夏の風物詩の一つはスイカでしょう。間違いないと思います。私はスイカが大好きです。スイカが食べたいと思いついたら居ても立ってもいられません。そうなったら,どんなに卑怯な手を使っても手に入れ(笑),何としてでも食べてしまいます。
ただ,スイカに対する気持ちは,私とカミさんと娘のあかねちゃんとでは,微妙に温度差があります。微妙な温度差というのは,主として私とあかねちゃん連合と,カミさんとの間においてです。あかねちゃんは,父親似で大変よい子に育っており,その成果として食べ物の好みが似ており,私もあかねちゃんもスイカが大好きです。よい子です(笑)。一方,カミさんの場合は,スイカに対してはどうやらそれほどの思い入れはないようです。彼女も私達と一緒にスイカを食べることは食べますが,その頻度は少なく,しかもその量も少ないようです。彼女によると,スイカは何かのどにつっかえるような感じがしてそれほど好きでもないようなのです。
私がゴルフや仕事帰りにスイカをぶら下げて帰宅すると,あかねちゃんは大喜びです。そんな時はカミさんも笑いますが,そのカミさんの笑いは,どちらかというと苦笑いなのです。特に大きなスイカをぶら下げて帰ると,どうやら冷蔵庫の野菜室で不当に場所をとってしまうのが不都合らしく,家族のために良かれと思って買ってきた私と,カミさんとの間で一瞬緊張が走ることもあります(笑)。
いずれにしても,スイカというものは本当に美味しいものです。大好きです。
ところで,香川県では今年も「四角いスイカ」の出荷が始まったようです。一辺が約18センチの四角いスイカで,重さは約6キロ,観賞用として1玉で約1万円くらいで取引されているそうです。しかし私としては,正直申し上げてこういうのは愉快ではありませんし,自然の摂理に反すると思います。スイカというものは丸いに決まっているのです。強制的に四角くする意味がどこにあるのでしょう。「鑑賞用」と言いますが,このようなものを鑑賞して楽しいのでしょうか。スイカに対する虐待ではないかと思えてしまいますし,こういうのは全く不自然であり,中国の纏足を連想してしまいます。愛するスイカは,すくすくと自然に丸く育てるべきでしょう。
知的財産権分野での中国によるパクリはとどまるところを知りません。私は呆れると同時に嫌悪感さえ覚えます。
産経新聞の報道によると,中国の鉄道車両メーカーの「南車集団」が,このたび,中国版新幹線の車両「CRH380A」の技術特許をアメリカに申請する方針だそうです。何のためでしょうか。それは将来的な車両輸出で儲けるためです。でも,もともとこの車両技術は,実際は川崎重工業など日本企業が開発した新幹線「はやて」の技術供与によるものであり,しかも契約上はその技術供与は「あくまでも中国国内での使用に限定されている」はずです。これに対してこの中国企業は,この新幹線技術は確かに外国の技術を「参考」にしたが,あくまでも独自に「開発」とたものだと強弁しております(笑)。
そもそもこの新幹線「はやて」にしろ,もともと中国の高速鉄道車両は日本やドイツからの導入技術がほとんどであり,このような中国の車両輸出に対しては,欧州系のメーカーからは「技術供与はあくまで中国国内での使用に限定している」として,契約違反の警告を発せられているのです。日本企業も断固たる措置を講じなければナメられてしまいます。
世界に冠たる日本の新幹線技術を中国へ輸出,技術移転をしてしまえば,かの国(中国)のことですから,こうなることは目に見えていたはずです。ほんの少しの想像力さえはたらかせれば(笑)。これに強く反対していたJR東海会長の葛西敬之さんの認識は慧眼でした。それにひきかえ川崎重工業は・・・。トホホですね。
