そりゃ,最悪なのは決選投票に石破茂と小泉進次郎が残り,どちらかが自民党総裁になってしまうことです(笑)。これはいけない。高市早苗候補が是が非でも決選投票に進出しなければなりません。
これまで小泉進次郎の知識や経験不足,不勉強,いわば「底の浅さ」について言及してきましたが,石破茂もやはりダメです。彼は最近,「保守政治家-わが政策、わが天命」(講談社)という本を出したようです。「保守政治家」のタイトルを見て,思わず吹き出してしまいました。噴飯ものなのです。どこが「保守」やねん(笑)。
女系天皇という選択肢を排除しない,選択的夫婦別姓制度を直ちに導入しなければならない,「A級戦犯」が祀られている靖国神社には参拝しない・・・,もう一度言う,どこが「保守」やねん(笑)。
私もこれまでいろいろな文献を渉猟し,保守とは一体何なのかについて考えてきました。その結果,何となく分かりかけてきたのです。保守というものを理解するには,よく対立概念として指摘される革新と対比するのが理解しやすいと思います。
まず革新とは,現状を変えれば世の中はより良くなるだろうと信じて邁進する態度でしょう。とにかく人間理性の力を信じ切っているのです。こうなると,例えばその時の指導者や群衆が良しとすれば,ルイ十六世やマリー・アントワネットだろうがなんだろうが,断頭台(ギロチン)に送って首を切ってしまいます。
一方,保守というのは,人間理性を信じない,その時々の人間の頭の中で考えることには限界があり,ちょっと立ち止まって「(それは守らなくて)本当にそれで良いのだろうか。」と深く考察する態度,姿勢をいい,理性至上主義には陥らないというものです。例えば,男系男子で連綿と126代続いてきた天皇(皇統)を,ある一時代を構成する進歩的と称される人たちの判断で曲げてしまい,女系天皇を誕生させて本当に良いのだろうか。それまでの伝統(それだから尊いと思われるもの)を変えてしまって良いのだろうかと懐疑すべきではないのか,それが保守なのです。
こういった点でも,やはり石破茂はダメなのです(笑)。そしてこれだけは言うまいと思っていたのですが,人相がとりわけ悪いし,喋り方が気色悪い(笑)。ネバネバしている。「・・・ということで本当にいいのか。」,「・・・という問題が生じないのか。」,「・・・ということも考えねばならない。」,「・・・この点はさらに議論を重ねていく必要がある。」などといって,冗長に自問自答を繰り返しながら,結局は自分の意見を言わない(言えない)。首相といえば自衛隊の最高指揮官です。こんなんでは,議論しているうちに敵国ミサイルが本邦に着弾してしまいます。そして,外交の場面で何を議論してもG7の他の首脳から相手にされなくなるし,何よりもその独特の風貌から,相手からはキワモノを見ているような目で見られてしまいます。あー,とうとう言っちゃった(笑)。弁護士,名誉棄損で訴えられる(笑)。
今度の自民党総裁選の投開票はいよいよ明日に迫りました。政策内容からすれば,明らかに高市早苗一択になるのではないかと思っています。出馬会見の際の彼女の言葉,これは映画の一節からの引用だそうですが,これにはじーんときました。
「私たちが生きている『今』。それは偉大な祖先たちが、命がけで守ろうとした『未来』だった。だから私は守ります。今を生きている人々の命を。安心を。そして私はつなぎます。次世代を生きる皆様に、強く美しい日本を。それが今を生きる私たちの責務です。」
保守政治家ならこういうことを明確に訴える力がなければなりません。「保守政治家」という実際と相当に乖離した本を出すだけでは到底保守政治家とは言えないのです(石破茂)。
大西洋評議会グローバルシチズン賞を受賞したメローニ首相の名スピーチには心から感動しました。こういう保守政治家をいただいたイタリア国民は賞賛に値します。
会見場やテレビ番組での討論ということになりますと,やはり小泉進次郎の知識や経験不足,不勉強,いわば「底の浅さ」が如実に表れますね。それは残酷なくらいです。小泉進次郎は昔からルックスの良さなどで自民党議員の応援演説に引っ張りだこでした。人が集まるからです。しかし討論,議論というものがどうやら苦手のようですね。
