私の朝食は,ほとんどいつもご飯,味噌汁,納豆が定番になっております。ナットウキナーゼというのは,血栓予防だけでなく何かにつけて健康に良さそうなので欠かせないのです。でも,日によっては納豆をやめてでも突如として「卵かけご飯」が食べたくなる時があるのです。こんなに美味いものもありませんでしょう(笑)。小鉢に卵を割り入れ,醤油を垂らしてかき混ぜ,温かい白いご飯にかけて食べるのです。
土曜日にはゴルフに行ったのですが,さんざんなスコアでした。私の深刻なゴルフ問題については,経年劣化したグリップを更新したり,何よりも真面目に練習を積むなどして前向きに解決していかなければなりません。民主党政権が何かにつけてやっているような先送りは絶対にいけないのです(笑)。土曜日にさんざんな目に遭ったゴルフでしたが,そのゴルフ場に行った帰りには,必ず新鮮な卵を売っている場所に立ち寄り,15個入り(Mサイズ)の新鮮な卵を買って帰るのです。そこの卵は,やはり美味しいと思います。そして我が家では早速,卵かけご飯です。私によく似て,娘のあかねちゃんも卵かけご飯が大好きなのです。
それにしても,卵の生食,つまり卵を生で食べる食習慣を有しているのは,わが日本だけなのだそうですね。週刊誌の記事によりますと,欧米などではそんな食習慣はなく,日本以外のアジアでもそんな習慣はないようです。その週刊誌の記事によると,諸外国で卵を生食する習慣がないのは,細菌の混入など,卵そのもの,そして人の口に入るまでの食品衛生管理などに問題があるからのようです。卵を生で食べるわが日本は,決して野蛮だからなどではなく,世界に冠たる養鶏技術,鶏卵生産,品質管理,物流発達があるからなのです。安心して卵かけご飯が食べられる国はわが日本くらいのものですよ。嬉しいことです。いっそのこと今晩も食べちゃおうかしら(笑)。
おい,巨人!しっかりしろ。6勝13敗ですと(笑)。2-3でリードされ,1アウト満塁で長野が打席に立ち,2ボールナッシングから,3球立て続けに外角に落ちるシンカーを投げられ,あえなく三振に倒れた時点で,テレビのスイッチを消しました。怒りを込めて(笑)。同じ間違いを3球続けるんですもの・・・。学習という能力が・・・。そこが弱点だからこそ,そういう球種とコースで投げられてしまうのに,まんまと引っかかっているのです。2ボールナッシングという本来なら打者有利のカウントでも,落ち着いてボールを見逃す精神的な余裕すらありません。ヘッドコーチをしている岡崎という人は,試合後に,「長野は積極的にいっていたから、次につながる。」などと脳天気なコメントを発していました。明らかに違うと思います。弱点克服のための的確なアドバイスと対処法をコーチングすべきです。コーチ,しかもヘッドコーチなんですから。それにしても,3安打では勝てません。
私は少年時代から,嗜好上ある物が好きになると相当期間続いてしまうという傾向がありました。今はメロンパンです。今から約1か月ほど前に急にメロンパンが食べたくなった瞬間があって,その瞬間以来ずっとメロンパンを食べ続けています(笑)。少なくとも昼食に限っていいますと,メロンパンがほぼ主食の地位を占めております。これと飲むヨーグルト(いかにも腸内環境を良くしてくれそうな乳酸菌入りのやつ)がコンビになります。何でメロンパンが続いているのかと問われても困ってしまいます。好き嫌いは理屈抜きですからね。
それにしても日本人って,可愛らしい,美味しいものを次から次に作りますね。メロンパンは明治時代後期から第一次世界大戦後の頃にかけて日本で作られ始めたそうです。今私が好んで食べているメロンパンは,外側がマスクメロンの表面のようになったふっくらした甘いやつです。歴史的には形も味も変遷を重ねていったようですが,現在では外側がマスクメロンの表面のようになったふっくらした甘いやつが主流なのではないでしょうか。こういう可愛らしい,美味しい,遊び心のあるパンを作ってしまう日本人は誠に素晴らしい。