中国鉄道省は,中国共産党の創立90周年記念日の7月1日に,北京と上海を最短4時間48分で結ぶ高速鉄道を正式開業させると発表し,その中には「南車集団」がアメリカへの特許申請をしている「CRH380A」型車両(日本の「はやて」を参考にして「独自開発」したとされているもの)も含まれております。ところで,やはり産経新聞によると,今度開業するとされる中国版新幹線(北京-上海間)の走行速度について,今年2月に汚職で失脚した前鉄道相が安全性を全く無視して,最高速度を時速350キロに設定するようごり押ししていたということであり,技術供与元の日本とドイツの各企業からは時速300キロ以上の営業運転は設計上も乗客の安全を保証できないと指摘されたため,何とか方針変更されたということです。私がイヤだなと思うのは,中国が「独自開発」したとされる当該車両の営業走行を始めて,いざ大事故が発生したとたんに,技術供与元のせいにしかねないという点です。中国という野生のメンタリティーをもった国はやりかねません。
わが日本の新幹線は,昭和39年10月1日に開通以来,一度も乗客中の乗客の死亡事故は発生しておらず,このたびの東日本大震災の際にも東北地方を走行中の新幹線はいずれも安全装置が作動して安全停止を果たしております。こういった技術は,乗客の安全に対する技術者の真摯な態度と,研究と,ノウハウの蓄積があったればこそです。そのような素地もない中で,ただ儲けのために技術を盗もう,あわよくば海外輸出しようというのは無理があります。
何か文章を書くとしても,この蒸し暑さとだるさとで,どうにも考えがまとまらず散漫になってしまいます。ですから,本日のタイトルも雑感ということになります(笑)。
それにしてもこの季節は体調管理が難しいですね。これから到来する本格的な夏をどんな風にして乗り切ろうかと,ほおづえ付いて思案しております。「夏なんだから暑いのは当たり前だろう。」なんて,若い頃はへっちゃらだったんですが,こんなに年をとってしまうと思わず「夏を越す」という表現になってしまいます。まあ,若い娘のあかねちゃんだって,先日は体調を崩して2日ほど学校を休んでしまったくらいですから,これからは厳しい季節なんでしょう。まあ,漠然とですが,この夏を乗り切るために今考えているのは,十分な栄養と睡眠という基本的なことに加え,梅干し,ニンニク,日傘がラッキーアイテムになるだろうということです。
スーツ(特にズボン)のクリーニングのことで少しもやもやしており,考えがまとまっておりません。私は夏でもできるだけ歩くようにしていますので,特にズボンにも汗が付きます。ドライクリーニングの原理は素人の私にはよく分かりませんが,汗の付いたズボンの場合,本当にドライクリーニングだけで良いのでしょうか?ドライクリーニングっていうのは,水洗いはしてあるのでしょうか。というのも,クリーニング店から戻って来たズボンを匂ってみても,皮脂や汗の匂いの除去が完全でないのではないかという疑問をもっているからです。一方,水洗いだけでは汗の匂いは除去できても脂落としが十分でないのではないかとも思えるのです。そういう訳で,汚れや脂も落とし,かつ,汗の匂いも除去できるようなW効果のあるクリーニング法がないのか,あるいはそれをやってくれる店が近所にないのか,じっくりと調査してみたいと思っている今日この頃です(笑)。先日,せっかく夏用のスーツを2着新調したので,よく歩く私としては,汗臭さを蓄積させたくはないのです。
AKBの総選挙というのは,どうなんでしょうか。いろんな意味で違和感を覚えます。私がバッハの音楽やゴルフに夢中になっているように,本来ならば誰が何に夢中になってもよいのでしょうが,この日本国の伝統と文化を承継し,国を守り,次代を担う若者(特に男子)が,AKBに夢中になり,総選挙の投票権を獲得するために途方もない枚数のCDを買う,その儲けの相当の部分が総合プロデューサーの秋元康氏の懐に入る,総選挙の結果発表の席で第1位の人と第2位の人とが芝居がかったセリフを言う,夢中になっている若い男子がそんな光景をうっとりした目で眺めている・・・。商売としてはアコギな感じがしますし,こういった若い男子に対しては,もっと他にやることがないのかっ!と思ってしまいます。
総選挙ついでに申しますと,菅直人という希代の俗物が,近い将来,もしも自己保身のために「反原発」を最大争点として解散,総選挙に打って出たとき,有権者の人は騙されてはいけません。日本国の抱えている問題(イシュー)は「反原発」という単一のものではありません。多くの問題があるのです。そして,悪夢のような政権交代後の,最低最悪の民主党政権のこれまでの行状の数々を忘れてはいけないのです。臥薪嘗胆です。そういった枚挙にいとまのない民主党による悪行の数々が,「反原発」のスローガンの後ろに隠されてはならないのです。私は,今朝少しばかり二日酔い気味ですが,つくづくそう思うのです。