このたびの自民党総裁選でもPR会社と契約し,何をどう話せば効果的か,見栄えが良いか,もっともらしいかという演出面では一応の工夫が凝らされていますが,やはり質疑応答面では「底の浅さ」が露呈し,馬脚が表れてしまっています。小泉進次郎という人は,出馬会見や普段の応援演説などでは一方的に喋ればよいので(選挙演説の時なんかは,ご当地の話題や方言などを取り交ぜて受け狙いが成功しています),本人も一方的に喋るのは相当に自信があるのでしょう。しかし,個別の質疑応答の場面となると,質問や指名を恐れているようですし,深い知識や経験に裏付けられた議論ができず,抽象的で本筋から外れた当たり障りのない表現しかできません。例えば,カナダのトルドー首相が就任したのが43歳,自分も43歳,胸襟を開いて話し合うとか,拉致問題に関しても金正恩とは同年代,父親同士が会見した歴史を活かすなどといった発言をしていますが,外交や拉致問題はそんな軟な発想で解決できるほど生易しいものではありません。ちょっとは自分の国家観,歴史認識などを自分の言葉で説得的にしゃべったらどうでしょうか。私がこんなに熱くなるのは,自分がイケメンでないことから僻みではなく(笑),本当に日本国の総理大臣が小泉進次郎でよいのか,それで国益を守り,日本の伝統を保守し,経済を活性化させることができるのかと,心から憂えているからです。
それにしても,出馬会見では1年以内に解雇規制の緩和,選択的夫婦別姓制度の実現,ライドシェアの全面解禁に踏み切ると述べています。「決着」させると言って,その実行力を標榜しています。解雇規制の緩和やライドシェア全面解禁などは明らかに新自由主義的な発想であり,裏で菅義偉や竹中平蔵が操っている図が思い浮かんできますし(笑),選択的夫婦別姓制度実現のために1年以内に党議拘束をかけずに採決するとまで述べています。この人は一体全体,何を考えているんでしょうか(笑)。実際のところは何も深く考えていないんじゃないでしょうか(爆笑)。
実は,内閣府は令和4年3月25日付けで「家族の法制に関する世論調査」の結果を発表しました。選択的夫婦別姓制度導入を求める回答は28.9%にとどまり,現行の夫婦同姓制度を維持した上で,旧姓の通称使用を制度化すべきだという回答は42.2%に上っているのです。
さらに,NHK放送文化研究所が中高校生を対象に令和4年に実施した調査(1183人が回答)では(要するに子供側からの視点です),結婚後に夫婦別姓を望む回答はわずか7.0%しかないのです(笑)。
当たり前ですよね。私だって未婚の自分の娘が自分の姓と違うというのは真っ平ごめんですし,娘だってそう言うでしょう。家族の一体感を損ねてしまうのは間違いありません。「選択的」というのは聞こえが良いのですが,実は,「選択的」夫婦別姓は「強制的」親子別姓を帰結するのです(笑)。
現在だって通称使用は広範な場面で認められていますし,このたび自民党総裁選に立候補している高市早苗議員は自分が総務大臣だった短期間のうちに,少なくとも総務省所管の範囲内で通称使用が可能なように措置しましたし,自分が首相になったら通称使用に法的根拠を与える「婚姻前の氏の通称使用に関する法律案」(国や地方公共団体,公私の団体,事業者に旧姓を通称使用できる措置を義務付けるもの)を内閣提出法案として提出する方針を示しています。高市候補は立派な仕事をしてきましたし,本来はこうあるべきだと思います。
小泉進次郎氏はサーフィンなんかやっている時間があったらもっと政策を勉強し(彼は約15年間も議員をやっていますが,議員提出法案は1本もありません。),1年以内に選択的夫婦別姓制度を実現させるなどと馬鹿なことを言わないの(笑)。
本来であれば公正な報道内容が求められる地上波をはじめとするマスコミですが,やたら小泉進次郎を持ち上げていますし,せいぜいその対抗馬と目される石破茂を持ち上げています。こんなんだからマスゴミと言われているのですよ(笑)。
前にも申し上げましたが,自民党総裁選といえば,政権交代でもない限り事実上は次の内閣総理大臣(首相)を決める極めて重要な選挙です。年内に実施されるであろう衆議院議員総選挙では,どの自民党議員も当選したい一心で二重ポスターの顔として誰を選べば票が得られるかということばかり考えています。日本国や国民のために誰を選ぶべきかという観点はほとんどありません(笑)。自民党議員の約5割は当選4回生以下の選挙基盤が脆弱な若手議員なので,「刷新感」があり「イケメン」で選挙民受けする小泉進次郎に議員票を投じる傾向にあるのでしょう。
