今日もとりとめのないお話をしますので,こういう時の表題は「雑感」となります(笑)。
いよいよMLBも開幕を迎えますね。わくわくドキドキです。ドジャースの勇士たちが,チャーター機で本日午後3時ころ羽田空港に降り立ちました。開幕戦は,ドジャース対カブス。私なんかいつでも東京に観戦に行く用意はあるにしても,そもそもチケットを手に入れることはできないだろうと最初から諦めました。ビールを飲むか,あるいは旬の甘夏あるいは八朔を食べながらのテレビ観戦です(笑)。
思い起こせば,昨年の今頃,大谷翔平選手は通訳の水原なる者に裏切られ,精神的に非常に辛い開幕を迎えましたね。本当に可哀そうでした。ドジャースに移籍したばかりの最初のシーズンでは40打席本塁打が出ませんでした。ようやく第1号が出た時なんか,涙が出ましたよ。シーズンが終わってみれば,54(本塁打)-59(盗塁)をやってのけるんですもの,本当に大した男です。
昨年の開幕戦のころのあるシーンを捉えた写真を今日見て,思わず目頭が熱くなってしまいました。ロッカールームを出た廊下で,後ろ姿ですが,同僚のフレディー・フリーマンが大谷と並んで,大谷の背中にそっと手をやり,傷心の彼に何やら言って優しく慰めている感動的なシーンです。いやあ,フリーマンって本当にいい奴だなあ・・・。
話は変わりますが,みなさんはわが日本が生んだ世界的数学者である岡潔という人をご存じですか。この人は,多変数解析函数論の分野における超難題「三大問題」を解決し,数学者として世界をあっと驚かせた偉大な人なのです(1978年没)。
でもこの岡潔という人は,数学の世界で圧倒的な業績をあげただけでなく,実は思想家としても多大な影響を及ぼした人です。いわゆるナンバースクールをはじめとした旧制高校での教育は,教養主義といいますか,文系,理系を問わず幅広い教養を身に着ける教育的土壌があったのですね。もう春という素晴らしい季節にもなりましたので,さきごろ「春宵十話」(岡潔著,角川ソフィア文庫)という本を読みました。
この本のタイトルは「春宵十話」というのですが,実はこの本には春宵十話というエッセイ,随筆だけではなく,その他の作品も含まれております。そのうちの「日本的情緒」という作品中のある箇所の文章にいたく感動しました。冒頭の一文が,「新しく来た人たちはこのくにのことをよく知らないらしいから、一度説明しておきたい。」で始まるので,学校の新入生か何かを対象とした講話なのかなと思います。いたく感動した文章の一部を以下に引用してみます。
「『白露に風の吹きしく秋の野はつらぬきとめぬ玉ぞ散りける』という歌があるが、くにの歴史の緒が切れると、それにつらぬかれて輝いていたこういった宝玉がばらばらに散りうせてしまうだろう、それが何としても惜しい。他の何物にかえても切らせてはならないのである。そこの人々が、ともになつかしむことのできる共通のいにしえを持つという強い心のつながりによって、たがいに結ばれているくには、しあわせだと思いませんか。ましてかような美しい歴史を持つくにに生まれたことを、うれしいとは思いませんか。歴史が美しいとはこういう意味なのである。」(同著61頁)
この本のカバー裏の部分に「日本の文化を培ってきたのは自然に根差した『情緒』であり、戦後急速に西欧化が進む中、その伝統と叡智が失われることに鋭い警鐘を鳴らす。」
私も常日頃同じような問題意識を有しておりまして,岡潔先生の指摘には本当に共感できるのです。無批判にグローバリズムを受け入れたり,既に西欧がその失敗に気づいて慌てて撤回しようとしている無軌道な移民政策には大反対です。私は,特に露骨な反日教育を徹底している国からの留学生などが,日本のアカデミズムの世界に浸透しようとしている現状を憂いていますし,社会不安をきたす外国人犯罪と治安の悪化も憂いています。
雑 感
もうこの年齢になりますと,私も2つの医療機関で定期的な検査,診察を受けております。いやもう,年を取るとろくなことがありませんね(笑)。
