また行っちゃいました。デパ地下の「虎屋」のういろうを買いに(笑)。一体全体,ういろうという和菓子には中毒性があるのですかね,それとも私の特異体質かしら・・。我が家の冷蔵庫の中からういろうがちょっとでも消えてしまうと,形容しがたい,筆舌に尽くしがたい寂寥感が生じてしまいます。
先日もマイカーで出張をしたのですが,思いのほかその出張先での用務が早く終わったため,つい魔が差してデパ地下に行って「虎屋」のういろう2本(小倉と白)を買い求めてしまいました。金曜日の夕方でちょっとした解放感も手伝い,つい足を伸ばした訳です。願わくば店員さんがもうちょっと愛想がよければいいんですけど(笑)。それともその日はたまたまかしら。
さて,北朝鮮が「軍事偵察衛星」なるものを打ち上げましたね。相変わらずの「ならず者国家」ぶりです。地方の人民の中には餓死者が出ているというのに,一部報道では,打ち上げ成功を祝し,このぶくぶく太った指導者をはじめとして多人数で豪勢な大宴会を催したということです。弾道ミサイル技術を使用しており,明らかに国連安全保障理事会決議違反に該当します。
先日の産経新聞の「産経抄」では,「国の守り、備えはありや」というタイトルで我が国の防衛体制,そして国民の危機意識に警鐘を鳴らしておりました。そこではスイスの「民間防衛」という防衛マニュアル本のことに触れていました。その存在は私自身も知っていましたが,まだ読んだことはありませんでした。
この「民間防衛」という本は,スイス政府が編んだ冊子(マニュアル)であり,1969年に全世帯に1冊ずつ配布されました。その邦訳版はその翌年に出され,半世紀経った今でも増刷を重ねるロングセラーです。「産経抄」でも引用していましたが,その中には次のようなくだりがあります。
「すべての人々は平和を望んでいる。にもかかわらず、戦争に備える義務から解放されていると感じている人は、誰もいない。歴史がわれわれにそれを教えているからである。」
「われわれは、あらゆる事態の発生に対して準備せざるを得ないというのが、最も単純な現実なのである。」
安全保障の観点から,日本を取り巻く現状,環境には極めて厳しいものがあります。中国,ロシア,北朝鮮は核保有国であり,中距離そして大陸間弾道ミサイルの技術,装備を有しています。「Jアラート」だけでいいはずはありませんよね。「民間防衛」は,敵の核兵器使用等を前提に,「できるだけ地下深い所に」長期避難のできる地下設備の整備が国や自治体の責務であるということを教えてくれていますし,何よりも国の守りは「意識に目ざめることから始まる」と指摘しているのです。