「爆弾低気圧」だなんで表現されておりますが,本当に寒くなりましたし,北海道やその他の日本海側の降雪量が心配です。また,年末にかけて私もやることがいっぱいで,とても忙しい状態です。風邪などひかずに何とか乗り切りたいと思います。
さて,第47回衆議院議員選挙が終わりましたね。公示から投票までの間,私もこのブログでは完全に沈黙し,大人しくしておりました。めったなことを書いて,公職選挙法違反で逮捕されてもいけませんからね(笑)。
マスコミの事前の予測結果があまりにもすごいので,私も自民党が317を超えるのではないか,ようやく公明党と縁を切ることができるのか,懸案の憲法改正についてはとにかく手続規定の96条だけでも改正できるんじゃないかなどと密かに期待していたのですが,さすがにそれはかないませんでした。
毎日新聞やその他の反日マスコミなどは,投票率が低いから安倍内閣は決して信任された訳ではないなどと負け惜しみを言っておりますが,本気で今の政治がダメだと思っているのなら,投票しますもの。基本的には安倍内閣の仕事は有権者から一応の評価を受けているのではないでしょうか。
少なくとも例の3年3か月にわたった民主党の失政,閉塞状況,政権担当能力のなさについて,有権者は今でも決して許してはいなかったということだけは言えますね(笑)。本当に「まるで異民族に支配されていたかのような」悪夢の時代でしたからね(産経新聞の阿比留記者の言葉)。
また,維新の党の共同代表をやっている江田という人の演説には「(自民党の)一党独裁を許してはいけない」という表現がありました。本当にバカなことを言っています。思わず食べていたミカンの汁が口からこぼれてしまいました(笑)。一党独裁というのは中国共産党のような存在,政治システムのことを言うのです。中国人民には選挙権というものがありませんから,いつまでたっても制度的に中国共産党という悪の存在が蔓延り,一党独裁となっているのです。
一方,日本は表現の自由も,選挙権もあります。時の政権を倒そうと思えば投票行動でいつでも倒せるのです。江田という人が「一党独裁」などとバカなことを言ってはいますが,制度的に政権を担う機会が保障されているのに,自分たちが不甲斐ないからそれができないでいるだけで,制度に問題がある訳ではありません。要するに自分たちの能力不足の結果を「一党独裁」と言っているだけなのです。
さて,次世代の党の立候補者には本当に政治家として高い識見と,確たる国家観と愛国心を有している立派な方々が多くいらしたのに,2議席しか獲得できなかったのは非常に残念です。次世代の党の政策は多くの部分で自民党のそれと一致しているのですが,私がふと感じましたのは,少なからぬ有権者が内心では次世代の党の政策に共鳴しつつも,自分が投ずる票が結果として「死票」となってしまうことを恐れ,結局は自民党に投票してしまう傾向があるのではないかということです。いっそのこと,平沼赳夫先生も,そして今回落選した立派な候補者(中山成彬,三宅博,山田宏などなど)も自民党に入って政治活動をすればよいのにと思います。