最近ちょっと気になるのは,採血の時に肘関節の内側の血管が出にくく,ゴムバンドを締めて親指を内側に包み込むようにしても看護師さんを手こずらせることが多くなったのです。最終的には手に近い血管に針を刺すことも少なくないのです(この部位は結構痛い)。何でだろう,元気がなくなっているのかしらん(笑)。
それにしても,採血の技術の巧拙は,看護師さんの世界でも結構差がありますね。上手な人は本当に上手,あまり痛くないのです。名古屋大学医学部附属病院(名大病院)の2階には中央採血室という空間があるのですが,ここで採血を受けるときにストレスを感じたことはありません。皆さんすごく採血が上手なのです。そんなに苦労せずにターゲットとなる血管を見つけてくれるのです。大したものです。
採血といえば,私なんかもう慣れっこになってそれほど苦痛ではありませんが,注射針がダメな人は本当にダメなんだそうですね。先端恐怖症というのでしょうか,注射針やナイフ,はさみ,つまようじなどの尖った物体に対して極度の恐怖や不安を感じる特定の恐怖症を有する人がいます。かつて私の娘から聞いた話ですが,職場の定期健康診断の採血の際,20歳代の女性で本当に泣いてしまう人がいたそうです(マジ泣き)。何か可愛らしくていじらしい感じもしますが(笑),本人にとってはとても深刻なことなのでしょうね。
恐怖症といえば,相当以前に一緒に仕事をしたことのある弁護士の先生(私より14歳ほど年上)は,閉所恐怖症だと自ら仰っていました。すごく幼い時に家で友達と一緒に遊んでいた際,ふざけて布団をかぶせられ,ちょっとの間外に出られない状態にされた時の恐怖がトラウマになり,それ以来閉所恐怖症になってしまったそうなのです。
それは何か分かるような気がします。閉所でかなり狭い空間に身を置くというのは確かに嫌な感じですね。その先生は,かつて事務所の慰安旅行でオーストラリアに行き,グラスボートに乗った時,途中で気分が悪くなり何か気がおかしくなった経験があったそうですし,普段もできるだけ飛行機の移動は避けておられました。グラスボートにしても飛行機にしても,自分の力では外に脱出することはできませんし,じっと我慢するしかありませんからね(笑)。
またまたとりとめのない話に終始してしまいました。仕事に戻ります(笑)。
我が家の夕餉の時,カミさんと二人並んでテレビを見ながら(地上波などはくだらないバラエティー番組ばかりなので,YouTubeの保守層向けサイト),今の石破政権の体たらくぶりに対してブツブツ文句を言いながら食事しております。私の場合は晩酌しながら不満たらたらという感じ(笑)。
石破首相は先の通常国会の施政方針演説で,目指すべき国家像として「楽しい日本」と述べたとか・・・。38年間も代議士をやってきて結局それかい(笑)。首相をはじめ閣僚の面々の顔を見ても日本や日本国民が楽しくなる要素などこれっぽっちもないじゃないか。
顔のことは決して言うまいと思っていても,カミさんと私,夫婦そろってどうしてもこれに言及してしまうんです。井川意高さんなんかはXで「失敗した福笑い」などと正鵠を射た発言をされていますが(笑),私に言わせればアンパンマンを極度に劣化させたお顔と表現するしかありません。2月7日にはトランプ大統領と初めての日米首脳会談を実施するそうですね。何かしら不安ですし,やはり恥ずかしい気がします。
昨夜,ちょっと時間はかかりましたが,「西尾幹二全集第21巻A『現代日本の政治と政治家』」(図書刊行会)という本を読了しました。二段組の903ページという大著ですが,大変に読みごたえがありました。西尾幹二さんは昨年11月1日に惜しまれて亡くなりました(享年89歳)。保守の論客という表現では言葉足らずであり,保守の論客,知的巨人,そして何よりも愛国者でした。私も心から尊敬しておりました。
西尾幹二さんはもう遅くとも小泉純一郎内閣の時点で,自由民主党というのはもはや保守政党ではないことを見抜いておられましたね。保守の立場から自由民主党の議員の駄目さをもどかしく思い,筆致そして舌鋒鋭く叱咤しておられました。西尾幹二全集を一巻通して読了したのはこれが初めてですが,次はどの著作(巻)にしようかなと楽しみにしながら迷っております。西尾先生の謦咳に接することができた人は本当に貴重な体験をされましたね。羨ましい限りです。
