この日曜日は「母の日」でした。私も今年83歳になった母に赤いカーネーションをプレゼントしました。また,うちのカミさんに対しても,日頃の労をねぎらって夜はお寿司を取り,家族三人で美味しくいただきました。カミさんの労をねぎらうといっても,私と娘は茶碗蒸しの底に沈んでいた苦手のぎんなんをカミさんに食べてもらいましたが(笑)。
先日,歌手の田端義夫さんが亡くなりましたが,日曜日(母の日)の産経新聞の「産経抄」に書かれていたコラム記事には感動し,思わず涙ぐんでしまいました。朝食後,娘にこの記事の存在を知らせたら,娘もこの記事を読み,泣いておりました。その後カミさんもこの記事を読んだのですが,彼女もまた泣いておりました。
そのコラム記事を変に要約してしまうと感動が薄れてしまうのですが,全部引用することもできませんので,やむなく以下に要約することにします。
「田端義夫さんは,ある曲を歌う前は『この曲を歌うとおっ母さんが恋しくて仕方ないんです。』と述べていた。その曲の2番にある『なつかしき 父のまた母の 膝はゆりかご』の部分にさしかかると,田端さんのほおに涙が光って見えた。田端さんは3歳で父を亡くした。その後は,ひよこの人形作りの内職をする母に育てられた。といっても貧乏なため,9番目の子であった田端さんは,小学校に弁当を持っていけず,遠足の経験もなかった。小学校に通ったのも3年半だけで,13歳で奉公に上がった。普通なら恨みごとのひとつも言いたくなるが,田端さんは逆だった。その著書には,『(奉公のため別れたおっ母さんの)顔が,目が,涙が,それからのわたしの人生の支えになっているのです』と書いた。田端さんは母親に感謝し続け,慕い続けた生涯だった。今日は『母の日』である。かつての日本には貧しくとも,懸命に子供を育てる田端さんの母親のような人がたくさんいた。それがまた,国を支える原動力にもなった。そんな母親たちの歴史を考えることも,この日の過ごし方に思える。」
本当にそのとおりであります。先日の母の日には,私も,娘も,カミさんも,朝っぱらからこのコラム記事を読んで居間で涙を流しておったのであります(笑)。それにしても,娘の涙を見て,この子も成長したなと思いました。少なくとも共感力は人一倍だ,などと親ばか丸出しの評価をしてしまいました。
それはたかだか30分弱という時間でしたが,私にとっては地獄の責め苦のような時間帯でした(笑)。私は刑事裁判の日には時間絶対厳守ということで自動車は使用せず,公共交通機関で移動することにしていますが,名古屋から四日市までの特急列車に乗っての移動中にその「地獄の責め苦」は起こりました。
午前9時50分発の○号車の7番Aの座席に静かに座っていた私は,さて少しばかり車内で仕事をしようかなと思っていた矢先,前方からけたたましい声で「7番,7番だっ!」という中年女性ら(どちらかというと還暦に近い年齢)の声と姿に接しました。迫り来る恐怖といいますか,得体の知れない不安感に苛まれている時間もなく,4人組の中年女性らは私の近くに闖入し,7番C,D,8番C,Dの席にどっかと腰を降ろしたのです。
それからは,その4人組は他の客の迷惑を全く顧慮することなく,大声でしゃべくりまくったのです。私は仕事どころではなく,ただひたすら子羊のように震えながら堪え忍んでおりました(笑)。やがて今度は,その4人組は午前9時50分というのにサンドイッチを大きな口で食べ散らかしておりました。もはや地獄絵です(爆笑)。食べている間くらいはせめて静かになるだろうと思ったのですが,やはり物を口に入れたままの大声の会話が伴っておりました。回りの乗客は一体どんな心境でその姦しい大音声の会話を聞いているのだろうと思いました。もうこの頃には私は,瞳孔が開きかけておりました(笑)。仮死状態になりながら(笑),内心でこの人たちはこの時間にサンドイッチを思いっきり頬張っているが,旦那や子ども達の朝食はちゃんと作ってあげたのだろうかと,余計な心配をしておりました。
