが,韓国政府は極めて多額の補償を日本国から受領しておきながら,そしてあれほど自国民には自国政府の責任で補償するからと約束しておきながら,「漢江の奇跡」などと称してそのお金をインフラや企業設備投資などに使ってしまい,この約束を完全には履行していません。真実はこういう経過をたどっているのですから,昨年の10月以降,立て続けに日本企業に賠償を命じた韓国大法院の判決がいかに不当なものであるかが分かるでしょう。そして「三権分立」だからといってこれに便乗している韓国政府がいかに異常であるかが分かるでしょう。

 

実はそれだけではありません。韓国は,廬武鉉政権下の2005年,日韓の請求権協定にはいわゆる徴用工問題も含まれ,賠償を含めた責任は韓国政府が持つべきだとの政府見解も自らがまとめているのです(交渉当時の議事録などを目にすればこれは当然のことです)。そ,そして何と,この当時,廬政権下で大統領首席秘書官を務めていたのは他でもない文在寅という人間であり,これに関わっていたのです。彼はそういうことを十分に認識していながら,分かっていて今回のような妄言を弄しているのです。

 

みなさん,もういい加減うんざりでしょう。

2019/08/19

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暑いですね。体調管理の難しい季節ですが,みなさまご自愛をお祈りいたします。

 

さて,あれだけ2位以下に大差をつけていた我が栄光の読売巨人軍がDeNA(横浜)に0.5差まで迫られた時には,私としてはまたまた今年のジャイアンツを諦めようとしておりました。でも,再び盛り返してきましたね(笑)。5年ぶりのペナント制覇に向けて,もう寄り道などしてはいけません。

 

それにしても最近思うのは,若い頃に比べ,巨人の勝敗に対する私の感情面での振幅が激しくなっていることです。会合や会食の最中でも,こっそりスマホを覗いては巨人戦の途中経過を気にしますし,巨人が負けるととても気分が悪い(笑)。巨人が勝つと料理も酒も美味い。若い頃はそうでもなかったのですが,最近では,巨人の勝敗結果が私の感情面に及ぼす影響というものが大きくなっております(笑)。セ・リーグについては,4年前がヤクルト,ここ3年はいずれも広島が制覇しておりますので,やはりもうそろそろ巨人が優勝しなくてはならないのです。そうでなければ日本国が元気になりません(笑)。

 

暑い夏といえば,1998年の夏,巨人軍の長嶋茂雄監督が男としてのケジメをつけて丸坊主になった事件を覚えておいででしょうか。そう,当時巨人の主力として活躍していたバルビーノ・ガルベスという投手が,7月31日の巨人阪神戦でタイガースに打ち崩され,そして主審のボール判定にブチ切れてしまい,主審に向かってボールを投げ付けて退場になった事件がきっかけでした。

 

0-5とリードを許していた巨人のピッチャーはガルベス。もうこの時点で相当イライラしていたのでしょうね。6回裏の阪神の攻撃,先頭打者のルーキー坪井智哉を2ストライクまで追い込み,決めにいった内角ギリギリの球を橘高主審はボール判定。ガルベス,超不満そう。結局,5球目のチェンジアップを坪井にホームランされ,ノックアウトを食らいました(0-6)。

 

投手交代を告げられた後も,ガルベスは主審に対してスペイン語で悪態をつき(彼はドミニカ共和国出身),清原や元木といったチームメイトや長嶋監督が彼を宥めて一旦は落ち着いたように見えたのですが,彼は何と自軍ベンチ前で振り返ると手にしていたボールを主審に対して投げ付けたのです。その後も,あの長嶋さんが現場で体を張ってもみくちゃになりながら必死で止めておりました(笑)。勿論,ガルベスは即刻退場処分。

 

この対阪神3連戦の3戦目は8月2日でしたが,この試合も両チームの死球合戦があり警告試合になり,翌3日には巨人・阪神連名でファンあての謝罪文が出され,あの長嶋さんが坊主頭になって男のケジメをつけたという訳です(笑)。

 

それにしても,「平成プロ野球死亡遊技」(中溝康隆著,筑摩書房)という本はメチャクチャ面白いですよ。この本は絶対に買って損はありません。「ああ,そんなことがあったなぁ。」という感じで,とても懐かしいし,内容も正確でとてもディープです(笑)。340ページくらいの本ですが,面白すぎてすぐに読めちゃいます。

 