それにひきかえ,巨人,読売ジャイアンツは一体どうしちゃったんでしょうね。ファンの一人として情けないです。開幕戦はお茶の間のテレビで焼酎を飲みながら観戦しておりましたが,酒がまずくなりました。ヤクルトは確かに良いチームですが,巨人打線は9回途中まで何と,ノーヒットなのです。ようやくその9回にヒットが出て,ノーヒット・ノーランは免れましたが,一体全体どんな調整をしてきたのでしょうか。先が思いやられます。翌日の第2戦目も3点を先制していながら,最終的には3-6の逆転負けです。抑えのために2番手で出てきた久保投手は,あろうことかいきなりストレートの四球を出して満塁にし,打者一人をおいて押し出しの四球を出す始末です。民主党のような投球です(笑)。久保という選手は,いつもマウンド上で泣き顔のような表情をしています。ハートの弱さが顔に出てますね。結局この第2戦目も3点のリードを守りきれず,投手陣が崩壊しております。昨シーズンを彷彿とさせるような,既視感(デジャビュ)がありました。
別に仕事に差し支えるという訳ではありませんが(笑),巨人にはしっかりして欲しいですわ。世界ランク1位のアメリカ相手に互角の戦いを続けているなでしこジャパンを,少しは見習ってちょうだい。
西 郷「今日も今日とて,お酒はうまいんだが,・・・あーあ,お前と一緒で,また俺も春の人事異動の内示がなかったわ。我が社も一体全体,どんな人事考課をしとるんじゃい!」
大久保「俺もお前も係長昇進が同時期だったけど,もうあれから9年も経つか。」
西 郷「こういうのを万年係長って言うんだろうか。」
大久保「・・・まあ,そうだろうな・・・。」
西 郷「そうだろうなってお前,いやに冷静じゃないか!・・・後輩の黒田も,松方も出世してるっていうのに。」
大久保「先日ね,NHKで『100分 de 名著 ブッダ 真理のことば』っていう番組をやってたんだけど,なかなか良かったよ。出世なんかどうでもいいかなと思った。NHKという放送局の作る番組のうち,政治的なものや歴史的なものは全く信用していないけど,ごくたまには良い番組も作る。西郷ちゃん,お釈迦様の言葉には「はっ」とさせられる,腑に落ちる言葉がたくさんあるよ。西郷ちゃん,一切の執着を捨てなさい!君はこの瞬間においても,目の前に一匹残ったホタルイカの沖漬けを食べてしまおうと狙っているでしょう。」
西 郷「あれっ,何で分かるの?」
大久保「目の動きと,雰囲気的にはホタルイカに対するギラギラとした執着心が君を全体的に覆っている・・。(最後の一匹のホタルイカの沖漬けを美味しそうにおおばりながら)いいかな,この世は無常です。諸行無常・・。この世は仮の住まいです。人生なんてほんの一瞬。人は様々なものに執着して生きている。でも執着が強すぎると,地位や財産,家族といった本来は幸せをもたらすはずのものも,自分の思い通りにならないことに苛立ち,苦しみを感じてしまうのだよ。心の苦しみというのは執着から生ずるのだ。執着心を捨てればそもそも苦しまなくて済む。課長補佐というポストに対する執着なんて・・・,バカげているよ。」
西 郷「・・・・・お前も偉そうに・・,でも確かに説得力はあるわね。諸行無常,そして盛者必衰といえば,民主党もいよいよ断末魔だね。俺はこの政党を心の底から軽蔑している。2年数か月前,マスゴミ,いやマスコミが一斉に支援する中,そして『一度くらいはやらせてやっても』という極めて安易な多数の有権者の投票によって,憲政史上最悪の政権が誕生した。あの長妻っていう元大臣が就任の際に「みなさん,このマニフェスト持ってますよね。」なんて鬼の首取ったように厚生労働省の職員を前に演説したシーンを今でも思い出すよ。マニフェストっていったって,何の裏付けもなく反日左翼が無責任に作成し,何かまともに達成できたものがあるのか?」