話は変わりますが,私は小学校6年生のころからずっとショパンの曲が好きで(もちろんバッハは別格ですが),今でもバラード第4番や舟歌(バルカローレ)などを聴くと,本当に凄い作曲家だなと思います。2月22日は私たち夫婦の結婚記念日ですが,その日に決めたのは私で,ショパンの誕生日だったからです。ところが,前にもこのブログで書いたことですが,最近では3月1日だというのが通説的見解のようですね。でも,私たち夫婦の入籍日は新婚旅行から帰って来た3月1日ですから,どちらにしても私たち夫婦の結婚披露宴あるいは入籍日がショパンの誕生日であることは間違いありません(笑)。
ショパンは結局肺結核でわずか39年の生涯を閉じたのですが,亡くなる4か月前にはパリのシャイヨの丘の小さな二階建ての家で療養していたようです。ショパンは衰弱状態が続いていたにもかかわらず,馬車でブーローニュの森に出かけたりしていたようです。その頃のパリは今とは違って(現在は移民が多く,不潔で猥雑な場所になっているエリアも多い。),華やかさの中にも落ち着いた風情の街だったのでしょうね。
私も今から33年前にパリを訪れたことはありました。あちこち観光し,リュクサンブール公園にタクシーで出かけた記憶は確かにありますが(有名な大理石のショパン像を目指したのですが私の勘違いでそれはモンソー公園だったことに後で気づいた苦い記憶があります。),ブーローニュの森(パリ市の西の外れにある森林公園)には行ったことがなく,そのブーローニュの森,毎日新聞の記事によればこの森には日中から多くの女性たちが立ち,「路上売春」が行われているようで(森の中にテントを設置),森に入って100メートルほどを歩けば数人から声を掛けられるようです。もうそんな時代になってしまったのですね。
衰弱したショパンが馬車を駆ってまで癒しを求めて訪れたブーローニュの森。そこでこのようなことが行われているとは,泉下のショパンも予想だにしなかったことでしょう。
「他人の空似」という言葉がありますが,世の中には本当に良く似た顔の人がいますね。土曜日はボケ防止のために麻雀仲間(仲間と言ってもいつも誘ってくれるのは私より9歳年上と16歳年上のお姉さま(笑)です。)と一緒に卓を囲んだのですが,ゲストとして登場したAさん,この方とはこれまでにも4,5回ご一緒したことがありますが,このAさんがドイツの名指揮者ホルスト・シュタインにそっくりなのです(笑)。ご本人にはまだ申し上げていないのですが・・・。
そういえば,これはかなり大昔のおぼろげな記憶なのですが,私がまだ若いころ,ゴルフ練習場で胡錦涛にそっくりなおじさんに遭遇したことがありました(笑)。失礼ながら二度見をするくらい。
それに飲み仲間でありゴルフ仲間のTさん。この人はこれまでもこのブログで取り上げたこともありますが(気が合うので大好きなのですが),ちあきなおみの「喝采」という曲をもうこれ以上下手には歌えないだろうというパフォーマンスでみんなを喜ばせてくれる人です(抱腹絶倒)。このTさんが,何と新千円札の北里柴三郎博士にそっくりなのです。
いやあ,世の中にはよく似た人がいるものです。抱腹絶倒といえば,週刊文春でしたか「顔面相似形」というコーナーを設けていませんでしたっけ。今もこの企画はあるのかしら。私はこの企画が大好きで,「顔面相似形」に登場するいくつかは必ず抱腹絶倒するのです。ご本人は不愉快な面もあるかもしれませんが,面白過ぎて思わず腹を抱えて笑っちゃうのです。
ジャイアントロボと綾瀬はるかとか,菅義偉とネバークラッカー(映画モンスター・ハウスの登場人物)とか・・・(笑)。
そういえば,以前行きつけのスナックのママに,大村愛知県知事に似ていると言われたことがあり,当分の間立ち直れないほどの精神的な打撃(ショック)を受けたことがありました。ママには悪意はなかったとはいえ(その後相当に謝ってくれました),言っていいことと悪いことがあるのです(笑)。
