東京で一人暮らしをしている娘は年に2,3度は我が家に帰省するのですが,年末年始は必ず帰って来ます。今回は我が家に到着したのは12月30日の夜,そして再び東京へ戻ったのが年明け1月9日の朝でしたから,正味10日ほど我が家でゆっくりと羽をお伸ばし遊ばされたことになります(笑)。
普段から晩酌をしながらうちのカミさんと一緒に夕食をとるのも楽しいのですが,そこに娘が加わる訳ですからつい気分よくお酒が進んでしまうのは致し方ありません。ようやく昨日の晩,久しぶりの休肝日を設けることができました。私は今年は固く決意していることがあります。それは「減酒」です。お付き合いで外で飲む場合には普通にいただきますが,それ以外はできるだけ休肝日を設け,「減酒」します。この措置が私の体にどのような良い影響を及ぼしてくれるか,いわば「壮大な社会実験」あるいは「異次元の健康政策」と言ってもいいでしょう(笑)。
さて,このブログで昨年10月22日にアップした「無事に録画が終了するの巻」の記事でお伝えしたのですが,私が今通っているピアノ教室恒例の,ピアノバーで飲食しながらの気楽な年末発表会は,コロナ禍の状況で昨年末も中止となり,その代わり一昨年と同様,録画・YouTubeでの視聴形式となりました。生徒さんみんなが各自選んだ曲を実際に演奏しているシーンを先生が録画し,みんなでこれを視聴して楽しむという形式です。ピアノ教室の身内での発表会みたいなものです。
そのブログ記事では,何とか無事に録画が終了してほっと安心したこと,そして今回私が選んだ曲はバッハの「主よ、人の望みの喜びよ」であったことなどを書かせていただきました。先生からは,昨年最後のレッスンの日に,そのYouTubeは生徒・先生らのみの視聴者限定で,昨年12月24日から今年1月4日まで視聴できるという説明を受けました。そこで私とカミさんは,早速クリスマス・イブの晩,テレビの前の食卓に陣取り,シャンパンを嗜み,美味しい鶏もも肉の照り焼きなどを頬張りながら,「さてさて,私の出番はいつかなぁー」なんて言いながらその雄姿がテレビに映るのをとても楽しみにしておりました。
と,ところが・・・。30数名の私以外の生徒さんがそれぞれ演奏している録画はアップされているのに,何と,私だけないのです(苦笑)。僅かにエンドロールの所でみんなと同じように私の顔と名前などがちょっと映っているだけでした。私の演奏(「主よ、人の望みの喜びよ」【バッハ】)だけが全く登場しなかったのです!恐らくはこれはピアノ教室スタッフのミスによるものだと思われます。これは「悲報」あるいは「惨事」と表現した方が良いかもしれない(笑)。
でも,私は今年初めてのレッスンの際には,「まあ,ミスは誰にでもあります。大丈夫です。」なんて言っちゃって,ちゃんと大人の対応をさせていただきました。ただそれにしても,私も随分長いこと生きておりますが,まさかピンポイントで私だけ外れてしまうといった経験は生まれて初めてですので,少なからず辛い目に遭ってしまったと言わざるを得ません(笑)。
皆様,新年明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。そして,月並みですが,本年が皆様にとってとても良い年になりますように祈念いたしております。
私は普段は朝食をとって歯を磨く前に,洗面の所にある体重計に乗って体重の管理をしております。でも,お正月そして正月明け直後の頃は,絶対に体重計には乗りません。乗るのが怖いからです(笑)。こんなに食べたり,飲んだり,寝たり,運動らしい運動をしなかったりでは,体重が増えるに決まっています。結果は明白なのです。ですから正月が明けて,徒歩通勤などの日常に戻ってしばらく経ってから体重計に乗り始めることにします。
