女子サッカーの日本代表の活躍ぶりは素晴らしいと思います。我々に勇気を与えてくれます。ドイツで行われているFIFA女子サッカーW杯で,わが日本代表が準決勝でスウェーデンを3-1で破り,決勝進出を決めたのです。
キャプテンであるMFの澤穂希選手の活躍が素晴らしかったのはもちろんですが,FWの川澄奈穂美選手のプレーが誠に素晴らしかったと思います。特に川澄選手がゲットした3点目のゴールは芸術的で,スキルの高さを感じます。空中でワントラップして即座に相手GKが前に出すぎているのを見計らってループ気味に絶妙のシュートを放ち,見事にゴールネットを揺らしたのです。これで勝利を決定付けました。
それにしても私は気づいたのですが,このなでしこジャパンの微笑ましさは,味方選手がゴールを決めると全員が無邪気に全身で喜びを表し,ゴールを決めた選手は味方選手に自ら飛んで抱っこされ,受け手の選手はその選手を抱っこしたまま,少し高い位置で祝福を与えるのです(笑)。皆さんも,例えば澤選手が抱っこされて高い位置でガッツポーズをしているシーンを思い出すでしょう。それに,日本の選手はみんな愛嬌があって可愛いですね。
さて,この対スウェーデン戦では,視聴者としての私はまたしても卑怯なまねをしてしまいました。前半を1-1で折り返した時点で,もう見ていられなくてテレビのスイッチを消して仮眠状態に入ったのです。そして,試合が終わったと思われる時間になって恐る恐るテレビのスイッチをつけ,3-1での日本勝利の情報に接したのです。本当に私は小心者で,卑怯な男です(笑)。
さて,決勝の相手は世界ランク1位のアメリカです。順当と言えば順当な相手ですが,これまで日本女子はアメリカに勝ったことがありません。セットプレーからの高い位置でのヘディングに気をつけて欲しいと思います。でも,今や今大会の日本代表のプレーぶりは,ヨーロッパで高く評価されております。日本は日本の特徴を生かして技術とスピードで勝負してください。結果はともかくとして,全力で良い試合をしていただきたいものです。