一連の食事が終了した後,今度は菓子袋の「シャワ,シャワ」という音がし始め,お菓子をよってたかって頬張り始めたのです。この菓子袋の「シャワ,シャワ」という音はその後ほとんど絶えることがなく,バロック音楽における通奏低音のように,ただし不規則に続いていきました(笑)。やはり私はじっと子羊のように震えながら堪え忍んでおりました(爆笑)。そのおぞましくも大音声のけたたましい会話はその後も容赦なく続きました。あたかも周囲の者を奈落に突き落とすかのように・・・。それにしても,大声の会話,食事,お菓子,大声の会話,大声の会話,お菓子,大声の会話,お菓子,大声の会話,・・・少しは自分達の口に休息を与えてやったらどうかと内心思いました。彼女らの口が過労死してしまわないのだろうかと,全くしなくてもよい心配さえしてやったのです(笑)。
恐る恐る横目で7番Cの座席の人(距離的に私に最も近い)の様子を窺うと,最も地声の大きかったその人は,今度はあろうことかマニキュアを取り出し,姦しい会話を中断することなくそれを爪に塗り始めたのです。サンドイッチの残り香とシンナー臭さがないまぜになった車内・・・。もう,やりたい放題です(爆笑)。静謐を心から渇望している周囲の乗客の人権は蹂躙されたままです(笑)。
このけたたましい中年女性の4人組は,その手荷物の量からして日帰りの旅行を楽しんでいたのでしょう。でもこのマナー面での乱暴狼藉は度し難いものがありました。私は,何とか四日市駅までの30分弱でこの「地獄の責め苦」から解放されましたが,これが1時間も続いていたら,「急性」のノイローゼになっていたでしょう(笑)。
その昔,「オバタリアン」という漫画や言葉が流行りました。最近ではあまり耳にしません。「オバタリアン」という漫画の主人公は,特に世間に対し無神経に迷惑を掛ける存在として描かれておりましたが,これが転じて,一般的に無神経であつかましい中年女性のことを指すようになりました。
「オバタリアン」は今でも厳然と世に生息していたのであります(笑)。劣化した日本人の典型として。
「サウイフモノニ/ワタシハナリタ」くないし,妻や娘にも絶対になって欲しくはありません。
前にもこのブログで触れたと思いますが,年に数回,巨人ファンと中日ファンの同業者(弁護士)が同人数ずつで巨人対中日戦を観戦し,負けた方がその日の夕食をご馳走させられ,勝った方はそのチームのグッズを負けた方にプレゼントし,負けた方は飲食店内で,衆人環視の中でそのグッズを身につけながら食事をしなければならないという集まりがあります(「巨中会」といいます)。
昨夜はナゴヤドームで観戦し,我が栄光の読売巨人軍が接戦をものにして勝利しました(笑)。球場内でも結構飲んでいたのですが,移動したいつもの台湾料理店ではさらに美味しいビールと,ベラボーに辛い台湾ラーメンをいただきました。ペナントレースはまだまだ始まったばかりですが,現在のところはジャイアンツはセ・リーグの頂点におります(笑)。
頂点といえば,今年のドイツのクラブチームは本当に強いですね。ヨーロッパのクラブチーム№1を決めるチャンピオンズリーグは,バイエルン・ミュンヘンがバルセロナを,そしてボルシア・ドルトムントがレアル・マドリードをそれぞれ下し,ドイツ勢同士の決勝戦が行われることになりました。バイエルン・ミュンヘンのロッベンは本当に凄いわ。世界最高クラスのドリブラー,ウィンガーですね。さてさて,ヨーロッパのクラブチームの頂点を極めるのは,バイエルン・ミュンヘンか,それともボルシア・ドルトムントか・・・。
またまた頂点といえば,日本の頂点,富士山が世界文化遺産として登録されることになりました。日本の誇りです。その美しさは万人が認めるところです。万葉集にも出てきますし,古今和歌集にも,そしてその他の古典にも当然のようにたびたび登場し,葛飾北斎の富岳三十六景にもその偉容と山としての様々な表情が描かれております。どうですかね,富士山という存在は,日本人にとっては,その姿を目にした時には決まって感動し,自ずと自分は日本国にいて,そして日本人なんだと再確認させてくれるような特別な存在なのではないでしょうか。要するにそれは日本人にとっては,単なる自然ではなく,原風景であり,「文化」なのです。富士山が世界自然遺産ではなく,世界文化遺産に登録されるのはそういうことからでしょう。今朝の讀賣新聞の記事によると,日本に帰化されたドナルド・キーンさんは,終戦後,海軍の通訳として帰国する船上において,日の光を浴びながら刻々とその美しい姿を微妙に変えていく富士山の姿を見て泣きそうになったそうです。
