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弁護士ブログ

2024/03/12

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晩酌の時間帯は至福の時ですが,そういう私でも週に1,2度は休肝日を設けていますよ。だって,私の場合は決して深酒はしないけど,働きづめでは肝臓がかわいそうじゃないですか。亡くなった母が「しじみの味噌汁は肝臓にいいんだよ。」とよく言っておりました。私はしじみの味噌汁が実は大好きなのです。

 

しじみの味噌汁を夜に味わえるのであれば,週に3回の休肝日でもよいと思っております(笑)。以前はよく出張で島根県に行っていたのですが,宍道湖産のしじみの美味いこと。でも,しじみにはやはり季節はあるのでしょうか,近くのスーパーでは最近あまり見かけません。いっそのこと通販のお取り寄せで宍道湖産のしじみを手に入れて味噌汁の具にしようかとも思っております。コンビニでもカップでしじみの味噌汁が売られていますが,原産国の表示がなく不安です。私は日本産でなければだめなのです。そういえば,よく家族と一緒に東北旅行もしていたのですが,青森の十三湖産のしじみを使った「しじみラーメン」もお土産に持って帰りました。これも美味しかった。

 

ところで,しじみの味噌汁を食す時,みなさんはしじみの身まで食べていますか。貝の肉の部分です。確かに小さな身まで食べるのは面倒でもあり,全部とまではいきませんが,私はもったいないのでできるだけ食べるようにしています。たんぱく源にもなりますしね。でも,しじみの味噌汁といっても,しじみはあくまでも出汁を取るものであって,身は捨ててしまうという考えも強いようですね。

 

先日の産経新聞の「産経抄」では,太宰治の短編小説「水仙」に少し触れられていましたが,お金持ち,上流階級ではしじみの身まで食べる習慣はないのだそうな(笑)。その小説では,貧しい小説家が資産家,名家に招かれ,つい酒が進んで調子に乗り,高貴なご婦人にお酒を勧めてしまい,「いただきません。」と冷淡に断られてしまう。酔いがさめた小説家はごはんをいただくことになり,しじみの味噌汁も添えられた。小説家が一生懸命に小さなしじみの身まで食べていると,そのご婦人から「そんなもの食べて、なんともありません?」と言われる。この名家ではしじみは出汁をとったら捨てられるものと扱われており,そのご婦人も悪意なく驚いただけであった。でも,小説家はこの時,酷い恥辱を受けたと感じた。

 

もちろんこの「水仙」という小説は,短編ではあっても人間の内面をえぐるもっと深い内容の小説なのですが,どういうわけか「しじみ」の一件が頭に残ってしまいます(笑)。でも私は,何と言われようと,休肝日の夜のしじみの味噌汁は,できるだけ小さな身まで食べてしまおうと思っております。オルニチンだって含まれているようですしね(笑)。

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