今年の冬は寒かったせいでしょうか,桜の開花が例年より幾分遅いように感じます。私の自宅近くには割と長い桜並木があり,その桜はオオカンザクラという品種で,ソメイヨシノよりも2週間ほど早く開花するのですが,今年はまだです。
まあ,それでも日ごと日が長くなっており,何といいますかだんだんと日が長くなって暖かくなっていくこの感じが好きですね。正に水温(ぬる)む季節です。
うちのカミさんは何やらこちょこちょと,私の名前でふるさと納税をやっております(笑)。その辺りのことは完全にお任せですが,いつぞやは西伊豆町からそのお礼にと,大変美味しいふるさと干物セットが自宅に届きました。アジ,金目鯛,エボ鯛などなど,それはとても美味しかったのです。
それに,今年はその西伊豆町の月めくり特製カレンダーがトイレに掛かっております(笑)。それはなかなか特徴のある,地域性豊かなオリジナルカレンダーで,上部に美しい景色の写真,下部にカレンダーが載っており,六曜,祝日,日没時刻,干潮時刻,月の形状(満月,半月,新月)なども記載されています。
それはなかなか面白いカレンダーで,美しい海の景色などを見ていると癒されるのですが,唯一現実に引き戻される記載は,最下部の「今月の納税」のコーナーです(笑)。その月に納期限のある税目が複数列挙されており,それを見るたびに,名古屋市民の私も,そして自由業の私も現実に直面させられます。「ああ,今月は市・県民税と個人事業税を払わなきゃ・・・」
毎年発表される「第一生命サラリーマン川柳コンクール」の結果はとても面白いですね。日本全国には随分と才能豊かな川柳作者がいるものだと感心させられます。全国優秀100句が決定したようですが,特に私が思わず笑ってしまったのが次の10句でした。
・にこやかに マスクの下で 「うっせぇわ!」
・うっせえわ 夢の中だけ 妻に言う
・ミュートです ツッコむ自分 マイクオフ
・リモートの 会議に映る 生活感
・ご飯よと リモート会議 声響く
・女房も 子供も見てる 照れワーク
・WEB会議 知った亭主の 低い地位
・恋心 マスク外せば 花と散る
・家飲みで あふれる缶に 妻カンカン
・ウイルスも 上司の指示も 変異する
やはり,当然のことながらサラリーマンの世界でも新型コロナウイルスの影響は絶大で,作られた川柳もこれに関連する傑作,秀句が多いようです。