梅雨の季節は,どうも体調が良くないですね。だるくて疲れやすく,何となく気分も乗りません。原因は知りませんが,体調管理が難しい季節なのでしょう。自分だけかなと思ってネットで調べてみましたら,どうも自分だけではないようです。こういう時には,半身浴がお勧めですという記事に出くわしました。梅雨時はじとーっとした汗しかかきませんし,何かしら体内には毒素だけが溜まるような感じもしますから,ここは半身浴でスカーッとした汗をかきたいものです。代謝も良くなりそうですし。
韓国ドラマというのはどれくらいの視聴率を取っているのでしょうか。最近のテレビのリモコンは便利なもので,ワンタッチで番組表まで出てきます。その番組表を何気なく見ていますと,韓国ドラマの放映の多いことにビックリしました。お昼以降の時間帯には,必ずどこかの局では韓国ドラマが放映されているといっても過言ではないくらいです。私は韓国ドラマなんかには全く興味はありませんから一度も見たことはないのですが,どれほどの視聴率が取れているのでしょうか。本当にそういうニーズがあるのか,韓国政府や日本の大手広告代理店,迎合マスコミによる何か作為的なものを疑ってしまいます。韓国といえば,日本固有の領土である島根県の竹島を不法占拠し,日本の歴史教科書の内容に対しても不当な容喙をし,徹底した反日教育をしている国です。最近の韓国ドラマのラッシュ状況には本当に違和感を覚えます。同じBS放送でも,「日本人こころの巡礼~仏像の祈り」,「旅するハイビジョン 全国百線鉄道の旅」,「絶景百名山」みたいな番組ならば喜んで観るのに・・・。
さてそれにしても,見たくないのは菅直人という男の顔です。国会の会期延長に当たって,自らの退陣時期を明言することに猛反発し,第三次補正予算等については,「新たな体制で」みたいな曖昧な表現でまたまた延命工作を図ろうとしています。「新たな体制」ですと,場合によっては内閣改造で対応することも文言上は可能となってしまいます。この菅という男は,自己保身,権力欲・名誉欲の満足のためには,まるでゴキブリのような生命力を持っています。私が密かに期待している自由民主党参議院議員の西田昌司さんは,ある会合で,「このような状況になっても菅さんは何故やめないのでしょうか。」との参加者の質問に対し,言下に,「それはですね。菅が恥知らずだからです。」と答えたそうです(笑)。明快ですね(笑)。そのとおり!いよーっ,大統領(笑)。私がお気に入りのあるブログでは,次のような絵が貼ってありました。その絵というのは,ゴキブリが仰向けになっており,その頭の部分には菅直人の寝ぼけ眼の情けない顔写真が貼り付けてあり,その脇には大きなスリッパが存在している絵です。見た人にとっては,思わずそのスリッパでひっぱたいてやりたい衝動に駆られる絵です。
今日はとりとめのない話となりました。タイトルが「雑感」だから,それでいいんじゃないでしょうか(笑)。
もういい加減にしなければなりません。太るのも・・・(笑)。トド,セイウチなどがお友達に思えてきました。ここ2年間,自宅にある体脂肪計付きの体重計には乗ってはおりません。客観的な自分の体重,その他の数値を目にするのが怖いからです。恐らくではありますが,自分の身長からすると(171センチ),標準体重を7~8キロくらいオーバーしているのではないでしょうか。間違いないと思います。今から約4年前に夏用のスーツを作った頃は標準体重に近かったのですが,そのスーツは何とか着ることはできるものの,きつい状態です。先日新たにスーツを作った時には,改めて腰回りを胸囲を測り直してもらい,全然違うサイズとなってしまいました。
ここ2年間の変化といえば,ロータリークラブに入会し,確かに会合と飲食の機会が増えました。家族の団らんは良いこととはいえ,自宅での晩酌も増えました。食べる量も増えていると思います。いい年をしてこれではだめです。今朝の星座占いでも,双子座は第10位で,コメントは「食生活を見直しましょう」でした(笑)。もう少し賢いかなと思っていたのですが,愚か者でした。これからは絶対に標準体重に戻すように努力したいと思います。