昨年末は長時間麻雀をやってしまったせいでしょうが,右肩に痛みが残り,右肩を動かすことが困難だったため,年末ゴルフをキャンセルせざるを得ないという失態を演じてしまいました。麻雀をしている最中も右肩に少し違和感を覚えてはいたのですが,負けず嫌いの私もつい熱中してしまい,長時間となってしまったのです。おそらくは軽い炎症を起こしていたのではないかと思います。でも,幸い大事には至らず今は普通に戻っております。
そんな訳で,新年早々のお誘いもあり,明日は麻雀の打ち初めと相成っております(笑)。
それにしても中国共産党は相変わらず独善的な主張をしていますね。つける薬がありません。日本を含む欧米のいくつかの国々が,中国からの入国者の各空港における規制(陰性証明の提示やPCR検査)を実施することに対し,「(コロナを)政治化するな。」とか「相互主義に基づいて制裁措置を講ずる。」などと主張しています。
一体全体,何を言っているんでしょうかね。いわゆる「ゼロコロナ政策」の失敗から,突如として規制を解除した途端,約20日間のうちに約2億5000万人もの感染者が出たという報道もあり,現在でも爆発的な感染者数に上っているにも関わらず,当局の発表は全く実態を反映していない虚偽の情報であり,ゲノム解析すら禁止するというデタラメぶりです。中国共産党のこのような事実隠蔽的で不透明な体質こそが強く非難されるべきであるにもかかわらず,報道官は臆面もなく独善的な主張を発表しているのです。正に厚顔無恥。
いわゆる春節の頃,中国からの入国者の数が非常に気になりますし,日本としても毅然とした検疫体制で爆発的な感染を防止してもらいたいものです。正月早々,嫌な話題で済みません。
2025年には日本国際博覧会が開かれる予定になっており,その会場が大阪市内ですから「大阪・関西万博」と呼ばれています。もちろんそのこと自体は結構なんですが,そのイメージキャラクターの「ミャクミャク」というのはどうも・・・(笑)。
「ミャクミャク」には全く罪はないのですが,正直申しますとイメージキャラクターとしてはイメージが悪いし,かっこ悪いと言わざるを得ません。一体全体,誰がどのようにして決めたのか。岸田首相は,歴史,伝統,文化,世界とのつながりを脈々と引き継ぐ,そういった意味が込められている愛称だと説明しました。この万博のロゴマークは細胞をイメージしているようで,この「ミャクミャク」も細胞,血管のように見えてしまいます。少なくとも可愛さや美しさはありません。審美眼などと大上段に構えるつもりはないのですが,選んだ方々に美を的確に見極める能力があったとは決して言えないような・・・。
一方で,今私がピアノレッスンで挑戦しているのが,バッハの「小さなプレリュードニ短調(BWV926)」なのですが,本当にこの曲のかっこいいこと。素晴らしくかっこいいのです。練習のために弾いていても,つくづくバッハの曲というのは知的で美しさがあるなと思いますし,たとえ小品であろうと感動的なのです。
一度YouTubeで「バッハ BWV926」とキーワードを入れて検索し,聴いてみてくださいな。かっこいいですよ(笑)。ヨハン・マッテゾンの調性格論によれば,ニ短調というのは「気分の沈んだ女性らしさ、奇妙であることや曖昧さを含む。」とあり,確かにこの曲はそんな沈鬱な感じで進行しますが,最後は長3度のピカルディ終止(短調の曲なのに最後の音は長調【長三和音】の明るい感じで終わり。)となります。これがまたかっこいい。
レッスンに通って先生の前で弾いても,なかなか仕上がりが良くなくて,〇印をもらえないこともあります。結構自信をもって演奏し終わっても〇印をもらえない時などには,私も内心少し不機嫌になったりもしますが,それでもバッハの曲ならばモチベーションが高いままで,そんなことにはめげることなく練習を続けることができるのです。本当にバッハは凄いです。
ちょっと心残りなので最後に一言,「ミャクミャク」ごめんね(笑)。