でも,私の名前は茂というのですが,同じ名前でも石破茂に似ていると言われるよりはまだましか。彼はまた食事マナーを非難されていますね。官邸で福島県名物のあんぽ柿を食べる際,「迎え舌」をしてとても下品な食べ方をしたのです。この人,いつかはトランプ新大統領と会食するのですかね・・・。
2年ぶりに福井までうちのカミさんと一緒に蟹を食べに行きました。気楽なバスツアーです。たまにはこういう旅も良いものです。空気もおいしいし,何よりも旬の蟹(本ズワイガニ)が美味しいのですよ。ちゃんと「いただきます」をして,蟹二杯分の蟹づくしをいただきました。本当に美味しかったですし,隣のうちのカミさんも満足そうでしたね。
バスツアーですから,道中は土産物屋さんなどにも立ち寄りました。越前(福井)の海産物のどれもこれもが本当に美味しそうですし,漁師さん,水産加工に携わる方々,そして土産物屋さんの素朴ながらも心のこもった対応,料理旅館のスタッフの方々,彼らには頭が下がります。
想えば,平安の時代の仏教説話集などには動物の殺生は罪であり,そういう罪をおかせば成仏できないなどと戒められるお話が多くあります。私も年を経るごとに古典にかえりたいという気持ちが強くなり,数年前には「梁塵秘抄」(後白河法皇編纂)をじっくりと味わいました。これはその当時に流行した歌謡を編んだものであり,今様歌謡の集大成のようなもので,当時の庶民,遊女,様々な生業の人々の心情が窺えます。
例えば,漁や狩猟をしてどうしても動物の殺生をしなければならない生業の者,漁師や猟師の嘆きを表したものに次のような歌があります。
「はかなきこの世を過ぐすとて 海山かせぐとせしほどに よろずの仏にうとまれて 後生わが身をいかにせん」
仏教の教えの色濃いその当時の漁師さんたちは,そのような罪の意識に苛まれながらもこれを生業として,人々の食を確保してくれていたんですね。食事を重ねるということは,どうしても自分自身そしてやはり誰かが生き物の命を奪っているということになるのですが,それも仕方ありません。ちゃんと「(命を)いただきます」をして,このたびも蟹を美味しくいただきました。漁師さん,本当にありがとう。
このバスツアーの行程には,氣比神宮も含まれており,2年ぶりに春日大社(奈良県),厳島神社(広島県)と並び称される日本三大木造大鳥居を拝むことができましたし,松尾芭蕉の像と句碑も見ることができました。そして晴天に恵まれたこの日,越前の海も美しかった。
うちのカミさん,うずら卵のフライがとても好きなんです(笑)。あのうずら卵を3つ串に刺してフライにしたやつです。私も好きなので,カミさんがこれ幸いと近くのスーパーでよく買ってきて美味しそうに頬張り,私も晩酌の際に美味しくいただいております。
うずら卵といえば,今年2月に福岡県内の小学校で給食のうずら卵の水煮をのどに詰まらせ,児童が亡くなった事故がありました。痛ましい事故でありとても残念に思います。確かにうずら卵の水煮は,例えば八宝菜などにも具材として使用され,美味しいんだけれども,表面がつるんとしていますからね。
小学校でのこの事故を契機に,4月以降は入札で落札したのに使用を見合わせる自治体が九州や関西,首都圏などで相次ぎ,うずら卵の有数の産地では生産農家や加工業者が苦境に立たされました。愛知県はうずら卵の生産量は全国の6割以上を占めており,緊急の措置として,例えば豊橋市役所内の合計70部署余りで購入,消費に協力するなどしています。
それは大変だ。でも何かがおかしい。学校給食での提供を一斉に見合わせなければならないのでしょうか。手間はかかるかもしれませんが半分に切って誤嚥を避ける工夫をするとか,何よりも児童にはこのような食材の食べ方をちゃんと,より徹底して指導するという方向を目指すべきではないでしょうか。一斉にうずら卵の提供を見合わせる方向ではなく,児童には危険を回避する生活の知恵をちゃんと与える方向を目指すべきなのです。