政策で選んで欲しいと心から思います。やはり本来であれば,そのような重要な選挙であるからこそ,立候補者は明確な国家観,歴史認識ひいてはこの国をどのような国にしていきたいのか,何を保守していくべきなのかをはっきりと語らなければならないはずです。それができているのは高市早苗候補以外にいないのではないかと思っております。
よくビジネスの世界では「As Is」「To Be」というフレームワークが使用されます。「As Is」とは「現在のありのままの状態」,そして「To Be」とは「理想の状態(こうありたいという状態)」を意味します。そして両者の間に存在する差(ギャップ)を埋めるにはどうしたらよいのかを考える,つまりそのギャップこそ取り組むべき課題だと把握して,それを埋めるための方策を実行していく必要がある訳です。これは日本という国の運営にも絶対に当てはまります。
自民党総裁候補ならば,現在置かれている日本の状況(極めて厳しい外交・安全保障環境,国防,経済対策,少子化問題,安定的な皇統維持のための方策,エネルギー政策,教育再生など)を前提に,まずは「As Is」を正確に把握し(危機感を持ち),「To Be」(こうありたいという姿)を定め,その間のギャップを埋めるための具体的な戦略と戦術を提示していくのが政治家の役割でしょう。
小泉進次郎はやはりダメですね(笑)。格好だけつけていて,中身がなく軽すぎる。私がここまで行ってしまうのは,自分がイケメンでないことからくる僻みややっかみからではなく(笑),国を憂えているからです。「決着」とか何とか言っちゃって,選択的夫婦別姓やライドシェアや解雇規制の緩和を1年以内に実現するなどと会見で述べています。ライドシェアや解雇規制の緩和などといったことは,父親である小泉純一郎が竹中平蔵と組んで非正規雇用を劇的に増やし,所得格差を拡大させた一連の新自由主義的な路線を踏襲しているのでしょうね。父親は「聖域なき構造改革」と述べ,息子は「聖域なき規制改革」などと二番煎じなことを述べています。新自由主義的なことを述べているのは,バックに菅義偉などがいるからでしょうし,所詮は傀儡なのです。
このままでは小泉進次郎と石破茂が決選投票に進出し,最終的には小泉進次郎が総裁に当選する,事実上次の内閣総理大臣に就任するであろうと予想されています。本当にいいんですか・・・本当に(笑)。いや,笑い事ではありません。
本当にいいんですか・・・本当に(その1)
「後悔先に立たず」・・・この諺の意味は,「何かしてしまった後で悔やんでも,もうすでに取り返しがつかないこと,したがって,後で悔やまないように,事前に熟考すべきであること」です。
自由民主党総裁選には雨後のタケノコのように次から次に立候補者が出てきますが,マスゴミと言われている報道機関の報道内容ではどうやら1回目の選挙では過半数に届く者がおらず,小泉進次郎と石破茂が決選投票に臨むだろうということが有力視され,特に小泉進次郎が菅義偉らの後ろ盾であろうことか日本国の宰相になるだろうと予想されています。
本当にいいんですか,本当にそれで(笑)。事は事実上日本国の首相を決めてしまう選挙ですよ。誠に失礼ながら,小泉進次郎にそれだけの資質,能力,愛国心があるとは到底思えないのです。彼はどうやらマーケティングのプロと契約しているようで,どのように振る舞い,どのように発言すれば見栄えが良く,大衆に受けるだろうということしか考えていない,国会議員になって相当時間が経っているのに,反原発・太陽光パネルなど再エネ推進原理主義者であることは推測できるものの,現在日本国が抱えている諸問題に対する政策研究,勉強をしているとは思えないのです。
