やるべきことが多く,土曜日も事務所へ出勤です。それなのに,徒歩出勤の途中で悲惨な目に遭ってしまいました。カラスとおぼしき鳥から糞の空爆を受けてしまったのです。
昼に食べようと,コンビニで美味しそうなカスタードクリームパンとレーズン入りのロールパンを買って白のビニール袋に入れて歩いておりましたところ,バサッと音がして袋を見てみますと,袋の内外に鳥の糞が飛散しておりました。悲惨です(笑)。辛うじてスーツは大丈夫でしたが,かばんと靴の一部にも白っぽいものが付着していました。やはり悲惨です(爆笑)。生産者と製造者には誠に申し訳ないのですが,パンは廃棄しました。これはどうにも転用することができないのです。気分直しに,昼はパンとは似ても似つかないものを美味しくいただきたいと存じます。
さて,昨日はバッハの教会カンタータ第51番のことを書きましたが,これに続く第52番「偽りの世よ、われは汝に頼まず」もこれまた素晴らしい曲です。その第1曲はシンフォニアで,この曲はブランデンブルク協奏曲第1番の第1楽章と同じ音楽です。これをパロディー(転用)と呼びます。バッハの場合にはこの転用が結構出てきます。無理もありません。ライプツィヒに移ってからは多忙かつ激務でしたから,このケーテン自体に作曲した傑作を転用し,カンタータ第52番冒頭のシンフォニアとして配曲したのでしょう。
話は突如として変わりますが,今朝の産経新聞には葛城奈海という女性のコラム記事が掲載されていました。この方は愛国心の強い,女性ながら国士と呼ぶべき人で,その言説には共感を覚えます。その記事には,かつて尖閣諸島購入のために石原慎太郎元都知事の声かけで集まった約14億円の浄財が,その後の尖閣諸島国有化によって未だに宙に浮いたままだそうです。
国際的な規範というものを理解できないか,あるいは理解しようとしないならず者で,しかも尖閣諸島への接近,領海侵犯を繰り返す中国(共産党)を毅然とした態度で牽制するため,葛城さんはこの宙に浮いた約14億円をやはり尖閣諸島の実効支配維持のために有効に転用すべきことを主張しておられました。全く同感です。