大久保「おっと,そっちの話題になったのか。民主党なる政党を心から軽蔑している点では完全にお前と一致してるよ。『民主党 やらせてみれば この始末』という名句が誕生したりしたね・・(笑)。」
西 郷「ねぇ,大久保ちゃん。ホタルイカの沖漬け,お代わりしてもしてもいいかな。民主党批判の話題になったら,お酒がますますうまくなってきちゃって,おつまみに最高でしょうに。」
大久保「うん,食べよ,食べよ。」
西 郷「それにしても,大久保ちゃんは,課長補佐には全然なりたくないの?」
大久保「・・・・・・・・なりたい。」
西 郷「一切の執着を捨てよ!」
突然で何ですが,宿痾(しゅくあ)というのは,長い間治らない病気のことをいいます。これまた朝っぱらから,そしてお恥ずかしい話なのですが,私にも宿痾があります。それは「魚の目」というやつです(笑)。
ちょうど右足小指の内側と外側に1箇所ずつあります。これまでは市販の塗り薬,ほら,患部に塗って魚の目周辺の神経を弱らせ,組織を白っぽくさせてから剥離させていくというやつです。でもなかなかうまくいきません。私は素人考えで,魚の目というのは何か木の細かい針のようなゴミが足の指などに刺さってそれが内部に向かって進出し,芯のようなものができているのではないか,だから最終的にはそのゴミを特殊なピンセットなどで除去してやらなければ治らないと思っておりました。でも,実際には,歩き方の癖や靴のサイズ不適合などで特定部位に断続して外力が加わり,表皮が角質化し,それが徐々に真皮部分に向かって進み,角質化した芯が神経を圧迫してしまうということのようです。針のようなゴミが原因ではありません。
確かに私は,仕事柄,そして通勤等で歩く機会がとても多く,しかも靴底の減り具合が少し偏っていますから,歩き方に癖があるのかもしれません。とにかく痛みが強くなり,これはいかんなと思っておりました。カイロプラクティクの先生に施術をしてもらった折りに,「右足のふくらはぎや太ももがいつも硬いですね。」と指摘されました。きっと魚の目の痛さから逃れたいばかりに,歩き方が歪で,特定の筋肉も硬くなり,骨盤の歪みまで出ているのでしょう。その先生に魚の目のことを言いましたら,皮膚科がいいでしょうね,と言われました。私は正直申し上げて,皮膚科という発想はありませんでした。たかが魚の目・・・,失礼,魚の目様の治療を皮膚科の先生がしてくれるのだろうかと・・・。
インターネットで調べて見ますと,やはり皮膚科で魚の目の治療はやってくれます。いろいろな方法があるようですが。そこで私は,医院名(ソフトな名前の病院かどうか),設備や治療法の説明(充実しているかどうか),先生の顔(ソフトな容貌かどうか),電話での接客の物腰(ソフトな応対かどうか)などを総合的に考慮し,決して「痛いこと」はしそうにないという病院を選択し(笑),早速診てもらい,処置してもらいました。ソフトな病院名の,ソフトな接客態度の,ソフトな容貌の女性の先生でした(笑)。結局私の場合は,角質化した部分を削り取る手技が選択され,あっという間に,特に苦痛もなく処置してくれました。恐ろしかったので右足は見ておりませんでしたが,何か専用のグラインダーやカミソリのようなものを使っておられたと思います。
結局,角質化した部分を削り取っただけですから,痛みがまたぶり返したら再びそのような処置をしてもらうということしかなく(ウイルスが原因ならば液体窒素などを使用する方法もあるようです),あとは靴のサイズなどに気をつけたり,歩き方に気をつけていくことが重要のようです。
それにこれは再び素人考えではありますが,魚の目などのように身体のどこかに痛む部分を絶えず抱えていますと,意識するしないにかかわらず相当なストレスになり,それが交感神経を優位にし,交感神経が優位になることによって毛細血管が収縮し,髪の生育に大切な栄養が血液によって毛母細胞まで運ばれず,髪の生育に悪影響を及ぼす・・・(笑)。森羅万象をどうしても毛髪に結びつけようとする悲しい男の性(さが)・・・(笑)。