ガルベスという投手も巨人入団の初年度は16勝を挙げ,翌年も12勝しており,長嶋さんを丸坊主にしたことを差し引いても,ジャイアンツに貢献したことは間違いありません。在籍中46勝しておりますから。

 

それにしても,日本酪農乳業協会というのもなかなかのくせ者ですね。カルシウム不足なのか,すぐにイライラするガルベスを皮肉り,彼を牛乳の宣伝(CM)に登場させ,牛乳を飲ませた上で,「カルシウム フソクシテイマセンカ」と言わせ,ちゃっかり牛乳の宣伝をしているのですから(笑)。また,ガルベスという投手はとてもバッティングが良かったのです。在籍中彼は,投手でありながら本塁打を10本も打っていますし,その中には満塁ホームランもあり,横浜では何と場外ホームランまで打っております(笑)。冗談じゃないけど,巨人の小林捕手よりもよっぽどバッティングセンスがあります。

 

2019/08/09

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今日は些か立腹しております。国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」のうち,企画「表現の不自由展・その後」をめぐる大村秀章愛知県知事の対応や発言内容を耳にしておりますと,地方自治体の行政の長としては全くもって不見識と言わざるを得ません。

 

河村たかし名古屋市長が大村知事に対し,「平和の少女像」(いわゆる従軍慰安婦問題の象徴的存在)などの展示の中止を求めたり,この「表現の不自由展・その後」という企画の経緯,どうしてこのような物を展示するに至ったかに関する調査を求めたことは,極めて正当だと思いますよ。これに対し大村知事は,展示中止を求めることは表現の自由を保障した憲法21条に反するとか,検閲に当たるなどとして強く反論しております。こういう人が愛知県知事を務めているのかと思うと,県民の一人として情けない限りです。

 

そもそも検閲というのは,「行政権が主体となって、思想内容等の表現物を対象とし、それらの発表前にその内容を審査した上、不適当と認めるものの発表を禁止すること」を意味します(最高裁判例)。戦後GHQが,新聞,出版社,マスコミに対して一斉に多項目にわたって表現対象や方法を規制し,発表前に内容をチェックした上で発表を禁止等し,「閉された言論空間」を作り上げたあの状況こそが検閲に該当するのです。憲法21条(1項で表現の自由を保障,2項で検閲を禁止)の正に生みの親であるGHQこそが,当時は表現の自由を徹底的に侵害し,検閲していたという皮肉な歴史があります(笑)。今回の展示中止は,検閲禁止の適用場面などではありません。また私的に展示することに公権力は全く介入する訳ではありませんから,表現の自由は保障されているのです。

 

一体全体,例の「表現の不自由展・その後」でどのようなものが展示されていたのかについて,日本のマスコミは詳細に伝えているでしょうか。「平和の少女像」(いわゆる従軍慰安婦問題の象徴的存在)の他に,昭和天皇のご真影をバーナーで燃やし,その灰を足で踏みつける状況を撮影した動画,特攻隊員として戦死した英霊を冒瀆するような墓様のものなどがあり,これはどう見ても芸術作品と言えるようなものではなく,典型的なプロパガンダ(政治的宣伝)に過ぎません。しかも反日という点で共通しております。

 

要するに,今回の問題は,公的な機関が多額の税金等を使って,このような反日的なプロパガンダ「作品」を確信的に展示し,これを見る人の気持ちを踏みにじったことです。あのような下劣な反日的プロパガンダ「作品」は,私的に個展でも開いて同好の士に見てもらえば良いのであって,これに公権力は全く関知しません。表現の自由は保障されているのです。どうぞどうぞ,個展でおやりください。

 

大阪の吉村市長も,松井府知事も今回の大村知事の対応を厳しく批判しております。当然です。吉村市長などは「(大村知事は)辞職相当だ。」とまで述べておりますし,松井知事は「(大村氏の批判は)ピンぼけ」だと反批判してもおります。

 

私も愛知県民として重税感を覚えながらも県民税を収めております(笑)。こんなものに税金は使われたくはなく,あんな展示物を展示させた大村知事の不見識を改めて指摘したいのです。また,今回の国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」については,文化庁の補助事業として採択されているのですが,「表現の不自由展・その後」の展示に関し,菅官房長官は「補助金交付の決定に当たっては事実関係を確認・精査した上で適切に対応していきたい」とコメントしておりますので,是非そうしていただきたいと思います。

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