前にもこのブログで告白したことがあるが,平日の場合,朝ご飯を食べたら,テレビのスイッチを入れ,午前7時15分から約10分間,NHK教育テレビで「ぜんまいざむらい」を鑑賞する。これが日課となっている。最近これを欠かしたという記憶は全くない。
それにしても思うのだが,よくできたアニメである。番組の冒頭に企画とキャラクターデザインのスタッフの記載がでてくるが,尊敬しちゃう。からくり大江戸という時代設定で,どのキャラクターも印象深いし,面白いのである。最近特にお気に入りなのは,「豆丸」と「かみちよねーさん」である。
豆丸はビジュアル的にもかわいいし,「・・・・でござる。」,「・・・・・でござるよー。」という語尾と言葉遣いと声が好きである。ぜんまいざむらいを尊敬しているところはよく分かるし,いつも彼と同じ正義感,義理堅さで行動している。ある回のお話では,豆丸が日本全国から選ばれた忍者養成候補として修行のために遠方に旅立ってしまうことになった。でも,豆丸が船に乗って涙の別れに臨んだ土壇場で,修行の招待状の名宛人が「豆丸」ではなくて「伊豆丸」であったことが判明し,ズッこける落ちであった。何だかホッとした。僕はこの落ちがあるまで,そうかぁ,豆丸ってエリートだったんだと見直す反面,当分豆丸と会えなくなるのだろうかと寂しくなってしまったからだ。また,ある回では,豆丸が流れ星に向かって「おねしょが治りますように!」と早口で願を掛けていた。とても健気で,愛すべきキャラである。
かみちよねーさんは,何よりも色っぽくてセクシーである。美人の部類に属することは間違いなく,僕はとても好きである。かみちよねーさんが登場すると大抵はかみちよねーさんだけに見入ってしまう。彼女は,月に2回,寺子屋で千代紙を教えたり,時には占い箱で占いをしている。出自や境遇は謎に包まれているが,かつて江戸にはこういう女性がきっと存在したと思うのだ。