「浪花のモーツァルト」と呼ばれていた作曲家のキダタローさんが亡くなりました。今でも耳に残っているインパクトのあるCMソングも多く,傑作「アホの坂田」(オマージュ作品)の作曲者でもあり,飄々とした語り口も印象に残っております。ご苦労様でした。ご冥福をお祈りいたします。
先日の産経新聞の産経抄でも触れられていましたが,キダさんは「僕は〝浪花のモーツァルト〟と呼ばれてますけどモーツァルトは大嫌い。」,「ああいう一見、冷(ひや)こい音楽は嫌いです。ショパンみたいに、切ったら血がガーッと出るような情熱のほとばしる音楽やないと。」と仰っていたようです。以前にもこのブログで書いたことがあるんですが,実は私もモーツァルトの音楽は好きではなく,バッハの音楽がことごとく感動を与えてくれるのとは対照的に,これまでモーツァルトの曲で感動した経験というものがないのです(笑)。
もうそれくらいにしておけと言われそうですが,平成20年にノーベル物理学賞を受賞した益川敏英さん(故人)も,「モーツァルトは《天才》ではなくて《天才的》なの。だから嫌いなの。つまり、やりっぱなしで磨きをかけてない。推敲(すいこう)してないんです。」と仰っていましたね。
本当にバッハの音楽を聴いていると決して大げさではなく涙が出てくるほど感動することがあるのに,残念ながらモーツァルトの曲ではそんな経験がなく,敢えて言うならば,「レクイエム」くらいでしょうか。まあ,もちろん好き嫌いの問題でしょうけどね。
それにしても大阪・関西万博のマスコットキャラクターの「ミャクミャク」ですが,誠に失礼ながら全然可愛くない(笑)。やはりとても好きになれない。どうしても(笑)。新幹線の車体にも本数限定で「ミャクミャク」がプリントされるようですが,その姿は血管を連想させ,やはり異形なのです。本来イベントのマスコットキャラクターというのは「くまモン」みたいに可愛くないとね。もともと日本の文化は鳥獣戯画の昔からゆるカワなのですよ。
逆に,このたび発表された大阪・関西万博のイタリアのマスコットの「イタリアちゃん」はよくできていますね。可愛いし,感心しました。本来はこうでなくっちゃ。
立憲共産党,いや失礼,立憲民主党の蓮舫なる人物が今度の東京都知事選に出馬するとのこと。いやー,凄いことになってまいりました。小池百合子のいわゆる学歴詐称問題と蓮舫のいわゆる国籍(二重国籍)詐称問題の対決と相成りました。
世の中には面白いことをいう人があるもので,思わず笑っちゃいました。というのも,東京都議の上田令子さん,「やれやれ、黴びたお饅頭二つに割って左右どちらか食べろと言われてもという都知事選挙になりそうですなぁ」だって(笑)。