いや,本当にビックリしました。長いこと生きていると思いがけなくも貴重で光栄な体験ができるものです(笑)。
現在,名古屋市にある万松寺では第76期将棋名人戦7番勝負第5局の対局が行われております。佐藤天彦名人に羽生善治竜王・棋聖(永世七冠)が挑戦するのですが,その前夜祭の控え室で羽生永世七冠や佐藤名人と名刺交換ができ,ほんの少し会話をするという貴重で光栄な体験をさせていただきました。それに両対局者にはさまれる形で写真に収まることもできたのです。
そのきっかけというのは本当に偶然で,ある披露宴(立食形式)でたまたま同じテーブルに毎日新聞社の偉い方とお話をする機会があり,その時に将棋の話になったのです。ご承知のとおり,将棋名人戦は朝日新聞社と毎日新聞社が共催し,大和証券グループが協賛して開催,運営されております。
私も趣味で将棋を指したりするのですが,何と,その毎日新聞社の偉い方から,「前夜祭」にご招待しますとの有り難いお言葉があり,それに甘えてしまったのです。私としては,会場に大勢詰めかけた将棋ファンの一人として遠巻きに両対局者のお姿をスマホに収められれば良いかなくらいに思っていたのですが,な,な,何と,15分前に両対局者らが在室の控え室に案内され,佐藤天彦名人の隣の席に座ることができたのです。いや,ビックリすると同時に緊張しました。
そのテーブルには日本将棋連盟の青野照市九段(立会人)もおられ,先手・後手の勝率の統計などについて質問させていただいたりしました。佐藤名人は大変に気さくな方で,大勢のファン一人一人と写真に収まる際にも,本当は疲れておられるはずなのに絶えず柔和でにっこりとした表情でした。また同じ控え室には日本将棋連盟の鈴木大介九段(振り飛車の名手)もおられ,やはり名刺交換をして,私は緊張して「振り飛車,頑張ってください。」などと頓珍漢な激励をしてしまいました。
また羽生永世七冠もやはり勝負師としてのオーラがあり,いただいた名刺は写真付きの大変立派なものでした。
両対局者は現在は棋界の最高峰にあって,名勝負を繰り広げています。特に羽生永世七冠は,もしこの七番勝負に勝利すればタイトル獲得数が100に達するという途方もない記録を打ち立てることになります。あの大山康晴十五世名人ですらタイトル獲得数80期,そしてあの中原誠十六世名人もタイトル獲得数64期なのですから,羽生永世七冠の実績の凄さは言うまでもありません。一方,佐藤天彦名人ももしこの七番勝負に勝てば名人位の獲得が3期になり,永世名人の称号獲得に前進します。永世名人になるためには名人のタイトルを5期獲得すれば良いのです。
それにしても,貴重な体験をさせてもらいました。長いこと生きているとたまにはご褒美があるものです(笑)。
前にもこのブログでお話しましたが,私は気が置けない連中と一緒に,よく行きつけのスナックで飲みます。3月12日のブログでもご紹介した,あの昭和の香りのするスナックです。油断すると,たまにゴキブリが「こんにちわ」と挨拶に来る店です(笑)。でも,気の良いママで,お元気でいつまでも私たちのたまり場を維持してもらいたいものです。
さて,最近何かの拍子に知ったのですが,たけし軍団の玉袋筋太郎というお笑い芸人さんは,とにかくスナックという存在そのものそしてその雰囲気,文化が好きで,一般社団法人全日本スナック連盟を設立し,同連盟の会長さんとしてスナック文化の啓蒙活動を行っているそうです(笑)。彼は「浅草キッド」というコンビを水道橋博士さんと一緒に組んでおります。正直,水道橋博士さんについてはあまり良い印象はありませんが,この玉袋筋太郎さんはさわやかな江戸弁でしゃべり,明るくてそれでいて折り目筋目はしっかりしていそうだし,何となく良い人っぽくて好印象でした。