いずれにしても,優しい女医さんのお陰で,右足も大分楽になりました。
突然で何ですが,人間いつも感謝の気持ちを忘れてはならないと思います。今朝もあたかかい白いご飯を美味しくいただいてきました。ありがたいことです。
行乞,そして漂泊の俳人,種田山頭火もその旅の途上で,いくつものしみじみとした感謝の句を作っております。例えば・・・
「ありがたや熱い湯のあふるるにまかせ」
「飯のうまさもひとりかみしめて」
「人のなさけが身にしみる火鉢をなでる」
「けふも大空の下でべんたうをひらく」
「あたたかい白い飯が在る」
「ありがとう」といえば,この言葉をいっぱい使った感動的な小学生の詩の存在をあるブログで知りました。しまいに涙が出てきてしまうほど感動したので,「拡散」します。これは東日本大震災で多くの被害が出た気仙沼市の教育委員会の横山智恵子教諭から紹介されたある小学生の詩で,地元の河北新聞にも掲載されたそうです。
「ありがとう」
文房具ありがとう えんぴつ、分度器、コンパス大切にします。
花のなえありがとう お母さんとはちに植えました。花が咲くのがたのしみです。
うちわありがとう あつい時うちわであおいでいます。
くつをありがとう サッカーの時とってもけりやすくて、いっしょうけんめい走っています。
クッキーありがとう 家でおいしくたべました。
さんこう書ありがとう 勉強これからもがんばります。
図書カードありがとう 本をたくさん買いました。
やきそば作ってくれてありがとう おいしくいっぱい食べました。
教室にせん風機ありがとう これで勉強はかどります。
応えんの言葉ありがとう 心が元気になりました。
最後に
おじいちゃん見つけてくれてありがとう さよならすることができました。
土曜日は好天に恵まれ,久しぶりのゴルフでした。それこそコンディションは抜群なのに,スコアは最悪(笑)。同伴者からやんわりとアドバイスをいただきました。よく「頭を残す」と言いますが,私の場合は,何とかボールを上に上げようとする意識がスイングにも出ていて,すくい上げて打っているようです。したがって,いわゆる「ヘッドアップ」の状態だそうです。確かに,スイングの際に「頭が残っている」時には良いショットになっています。約2週間後にゴルフの予定が入っておりますが,早速実践してみたいと思います。次は良いスコアに決まってます(笑)。
昨日の日曜日の午後は雨模様となりました。今朝もまとまった量の雨です。春雨というのでしょうか。昨日は仕事を自宅に持って帰り,自宅でずっと書面を作成しておりました。疲れてふっと外に目をやりますと,物干し竿から雨がしたたり落ちていました。そして窓の内側には,左側にシクラメンの鉢植え,その右側には娘が卒業式の際にもらってきたアレンジされた花束が置いてありました。本当に花というものは美しいなとつくづく思いました。しばしの間,ぼんやり・・・。
そういえば,このシクラメンの鉢植え。2月中旬に,娘の東京の私大受験の際にうちのカミさんと娘が一緒に2泊し,私は2日間だけ完全独身生活を送ったことがありました。ところがその2日間,ずぼらな私はシクラメンの鉢植えに水をやるのを忘れてしまい,気付いた時にはシクラメンの花が完全に萎れてしまっておりました。本当に可哀想なことをしてしまいました。でも,帰宅後にカミさんが水をやると,萎れていたシクラメンが見事に完全復活してどの茎も直立したのです。本当に素晴らしい生命力です。生命力のない私を叱咤激励するような復活ぶりでした(笑)。
さて,春雨ですが,今度ひまを見つけて,上田秋成の「春雨物語」を読んでみたいと思います。実は昨年,上田秋成の「雨月物語」を読んで感動したので,この春雨の季節に「春雨物語」も,と思った次第です。上田秋成の晩年の思想・認識の到達点がうかがえる作品だそうです。