先日,バスツアーですが,うちのカミさんと一緒に福井県までカニを食べに行きました。年をとりますと,食べることが楽しみでね。それはうちのカミさんも同じ傾向を示しております(笑)。
マイカーを運転することもないので,やはりバスツアーは楽なもんですね。前夜は夜遊びが過ぎ,若干の睡眠不足でしたので途中は寝んねしていきました。バスツアーなんて久しぶりでしたが,たまには良いものです。さて,それにしても今年のカニも美味しかった。本ズワイガニを中心としたカニづくしのお料理の数々で,うちのカミさんもたいそうご満悦のようでした(笑)。ツアーの終わりには,紅ズワイガニの甲羅丼のお土産付き・・・。
今回の福井ツアーは,カニのお食事だけではなく,若干の観光もしまして,氣比神宮に参拝しました。氣比神宮というのは,福井県敦賀市に鎮座する北陸道総鎮守越前國一之宮なのですよ。社殿が造営されたのは702年(大宝2年,文武天皇)ですから,それ以来1320年もの長い歴史を誇っており,日本三大木造鳥居として有名です(あとは奈良の春日大社と広島の厳島神社)。確かに誠に立派な大鳥居でした。
今回のツアーでは,あとは年縞博物館という珍しい施設も見学しました。私も長いこと生きておりますが,「年縞」という言葉はこの日初めて耳にしたのです。年縞というのは,長い年月の間に湖沼などに堆積した層が描く特徴的な縞模様の湖底堆積物のことで,1年に1層形成されるようです。福井県にある水月湖という湖はこの年縞の形成で世界的に有名だそうです。水月湖から掘り出した約7万年分の年縞が45メートルにわたって展示されております。今から7万年前って・・・(笑)。
そして,帰途につく前に,「日本海さかな街」という海産物を中心としたお土産物センターに寄りました。夫婦で合計6000円分のクーポンをいただき,有効期限の12月末までに再び福井県を訪れる予定もないので,この日これを使い切り,イクラやワカメ,かにラーメンなどを手土産にしました。今回のツアー,なかなか良い企画だったと思います。
ある日の朝,事務所に到着してイスに座った途端,急に「カニが食べたい!」と思ったのです(笑)。理由は分かりません。そうなるともう止まりません。仕事に着手する前に,何かに憑かれたようにインターネットでバスツアーを申し込みました。今度うちのカミさんと一緒に福井の方へ「本ズワイガニ」を食べに行きます。帰りには「紅ズワイガニの甲羅丼」のお土産付きです(笑)。
特定の気に入ったお店を予約したのではなく,申し込んだのはバスツアーですから,案内されるお店は恐らく初めてのお店だと思いますが,今年のカニがどんな味なのか今から楽しみです。ただこのツアーには参加条件があります。最近ではどのツアーでもそうかもしれませんが,「ワクチン3回接種証明」または「事前PCR検査陰性証明」が必要になります。どこかでPCR検査を受けてさらに陰性証明まで取得しなければならないのは何だか面倒だと思いました。それならということで,先日カミさんと一緒に3回目のワクチン接種を受けました。
新聞報道によりますと,日本全国では3回接種を受けた人は約66%のようですから3人に2人ということになります。私たちも今般ようやくその仲間入りをした訳です。ただその動機は「カニを食べるため」です(笑)。
話は変わりますが,先週の金曜日は大阪へ出張でした。その途上で出張の同伴者からショッキングな情報を聞かされました。あの丸い髭面のカールおじさんで有名な「カール」(明治製菓)というお菓子は西日本でしか入手できないという情報です。全然知らなかった情報ですが,どうやら本当のようで私の住む名古屋では販売していないようです。
よくよく調べてみましたら,2017年5月から「カール」の販売は西日本限定とされ,その理由は販売不振のようです。東日本もとても大きなマーケットだと思いますのに,不思議です。どうやら,販売の境界線は京都,滋賀,奈良,和歌山より以西ということで,福井,岐阜,三重より以東はダメなんです(笑)。
