雑 感
もうこの年齢になりますと,私も2つの医療機関で定期的な検査,診察を受けております。いやもう,年を取るとろくなことがありませんね(笑)。
最近ちょっと気になるのは,採血の時に肘関節の内側の血管が出にくく,ゴムバンドを締めて親指を内側に包み込むようにしても看護師さんを手こずらせることが多くなったのです。最終的には手に近い血管に針を刺すことも少なくないのです(この部位は結構痛い)。何でだろう,元気がなくなっているのかしらん(笑)。
それにしても,採血の技術の巧拙は,看護師さんの世界でも結構差がありますね。上手な人は本当に上手,あまり痛くないのです。名古屋大学医学部附属病院(名大病院)の2階には中央採血室という空間があるのですが,ここで採血を受けるときにストレスを感じたことはありません。皆さんすごく採血が上手なのです。そんなに苦労せずにターゲットとなる血管を見つけてくれるのです。大したものです。
採血といえば,私なんかもう慣れっこになってそれほど苦痛ではありませんが,注射針がダメな人は本当にダメなんだそうですね。先端恐怖症というのでしょうか,注射針やナイフ,はさみ,つまようじなどの尖った物体に対して極度の恐怖や不安を感じる特定の恐怖症を有する人がいます。かつて私の娘から聞いた話ですが,職場の定期健康診断の採血の際,20歳代の女性で本当に泣いてしまう人がいたそうです(マジ泣き)。何か可愛らしくていじらしい感じもしますが(笑),本人にとってはとても深刻なことなのでしょうね。
恐怖症といえば,相当以前に一緒に仕事をしたことのある弁護士の先生(私より14歳ほど年上)は,閉所恐怖症だと自ら仰っていました。すごく幼い時に家で友達と一緒に遊んでいた際,ふざけて布団をかぶせられ,ちょっとの間外に出られない状態にされた時の恐怖がトラウマになり,それ以来閉所恐怖症になってしまったそうなのです。
それは何か分かるような気がします。閉所でかなり狭い空間に身を置くというのは確かに嫌な感じですね。その先生は,かつて事務所の慰安旅行でオーストラリアに行き,グラスボートに乗った時,途中で気分が悪くなり何か気がおかしくなった経験があったそうですし,普段もできるだけ飛行機の移動は避けておられました。グラスボートにしても飛行機にしても,自分の力では外に脱出することはできませんし,じっと我慢するしかありませんからね(笑)。
またまたとりとめのない話に終始してしまいました。仕事に戻ります(笑)。