そうですか,全日本スナック連盟の会長さんですか(笑)。スナックをこよなく愛好するその気持ち,分かるような気がします。スナックへ行く時にはすでに腹ごしらえも終わり,酒もそこそこ入り,みんな気分良く入店しますからね。そこでは談論風発,冗談ばっかり,そして歌唱の巧拙は抜きにして楽しくカラオケで歌いますからね。私の行きつけのそのスナックでは,何と将棋も楽しめます(なお私は,仲間内では「名人」と呼ばれております)。
ところで,玉袋筋太郎さんの芸名の由来を知って思わず笑っちゃいました。もう大分昔のことですが,たけし軍団の中で弟子の芸名を付けるための宴会が催され,彼は最後の方になってしまい,売れ残りの芸名の中から選択せざるを得ない状況に追い込まれたようです(その芸名候補はいずれも北野武師匠考案にかかるものだったようです)。その時に残った芸名というのは僅かに3つだけで,「シロマティ」,「蟻の門渡哲也」,「玉袋筋太郎」でした。
こ,これは究極の選択です(爆笑)。
私なんかは熱烈な読売巨人軍のファンですから,かつて4番を打っていたウォーレン・クロマティのことはよく知っていますし,ホームランを打って1塁ベースを踏んだ後のあのガッツポーズは忘れもしません。でも,クロマティをもじった「シロマティ」では,巨人ファン以外にはそれほどのインパクトはなく,一生名乗る芸名としてはどうかと思います(その意味では,日本国の内閣総理大臣を長期にわたって務めた佐藤栄作氏の氏名をもじった,俳優の佐藤B作さんは特に高齢者にはインパクトがあるでしょうね)。
次に,「蟻の門渡哲也」というのはやはり論外でしょう。部位が部位だけに,あの名優渡哲也さんに対して失礼です。
こういった消去法で,彼は究極の選択の結果として「玉袋筋太郎」を選んだのです。しかしこれも相当に勇気がいる行為であり,今となっては英断でした(笑)。ご本人の当時の心境が知りたいものです(笑)。さて,一説によると,名付け親の北野武さんも,そしてご本人の玉袋筋太郎さんも,あの公共放送局であるNHKの放送において,ちゃんと正式な芸名である「玉袋筋太郎さん」と呼び上げられたり,表示されるのを悲願としていたようです。NHKと言えば,英国でいえばBBC放送に相当しますものね(笑)。
でもさすがに格調高いNHKとしても躊躇,逡巡があったのか,その後はなかなか正式な芸名を表示せず,「玉ちゃん」などとお茶を濁して表示していました(笑)。
しかしながら,その悲願はとうとう平成24年2月5日に放送されたNHK佐賀放送局のローカルニュースで達成されました!(笑)嬉野温泉で開催された「全国スナックサミット」のニュースを読み上げるアナウンサーが「玉袋筋太郎さん」と画面上のテロップとともに,この名前をちゃんと読み上げてくれたのです(笑)。ご本人も後日この悲願の達成を誇らしげに語っております。
何だか,今夜もまたスナックで飲みたくなっちゃいましたね(笑)。
割と長めの連休も終わりました。若干の連休ボケも手伝って,本日もとりとめのないお話をさせていただきます(笑)。
まず,4月2日に起こった左足中指の骨折については,その後順調に骨もくっつき(癒合し),ほとんど普通に歩くことができるようになりました。その証拠に,この連休中にゴルフを3ラウンド行い,スコアが戻ってくるのにはもう少し時間はかかるものの,早くも1か月でゴルフができるようになったのです。本当にありがたいことで,「日にち薬」とはよく言ったものです。
5月3日には日帰りで東京へ行きました。その用向きの具体的な内容は内緒ですが,東京駅に着きましたら,いつものように八重洲地下中央口から少し行った所にある旭川ラーメン「番外地」で私の定番の塩バターコーンラーメンをいただきました。東京へ行った時には必ずといってよいほどここを訪れるようになり,もう20数年になります。
いついただいても本当に美味しいラーメンです。そしていつもの女性店員さん,少し窶れた感はありますが,綺麗な方で優しい中にもテキパキした接客で,これもありがたい・・・。「一つカウンター席が空いてますので,こちらへどうぞ。」と優しく招いてくれました。シャイな私はこの店のカウンター席が好きなのです。