思い出すのは,幼い頃の私の姉のことです。私は三人きょうだいで,上が姉,下が妹と女子にはさまれております。幼い頃の姉は弟思いのようでして,良かれと思って幼い私に飴玉を食べさせたことがありました。その際私はその飴玉をのどに詰まらせて目を白黒させたため,母が慌てて飴玉を吐き出させたということがあったそうな。私には全くその記憶はなかったのですが,母はたまに思い出話でそのことに触れ,その都度姉はきまり悪そうにしていました(笑)。遠い昔の話です。
MLBのポストシーズンは,レギュラーシーズンとは明らかに違う独特の雰囲気,興奮がありますね。私は大谷翔平選手の活躍を期待していることもあって,ドジャースを応援しています。日曜日の朝は,同リーグ同地区の宿敵パドレス戦の第1戦でした。ホームアンドアウェーで5試合で最初に3勝した方が勝ち上がり,フィリーズとメッツの勝者とリーグ優勝(ナショナル・リーグ)を掛けて戦います。そしてその勝者がワールドシリーズへと駒を進め,アメリカン・リーグの覇者と戦うのです。
それにしてもやはり大谷選手は凄いですわ(笑)。0-3でリードされている場面で,チーム全員の士気を鼓舞するかのように同点3ラン本塁打をライトスタンドに叩き込むんですもの。この同点打でチームメートも奮起し,その後3-5と再びリードを許したものの,テオスカー・ヘルナンデスのタイムリーなどで6-5と逆転に成功し,終わってみれば7-5と第1戦をものにしました。
フレディ・フリーマン選手の姿には感動しました。彼はドジャースが地区優勝を決めた9月29日に右足首を負傷し,ポストシーズンでプレーできるかどうか危ぶまれていましたが,重要な対パドレス第1戦に強行出場しました。彼は大谷の本塁打に触発されたのか,次の回には自らライト前のヒットを放ち,右足首の状態が完全ではないのに一生懸命に走って何と2塁への盗塁を成功させたのです。そのシーンをリアルタイムで見ていて,私は目頭が熱くなってしまいました。
さて,大切な試合にドジャースが先勝したのを見届けてから一休みし,カミさんと一緒にその日(日曜日)の午後4時開演のコンサートに行きました。大好きなバッハの教会カンタータ4曲というプログラムです。
教会カンタータ第61番「いざ来ませ、異邦人の救い主」
同第150番「主よ、われは汝を求む」
同第45番「人よ、汝はさきに告げられたり、善きことの何なるかん」
同第147番「心と口と行いと生活で」
いずれも素晴らしい演奏でしたし,つくづくバッハはいいなあと思いました。特に昔から私が一等好きだった第147番は人口に膾炙した名曲中の名曲で,改めてバッハの凄さを感じました。
夜はその足でデパートのレストラン街で夕食です。よく行くその中華料理店は,いつでもすぐに席に案内してくれます。そんなには混みあっていないから(笑)。私はいつもの麻婆豆腐と白いご飯,カミさんはやはりいつもの五目炒飯を本当に美味しそうに頬張っておりましたとさ(笑)。もうこの年になりますと,コース料理はお腹いっぱいで全部は無理なのですよ。
日曜日,割と充実した一日でした(ただこのブログを書いている現在,ドジャースは対パドレス第2戦を戦っておりますが,大谷は調子悪そうですし,今日は負けそうです)。
お盆のある日,午後からのお墓参りの前に,名古屋でも結構有名な鰻屋さんでうなぎを食すことにしました。とにかくうちのカミさんはうなぎが好きなのです(笑)。彼女がうなぎを頬張った時の表情は「至福の時」といったそれです。
ところがお盆ですし,お昼時でしから,お店は案の定超満員でした。私たちは超満員に違いないと予測し,予め午前10時45分にお店に到着しましたが,あろうことか私たちの店内へのご案内は午後0時30分ということでした。びっくりしましたが,もうこちらも引っ込みがつきません。氏名を登録してそれまで時間つぶしのためにデパートの紳士服売り場で私のボタンダウンのストライプ入りのシャツとズボンを新調しにいきました。
さて,再びその鰻屋さんに到着し,私たち夫婦はひたすら案内予定の午後0時30分の到来を待ちました。とても長い時間でした。10分単位で数組のお客さんが案内されるシステムで,現在案内されているお客さんの時間帯が例えば「12:20」などと捲られたパネルで表示されます。