私が心から愛する名著「逝きし世の面影」(渡辺京二著,平凡社ライブラリー)にも,江戸後期から明治期にかけて相次いで来日した異国人は日本の文明に驚嘆し,富士山の美しさにも感動していたということが記されております。そのうちの一節を引用しておきます。
ミットフォード「午後のひととき、公使館のまわりをぶらぶらと歩いていると、不意に水平線から、なだらかに優美な曲線をえがき、白雪をいただく円錐形の山頂がくっきりと天空にそびえ立つ富士山の全容が、私の目に映った。私は名状しがたい強烈な興奮に駆られた。昨日までは考えもつかぬ狂気にちかい気持ちの高ぶりであった。そして、その時の異常な興奮はいまもなおその余韻がさめやらぬし、おそらく生涯の終わりまで消えることがないだろう。」
世間の皆様は連休を楽しんでおられることと存じますが,私はというと27日も28日も事務所に出て来てお仕事でした。ただ,昨日(4月29日)はようやくゴルフで息抜きをしました。
まぁ,なんですねぇ,これだからゴルフはやめられませんね。前半はいつもどおりのスコアだったのですが,後半は,何と44で回りました。44ですよっ!シングルプレーヤーからすれば,どうということはない数字でしょうが,私にとっては近来まれに見る好スコアなのです(笑)。自分にとっては,松山英樹がプロ転向2戦目にしてツアー優勝を飾ったのに匹敵するような快挙なのです(爆笑)。
どうです,ハーフ44ですよ。思わずしつこいほどに連呼してしまうくらい,最近の私のゴルフはダメだったのです。それにしても私という人間は本当にセコいですよね。ひどいスコアの時は実際の数字を明示せず,成功した時だけ(「ハーフ44!」)明示するというやり方・・・(笑)。かつて中国共産党が核実験で失敗した時は何も伝えず,成功した時だけこれ見よがしに世界に向けて発表するというのと同じです(笑)。しかも私のセコさが凄いのは,ハーフ44とドヤ顔をする一方で,残りの半分のスコアには完全にほおかむりしております(爆笑)。ただ,いずれにしても,ハーフ44ですからね。ようやく美しくも厳しいゴルフコースから,プレーヤーとしての当事者適格を認められたような気分です。
当事者適格といえば,第二次安倍内閣は精力的に活動していますね。このたびの安倍首相とプーチン大統領の日ソ共同声明,そして小野寺五典防衛大臣は訪米し,ヘーゲル国防長官との間で防衛上の諸問題について協議し,成果を上げつつあります。3年3か月続いた民主党政権においては,ルーピーと揶揄された鳩山氏,自ら外交は苦手と言ってはばからなかった「市民運動家」の菅氏,「素人」の一川氏,P3CとPAC3の区別もできず,答弁中に「あー,もしもし」と言っていた田中氏などなど,諸外国は彼らをまともに相手にせず,当事者適格を認められておりませんでした。ようやく日本国政府の首相や関係閣僚が諸外国から当事者適格を認められ,話ができ,本格的な仕事ができる状況になりつつあります。
ちょうど私が,ハーフ44で回り,ゴルフコースからプレーヤーとしての適格性を認められたように・・・(笑)。
前回のブログ記事,「まちぶせ」のお話は読者から結構評判でした(笑)。日本全国6197万5000人も読者がいるということは,心強い限りです(爆笑)。ところで,ユーチューブでアップされている「まちぶせ」(石川ひとみさん歌)の動画中のコメントに,「どうせ『まちぶせ』されるなら,ユーミンより石川ひとみさんの方がいい。」という趣旨のものがありました(笑)。確かに,石川ひとみさんにまちぶせされた場合は胸キュンとなるでしょうが,ユーミンに電柱のかげでまちぶせされた日には,かなり引いてしまいます(爆笑)。でも荒井由実さん(現.松任谷由実さん)は何と言ってもこの「まちぶせ」という名曲の作詞・作曲者です。私はリスペクトしております。
さて,新聞で見たのですが,「将棋電王戦」というプロ棋士とコンピュータソフトとの棋戦があり,5戦してプロ棋士側が1勝3敗1引分け(持将棋)だったようです。5戦目はA級在籍も長い三浦弘行八段対「GPS将棋」(ソフト)で,102手で三浦八段が負かされたのです。