さて,この日の本題となる用向きを終えて(感動をいただいて),帰りの新幹線(のぞみ)の出発時間まで2時間ほどありましたので,これも定番のコースになっている銀座の山野楽器でクラシック音楽のDVD探しをしました(上野の鈴本演芸場で落語を楽しむ時間的余裕はもちろんありません)。
時間的に少し焦りはしましたが,満足のいくDVD2枚の買い物ができました。1枚目は,ピアニストとして世界的に高い評価を得てきたあのマウリツィオ・ポリーニのインタビューを交えた,そしてこれまでの足跡を辿った音楽DVDです。1960年,18歳でショパン国際ピアノコンクールでの優勝シーンも観ることができますし,この時の審査員であったアルトゥール・ルービンシュタインの勇姿も拝見できます。ポリーニの生演奏については,私も30代の時に上野の東京文化会館で2度鑑賞できましたが,早いものでポリーニももう今年で76歳なのですね。もう日本に来演することはないのかしら。
もう1枚の音楽DVDは,フランスで活躍した往年の名ピアニストたちの懐かしい演奏が盛りだくさんのものでした。これも満足のいくものです。ヴラド・ペルルミュテール,イヴォンヌ・ルフェビュール,ロベール・カサドシュなどの演奏です。どれもこれも素晴らしい。
イヴォンヌ・ルフェビュールという女流ピアニストについては,当時はヨーロッパ最高の女流ピアニストとの評価が高かったのですが,教育分野の方に力を入れ,演奏活動は一時的なものにとどまったという事情がありますので,その演奏場面の映像に接することができるこのDVDは貴重です。このDVDで何を演奏していたかというと,ベートベンのピアノソナタ第31番です。いやあ,ベートーベンのピアノソナタ,特に後期は素晴らしいですね。この第31番のフーガの部分は感動ものです。このルフェビュールは教育分野に力を入れたということですが,彼女の門下には,あのディヌ・リパッティ,そしてサンソン・フランソワなど錚々たるピアニストがおります。
それにしても良い買い物ができました。
新年度も始まり,散りかけではありましたが桜の下,私としても気持ちを新たにするとともに,のどかな感じで過ごしてはおりました。しかしながら,春風駘蕩とはいきません。
みなさんに悲しいお知らせがあります。生涯で2度目の骨折をしてしまいました(泣)。私も仕事柄,依頼者のために交渉等で骨を折ることはありますが,今度は本当の骨折です(笑)。左足の中指を骨折してしまいました。
人生何が起こるか分かりません。事務所の中で割と真面目に仕事をし,急いで椅子から立ち上がって移動しようとした時,床に置かれていた固い物に左足を相当に強くぶつけてしまったのです。
「まあ,こんなこともあるわ。」とあまり事態を重視してはおらず,その日は仕事を続けていたのですが,夕方になって次第に患部が腫れているように感じ,また痛みも強くなってきましたので,靴下を脱いで見てみましたら,何と,左足の中指が変形しているではありませんか!(泣)。
これはいかんということで,翌日の朝一番で整形外科を訪れました。レントゲンを撮ってもらいましたら,骨が折れておりました。応急的に固定してもらいましたが,靴ではなく当分はサンダル履きで生活しなければなりません。スーツにサンダル・・・(笑)。どうやって裁判所に行けばよいのやら。何と言い訳すればよいのやら。当然のことながら楽しみにしていたゴルフもキャンセルです。あとは夜にビールを飲むことくらいしか楽しみというものがありません。