12時20分が過ぎたころからカミさんの顔に何やら焦りの表情が見て取れました。もう焦燥感の権化のような状況(爆笑)。私は「いよいよもうすぐだ。」と期待と余裕の表情。そうこうしているうちに,係の人が「12:30」のパネルを表示しました。その途端,うちのカミさんが鬼気迫る勢いで「あっ!私たち呼ばれなかった!」と叫んだのです。どうやら彼女は自分たちの案内予定時間を12時20分と勘違いしていたようです(爆笑)。私は「えっ?僕たちは12時30分組だよ。」と勘違いに気づかせ,カミさんは照れながら笑ってごまかしていました。完全に焦っております(笑)。
いよいよ12時30分になって私たちが店内に案内され,注文をし,うなぎの到着を待ちました。期待に胸をふくらませたカミさんの高鳴る鼓動が伝わってきます(笑)。愛想の良い店員さんが持ってきてくれたのは,カミさんはひつまぶし,私は特上うな丼です。私が鰻屋さんに行きたいのは,何よりも私自身が鰻好きなのもさることながら,カミさんの幸せそうな表情を盗み見たいからです。その時もカミさんは「至福の時」といった表情で実に美味しそうにうなぎを頬張っておりましたとさ。
その時私はうなぎ丼を注文したのですが,それにしても丼で思い出すのは,私が司法修習生だった頃の民事裁判修習時の女性の裁判官(部長)のことです。その裁判長はもちろん良い人でしたが相当潔癖症の方で,うなぎの話題になったある時,その方は「私はうなぎを食べる時は絶対に丼にするの。丼だったら洗いやすくて衛生的でしょ。でもうな重はダメ。だって,四角の容器の四つの角は奥までは絶対に洗いきれないと思うから。」と仰っていたのが懐かしい記憶です(笑)。その時私はなるほどとは思いながら,苦笑いで相槌を打っていました。
その潔癖症の女性裁判官の右陪席だった男性裁判官(ひょっとしたら別の部の右陪席だったかもしれません。)は,これとは対照的なざっくばらんで判事には珍しい大雑把な話の分かる方でした(Kさん)。私が弁護士になった後も,別の裁判所でのある民事事件ではKさんに担当してもらい,割と困難な事件も担当裁判官だったKさんの仲介で無事に和解ができましたし,Kさんがその後公証役場の公証人になられた後も,私はある依頼者の遺言公正証書を作成していただきました。Kさんはその後は弁護士登録をして今年の3月でしたか,息子さん(弁護士)と共に法律事務所を開設されました。
私もいろいろな弁護士を知っていますが,じっくりと一献傾けるのもいいなと思える弁護士はごくわずかです。Kさんは裁判官出身の弁護士ですが,お酒を一緒にと思えるような感じの方でした(一度も実現しませんでしたが)。数日前の弁護士会のメールで残念にもKさんの訃報に接しました(享年71歳)。法律事務所を開設して間がないのですが,ひょっとしたら法曹としての道を息子さんに譲るための終活をされていたのかもしれませんね。合掌。
「休養」・・・。この甘美で形容しがたいほどの美しい日本語(笑)。これほど素晴らしい言葉もないのではないでしょうか(笑)。休養というのは,肉体的疲労やストレスと関連があり,主として次のような効用があります。
すなわち,第1は,仕事や活動によって生じた心身の疲労を回復し,元の活力ある状態に戻すこと。第2は,明日に向かっての英気を養い,身体的,精神的,社会的な健康能力を高めること。みなさん,ちゃんと休養を取れていますか?
さて,とうとう私も手に入れました,誠に素晴らしいTシャツを・・・。憧れていたTシャツがようやく通販で昨夕に自宅に届いたのです。そのTシャツの胸の部分には,「休養第一」と明記され,「養」の文字と「第」の文字の間に㊡そして,「休養第一」の下には「とにかく休め」とローマ字で書かれています。
さらには,お腹の部分には面白いグラフのようなものがプリントされ,次のような文字が記載されています。
不調を感じる「前」に休む→すぐに回復する
不調を感じた「後」に休養→回復まで時間がかかる
生活に支障がでてから「療養」→めっちゃ回復に時間がかかる
完全に動けなくなって「療養」→しぬほど回復に時間がかかる
・・・・・大変に面白いTシャツです(笑)。みなさんも一着どうですか?
