金曜日の晩,いつものように晩酌をしておりましたら,BS放送で辻井伸行さんの演奏などを紹介する番組が放送されていました。これはもうシリーズ化されているようで,今回は音楽の都ウィーンでのコンサートなどでした。本来ならば我が栄光の読売巨人軍の日本シリーズが見たかったのですが・・・(笑)。
「ウィーンの聴衆の心を震わせる」というようなサブタイトルが付いておりましたが,正にそのとおりです。素晴らしい演奏でした。思わず涙が出てきてしまいます。そしてどうしても盲目という要素が私の感動を倍加させてしまうのです。
曲目はプロコフィエフのピアノ協奏曲第3番でした。学生時代はマルタ・アルゲリッチのピアノ,クラウディオ・アバド指揮・ベルリンフィルハーモニー管弦楽団演奏の名盤でこの曲をよく聴いたものです(この盤はさらに贅沢に,ラヴェルのピアノ協奏曲とのカップリングでもありました)。それにしても辻井さんの演奏は,音楽的には耳の肥えた聴衆であるウィーンの人々にも大きな感動を与えたようです。聴衆はさすがに少し乙に澄ました面もあり,演奏終了後の熱狂的なスタンディングオベーションまではいきませんでしたが,それをしている人も少なからずいましたし,拍手も大きく,演奏後にインタビューを受けていた初老の女性などは涙を流していました。よほど感動したのでしょう。
感動と言えば,実はこの番組を見ながらの晩酌の前には,タイ古式マッサージに行ってきました。本当にいつも思うのですが,タイ古式マッサージは極楽にいるような気持ちの良さです。これまた感動ものです。世界で一番気持ちよいマッサージとも言われているほどです。その店は日本人スタッフばかりで,少しばかり値段の設定も高めですが,このマッサージを受けて後悔したことは一度もありません。元気になるし,リンパや血液の流れが改善するのを実感できます。
なお,やはりこれはどの店でもありがちなことではありましょうが,人によって施術,マッサージの巧拙や技術水準の違いは少なからずあります。私は以前は,「ご希望のスタッフはいらっしゃいますか?」と尋ねられても,「どなたでも。」と答えるようにしていたのですが,せっかく少し高い料金をお支払いしているのですから,最近では上手だなと思うスタッフを指名させていただいております。タイ古式マッサージ・・・,皆さんにも是非お薦めしたいです。