くどいようですが,私は元気です(笑)。ダメかもしれないのはわが日本国です。巷間,もう既にさんざん言われていますが,石破茂のAPEC(アジア太平洋経済協力会議)やG20(金融・世界経済に関する首脳会合)での数々の見苦しい外交マナー違反は,控えめな表現をしても「日本の恥」と言わざるを得ません。実際にその映像を目にして恥ずかしく,とても情けない気持になりました。
外交デビュー,そして諸外国の首脳と懇親を深める格好のチャンスなのに,着席して一人ポツンとスマホをいじったり,カナダーのトルドー首相ら数名の首脳がわざわざ席まで来て握手,挨拶をしているのに,あろうことか座ったままで偉そうに握手したり,ペルー・リマでの歓迎の記念式典では,腕を組んだままで例の三白眼であちこちを睨みつけ,仏頂面で臨んだり・・・,恥ずかしいったらありゃしない(笑)。いや,笑いごとではありません。日本国の首相のこのような振る舞いが全世界に配信される訳ですから,やはり日本国の恥なのです。ただでさえ見てくれが悪いというハンディを負っているのですから,せめてマナーを弁えてスマートかつ愛想よく振舞わなければなりません。
私だって着席中に挨拶に来られたら,どの人に対しても起立して応じる一般常識はそなえております。それに腕組みというのは,海外では拒絶的な合図,すなわち「私はあなたを受けいれません。」という意思表示を意味し,それをこともあろうに歓迎式典の時に行うのですから最悪ですと,評論家の高橋洋一氏は言っております。しかも,記念撮影にも遅刻し,歓迎夕食会も早々にその場を辞去し部屋に戻ったとも言われています。要するに人づきあいが苦手で,外交下手,その面では引き籠り体質なんでしょうね。でもそれではダメでしょう。首相としての資質,能力に欠けます。こんな人がトランプ次期アメリカ大統領とどのように付き合っていくのでしょうか(笑)。ケミストリーが合わないのでは。
会議前のスマホいじりもそうですし,パーティーも「壁の花」状態(要するにみんなに溶け込めないで,会場(壁)で孤立している様子)。石破という人は英会話がまともにできないということですから,どうしてもそうなってしまうのでしょうね。
でも考えてみてください。彼は父親から票田を引き継いで,29歳で衆議院議員になり(鳥取1区),以来衆議院議員13期を数え,38年間も議員生活をしているのですよ。高額な議員歳費も得ているのですから,将来に備え,ネイティブの教師を雇って2~3年間みっちりと英会話を習得する時間とお金は十分にあったはずです。
要するにこれまでは自民党の中では「党内野党」として批判ばかり繰り広げていればよかったのに(責任はとらなくてよい),総裁選で岸田文雄というこれまた無責任な人間が余計なことをして,「あれっ,本当に総裁になっちゃった・・・・。」という感じで,ひいては日本国の首相になってしまったものですから,石破氏本人も今ではどうしたらよいのか困惑しているというのが実情なのでしょう。
あれっ?ちょっと言い過ぎましたかね(笑)。でも本当にこの人の今回の外交面での恥ずかしい振る舞いに,一有権者,一納税者として腹に据えかねていて,ついつい筆がすべってしまいました(笑)。