前にもこのブログで書いたことがあると思いますが,ダンテの「神曲」によれば,地獄の第三の圏谷(たに)には,大食いの罪を犯した者が堕ちます。そこでは,ケルペロスという三つの喉のある怪物に懲らしめられます。
「ケルペロスという獰猛奇怪な獣が、この泥氷に埋もれた連中の上で、三つの喉から犬に似た鳴き声をたてる。その目は赤く血走り、髯は脂ぎってどす黒い、胴まわりは太く、手には爪が鋭い、亡者に爪を立てる、呑み込む、また引き裂く。雨に打たれて亡者どもは犬のように喚き叫び、背を向けて腹をかばい、腹を向けて背をかばう、このみじめな冒瀆者たちはぐるぐるとのたうちまわる。」(ダンテ「神曲」23ページ,地獄篇第六歌,平川祐弘訳,河出書房新社)。
恐ろしいことになっております。しかも,この大食の罪は,地獄での責め苦に限られません。煉獄に身を置く者も,その煉獄の第六の環道で大食いの罪を浄めなければならないようです。
「こうして私たちは、大食いの罪がいかに悲惨な刑罰を喰うものかを聞きながら、道の一端へ身を縮めてそこを通り抜けた。」(同書215ページ,煉獄篇第二十四歌)。
いくらお付き合いとはいえ,また,家族団らんとはいえ,もう暴飲,暴食も大概にしなければなりません。絶対に標準体重に戻そうと固い決意をしている今日この頃です。
自分の部屋には姿見がないので,毎朝ネクタイを締める際には,わざわざ廊下にある鏡の所まで行きます。私は娘のあかねちゃんの部屋に入ったりすることはめったにないのですが,今朝はネクタイを締め終わった後に自分の部屋に戻ろうとしましたら,たまたまあかねちゃんの部屋のドアがドバッと開いていたので何気なく入って見ると,少しショッキングな事象を目の当たりにしました。何と,勉強机の真ん前の壁に,江頭2:50のサイン入りの小さなポスターが貼ってあったのです。小さい物だとはいえ,こともあろうにエガちゃんかよ。お父さんは,お父さんは・・・そ,そんな子に育てた覚えはないのに(笑)。
あかねちゃんは,かねてから江頭2:50のことを,「お父さんが言うほど悪い人じゃないよ。」と述べ,いくつかのエピソードを交えながら私に講釈をたれます。まあ,確かに彼は,この東日本大震災の後に自らトラックを運転して,お忍びで福島まで物資を被災地に届けたといいます。きっとシャイで男気があって,良い人なんだと思います。でも,あかねちゃん,ほどほどにね,人間節度をわきまえることも重要だよー。あまり深入りしないでねー(笑)。そういえば,うちのカミさんの友人のあるお母さんが,「マンモグラフィー検査の時は,黒のレギンスなんかは絶対厳禁だよ。エガちゃん状態になっちゃからね。」などと,妙なアドバイスをされていたような・・(笑)。
今朝は,少しばかり二日酔い気味ですが,こういう時は決まってカレーが食べたくなるのです。しかも無性にです。それがどうしてなのか,いかに博覧強記の私でも分かりません(笑)。カレーに含まれている多くのスパイスが肝機能の回復に良いからでしょうか。それとも,あまり食欲のない二日酔いの時でも,カレーならばその辛さとスパイシーな香りとで,勢いで食べることができるからでしょうか。
いずれにしても,今日のお昼は,どんなに卑怯な手を使ってでも,絶対にカレーを食べることに決めていますし,実行します。しかも,むちゃくちゃに辛いやつを。
いったい,どうしちゃったんでしょうか。読売ジャイアンツと名古屋グランパスは。ジャイアンツの昨日の試合などは象徴的です。パリーグ最下位のオリックス相手に,九回裏までわずか3安打で,何とかこのイニングに追いつくのが精一杯でした。結果は1-4で敗北です。ケガ人が多いのは分かるのですが,フラストレーションのたまる試合が多いですね。阿部捕手が復帰したことは何よりですが,とても優勝できる感じはしません。この戦力で15勝15敗1分けですから,まずまずなのかもしれませんが,もっと爆発力がないとね。爆発しろーっ。