気分転換に,4月4日はナゴヤドームに行って,我が栄光の読売巨人軍を熱狂的に応援してきました。しかしながら,こんな弱り目に祟り目の私をあざ笑うかのように,巨人打線は僅か2安打,今シーズン1勝もできていなかった中日ドラゴンズに初勝利をプレゼントでしたわ。この試合を観ていていろいろと思いました。長野外野手は以前からホームベースから相当に離れて打席に立っているなと思っていたのですが,改めて見てみますと,やはりそうでした。あれではいつも外角責めをやられて討ち取られているように,外角のボールには手が出ないか,カットするのが精一杯で,外角に落ちるボールは空振りです。でも,喜ばしいこともあります。期待されていた若手の岡本和真内野手が打撃で大ブレイクしておりますし,昨シーズン打率1割台に低迷していた小林捕手の打率がこれまでのところすごく良いのです。春の珍事というべきか(笑)。
貧打巨人にイライラしながらドームで自棄ビールを飲んでいたところ,急に短めのスカート姿のとても綺麗な若い女性が近くに来て,何やら準備をしていたと思ったら,大きなカメラがこっちに向けられたのです。そうです,私はオーロラヴィジョンに連れの人たちと一緒に映ったのです。これは痛快でした。
それにしても,早く骨がくっつくと良いのになあ。
早いものでもう3月ですね。名古屋も次第に暖かくなってはきましたけど,昨夜はこの季節に台風が来たのかと思ったほどの風雨でした。また,明け方には短時間ではありましたが稲妻と雷鳴がありました。正に春の嵐でしたね。
さて,ここのところ相次いで著名人の訃報を耳にします。個性派俳優の大杉漣さんの訃報にも驚きましたし,その素晴らしいお人柄でしょうか,早すぎる死を惜しみ,また悼むコメントがとても多く寄せられているようです。そのコメントの内容を読みますと,全体に共通しているのがとても気配りのできる優しい人だったということでしょう。
うちのカミさんは何に対して興味を示すのか予測のできないところがありまして,数年前にあるドラマのエキストラに応募したことがあります。そして,うちのカミさんもそのドラマの撮影現場に赴き,エキストラ(その他大勢役)として参加し,休憩か打ち上げで設定された会食(中華料理店)の場で,大杉漣さんから実際に声を掛けられたことがあったそうです。
その時,大杉漣さんはエキストラの皆さんが料理に手を付けるのに遠慮がちであったのを察したのかは分かりませんが,エキストラが座っていた各テーブルをマメに回って食事を勧めてくれたり,声を掛けたりしてくれたようなのです。その振る舞いがごく自然で,気配りのできる優しい人柄が横溢していた感じだったとのこと。
気配りのできる優しいお人柄だったという多くの方々の追悼コメントは,やはり真実を語っているのでしょうね。
合掌。
人間,いつもポジティブな考えができたり,振る舞ったりすることなどできません。私も時にはネガティブな考えや気分に陥ることもあります。
今年は東京や名古屋でも積雪があるなど相当に寒く,本当に冬らしい冬になりました。1月も終わり,2月に入りましたが,私の自宅に置かれている芸人ヒロシの「まいにち、ネガティブ~前向きじゃなくても生きていける~」という日めくりカレンダーの「1日」のページには次のようなことが書かれています。
「『苦しいときほど笑え!』笑えるくらいなら、とっくに笑っています。」
確かにそのとおりです(笑)。そしてその補足説明として,次のようなことが書かれております。
「無理なポジティブ・シンキングなんて、そのぶん苦しさが増すだけです。そのときなりに、自然に生きればいいと思っています。」
た,確かにそのとおりかもしれませんが,だんだんと芸人ヒロシのネガティブ・シンキングという蟻地獄に足を取られそうで恐くもあります(笑)。
弁護士に限らず,どの職種でも職業人として要求される資質は「誠実さ」です。絶対にこれを欠くようなことがあってはならず,またこれを欠くような言動もいけません。私も仕事柄,悩みや問題を抱えた依頼者のために毎日頑張っており,「誠実」であることを常に心がけております。ただ頑張り過ぎて疲れてしまうこともあり,時にはヒロシのように半ば達観して肩の力を抜くことも必要だなと思います。