聞けば,この「GPS将棋」というソフトは,東大・駒場キャンパスの約680台のパソコンと接続し,1秒間に約2億7000万局面を読むことができるそうです。でもね・・・,そうまでしてプロ棋士と対局させて何が面白いんでしょうか。それに三浦八段も,ソフト側の対策が遅れているとされている,敵陣3段目以内に玉を進める「入玉」策を狙いながら指し進めたようですが,そうまでして対局すべきではありません。私も中学生から大学生までの間,将棋に夢中になっていた時期がありましたが,非常に面白いゲームである一方で,非常に厳しいゲームです。そんなプロの世界で活躍している棋士に対しては尊敬の念を抱いております。人知の世界での勝負で良いではありませんか。伝統や権威というものを守りたいと思うのです。
主催者の株式会社ドワンゴは,日本将棋連盟に対し,第3回電王戦開催の申し込みをしているとのことですが,おもしろ半分の興業で,そんなの反対です。第1回は当時の日本将棋連盟の会長であった故米長邦雄氏がコンピュータソフト(ボンクラーズ)と戦って敗北しております。亡くなった方のことを悪く言いたくはありませんが,この方は「興行師」であり,俗っぽいところもあったと感じています。「電王戦」なるものはもうこれくらいでいいでしょう。
現役最強棋士の一人である羽生善治さんは慎重姿勢ですし,森内俊之名人も「自分が出ると影響が大き過ぎる」と述べ,現時点では出場に否定的です。そうなんです。そういう配慮が必要なんです。森内さんは第18世永世名人(予定),羽生さんは第19世永世名人(予定)です。約680台のパソコンと接続し,1秒間に約2億7000万局面を読むことができるソフトなんかと対戦する必要などありません。権威というものを守って欲しいと思います。
もう立ち直れないほどの精神的打撃です。ゴルフで,近来まれに見る酷いスコアを出してしまいました。どうでしょうかね,15年ほど遡ったとしてもこんなに酷いスコアを出してしまった記憶がありません(笑)。こんなスコアを出していては,世間の皆様からどれだけハンディをいただいても,ブービー争いに顔を出してしまうでしょう。
思い起こせば,ドライバーも,アイアンも,アプローチも,バンカーショットも,パッティングも,全てがダメでした。
・・・・・・・・・・・・どうしましょうか。ゴルフというものから完全に足を洗ってしまうのも一つの選択肢でしょうが(笑),それではあまりにも悔しすぎるのです。復活の兆しが見えてきたと思ったのに,これですからね。・・・・・取り敢えず,修行のために練習場に行ってみることにします(笑)。
ハンディと言えば,自由民主党は衆議院選挙制度改革で少し変なことをやっているようです。自由民主党と公明党とが合意した改革案は,比例代表の定数を30削減して全部で150にし,そのうちの90議席は現在のままの公平な配分をするけど,残りの60議席は得票数2位以下の政党に優先的に配分するという内容です。
しかし,これはいかにも変でしょう。第1党の政策や実行力に期待して投票したにもかかわらず,60議席分に限ってとはいえ,第2党以下の政党に優先的に議席を配分するとなると,それこそ1票の重みと民意というものが完全に歪められてしまいます。ゴルフでいえば,ハンディを与えてしまうことになります。ハンディだったら私にください!(笑)
これは要するに中小政党優遇策であり,実際のところは連立政権を組む公明党に迎合した案なのでしょう。幸いこのような案には維新などが反対しておりますし,こんなアンフェアな案はすんなりとは通らないのではないでしょうか。それに,昨日の産経新聞の正論欄で拓殖大学大学院教授の遠藤浩一さんがお書きになっていたように,自由民主党にとって,いずれ公明党なる政党は手枷足枷になり,安倍晋三首相が思い描くような憲法改正の障害になってしまうでしょう。時期的には,この第二次安倍内閣の存続時こそが懸案の憲法改正の千載一遇のチャンス(まずは96条の手続規定の改正)なのですから,中小政党優遇などと大人ぶっている場合ではなく,できるだけ強力な与党(できれば自由民主党単独によるもの)を形成すべきなのです。