この「カール」というお菓子,昔は娘と一緒によく食べたものです。そうなると是が非でも,どんな手を使ってでも入手して,久しぶりに食べたくなります。この衝動は止まりません。この日の大阪出張は千載一遇のチャンス。買おうとしましたら,出張の同伴者が「カール」2種類(スタンダードなやつと「うすあじ」)を買ってプレゼントしてくれました。その方の奥様も「カール」が大好きとのことで,西日本方面へ出張の折には必ず奥様から買ってくるように所望されるようです。
私も酔った勢いで久しぶりに家で食べてみましたが,懐かしい味で美味しかった。
将棋の世界でA級順位戦というのは,トップ棋士10名の総当たり戦で実施され,第1位の成績者が時の名人タイトル保持者に挑戦できます。A級順位戦で対局できるというのは棋士の憧れの舞台でしょう。
ところが,そのA級順位戦,10月28日の佐藤天彦九段と永瀬拓矢王座の対局で,佐藤天彦九段が比較的長時間にわたってマスクを着用していなかったことを理由に反則負けになるという珍事が発生しました。確かに,新型コロナウイルス感染防止措置として,日本将棋連盟には「臨時対局規定」というものがあり,それは次のような条文となっております。
「第1条 対局者は、対局中は、一時的な場合を除き、マスク(原則として不織布)を着用しなければならない。但し、健康上やむを得ない理由があり、かつ、予め届け出て、常務会の承認を得た場合は、この限りではない。」
「第3条 対局者が第1条の規定に違反したときは、対局規定第3章第8条冒頭各号の違反行為に準じる反則負けとする。」
こういう規定が今年の1月に制定されたようですね(笑)。実は今から4年前の平成30年5月29日,30日の両日,第76期名人戦第5局が名古屋市の万松寺で行われまして,その時の対局者が佐藤天彦名人と羽生善治竜王で,その前夜祭で両者と名刺交換をし,一緒に写真を撮っていただいたことがありました(笑)。その時の佐藤天彦(当時名人)九段のにこやかでフレンドリーな対応だったこと。
今回の反則負けは残念です。私も気になってそのA級順位戦(対永瀬王座戦)の対局の動画を確認したのですが,確かに佐藤天彦九段が対局に夢中になっていたのか,30分以上の比較的長時間にわたってマスクを外しておりました。この事実関係に先ほどの「臨時対局規定」の条文を適用すれば,反則負けにされても仕方ないのでしょうね。佐藤天彦九段はその後,日本将棋連盟に対して不服申し立ての手続きをとったようですが,判定が覆ることはないのでしょう。
報道によりますと(「現代ビジネス」),この激戦は深夜に及んでおり,将棋会館に残っていたのは数名の観戦記者と連盟関係者だけで,佐藤天彦九段がマスクを外して時間が経った後,永瀬王座が記者室に5回も訪れ,「反則負けにしてください。」と要求したそうです。ただそう言われた記者たちも自分たちで勝敗を決める訳にもいかなかったため,慌てて日本将棋連盟の渉外担当理事の鈴木大介九段に連絡し,最終的な裁定を受けるまでに時間がかかっていたということが報道されています。そういえば,動画を観ても永瀬王座の頻繁な離席が確認できます。でもやはり,先ほど述べましたように「臨時対局規定」上は,反則負けにされても仕方ないのでしょうね。
さはさりながら・・・。これは素人考えですが,もともとこの「臨時対局規定」にしても,その制定目的はあくまでも新型コロナウイルス感染防止という点にあるのでしょう。そうであれば,感染のリスクが気になって対局に集中できなかったと思われる永瀬王座にしたって,例えば「佐藤先生,マスクしてください。」と一言声掛けしてはいけなかったのでしょうか。
羽生善治九段があるトーク場面で,自分がデビュー間もない頃の昭和の対局風景について言及し,昭和の棋士はのどかなもので,午前10時に対局が始まっても午前中は近況報告やら世間話で時間が過ぎ,実質的には昼ご飯を食べてから対局が始まるって感じだったという趣旨のことを述べられております。長閑ですね(笑)。
