最近ゴルフの調子がいまいちである。ここんとこのスコアがどれくらいかは,とても恥ずかしくて言えるものではない。確かに回数は減ったし,昔は週1ペースで打ちっ放しの練習場にもいそいそと通っていたのが,最近ではそれもあまりないから,下手になったのかなぁ・・・。まあでも,気が置けない友達と緑の中を歩いたり走り回ったりしていると,とても楽しいものである。
これはあまり脈絡はないのだが,ゴルフついでに告白すると,僕は雨の日に傘をさしながらゴルフ場のフェアウェイを歩いていると,決まって「あめふりくまのこ」のメロディーが頭に浮かんでくるのだ(ほとんど例外なく!)。子供のころ,NHKの「みんなの歌」か何かの番組でこの曲を耳にして以来大好きな曲なのである。先日,カラオケに行った時,「まさかある訳ないよな」と,だめもとでこの曲を探していたら,何と,見つかってしまった。僕は矢も楯もたまらず,思わず歌ってしまった。同席の人たちは「困った人だな。」といったような顔をしていた(要するに失笑を買ってしまったという感じ)。でも本当にこれは佳い曲で,何か懐かしい感じがするのだ。
弁護士としては依頼者のため一生懸命に誠実に仕事をしなければならないのは勿論であるが,人間として生まれてきた以上,一生懸命に遊びもしなければならない。僕は,「梁塵秘抄」(巻第二 四句神歌 雑)の中の次の歌がとても,とても好きだ!
「遊びをせんとや生まれけむ 戯れせんとや生まれけん
遊ぶ子供の声きけば 我が身さえこそ動(ゆる)がるれ」
この曲の大意については,遊女が子供の声を聞いて自分の罪深さを嘆いているのだという解釈もあるにはあるが,僕は,文字通りの意味,つまり純粋に一人の人間として遊びに興じている無邪気な子供の声に触発されて,自分の体も思わず動いてしまう,一緒に遊びたくなってしまうというような心情を歌ったのではないかと思う。
僕の子供の頃も,草野球,ビー玉,缶蹴り,ハンドベースボールなど,日が暮れる直前まで時間も忘れて(時にはその日にいっぱい出された宿題の存在も忘れて),頭がからっぽの状態でひたすら遊んでいたものだ。やっぱ,人間は「遊びをせんとや生まれけむ」だ。歳をとってもいつまでも遊びごころを忘れずにいたいと思う。
それにしても内容散漫な本日のブログであることよ。