今はシーズン・オフだから仕方ありませんが,テレビ中継などでドジャースの大谷翔平選手が派手に活躍する場面を目にすることができず,少し寂しい感じがいたします。大谷選手などは心から応援したい選手ですね。私などは彼とは全く縁もゆかりもありませんが,MLB(メジャーリーグベースボール)で弾丸ライナーのような本塁打など派手に活躍し,球場内のファンからは勿論,チームメートなどから熱狂的な歓声や祝福を浴びる場面を見ますと何やら同じ日本人として誇らしい気がしてくるのです。朝食時にうちのカミさんに「今日は休肝日ね。」と宣言しても,その日の試合で大谷選手が本塁打を記録すると,夜にはあっさりと撤回してやはり嬉しくて晩酌してしまうのです。
さて,ストーブリーグというのは,プロ野球のオフシーズンを意味し,冬の寒い時期にファンが暖かいストーブの周りに集まって好きな野球チームや選手について語り合うイメージからこのように呼ばれるようになったそうです。また,これはシーズンとシーズンの間に相次いで行われる大リーグの選手の取引(契約更改,トレード,フリーエージェント等)を意味する言葉でもあります。
ところで,今冬のストーブリーグで最も話題になったのは,ヤンキースのフアン・ソト外野手でしょう。ヤンキースに残るのか,それとも同じニューヨークのライバルであるメッツに移籍するのか,はたまたドジャースが獲得するのか・・・。結局,この26歳の若者はニューヨーク・メッツとの間で15年総額7億6500万ドル(約1147億円)の契約を結びました。昨年の大谷選手のそれを上回る金額です。
実は私は内心,ドジャースがソト選手を獲得しなければいいがなと思っておりました(笑)。この選手の実績や将来性は申し分ないにしても,何となく彼はドジャースの雰囲気には合わないのではないかと思っていましたし,打席中の相手投手に対する挑発的,威圧的な振る舞いや表情,不敵な笑いを不愉快に感じていたからです。やはりドジャースには同じ外野手のムードメーカーであるテオスカー・フェルナンデスに残留して欲しいと思います。契約まであと少しのところに来ていると思いますし,何よりもテオスカーも残留を強く希望しているはずです。
それとロッテをあのように強引な形で退団することになった佐々木郎希投手の移籍先についても,このストーブリーグ中の話題の一つですね。ドジャースが佐々木選手を獲得するのではないかとも噂されています。私は大谷選手を応援していることもあり,メジャーリーグ30球団のうちやはりドジャースをダントツに応援しています。「お前も本当に性格が悪いな。器が小さいな。」と非難されそうですが,私はどうしても佐々木選手には好感が持てず,したがって応援する気にはなれず,できればドジャースはこの選手を獲得しないで欲しいと思っています(笑)。
何となくロッテは踏み台にされたという感じがあり,佐々木選手の我儘が通ってしまった印象があるのです。それに契約交渉時に出しゃばってきたお母さんや電通との契約,メジャー進出までに肩や肘を温存するかのように故障や違和感を訴えて登板を回避したり,とてもチームに貢献したとはいえず,所属するロッテをさんざん悩ませたと思うのです。日ハムの大谷,オリックスの山本がともに文句のない実績でチームに貢献し,所属チームやチームメートから心から祝福されてメジャーリーグに羽ばたいて行った状況とは明らかに異なります。
さてさて,来シーズンの開幕が待ち遠しいですね。大谷選手はポストシーズン末期の左肩亜脱臼と手術は残念であり,現在は可動域を広げるためのリハビリ中で,未だバットを振ることができないのが心配ですが,投球練習は順調のようです。
来シーズンの開幕は令和7年3月18日と19日,東京ドームでドジャース対カブス戦が行われます。ああ,本当にチケットが欲しいなあ(笑)。チケットが入手出来たらどんなにか幸せだろう。昼間に鈴本演芸場で助六寿司とビールをいただきながら落語を楽しみ,その足で東京ドームでドジャースの開幕戦をビールとともに楽しむなんてことができたら,もう死んでもいいとは言いませんが(笑),本当に幸せだろうなあ。でも,ネット情報によるとチケット購入の待機者たるや東京ドームのキャパを大幅に超える30万人だと(笑)。だったら,もう諦めてテレビの前で裂きイカを肴にビールをいただきながら観戦するにしくはなし。