とにかく,日本を牽引していく政党は現実問題としては自由民主党しかないのではないかと思っておりますが,実は自由民主党の国会議員も,失礼ながら玉石混淆の感がありますし,政策的には道州制の導入など極めて危うい政策もあります。この政党には大いに期待しつつも,絶えず厳しくチェックしていく必要があるでしょう。玉石混淆と失礼なことを申しましたが,だって,あの売国的な河野洋平氏,加藤紘一氏なども元はといえば自由民主党にいたのですから・・。とにかく,日本という国を少しでもまともな国にするには,中川昭一さん亡き後は,安倍晋三さんらが核になっていくしかないと思います。
私の自宅の近くには,毎年一足早く満開になる桜並木があります。ちょっとした名所にもなっており,今年もいつもどおり綺麗な桜を咲かせております。この桜は,オオカンザクラという分類のもので,ソメイヨシノよりは少し濃い桜色です。これはこれで本当に美しいと思います。
自宅近くのこのオオカンザクラの並木道は,例年ですとソメイヨシノの満開時期よりも3週間ほど早く咲き,オオカンザクラが葉桜になった後にソメイヨシノが満開になります。本来はこのように「ずれ」があるはずなのですが,今年はどうしたことかソメイヨシノの満開時期に重なってしまいました。というのも,今年はソメイヨシノの満開時期が例年に比べて相当に早いのです。東京,大阪,神戸,長崎,前橋などでは観測史上2位の早さだったということです。
まあいずれにしても,桜は本当に美しいと思いますし,日本人は,昔も今も心から桜を愛でる民族ですね。桜は日本人が古来から最も愛した花であり,桜そのものやそれを愛でる心情,姿は国民性の象徴でした。その並木道でも思わず足を止めてうっとりと見とれている人や,写真を撮る人がたくさんおります。
「敷島の 大和心を人問はば 朝日に匂ふ 山桜花」(本居宣長)
この本居宣長の歌に出て来る山桜花は,日本古来のもの,ひっそりと咲く野生のヤマザクラでしょうが,これもまた素晴らしい。
さて,土曜日は久しぶりにゴルフをやったのですが,前半はいつもどおりの絶望的なスコアでした(笑)。でも,昼休みにビールをいただき,そしてもう一杯おかわりしましたところ,俄然後半は調子が出てきまして,前半よりも12打も良くなってしまったのです(笑)。後半は,バーディーありで私にとっては最近では珍しいほどの好スコアでした。
さてさて,今週の木曜日もゴルフの予定です。断っておきますが,仕事はちゃんとやっております(笑)。ところが週間天気予報では,ちょうど狙いすましたようにその木曜日が雨模様なのです。アベノミクスによる株価上昇のようにせっかく私のスコアも上向きなのですから,その雨模様の日が,ソメイヨシノの満開時期のように前にずれてくれれば良いのですが・・・。後ろ(金曜日)にずれてくれてもOKです。
首や肩が凝っているな,からだ全体が固くて血流が悪くなっているんじゃないかと感じた時は,私はタイ古式マッサージに行っています。90分くらいじっくりやってもらうと,本当に生き返った心地がします。確かに私の小遣いを圧迫する料金設定ではあります。しかし,世間の狭い私ですがタイ古式マッサージは世界で一番気持ちの良いマッサージではないでしょうか。
先日,そのマッサージの予約時間までにヒマがありましたので,本当に久しぶりに古本屋に立ち寄ってみました。ぶらぶら店内を歩いていると興味深い本がいっぱいありました。「バッハの美学」(ボリス・ド・シュレーゼル著,角倉一朗ほか訳),「わが万葉集」(保田與重郎著)という掘り出し物があり,思わず買ってしまいました。「わが万葉集」(保田與重郎著)は間違いなく読むでしょうが,前者の方は相当に難解です。衝動買いしたはいいものの,少し後悔しております。というのも,外国人の著作は,翻訳によって大きく左右される面があると思われ,私の場合は途中で読むのを諦めてしまうこともあるからです。
