ホントに,呆れかえるほどの暑さですね。気温観測史上の日本記録を連日競い合って,一体どうしようというのでしょうか(笑)。でもこの酷暑はどうやら日本だけの現象ではないようで,アメリカのカリフォルニア州のある町では52度,ノルウェーやフィンランドなどの北極圏でも33度を記録しているようです。
夏の暑さといえば,昨日の産経新聞のコラム「産経抄」では,芥川龍之介のことについて触れていました。それによると芥川龍之介は,昭和2年の今日(7月24日)の早朝に大量の睡眠薬を飲んで自死に至りました。35年4か月の短い生涯だったわけですが,「将来に対する唯ぼんやりした不安」という有名な言葉を残しております。
昔,確かNHKのラジオ番組で「朗読の時間」というのがあったと思うのですが,当時高校生だった私は,たまたまその番組で内田百閒の文章を耳にして,味わいの深い,とても面白い文章を書く作家だなと感心したことがありました。その内田百閒は芥川龍之介の友人で,龍之介が亡くなる2日前に本人に会っています。
内田百閒は,龍之介の自殺の原因について,「あんまり暑いので、腹を立てて死んだのだろうと私は考えた。」と書いたそうな。そして,芥川賞を創設した菊池寛は,「年毎の二十四日の暑さ哉」と追悼の句を詠んだのです。なお,菊池寛の人間的な面白さについては,このブログの2017年6月9日の記事をご覧ください(笑)。
さてさて,話はガラッと変わりますが,去る22日には豊田スタジアムで名古屋グランパス対サンフレッチェ広島の試合を間近で観てまいりました。顧問先のありがたいご配慮で,メインスタンドの特等席でした。現在首位のサンフレッチェと,最下位のグランパスの戦いです。
W杯の中断中に,グランパスは少しは修正,改善したのかとかすかな期待を抱いて観戦していたのですが。やはりダメでした(笑)。①相変わらず寄せが甘く,相手に自由奔放にパスやクロスを上げさせており,②サイドチェンジというものを知らないのかと思うほど,グラウンドを狭くしか使えないし,③攻撃が単調(相手は至って守りやすい,恐怖を感じない)でした。
この日のフォーメーションは4-2-4という前がかりで超攻撃的な布陣でしたが,ほとんど機能していませんでした。中盤がスカスカで,概ね相手チームに制圧されていたと言っても過言ではありません。味方のFW4人が相手ディフェンスの最終ラインにベッタリ張り付いていても,中盤から効果的なパスが供給されないのではどうしようもないでしょう(笑)。それもそのはず,4-2-4で中盤はスカスカですから・・・。
この試合,0-0のスコアレスドローでグランパスは首位広島を相手に勝ち点1をゲットしたのではありますが,未だ光明見いだせずという試合でした。それにしても,ランゲラックというグランパスのゴールキーパーは素晴らしい。彼の働きがなければ,0-2くらいで負けていたのではないかと思います。
ああ,・・・今日は,この辺で。