僕の誕生日は6月6日だから,ぞろ目である。今日は2月22日で,僕の結婚記念日である。これもぞろ目といえばぞろ目である。それに今日は平成22年2月22日と,見事に2が並んでいる。「22-2-22」という記念すべき印字のある乗車券を求める人も多いと思う。
僕の結婚記念日がなぜ2月22日になったかというと,この日は大好きなショパンの誕生日だったからである。その頃に結婚することになっていたので,それじゃあせっかくだからショパンの誕生日に合わせてみようと思ったのである。ショパンの誕生日としては3月1日説もある。でも僕が子供の頃に読んだ伝記では2月22日になっていたし,その後の文献でも2月22日とされているものが多かったと思う。
そういう訳で,久し振りにショパンの「子守歌」を聴いてみた。癒される曲である。小学生の時に初めてこの曲を聴いた際には,正直いって「変なメロディーだな。」と思った。人口に膾炙し,分かりやすいメロディーのモーツァルト,シューベルト,ブラームスのそれぞれの「子守歌」とは少し感じが違う。でも,改めて聴いてみるとこのショパンの「子守歌」もとても優しくて,佳い曲である。さきほど挙げたいくつかの「子守歌」の中では,ブラームスの「子守歌」が一番好きである。このメロディーは,どことなく同じブラームスのワルツ集(作品39)の第15番目のワルツ(変イ長調)のメロディーに似ている。これは佳い曲である。
話を元に戻すと,今年はショパン生誕200年である。今年も4~5月の連休中に東京国際フォーラムなどでは「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン(熱狂の日)音楽祭2010」が開催される。今年のテーマは「ショパンの宇宙」だそうだ。生誕200年を記念してのことであろう。去年もこの催しでバッハのミサ曲ロ短調を家族で聴きに行った。今年も,もしその頃の暮らし向きが良ければ行ってみたい。