昨日は,高校生であった娘の卒業式でした。私とカミさんとで出席しました。カミさんはこれまで数え切れないほど娘の学舎を訪れておりますが,実は私は娘の中学入学後,一度もその学舎を訪れたことがなかったのです。それで卒業式くらいは出席しようと思いました。この学校は中高一貫の女子校で,娘はここで6年間の楽しそうな学園生活を送ったのです。
この卒業式は,とてもオーソドックスで良い卒業式だったと思います。卒業生の入場の際には厳かな音楽とともに,先頭に旗を持った長身でとても姿勢の良い旗手が本当に格好良く歩を進め,卒業生らが入場します。式の冒頭には,2人の在校生がステージ上のピアノで連弾をしてくれました。曲目はベートーベンの交響曲第5番「運命」の第4楽章のフィナーレ部分です。本当に素晴らしい演奏でした。卒業証書授与の際には,ブラームスの交響曲第1番の第4楽章の有名な旋律が流れ,これまた厳かな雰囲気です。校長先生の式辞の内容も素晴らしかった。そして,在校生代表の送辞の時だったか,それとも卒業生代表の答辞の時には,ラヴェルの「逝ける王女のためのパヴァーヌ」が流れておりました。どれもこれも良い選曲です。
卒業式の随所で目頭の熱くなる場面もありました。「仰げば尊し」の歌もとても良かった。卒業生退場の際には,娘は他のクラスメートらと共に,感極まったのでしょう,泣いておりました。ハンカチなどでおしとやかに涙をぬぐうのではなく,やはり私の娘らしく豪快に手で涙を振り払うようにしておりました(笑)。よちよち歩きだった娘も,スクスクと育ち,小学校高学年から高校2年生までずっとソフトボールなどの部活をし,頑張りました。勉強にもよく励みました。バンドを結成したりしてスター気取りでエレキギターなども弾いておりました。この6年間の学園生活は,全く悔いのないものだったでしょう。我が子ながら褒めてやりたい気がします。4月からは進学することも決まっております。私ももう少しお酒を控えて,父親としてもうしばらくはしっかりしなければと,気の引き締まる思いです。
今年はうるう年で,今日はその2月29日です。実はこの話は,昨日のある方のスピーチの受け売りなんですが,このうるう日の2月29日は,ヨーロッパでは4年に一度だけ女性の方から男性にプロポーズができる日だそうです。ただ,それだけならばまだいいんですが,プロポーズをされた男性は原則としてこれを断ることができないんだそうであります。いやー,凄いことになっております(笑)。
スコットランドのマーガレット王女は,1288年に「未婚の女性はうるう年ごとに,好きな男性に対してプロポーズをすることができる。男性はそのプロポーズを断ることはできず,もしこれを断るのであれば,罰金を支払うか,それともその女性に絹のドレスを与えなければならない。」という法律を制定したのです。でも,その年の一年中というのは男性にとって辛すぎるので(笑),その後うるう日だけに改正されたようです。もともとこの風習はアイルランド起源のようですが,同じような法律はフランスにもあり,イタリアにもそういった慣習があったそうです。
それにしても,2月29日が誕生日の人は,平年ですと2月29日という日がありません。一体全体,こういう人はいつの時点で一つ歳をとるのでしょうか。明治35年に制定,施行された「年齢計算ニ関スル法律」という法律によりますと,民法143条の規定を年齢計算にも準用しています。その民法143条2項但書によりますと,月によって期間を定めた場合において,最後の月に応当する日がないときは,その月の末日において満了するとされていますから,正解は,2月28日の24時の経過でもって一つ歳をとるということになるのでしょうね。