その所属政党はともかくとして,参議院議員の浜田聡という人に注目しております。この浜田議員の政治家としての着眼点が非常に鋭く,委員会などでの質問内容をユーチューブなどで拝見しますと,瞠目する内容も多々あるのです。私が密かに期待している議員さんです。この浜田聡議員のユーチューブのチャンネルを見ていましたら,この人が「休養第一」のTシャツを着ていたものですから,私もすぐに欲しくなって手に入れたという訳です。なお,同じチャンネルを見ていましたら,浜田議員の背後には赤色の別のTシャツも映っていましたが,そのTシャツの胸の部分には「いいから、掃除しろ!」と書いてありました(笑)。面白い参議院議員です。
この浜田議員は,川口市のクルド人問題や共産党の組織的な問題などにも鋭い国会質問を行い,いわゆる「公金チューチュー問題」にも関心を持ってくれています。靖国神社にもちゃんと参拝しています。この人は,浪人して東京大学教育学部に入学,卒業し,さらに同大学院の修士課程を修了した後,やはり浪人はしましたが京都大学医学部に入学し,医師免許を取得したれっきとした国会議員兼医師です。ちゃんとした保守政党に所属すればと思うのですが,今後期待できる議員の一人でしょう。この人のおかげさまで面白いTシャツも入手できました。
ただ,とても残念だったのは,このTシャツの首の部分のタグを見ましたら,中国製でした。良いTシャツなのに画竜点睛を欠くとはこのことです。私は普段から口に入れるものと身に着けるものはチャイナフリーにしています(笑)。つい昨日の報道でも,中国産青ネギから基準値超えの農薬成分「アトラジン」が検出され,大阪府が輸入業者に回収命令を出しましたね。つい1週間ほど前にも,中国で石油燃料などを運んだタンクローリーが,タンク内を洗浄しないまま大豆油など食品用油を輸送する実態が常態化している(「公然の秘密」となっている)ことが報道されてもいました。
でも,この「休養第一」のTシャツについては,私の中では超法規的な例外として身に着けることにいたします(笑)。
なに,この猛暑!こう暑くっちゃ,考えがまとまらず散漫な文章になってしまいますので,本日のタイトルも「雑感」といたします。
東京都知事選が終了しましたね。予想された結果であり格別驚きもしませんが,一言でいえば都民にとっては「罰ゲーム」のような,消去法のような選挙だったのではないでしょうか(笑)。小池氏は以前の公約を守らず,いわゆる学歴詐称疑惑だって疑惑は払拭されていないばかりか,かえって新築家屋のソーラー発電機設置の義務化など訳の分からないことをやっておりますし,2030年に新車販売で非ガソリン車100%にするなどと息巻いています。アメリカは中国製EV車に100%の関税をかけ,EUでも中国製EV車に最大37.6%の関税を上乗せする決定をしました。いずれも中国政府が不公正な補助金を国内製造会社に与えているからです。それなのに,この小池という人は中国政府(中国共産党)が大喜びするようなことばかりします。
ただ,東京都の有権者は要するに蓮舫という人が都知事になることだけは嫌だったのでしょう(笑)。名古屋市民ですが私も嫌です(笑)。政策パンフレットは日本共産党製でしたし,「ソビエト蓮舫」などと揶揄されておりました。カミツキガメと綽名されているように,いつも戦闘モードで他者批判に明け暮れているという印象が強かったのでしょうね。
いずれにしても石原慎太郎東京都知事時代が懐かしいです。
小池氏はEV車の強力な推進論者のようですが,それにしても私ががっかりしたのは,女優の長澤まさみさんが,あろうことかBYD(中国資本)のEV車のCMに出ていたことです。いい女優さんだと思っていたのに,CMとはいえ「ありかも、BYD!」なんて言わされています。・・・あるわけないでしょ,BYDなんて!BYDのEV車が中国国内のあっちこっちで発火して炎上し,大変なことになっている動画をもう何度も見ましたよ(笑)。
話は変わりますが,私は週に2日程度は休肝日を設けており,自分で休肝日とする日が決まったら,朝食時にうちのカミさんにその旨を伝えております。普段ありがたいことにうちのカミさんが晩酌時のお酒のおつまみを作ってくれているからです。でも,大谷翔平がホームランを打った日は,朝食時の休肝日宣言を突如として変更し,夜の祝杯のためにカミさんにお酒のおつまみを作ってもらいます。カミさんにしたら本当にいい迷惑だと思いますが,やはり大谷がホームランを打つと嬉しいし,一杯やりたくなるのです。
またまた話は変わりますが,アンドレ・ギャニオン作曲の「めぐり逢い」という曲は本当に良い曲ですね。もう1か月以上も前のことになりますが,私が懇意にしていた年上の友人が残念ながら急逝しました。そのお通夜に参列し,その遺影を目にしたとたんに涙腺が緩み,さらにほどなくしてこの「めぐり逢い」という曲が流れ始めたら涙腺が崩壊してしまいました。
確かに,私がその死を心から悼むのもその友人とめぐり逢えたからですね。私はこの「めぐり逢い」という曲が好きだったので,3年ほど前にその楽譜を入手し,少しの間ピアノで弾くことができるよう練習していた時期があります。これを機にまた練習を始めました。