反則負けを主張した永瀬王座の行為はもちろん責められるべきではないでしょう。さはさりながら,一言声掛けしちゃダメだったの?という気もするのです。
昨日,そういえば佐藤天彦九段とも名刺交換したなと思い出し,自宅の引き出しをまさぐってみましたら,佐藤九段のシンプルながらもセンスの良い名刺が出てきました。その名刺を眺めていましたら,名刺も何となく泣いているようでした。
それはもう突然に,私より18歳も若く,前途有望な弁護士の仲間の訃報に接しました。動揺し,適切な言葉も見い出すことができませんが,今はただただ,とても無念です。
私も毎朝出勤したら,初めにメールチェックをするのですが,弁護士会のメーリングリストで彼が急死したことを知りました。驚きとともに愕然とし,正に晴天の霹靂です。
かつて彼とは何年も一緒に仕事をしていましたので,縁浅からぬ仲です。仕事面においてもさることながら,夜は一献傾けながら四方山話に花を咲かせ,娘と一緒にご自宅に招かれていただいた奥様の手料理(餃子鍋)も本当に美味しかった。弁護士には珍しく,私と同じ保守的な思想の持ち主で,歴史認識,政治の話など酒を酌み交わしながら楽しく語ったものです。
急病の発症から4日目に鬼籍に入られたということなので,お見舞いなどのいとまもありません。私も精神的な動揺と空虚な気持ちを抱きながら,今はただしっかりとお別れだけはしようと,お通夜と告別式に参列させていただきました。
安らかな表情をした御遺体,そして奥様や3人のお子様のお姿を拝見した際には涙を禁じ得ませんでした。彼は仕事の面でも優秀でしたが,何よりも人に好かれるタイプで人望があり,弁護士会においてもその他の集まりにおいても要職に推されることが多く,彼はそれらを遺漏なくこなし,司法試験に合格する以前の人生を含め,とても密度の濃い人生だったと思います。
本当に印象深い彼との思い出は様々ありますが,今は私の胸の中にしまっておきます。それにしても,本当に無常というものを感じます。いつもと同じような日が当たり前のように毎日やってくると思っていてはいけない,一日一日を大切に生きなければと改めて痛感します。
「コノサカヅキヲ受ケテクレ ドウゾナミナミツガシテオクレ ハナニアラシノタトヘモアルゾ 『サヨナラ』ダケガ人生ダ」(井伏鱒二訳)
合掌
先週の土曜日,もちもちの豆大福を食べながら麻雀をしておりましたら,左下の歯の被せ物が取れてしまいました(笑)。もちもちのお餅の類とか,ガムとか,キャラメルとかは本当に油断がなりません。週明け早々に歯科の予約をし,1回の診療ですぐに直してもらいました。歯の被せ物が取れた時には,すぐに歯科に駆け込むに限ります。経験上,億劫になって時間が経ってから行きますと,成形のために歯を削られたりしますからね・・・。
さて,それにしても麻雀です。始めてまだ2年ほどですが,本当によくできた面白いゲームですね。感心いたします。中国共産党は,大,大,大っ嫌いですが,麻雀というゲームを作り上げた中国人は尊敬いたします。もっとも日本での麻雀は日本独自のルールに修正されているようですが。
そりゃ,20年も30年も麻雀をやっているようなベテランからしたら,現在の私の実力や知識は足元にも及ばないでしょうし,麻雀の奥深さや面白さに対する理解も同様でしょうが,初心者なりに徐々にその魅力,面白さを感じております。
将棋などは正に棋力の差が歴然とし,それが勝敗を分ける冷厳な世界ですが,麻雀の場合は「配牌7割」と言われるように,配牌やツモる牌の良し悪しが一局一局を左右することが多く,初心者でもトップに立つことができます。それも魅力です。