例えば,名著の誉れ高く,識者がよく引用する「大衆の反逆」(ホセ・オルテガ・イ・ガセット著)です。これは本当に素晴らしい内容なのですが,哲学者らしくいかにも内容や表現が晦渋です。それに加えて,私はこの本を神吉敬三訳(ちくま学芸文庫)で読み始めたのですが,原著者の表現が晦渋であることもさることながら,この日本語訳もねぇ・・・(笑)。失礼ながら本当に日本語かと思ってしまう箇所もありました。一行一行を読み進めるのに,これはどういう意味なのか頭の中で反芻したり,想像したりしなければならず,読書が遅々として進まず,結局途中で諦めてしまったのです(笑)。一度,別の訳で読んでみようとも思います。
オルテガの「大衆の反逆」という本の中には,次のような指摘,表現があります。
「人間を最も根本的に分類すれば、次の二つのタイプに分類することができる。第一は、自らに多くを求め、進んで困難と義務を負わんとする人々であり、第二は、自分に対してなんらの特別な要求をもたない人々、生きるということが自分の既存の姿の瞬間的連続以外の何ものでもなく、したがって自己完成への努力をしない人々、つまり風のままに漂う浮標のような人々である。」
「・・・今日では、大衆は、彼らが喫茶店での話題からえた結論を実社会に強制し、それに法の力を与える権利を持っていると信じているのである。わたしは、多数者が今日ほど直接的に支配権をふるうにいたった時代は、歴史上にかつてなかったのではないかと思う。」
この本は今から80年以上も前に出されたのですが,大衆の一人である私も自戒を込めてこの指摘,表現を噛みしめております。
「聖域なき構造改革」,「官から民へ」,「コンクリートから人へ」,「政権交代。」などといったワン・フレーズ・ポリティクスといわれる劇場型政治の場面で,大衆は,安易に,しかもマスコミに踊らされる形で浮遊しながら投票行動をしてきました。挙げ句,2009年8月には,あの民主党にあろうことか308議席も与えてしまい,3年3か月というものは日本国と日本国民は辛酸をなめました。本当に懲りました。民主党の残党は,相変わらず国会の委員会における質問においては,唾棄すべきあの政権時代の自己正当化と反対のための反対といった態度に終始しております。民主党はかろうじて日銀総裁と2人の副総裁のうちの1人についてはその人事に同意しましたが,私が総裁適任者として一押ししていた学習院大学教授の岩田規久男先生の副総裁人事には「反対」したのです。やはり私の考えは,いつも民主党とは真逆であることがよく分かりました(笑)。
こんな政党がくれぐれも復活することのないよう,有権者としては,羮に懲りてなますを吹くくらいがちょうどよいでしょう。
東日本大震災から今日でちょうど2年が経ちます。2年前のこの日,私は京都におりまして,夕方のニュースで初めてこの震災の事実を知りました。あれからもう2年が経ちますか・・・。震災・津浪の被害の実情や被災された方々のお気持ちは,やはり当事者でなければ分からないでしょう。私は午後2時46分から黙祷を捧げ,ただただ,亡くなられた方々のご冥福と,被災された方々の気持ちが癒えていくことをお祈りするばかりです。そして,ようやく日本も明るい兆しが見えてきましたし,ちゃんとした政府ができましたので,その主導の下で地域の復興がスピードアップすることを期待しております。
昨晩はBS放送で長嶋茂雄さんの素晴らしさを伝える2時間番組を見て,感動しました。長嶋さんの優しさ,精神的なたくましさを改めて感じました。「練習はうそをつかない。」,「リハビリはうそをつかない。」という長嶋さんの言葉は自己の体験からにじみ出た真実の言葉でしょう。番組を見ていて涙が出てきました。その長嶋さんは,右手が不自由になってしまったため,慣れない左手で色紙に一生懸命に「がんばれ 宮古 長嶋茂雄」というメッセージを書いて宮古市に贈られたのです。それが宮古市役所に飾られたばかりでなく,そのコピーが宮古市内の商店などのいたる所に貼られ,市民の復興に向けての心の支えになっているとのことでした。
東日本大震災の際には,諸外国からとても多くの義捐金が日本に送られました。本当にありがたいことです。南洋の島国モルディブからも,経済的には決して余裕がある訳ではないのに4600万円もの義捐金が贈られましたし,お金のない人たちも地場産業のツナ缶の現物を69万個も贈ってくれたのです。そして,金額の多寡ではないとはいいながら,世界で一番多額の義捐金を贈ってくれたのが台湾です。その額は200億円超です。