プロポーズで思い出したんですけれど,週刊文春でしたか,ある号のある記事の漫画イラストで思わず吹き出してしまうような面白い場面がありました。皆さん,イメージしてください。場所はどこにでもあるような公園の砂場近くです。4,5歳くらいの男の子と女の子が向き合っております。男の子はまだ背が小さく,決してイケメンではなく頭に毛が3本しかなく(少しチビ太似),鼻水でも垂れていそうな子で,手には小さなスコップと小さなバケツを持っています(砂場遊びの道具でしょう)。でも可愛いのです。そして,その男の子は対面している女の子に少し気がありそうです。一方,その女の子はその男の子より少し背が高く,少しふっくら,こざっぱりしておしゃめで可愛いめの子です。利発そうです。でも何となくですが,その男の子に気があるとは思えない雰囲気です(悪気はありません)。そのようなイメージ(状況)で,次のようなセリフが書かれていたのです。私は思わず吹き出してしまいました(爆笑)。
男の子「ボクが大金持ちになったら,どうする?」
女の子「あなたよりもっと大金持ちの人と結婚する。」
男の子「・・・・・・・・・・。」
その方は,私がかつて損害保険会社側の交通事故事件処理のお手伝いをしていた際に知り合った方です。Kさんといいます。Kさんは,損保会社の社員をその後退職され,数年前に独立して共同で会社を設立し,損害保険代理店業を始められました。独立して事務所を構えられた際には,観葉植物をお贈りして励ましたことを覚えております。
かつて事件処理の一環として,私はKさんとも何度も打合せ等をさせていただきましたが,真面目で誠実なお人柄です。そうですね,独立開業の報に接してから約3年くらいが経過したでしょうか,ずいぶん久しぶりにKさんからお電話があり,いわゆる弁護士費用特約を使った交通事故の案件を一件ご紹介いただけるという内容のお電話でした。その電話をいただいたのが昨年の12月初旬でした。そして私は,昨年の12月13日に三重県津市内で現地調査や打合せのため,Kさんと本当に久しぶりの再会を果たしたのです。そりゃ,お互い歳を取りましたからそれなりに老けましたが,以前と変わらない和やかな雰囲気で久闊を叙することとなったのです。
私もご紹介いただいた事件処理を着々と進め,年が明けてからもKさんは,真面目に様々な資料をメールで送ってくれたり,お電話でお話もさせていただいておりました。ところが,2月13日だったでしょうか,Kさんと会社を共同経営されている方から,Kさんが2月3日に倒れられたこと,脳梗塞の症状が重篤であること,独立呼吸ができず人工呼吸器を付けていること,意識が戻らないままの状況にあることを初めて聞かされたのです。私は本当に驚き,心配でたまりませんでした。しかし,治療の甲斐なくKさんはその数日後に亡くなられたのです。まだ60代そこそこのお歳だったのではないでしょうか。とても残念で,そして人間の命の儚さと無常を痛感しました。
「死期は序を待たず。死は、前よりしも来らず。かねてより後ろに迫れり。人皆死ある事を知りて、待つことしかも急ならざるに、覚えずして来る。沖の干潟遙かなれども、磯より潮の満つるが如し。」(徒然草第155段)
死には必ずしも前触れがあるとは限らないのでしょう。死というものは前からお迎えが来るというよりも,実はそっと後ろから迫っているのでしょうね。遙か遠くの沖合の景色ばかりを眺めていたら,実は潮が足元まで及んでいることに気付かずにいたということもあります。真面目で誠実なお人柄だったKさんとは,久しぶりの再会をきっかけとしてこれからも末永くお付き合いをと思っていた矢先の訃報でした。まだまだ鬼籍に入るようなお歳ではないのに,本当に残念なことでした。ご冥福をお祈りいたします。
今から思えば,久しぶりにKさんから昨年12月にお電話があったのは,袖振り合うも多生の縁というように,「今生でもう一度だけ会っておきましょうよ。」と誘ってくれたかのようです。
さくら「ああ,食った食った・・・。それにしてもひみ子さんとお会いしたのも,久しぶりだったわね。・・・それに,今日の雨の振り方は相当なものね,こんな雨も久しぶりだわ。」
ひみ子「ええ,でもホテルのランチバイキングっていいわよね,雨が降っても中止にならないから。」
