あのオーディションを経て入団した合唱団。バッハの「マタイ受難曲」演奏の一翼を担いたい一心で,けっこう一生懸命に頑張っております。毎週火曜日の夜に練習があり,週によっては金曜日の夜の練習もあり,月に最低1回は日曜日の練習もあります。仕事を終えての夜の練習が終わると,空腹感と疲れでヘトヘトです。
でも,ソプラノ,アルト,テノール,バス(このうちの一人が私)の4声部が合わさった時の響きはたまりません。精緻で崇高な音楽。ますますバッハの凄さを痛感します。あれっ?今日のブログは,なぜか「ですます」調になっております。仕事と練習を終えてから,疲れた頭でこのブログを書いていますから,文体までいつもと変わっております(笑)。
ところで,今日仕入れた情報によると,バッハが当時食べていたある日のメニューの中に,ある魚料理のアンチョビバターソースというのがあった。今から270年以上も前に,私が心から崇拝するバッハが,アンチョビを口にしていたというのだ。意外だったし,何か嬉しい気もする。というのも,僕もアンチョビが大好き。ある料理研究家のレシピに,ご飯をニンニクとアンチョビで炒め,これにトマト,香草(イタリアンパセリのようなもの),マッシュルームなどを加えて作るアンチョビライスというのがあって,これがひじょーに美味い。アンチョビというのは,これはむしろ調味料ではないだろうか。それもとても優秀な。
なお,ついでに言うと,イカの塩辛もいい。イカの塩辛を使ったご飯の炒め物やパスタもとても美味い。アンチョビは世界的にも有名だが,実はイカの塩辛もこれに劣らず,我が日本が世界に誇る非常に優秀な調味料なのではないかと思う。あれっ,いつのまにか,「ですます」調からいつもの文体に戻っていた。