「日本を、取り戻す。」というのは,今回の総選挙に当たって自由民主党が採用したキャッチフレーズでしたね。本当に,着実に取り戻して欲しいと思っております。「まるで異民族に支配されてきたかのような」この3年3か月でしたからね(笑)。
こんな私のブログでも,言い過ぎれば公職選挙法違反のおそれもありましたので,ここ当分の間は静かにしておりました(笑)。今回の総選挙で,自由民主党は294議席を獲得しました。民主党政権という「異民族のような支配」から脱却し,正に日本を再生させるためには是非とも必要不可欠な議席数でした。本当はもう少し欲しかったのですが・・・。
それにしても,民放の選挙速報をハシゴしておりましてつくづく思いましたのは,マスコミというのはなぜあんなに酷いのでしょうか。近い将来成立するであろう安倍政権を早くもバッシングしております。中国や韓国の警戒的な反応をこれ見よがしに報道し,あたかも「安倍政権では危ないよ。ほら,中国様や韓国様もこんなに警戒しているでしょう?」と言いたげです。バカなマスコミ報道から垂れ流される情報を的確かつ賢明に選り分けるだけのリテラシー(能力)が国民に要求されています。
確かに今回の選択は,結果的に最善だったと思うのですが,比例代表においてはいわゆる無党派層の票のかなりの部分が「日本維新の会」に流れている実態に愕然としました。さすがに「卒原発」と「子ども手当」が票に結びつくといった魂胆で有権者をばかにし切った「日本未来の党」のいかがわしさには,有権者も気付いたのでしょうが,「日本維新の会」に流れた「ふわっとした民意」の存在は恐ろしいと思いました。「何だか分からないけど,何かやってくれそう。」という安易な気持ちで投票行動に移るいわゆる「B層」的な存在が厳然としてあるのです。怖いと思います。次の参議院議員選挙までの間に石原さんと橋下という人物とが「離婚」するのを願っております。維新で当選した中山成彬さんや西村眞悟さんらは,いずれ自由民主党に移りなさい(笑)。
故中川昭一さんの配偶者で,このたび夫の遺志を継いで出馬した中川郁子さんの当選は見事であり,大変良かったと思います。私も長いこと生きておりますが,ある政治家の訃報に接して涙が流れてきてしまったのは,この故中川昭一さんという立派な政治家の時だけでした。国士といってもいいし,能力が非常に高く,何よりも愛国心がありました。経済産業大臣や財務大臣の時代に彼が行った仕事は本当に素晴らしいものでした。麻生太郎や中川昭一,安倍晋三という人材こそが日本を背負って立つべきなのです。中川昭一という得難い人材を喪ったことは痛恨の極みです。彼を死に追いやったのは,酷いマスコミと一部の全く国益というものを考えない財務官僚その他の連中だと思っております。
さてさて,自由民主党の安倍晋三総裁は,当面は盤石の組閣人事の構想練りと,将来の日銀総裁人事構想でしょうね。安倍総裁は早速にアメリカのイェール大学教授で国際金融論の泰斗である浜田宏一氏を内閣官房参与に起用する方針を固めました。着々と手を打ってくれております。何よりも14,5年も続くデフレ経済を脱却し,名目GDPを増やし,ひては税収を増やしていき,日本人と日本企業を元気にしていかなければなりません。
昨日は嬉しくて嬉しくて晩酌の量がいつもより多くなってしまいましたが,今この時期にはやはり自由民主党でなければだめなのだとつくづく思いました。何よりも人材が豊富ですし,経験と実務能力があります。そしてさらに一つだけ指摘しますと,今回の総選挙ではいろんな政党がいろんな政策をアピールしておりましたが,「教育の再生」に言及した政党が自由民主党以外にあったでしょうか。私自身が常日頃思っておりますのは,国家の存立のためには「教育の再生」こそが極めて重要だということです。民主党のような政党は「高等学校授業料無償化」というバラマキのようなことはやりますが,教育のあり方や内容そのものについては全く言及せず,かえって「心のノート」のようなものを廃止しております。こういった意味でも,「教育の再生」を訴えた自由民主党こそ信頼に値すると思っているのです。