ツモる牌により微妙に,そして徐々に方針や戦術が変わってきますし,巡を追うごとに徐々にシュンツやコーツが揃っていく感じがワクワクします。始めて間がない頃は,何とか上がろうとすることに精一杯で,時には役がないのに「ロン上がり」をしようとしてチョンボになったりした辛い経験もありましたが,最近ではより点数の高い役を狙う余裕も徐々に出てきました。
それはそうと,私が属している「麻雀同好会」はずっと昔から,ある雀荘を例会の会場としていたのですが,先日その経営者であるママから閉店,廃業の悲しい告知がありました。麻雀もさることながら,いつもそのママが作ってくれる焼きそばもお目当てだったのですが・・・。そのママは,雀荘の経営者にしては何となく奥ゆかしく,優しい接客態度で,細身で昔は相当に美人だったのではないかと思っていましたのに,時代の流れなのかもしれませんが閉店,廃業ということのようです。本当にお名残り惜しい。
さて,麻雀・・・。私の趣味の一つになりつつありますが,ゲームの性質上,ボケ防止にもなるのではないでしょうか。うちのカミさんとは,「ボケたもん勝ち」などと冗談を言い合っておりますが,うちのカミさんにも麻雀を勧めてみようかしら。
先週の土曜日は,約1年ぶりにうちのカミさんと一緒にサッカー観戦をしました。豊田スタジアムでの名古屋グランパス対ジュビロ磐田戦。スコアは何とか1-0での勝利でしたが,現在のJ1での順位どおり,名古屋グランパスは昨年よりも弱くなっているのではないでしょうか。得点力が格段に低くなり,これまでの総得点数はJ1の18チーム中,下から数えて3番目です。ただ当日はちょっと疲れていたかなという感じでしたが,背番号11の相馬勇紀選手は今後も期待できそうです。私より背は小っちゃいのですが,ドリブルの切れがあります。
サッカーついでに言いますと,あの三浦知良(カズ)選手は55歳の現在も鈴鹿ポイントゲッターズに所属し,現役を続けておられますね。これまでJ1最年長出場記録やJFL最年長出場記録を更新中ですが,実際のところは出場機会がほとんどなく,出場した場合でもそのパフォーマンスは残念ながら極めて低調です。彼の日本サッカー界におけるこれまでの功績が素晴らしいのは言うまでもありませんが,私はかねがね思っているのです。人間引き際というものが大切ではないかと・・・。彼が選手としてベンチに入っていれば,伸び盛りの若手にとってその1枠は埋まってしまいます。貴重な経験やこれまでのサッカーに対する知見を活かすのであれば,コーチや監督として活躍する道もあるでしょう。
スポーツついでに言いますと,読売巨人軍の原辰徳監督の現在の状況を見る限り,もう監督としては限界なのではないかと思います。本来であれば,日本シリーズにおいて2年連続でソフトバンクと闘い,4タテに次ぐ4タテという屈辱的な結果しか得られなかった時点で(1勝もできない),潔く身を引くべきであったと思います。「全権監督」であり,そしてプロの世界なのですから,結果が出ない以上は責任を取らなければなりません。コーチの布陣をはじめ,チームとして機能していないし,選手の育成もままならず,その時調子が良さそうだというだけで日替わりでメンバーを入れ替え(その一方で贔屓の選手は重用),敗戦についてのコメントを求められれば選手のせいにする・・・。私は長嶋茂雄選手が現役の時代からの熱烈なジャイアンツファンですが,実は今日からの中日ドラゴンズとの3連戦で最下位に転落すれば原監督に引導を渡せるのではないかと,良からぬことを,そしてファンの風上にも置けないことを考えております(笑)。今のままではジャイアンツに対して愛情を持てないのです。人間引き際が大切。
エンターテインメントついでに言いますと,週末の日曜日には久しぶりに日テレ系列の「笑点」の大喜利を見ました。今はどうなっているのだろうと。はっきり申しまして,「人間引き際というものが大切」との言葉は,林家木久扇師匠にも当てはまると痛感しました。もちろんこの番組における彼のこれまでの功績は申し分ないのですが,もう座布団に座れず一人だけイスに腰掛け,呂律も十分ではなく,手を上げて発言する機会もほとんどない状態では,そう言わざるを得ないのです。お客さんに笑いをプレゼントしなければならないのに,痛々しさを感じさせるようではいけません。
