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弁護士ブログ

2021/05/15

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標題が「雑感」とはいえ,何から語り始めてよいのか分かりません(笑)。でも一つ言えることは,昨夜の菅首相の記者会見の模様を見ていて,本当に情けなくなったということです。彼は「国家観なき実務家」に過ぎません。

 

魚の死んだような目をして,官僚が作成した回答原稿を読んで,「国民の安全,安心,命を守り抜く」みたいな空虚な発言を繰り返し,言葉に窮したら隣にいる政府分科会の尾身会長に縋りつく・・・。

 

新型コロナウイルス感染拡大への対策が喫緊の課題になってから十分な時間がありながら,感染拡大に対する有効な手立てもなく,早期のワクチン確保にも失敗,医療崩壊,厳重な防疫をせずに変異株まで蔓延させ,最近ではインド変異株の感染者まで見つかる始末です。

 

端的に申しますと,新型コロナウイルス対策,経済対策を総合的に統括する司令塔がいないのです。日露戦争,旅順攻囲戦で陣頭指揮を執り,203高地を奪還した児玉源太郎(満州軍総参謀長,「百年に一人の戦略家」)のような人物がいないのです。

 

もはや宗教みたいな「財政規律教」を護持する財務省に洗脳され,中途半端な政策しか取れず,はや第4波を招きました。厳格な防疫を前提として,短期集中型のロックダウン,大幅な財政出動(給付,補償など)をしなければならない状況なのではと思っております。

 

もうかなり前の産経新聞の田村秀男さんの「経済正解」というコラムでは興味深いことが書かれていました。「政府債務は財政出動の障害ではない」という自分の記事のコピーを米国在住の浜田宏一エール大名誉教授に電子メールで送ったら,同教授から「政府債務のこと100%同感です。未来世代の厚生は国全体の生産能力にかかっているので政府の財務状態によるのではないというラーナーの直観が忘れられていると思います」との返信が田村秀男さんになされたとのことです。

 

ラーナーは1903年生まれ,1982年に亡くなったケインズ派経済学の大家で,政府の財政政策は完全雇用と物価の安定の実現を優先すべきで,財政出動拡大が公的債務を増やそうとも気にすべきではないと論じています。

 

米国のジャネット・イエレン新財務長官は就任に際し,均衡財政論を排し,「政府は債務水準にこだわらず,大きな行動をとることこそが重要だ。パンデミックによる打撃に対する必要な措置を避けると,財政を赤字にしてもやるべきことをやる場合より,悪い状況に陥る公算が大きい」と論じています。国際通貨基金(IMF)にもこれまでの立場に対する反省の機運があるようです。ギリシャ危機の際,IMF主任エコノミストだったブランシャール氏は最近,「危機に見舞われ総需要が弱い局面では財政出動の有効性は際立っている」と論じるようになったとのこと。

 

積極的な財政出動だけでなく,減税もお願いしたい。「よし分かった!今年は消費税を納めなくてもいい!」と政府が言ってくれるなら少しは見直すのに(笑)。

 

「すべて世は事もなし」という訳にはいきませんが,昨日の朝,我が家のベランダに本当にかわいい2匹のスズメがやって来ました。それを発見したカミさんが慌ててスマホで撮影しようとガラス越しに近づいたら,1匹が逃げてしまいました。かわいいスズメを何とか撮影しようとしているカミさんは鬼気迫る迫力があり,姿を隠したり位置を変えたりと必死です(笑)。結局は残りの1匹にも逃げられ,撮影失敗。しかし,カミさんの姿を傍から見ている方がよっぽど笑えて来ます。刑事もののドラマを見ていても,相変わらず感情移入してヒロインと一緒に頷いていますし(笑)。横目でそれを見ている方が笑えます。

 

ただ,私は以前このブログでも書きましたが,スズメという動物が大好きで大好きで・・・。こんなにかわいい存在もありません。木村緑平という人も同じで,このブログでも紹介しました(2015年10月29日に書いたやつです。)。よかったら読んでみてください。

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