ちなみに,このヒロシの「まいにち、ネガティブ」という日めくりカレンダーは,我が家ではトイレの中に置かれております(笑)。
皆様,新年明けまして誠におめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。遅ればせながらの年頭のご挨拶になってしまいました。やはり本年も新春早々,バタバタしておりました(笑)。
さて,昨年もマスコミを賑わしておりましたが,愛知県瀬戸市在住の将棋の藤井聡太四段という中学生棋士は本当にすごいですね。天才の名をほしいままにしています。プロデビュー以来の29連勝もこれまでの最多連勝記録ですし,昨日も名古屋市で対局のあった第11回朝日杯将棋オープン戦本選トーナメントでは佐藤天彦名人まで破り,何と準決勝進出を決めました。準決勝ではあの国民栄誉賞の羽生善治竜王と対戦することが決まっております。本当に大したものです。
さて,将棋といえば,もう一人マスコミを賑わしている人がおります。そう,「ひふみん」こと,加藤一二三九段です。昨年はテレビ番組出演番組が何と147本だったそうで,CMも4本・・・,そして紅白歌合戦の審査員。正に引っ張りだこです。
私も将棋が好きです。本当によくできたゲームだと思いますし,プロの世界でも完全に同じ棋譜は一つとして存在せず,誠に奥の深い世界です。私も中学生のころから友人らとへぼ将棋を指しておりましたが,加藤一二三さんの「振り飛車破り」という本などを買って,定跡を覚えたりしていました。加藤一二三さんは「神武以来(このかた)の天才」と称され,彼も中学生棋士でスタートし,18歳でA級八段,20歳で名人位挑戦を果たしています。これも本当にすごい記録でしょうね。
その意味では,私は昔から加藤一二三さんの「奇行」や天然の茶目っ気を含め,好きな棋士の一人でしたし,リスペクトしておりました。でも,最近マスコミでもてはやされている加藤さんのお姿を見ていると,正直申しまして痛々しい感じがいたします。要するに,マスコミでは物珍しさが先に立っており,変な格好をさせたり,独特のしゃべり方を茶化したり,むしろ「いじられて」しまっている感じを払拭できないのです。起用するマスコミも,そして他の出演者も,必ずしも加藤さんをリスペクトしているようには見えないのです。加藤さんには,引退したとはいえ,普及などやはり将棋の世界で残りの人生を全うしていただきたいなと思っております。失礼な言い方ですが,決して晩節を汚すことなく・・・。
年の瀬もせまり,表向きは事務所は休業ですが,一人事務所に出てきて感慨にふけりながら残務整理などをしている時間は割と好きです(笑)。事件によっては依頼者に十分な満足を与えられないものもありましたが,会心の事件処理もありましたし,将棋の藤井聡太四段じゃありませんが,望外の良い結果が出たものもありました(笑)。
名古屋グランパスは苦労しながらも,見事1年でJ1復帰を決めてくれました。良かった,良かった・・・。このブログでは,グランパスの試合ぶりを観た感想を率直に述べました。とても失点が多く,しかもハイプレスの相手チームにはボールキープも,攻撃の組み立てもできないような多くのシーンを見せられて,来年のJ1復帰はできないなどと悪態をついてしまいましたが,私が悪うございました。幸運にも予想が外れました(笑)。ただ,私はあまりスポーツ紙を読まないので分かりませんが,グランパスとしてはとにかく守備陣(DF)の補強は喫緊の課題です。是非オフのうちに有力なDF(ディフェンダー)を補強し,J2で5番目に失点が多かったあの状況を改善しなければなりません。そして,何よりも,シーズン途中で加入したガブリエル・アウグスト・シャビエルというブラジル人選手はとても良い選手です。間違いないと思いますので,是非つなぎ止めて来シーズンもグランパスで活躍して欲しいと思います。