さくら「はっ,はっ,はっ!ホントよねえ。」
ひみ子「今日の晩ご飯には,うちの旦那のリクエストで豚汁を作るのよ。でもねぇ,あなた里芋の皮剝くとき手が痒くなったりしない?あれがちょっと苦手だな。」
さくら「うん,そうよねえ。ピーラーでやったりしてもいいけど,表面がデコボコだしね。それにしても,里芋でいつもイヤな連想をしてしまうのは,民主党の輿石東っていう幹事長よ。あの顔と頭はまさに里芋よね。ねぇ,そう思わない?」
ひみ子「はっ,はっ,はっ!今度は私が大笑いしちゃったわ。もっと言うと・・・。」
さくら「もっと言って!もっと言ってよ。」
ひみ子「あの顔と頭は,しゃれこうべね。夕飯の時,7時のニュースでこの顔が映されたりすると,もう私ホントに嫌気がさして,晩酌してる旦那のお酒を横取りして酒をかっ喰らいたくなるもの・・・。」
さくら「かっ喰らうって,あなた・・・。まあ,確かにこの人の顔は戦後日本の歪んだ教育のなれの果て,集大成みたいな醜悪さね。ふつう,人も70歳を過ぎたりすると,その顔が端正かどうかは別にしてそれなりに人生の年輪を感じる「いい顔」になるものね。それにしても,民主党の連中の顔を見ていると,どいつもこいつも嫌気がさすわ。あら,ちょっと,あなた。何してるの?」
ひみ子「(ムシャ,ムシャ)あっ,バレた?だって美味しいんだもの。」
さくら「あなたさっきデザート食べてたでしょ。ほら,ガトー・ショコラっての?それが何,この期に及んで,何でまた白身魚のフライなのよっ!」
ひみ子「だって,美味しそうなんだもの,いわば『揚げ物』の魔力,みたいな・・。それにここでいただくお米はホントに美味しいわね。」
さくら「当たり前よ,日本が世界に誇る日本米よ。それもコシヒカリ。でも中国じゃまたまた大変なことになってるようね。アップル社が「iPad」や「iPhone」を中国国内で販売できなくなるかもしれないんですって。」
ひみ子「えーっ,何で?」
さくら「中国の企業がそのものずばりの商品名やそれに類似する名前をメチャメチャ多く商標登録してしまっていたからよ。日本企業や業者だって大迷惑なのよ。だって,『コシヒカリ』,『ひとめぼれ』,『九谷焼』,それに『青森』,『長野』,『横浜』,『名古屋』などの地域名なんかも中国国内で中国企業が商標登録してるんですって。」
ひみ子「彼らの狙いは何なのよ?」
さくら「要するに,中国の国内で日本のブランド力を利用して自社製品にネーミングして儲けようとしたり,日本企業が中国国内で自社製品を販売しようとする時,商標使用料を要求したり,商標権を売りつけようという魂胆よ。全く浅ましいったらありゃしない。アップル社もその犠牲になるのかしら。」
ひみ子「日本の農産物も,工業製品もこれだけ世界でその品質が認められ,ブランド力を持っているのは,「ものづくり」の社会基盤が確固としてとしてできあがっているからよ。職業倫理も確立し,良い意味での競争をし,より良い品を作ろうというメンタリティーと職人に対する尊敬の念,そういった社会的な基盤があると思うの。一攫千金みたいなことばかりし,知的財産権も何もそっちのけでマネばかりしているような国に,良い物は作れないし,いつまでたってもブランドは生まれないわ。」
さくら「きゃーっ,素敵。あなた,ごくたまにはいいこと言うわね。・・・さぁ,そろそろ帰りましょうか。今週末は甥の結婚式で東京に行ってくるわ。九段にも行こうかと思うの。」
ひみ子「九段って,靖国神社?」
さくら「ええ,そうよ。小野田寛郎さんは,かつて記者会見で『国が靖国を護持していないだけでも背信行為であるのに,国立追悼施設を作ったら裏切りであり,敵国として断定するだろう。・・・我々は死んだら神になって国民が靖国神社で手を合わせてくれると思えたからこそ戦えた』と仰っているのよ(「反日の構造」205頁(西村幸祐著,文芸社文庫)。私も手を合わさずにはいられないの。」