時代は異なりますが,八代目桂文楽の引き際の潔さです。五代目古今亭志ん生とは互いにリスペクトし合うライバル。八代目桂文楽は細部まで緻密に作り込み,寸分もゆるがせにしない完璧主義です。彼が78歳の時の国立劇場小劇場での演目「大仏餅」が最後の高座になりました。途中で台詞を忘れて絶句した文楽は,「台詞を忘れてしまいました・・・」,「申し訳ありません。もう一度・・・」,「・・・勉強をし直してまいります。」と挨拶し,深々と頭を下げて話の途中で高座を降り,以降のスケジュールはすべてキャンセルし,二度と高座に上がることはありませんでした。潮時だと感じたのでしょう。誠に見事な引き際です。
私だけなんですかね?「歩きスマホ」をしている人を見ると無性に腹が立ってくるのは・・・。ましてや,スマホをいじりながら自転車を走らせているバカ者を目にした時には怒り心頭です。怒髪天を衝くというやつです(笑)。
いや,笑い事ではないでしょう。歩行者との衝突事故が実際に発生したらどうするのでしょうか。まだ極めて少数ですが,地域によっては「歩きスマホ」を禁止する条例を制定しているところがあります。ただし罰則まではありませんが,明確に「歩きスマホ」の禁止を宣言している訳です。
もちろん,スマホを操作しながら自転車を走らせるという暴挙に及んだ連中は,明らかに道路交通法違反であり,5万円以下の罰金に処せられることもあるのです。それに,そんな風にして人に怪我などさせた場合には重過失致傷罪に該当することもありますね。
はっきり申しますと,私は街中で「歩きスマホ」などをしている人たちを見るととても不愉快になり,内心で蛇蝎のように嫌っております。スマホを操作しながら歩いている人たちは,あたかも「対面歩行して来るあなた達の方で衝突を避けなさい。」とでも言っているようであり,極めて横着な料簡で,いわば他者に甘えていると思うのです。そういう横着者に限って,ぶつかりそうになると不満そうな顔で私を睨んでくるのです(苦笑)。
自慢するようなことではありませんが,私は「歩きスマホ」をしたことはただの一度もありません。とてもだらしがない姿ですし,見苦しいし,他者に迷惑をかけるからです。それにしても「歩きスマホ」をしている人の多いこと,多いこと・・・。呆れかえってしまいます。スマホを運転しながら自転車を走らせているバカ者を見ると,「無礼者!そこへ直れ!」と言いたくなってしまう(笑)。
このようにあまりにも「歩きスマホ」をしている人が多い中で,背筋をしゃんと伸ばして前を向いて颯爽と歩いている人,特に美人の女性を目にしますと,かっこいいなぁと思います。・・・あっ,「美人」は余計でした。
いずれにしても,みなさんは街中で「歩きスマホ」が氾濫している状況を見て,不愉快にはなりませんか?
さて,私はバッハ(ヨハン・ゼバスティアン・バッハ)の曲を聴かない日がないくらいバッハの音楽を心から愛しておりますが,7月28日はバッハの命日です。毎年この日にはバッハのネタで必ずブログを更新していたのですが,今年は忘れておりました(笑)。
数多くの傑作群の中から,今日はお薦めの曲を1曲・・・。教会カンタータ第191番「天のいと高きところには神に栄光あれ」の第1曲(グロリア・イン・エクセルシス・デオ)が素晴らしい。8分の3拍子(前半),4分の4拍子(後半),ニ長調で,特に前半部分はとても祝祭的な雰囲気の曲であり(3拍子の部分は舞踏的な要素もあります。),バッハの曲の中でも最も華やかな曲の一つと言われております。これは「ミサ曲ロ短調」の中にも入っている有名な曲です。「バッハ BWV191」とキーワードを入れて検索するといくつかのYouTubeで楽しむことができます。一度お試しください。