先日,車で移動していましたら,NHKーFMの番組で,アルトゥーロ・トスカニーニの特集番組が放送されていました。言わずと知れた20世紀の名指揮者の一人です。何で特集されていたかというと,今年はトスカニーニ生誕150年だったということだそうです。確かに,ヴェルディやプッチーニのオペラ指揮などは迫力満点でとても素晴らしいと思いました。でも,それに引き続いて紹介されたくワーグナーの楽劇,「ニュルンベルクのマイスタージンガー第1幕への前奏曲」,「トリスタンとイゾルデ 愛の死」の演奏を聴いておりましたら,いささか違和感を覚えました。何と言いますか,例えば,ヴィルヘルム・フルトヴェングラーやカール・ベームの指揮などと比べますと,情感,深み,厳かさに欠ける嫌いがあるのです・・・明らかに。どの指揮者も得意分野や評価の高い分野はあります。オールマイティーなどということはあり得ませんね。トスカニーニはやはりイタリアオペラを中心とした分野なのではないでしょうか。あるいは少なくとも,ワーグナー以外・・・。
さてさて,最近ブログの更新頻度が激減しております。とにかく忙しい一年でした。仕事に追われ,落ち着いてブログを更新する状況になかったのです。でも,来年はもっとどんどんブログを更新したいと思います。私の記事は少し長すぎる面があるので,たとえ短くてもマメに更新したいと思います(笑)。
今年は皆さんどのような一年でしたでしょうか。来年も,そして来年は皆さんにとってとても良い年でありますように心より祈念いたしております。それでは良いお年を!
その,近来稀にみる惨事は金曜日の晩,いや,正確には日付が変わった土曜日の午前1時ちょっと過ぎに発生しました。
持って回ったような言い方はやめて,結論から言います。私はその時,繁華街の路上で体のバランスを崩して左方向に転倒し,左肩を強打するとともに左の頬骨あたりを擦りむいて出血し,あげくに,2か月ほど前に買ったばかりのメガネのフレームが折れてしまうという,近来稀にみる惨事に遭遇してしまったのです(笑)。
それは気が置けない連中と2次会から3次会の場に移動する時に起こりました。私は時には2次会で帰ってしまったような振りをして,少し遅れて何食わぬ顔で3次会の場にふらっと現れ,みんなをサプライズさせるというお茶目なことをやります。人からは少しめんどくさいとも言われますが(笑)。
この日も私はこのような悪だくみをして,一旦は2次会場から帰ったように見せかけて身を身を隠し,気が置けない数人の連中のかたまりから少し離れて3次会場に向かっておりました。一番後ろの女性が私を捜すかのように何回も後ろを振り返っておりましたが,うまいこと発見されずに済み,私の少しめんどくさい茶目っ気はますます高調します(笑)。そうやって私も警戒しながら離れて歩いていたところ,一番後ろの女性がまた急に後ろを振り返ったのです。私は「あっ!」と言って発見されまいと体を左側に寄せようとしましたら,足がもつれて体のバランスを崩し,冒頭に述べた惨事が起こったという訳です。
知らぬ間に濃いハイボールを飲み過ぎて酔ってしまい,足に来ていたのでしょうね。くれぐれも深酒はダメです。肝に銘じます。左肩を強打し,左頬骨近くから出血し,あげくにメガネのフレームも折れたのですから,私は這々の体でタクシーに乗り帰宅しました。しかしながら私も気丈ですね。左肩の痛みをおして,いつものようにお風呂に入って寝たのです(笑)。
左肩の痛みをこらえながら,この不始末についてカミさんに何て言い訳しようかと案じながらも眠りについたのです。
しかし,一晩寝ただけで左肩の痛みが治まるはずはなく,患部は熱を帯びて少し腫れており,左頬の傷も目立ちます。左腕は痛み等でその可動域の制限もあります。でも間が悪いことに土曜日の午前中はどうしても出席しなければならないある学校法人の評議員会があり,何とかこれにも出席しました。
