本当にいいんですか・・・本当に(その1)
「後悔先に立たず」・・・この諺の意味は,「何かしてしまった後で悔やんでも,もうすでに取り返しがつかないこと,したがって,後で悔やまないように,事前に熟考すべきであること」です。
自由民主党総裁選には雨後のタケノコのように次から次に立候補者が出てきますが,マスゴミと言われている報道機関の報道内容ではどうやら1回目の選挙では過半数に届く者がおらず,小泉進次郎と石破茂が決選投票に臨むだろうということが有力視され,特に小泉進次郎が菅義偉らの後ろ盾であろうことか日本国の宰相になるだろうと予想されています。
本当にいいんですか,本当にそれで(笑)。事は事実上日本国の首相を決めてしまう選挙ですよ。誠に失礼ながら,小泉進次郎にそれだけの資質,能力,愛国心があるとは到底思えないのです。彼はどうやらマーケティングのプロと契約しているようで,どのように振る舞い,どのように発言すれば見栄えが良く,大衆に受けるだろうということしか考えていない,国会議員になって相当時間が経っているのに,反原発・太陽光パネルなど再エネ推進原理主義者であることは推測できるものの,現在日本国が抱えている諸問題に対する政策研究,勉強をしているとは思えないのです。
先の出馬会見においても,小泉進次郎はほぼ原稿を棒読みで,自分の言葉,自分の頭で考えた上で発言していません。質疑応答だって,どうやら事前に会見場に出席する記者らから質問を受け付けて,配席まで決め(指名し易いようにどの記者がどこに座っているか分かる),事前に受け付けた質問に対する回答を用意して付箋を付け,さらにはそのような事前準備資料を用意していたことなどが外部から分からないように机を高い柵で覆っている(笑)。マーケティングのプロと契約しているだけあって,どのように振る舞い,どのように発言すれば見栄えが良く,大衆に受けるだろうということしか考えていない。最後にフリーの記者からの失礼な質問に対する「見事な」受け答えも,およそ想定問答の範囲内だったでしょう。
私が深く嘆いているのは,自民党国会議員の情けなさです。政治家としての志のなさです。要するに,間近に迫っているであろう総選挙に向けて,誰を総裁に選べば自民党の「顔」として「刷新感」と「感じの良さ」があり,次の選挙で自分が当選できるかということしか考えていないという絶望感です。政治家として身を立てているのであれば,何よりも国家や国民のためにどうするのが一番良いのかを考えて行動しろということです。