先の出馬会見においても,小泉進次郎はほぼ原稿を棒読みで,自分の言葉,自分の頭で考えた上で発言していません。質疑応答だって,どうやら事前に会見場に出席する記者らから質問を受け付けて,配席まで決め(指名し易いようにどの記者がどこに座っているか分かる),事前に受け付けた質問に対する回答を用意して付箋を付け,さらにはそのような事前準備資料を用意していたことなどが外部から分からないように机を高い柵で覆っている(笑)。マーケティングのプロと契約しているだけあって,どのように振る舞い,どのように発言すれば見栄えが良く,大衆に受けるだろうということしか考えていない。最後にフリーの記者からの失礼な質問に対する「見事な」受け答えも,およそ想定問答の範囲内だったでしょう。
私が深く嘆いているのは,自民党国会議員の情けなさです。政治家としての志のなさです。要するに,間近に迫っているであろう総選挙に向けて,誰を総裁に選べば自民党の「顔」として「刷新感」と「感じの良さ」があり,次の選挙で自分が当選できるかということしか考えていないという絶望感です。政治家として身を立てているのであれば,何よりも国家や国民のためにどうするのが一番良いのかを考えて行動しろということです。
まずはこのたびの台風10号(サンサン)の迷走状態には難儀しましたね。被災された方々には心からお見舞い申し上げます。私も長いこと生きておりますが,こんなに珍しい,奇異な経路をたどった台風を見たのは初めてです。まるで日本を懲らしめるかのような,意図的でもあるかのような経路でした。
私も素人ですからその原因は分かりませんが,本来なら夏の太平洋高気圧の強さで台風を中国大陸のほうに押しやるところ,今回は太平洋高気圧の中に迷い込んでしまって迷走したのではないかという説もあります。東京に娘の様子を見に行ったうちのカミさんが名古屋の我が家に戻って来た日(8月27日),東海道新幹線(ひかり)を利用したのですが,大雨の影響で品川駅で停車したりなどして名古屋駅に着くまで約4時間もかかってしまいました。本当に難儀な事でした。
さてさて,それにしても日曜日の朝っぱらから凄いものを見てしまいました。MLBのナ・リーグ西地区における「眼下の敵」であるアリゾナ・ダイヤモンドバックス戦で,何とロサンゼルス・ドジャースが誇るMVPトリオである大谷,ベッツ,フリーマンの3人がいきなり初回から3連続ホームランをかっ飛ばしたのです(笑)。あっという間に3-0です。壮観でしたね。彼らがそれぞれホームランを打つのはよくあることですが(大谷44号,ベッツ14号,フリーマン19号),3連続というのは凄いし,珍しい。いいですか,試合開始早々,1番打者の大谷がセンターバックスクリーン方向へ特大の1発,2番打者のベッツが左中間にこれまた1発,さらに3番打者のフリーマンが右中間に特大の1発ときたもんです。私も歴史の証人になってしまいました(笑)。
ベッツも左手の骨折から復帰して見事なプレーを再開しておりますが,ベッツは幽霊の存在を極度に恐れているようです(笑)。ミルウォーキー・ブルワーズと対戦する時は,ドジャースの選手はチーム宿泊先として「ザ・フィスターホテル」に滞在することになっているのですが,ベッツはこのホテルでの宿泊を拒否しました。というのも,このホテルはかねてから幽霊が出るという噂があったからです(笑)。
あるトーク番組で,幽霊を極度に恐れるベッツは「(部屋に)お化けがいると知れば、私は完全に正気を失ってしまう。そして、死ぬまでの間ずっと精神的に傷を負うことになる。」と発言しているくらいです。誰だって幽霊は怖いに決まっていますが,幽霊怖さに遠征の際のチーム宿泊先ホテルへの宿泊を拒否するとは,ベッツも可愛いところがありますね。
それにしてもMLBでプレーしている選手は本当に所かまわず唾を吐きますね。これには違和感を覚えます。バッターボックスでも唾を吐きますので,キャッチャーは嫌ではないかと思ったりしますが,そのキャッチャーだってバッターの時などに唾を吐いたりしますので,気にしてないのかもしれません。選手が唾を吐くのはしょっちゅうで,これは文化,慣習なのかもしれません(笑)。私は唾を吐くシーンを見るのは不愉快ですが・・・。
でも,さきほどの本塁打3連発のしんがりを務めたフリーマンはいつ見ても紳士的な態度の選手です。また,プレーぶりをみても人格者だなという印象ですね。幼いころに亡くした愛する母親の生前の言いつけどおり,彼はプレー中に決してグラウンドなどで唾を吐いたりはしません。