ひょっとしてこれは左肩を骨折しているのではないか,脱臼しているのではないかという不安もあり,私もカミさんもネットで土曜日の午後も診療している整形外科のある病院を探しだし,勇気を出して土曜日の午後2時30分ころにその病院を訪れ,レントゲン撮影検査や診察を受けました。
ああ,よかったー。幸い,骨折も脱臼もなく,左肩打撲という診断で,炎症止めと湿布薬をいただいて一安心でした。あの近来稀にみる惨事が発生してから,このブログを書いている今までの間,3日半が経ちましたが,「日にち薬」とはよく言ったもので私の症状もかなり改善し,痛みも炎症も和らぎ,左腕の可動域も広がってきました。メガネのフレームも1年間の保証期間中ということで半額になりました。何もかも本当にありがたいことです。
私ももういい歳なんですから,お酒の飲み方を考えなければなりませんし,いい歳なんですから「茶目っ気」なんか出している場合ではありません(笑)。
秋の長雨とは言いますが,雨天続きの長いこと。「晴れ男」の異名を取る私でも,ゴルフの日は雨でした。それもほぼ全ホールにわたって傘を差さなければならないコンディションでした。
それでもせいぜいいつもどおりのスコアを維持できたのは,付いてくれたキャディーさんが良かったからだと思います。雨中とはいえ動きは良いし,気配りもあって,本当に気持ちよくプレーできたのです。そのキャディーさんは,女優・タレントの柴田理恵そっくりで,失礼ながらとても美人などとは言えませんが(笑),動きの良さ,アドヴァイスの的確さ,過不足のない気配りなど,ストレスを感じさせないのです。
ゴルフのスコアや気持ちよくプレーできるかどうかは,その日に付いてくれるキャィーさんの良し悪しによって少なからず影響されるということは経験上間違いないと思います。先ほど述べた雨の日のゴルフより一つ前のラウンドは,別のゴルフ場でプレーしたのですが,その時も割と気持ちよくプレーができました。その日はアウトとインでキャディーが交代したのですが,どちらも良いキャディーで,しかもどちらも美人なのです(笑)。その日のラウンドのあるホール(パー4のミドル)では,ドライバーのティーショットは左に曲げてしまい(しかも飛距離の出ないテンプラ),第2打はフェアウェイに戻すだけだったのですが,残り約140ヤードの距離を8番アイアンで打ったボールがグリーンの少し手前でバウンドし,転がってそのままカップインしたのです。そうです,バーディーです。最近のアイアンのキレもさることながら,キャディーさんが良いとこんな感じです(笑)。
幸か不幸か,このスーパーショットの結果,他の同伴者,そしてこの二人の美人キャディーさんを含め,焼き肉屋さんで御馳走するハメになってしまいました(笑)。
それにしても,長雨が続いているとはいえ,秋の良い季節になりました。私が好きな俳人の一人に井上井月がおります。好きが嵩じて数年前には井月の終焉の地である伊那谷まで家族と一緒に出かけました。季節的にはもう少し寒くなってからでしょうが,秋冷,寒露の候となった時に作られたと思われる井月の次の句が好きなのです。
除け合うて 二人ぬれけり 露の道
これは私の勝手な解釈ですが,二人が並んでようやく通ることのできる道の両端には秋露で濡れた秋草が連なっています。そこを並んで二人が歩いているのですが,片方が秋草に触れて露に濡れるのを避けようとしてもう一人の方へ体を寄せると,今度は体を寄せられたもう片方が秋草の露に濡れてしまうというような光景だと思います。秀句というのは,自然にその情景が思い浮かぶような句のことだろうと思います。井月の句にはこういうものがとても多いのです。
さて,今日,10月17日は私がバッハの次に好きなショパンの命日なのです。長雨が続いてはおりますが,秋の夜長ですから,今夜はショパンの夜想曲(ノクターン)でも聞きながら眠りにつきたいと思います。