当時の民主党政権は,誠に非礼にも,東日本大震災一周年式典で,台湾政府代表者を来賓席でなく一般席に案内し,献花についても指名献花から外し,一般参加者扱いにしたのです。誠に非礼です。日本人として恥ずかしい限りです。さすがに安倍晋三政権はそんなことはいたしません。東日本大震災二周年追悼式では,台湾政府代表者を来賓席へ,そして指名献花へとその接遇を真っ当なものにしました。
台湾といえば,WBCの日本との試合は大変良い試合をしましたね。着実に台湾チームも力をつけておりますし,試合後の台湾チーム監督のコメントも「尊敬する日本」なんて表現もあり,少し嬉しくなりました。そして何よりも,台湾選手の民度の高さといいますか,スポーツマンシップというものを感じました。彼らは東京ドームでの日本との試合終了後,マウンド周辺で円を作り,帽子をとって観客に向かって深々と一礼をしたのです。素晴らしいと思います。
我が家の毎朝の食卓では,ご飯と味噌汁と若干のおかずの他に,納豆とふりかけが多用されます。納豆を多用しているのは主として私と娘,ふりかけを多用しているのがカミさんです。
私も娘もたまにふりかけをご飯にかけて食べるときがあるのですが,うちのカミさんがいつも近くのスーパーで買ってくるふりかけは,昭和の懐かしい味がして本当に美味しいのです。パッケージにはかわいい熊の絵が付けられています。我が家の食卓でそのふりかけを見かけるようになってから相当経った後,うちの娘がそのふりかけのパッケージを見て,ふっと「あれっ?これはくまモンじゃないの?」と言い出したのです。
私もカミさんも,くまモンというゆるキャラはもう全国区で「有名人」でしたから,,まさかこの昭和の薫りのする地味な感じのふりかけに全国区のくまモンが登場するはずはないと半信半疑だったのです。でも,あとでよくよく調べてみると,娘の言うとおり,くまモンだったのです(笑)。いやー,くまモンは大活躍ですね。私も大好きなゆるキャラです。最近では,くまモンの写真集まで出されたようで,中には,くまモンが強引に温泉の女湯に入ろうとするところを,スタッフが必死で止めようとしているシーンの写真もあるそうです(爆笑)。
ゆるキャラといえば,私はリラックマも大好きです。おなじシリーズのキイロイトリも大好きです。キイロイトリは思わず衝動買いし,我が家にあります。大きなやつが。くまモンも,リラックマも,キイロイトリも,見ていると理屈抜きで癒やされます。ゆるキャラをはじめ,日本のキャラクターが世界に割と好感をもって受け入れられているのは(ピカチュウなど),やはり日本人のメンタリティーが大いに影響しているのではないかと思っております。要するに,日本人は基本的には優しいのです。そして何が自分を癒やしてくれ,どんなものを見れば気持ちが落ち着くのかをよく知っている。だからピカチュウやくまモンやリラックマやキイロイトリなどを次々に生み出すことができるのでしょう。
さてさて,くまといえば熊本県。世界に害悪をまき散らしている中国のせいで,大変なことになっております。学者の研究により,中国由来であることが確実なPM2.5が九州などを直撃し,3月5日にはその濃度が我が国の基準値を超えてしまい,熊本県はホームペーなどで県民に外出を控えるように注意喚起せざるを得ない事態になっております。熊本県内の学校では外出を伴う行事や校外での作業等を中止する所も少なからずあったとのことです。菊陽町の小学校では,児童達が楽しみにしていたお別れ遠足会を中止し,子ども達は残念そうに体育館内で弁当を食べていたそうです。山口県でもPM2.5の濃度が国の基準値を超えた箇所が続出したとのこと。中国国内に留まらず国際的な環境汚染,被害になっております。
中国は毎年国防費を10%を超える割合で増大させ続け,衛星破壊実験や領空,領海侵犯などを繰り返し,周辺諸国に脅威を与え続けています。そんなヒマと金があるのだったら,自国の深刻な環境汚染(大気汚染,水質汚濁など)を何とかすべきでしょう。近隣諸国(相手)に悪いと思わないのでしょうか。「相手が悪いと思う中国人 相手に悪いと思う日本人」(加瀬英明,石平著)というタイトルの本を新聞の広告で目にしたことがありましたが,まことに象徴的なタイトルです(笑)。