名古屋グランパスに至っては,ここまで1勝3分け2敗でリーグ12位に低迷中です。昨季の年間王者に輝いたのに・・・。6試合で5点しか取れていないし,先日などは昨季J2にいたヴァンフォーレ甲府に1-3の惨敗でした。情けない。グランパスも爆発力がありません。もっと爆発しろーっ。確かに名古屋グランパスも今のところケガ人の多さに泣かされていることは間違いありませんし,ACL(アジアチャンピオンズリーグ)の試合もあって過密日程に泣かされている面もあるでしょう。でもそれにしても情けない試合内容なのです。これはずっと指摘してきたことですが,このチームはやはり中盤を構成,支配できていません。あくまでも個人技頼みです。もっと組織的なサッカーを目指さなければダメでしょう。
さて,読売ジャイアンツと名古屋グランパスにはもっと爆発してもらいたいのですが,本来は爆発してはいけないものが中国では爆発してしまっております。中国製のテレビなどの電化製品が中国国内で爆発することがあるのは,これはもう日常茶飯のことのようですが,あろうことか江蘇省ではスイカが爆発してしまっております(笑)。その原因は使用されていた膨張促進剤だったようで,中国ではスイカの他に,ブドウ,イチゴ,キウイなどの果物に大量に使用されているようです(怖)。しかし,それで驚いていてはいけません。四川省成都市のスーパーでは,プラスティック製瓶入りの豆板醤(トウバンジャン)が・・・・・,ば,爆発してしまっております(爆笑)。女性客が棚にあったその豆板醤を手に取ったとたんに,「バン!」と音を立てて爆発し,その女性客は豆板醤を頭からかぶり,目に入ってしまったそうです。製造過程で内容物の発酵状態を正確に把握しておらず,その後容器内でさらに発酵が進み,内部圧力が高まったためだと説明されているようですが。
いやー,すごいことになっていますね。私としては,こういった物は爆発してはいけないものだと認識しておりますが・・・。
通勤や裁判所までの道のりは,私はたいていは徒歩です。良い運動になりますし,散歩気分になれます。しかし,特に出勤途上や帰り道では,本当に運転マナーの悪い自転車乗りのせいで,非常に不愉快になることがあります。これは毎日と言っていいほどです。
猛スピードで歩行者のすぐ脇を疾走させて恐怖感を与える者,時には腰を浮かして思いっきりペダルをこいでいる者,携帯電話をいじくりながら前方注視を怠っている者,減速もせず歩行者の間を縫うようにして走行する者,道路が交差する場所でも徐行や安全確認もせず飛び出して来る者などなど(以下,これらの極めて運転マナーの悪い自転車乗りのことを総称して「奴ら」と言います。)。
奴らの特徴をいくつか列挙してみましょう。第1に,奴らは,決して道を譲ろうとしません。そのままではすれ違いが困難なような場所でも,自らは減速も停止もせず,当然のように歩行者に道を譲らせます。ほぼ直角に交差する場面でも,奴らは減速等せず,歩行者の方を待たせます。第2に,奴らは,歩行者らとぶつかりそうになっても,決して頭を下げたり謝ろうとしません。歩行者を危険な目に遭わせているのは奴らなのに,かえって奴らは「危ないな」といった目つきで歩行者を目で非難します。第3に,信号が変わりそうな時にどうしても交差点を渡りたいと思う奴らは,猛スピードで自転車を疾走させ,交差点を渡りたい一心でその視野が狭くなり,周りの人のことなど気にも止めません。第4に,奴らは決まってしかめっ面か不機嫌な表情をしています。もともと傲岸不遜な性格が表情に出ている場合もありましょうが,そのほとんどは交通の危険に対する漠然とした不安のなせるわざでしょうし,換言すればそれだけ奴らが危険なスピードやマナーで走行しているということでしょう。
みなさんは,道を歩いていて,少し進行方向を変えようとする際,思わず後ろを振り返りませんか。猛スピードの自転車が接近していないか気になりませんか。徒歩通勤というものは,前にも言いましたように,良い運動になるし,ちょっとした気分転換になって気に入っているのですが,奴らのせいで一日数回は不愉快にさせられ,内心では罵詈雑言を浴びせていますし,私は蛇蝎のように嫌っております。
自転車という乗り物は,本当に便利でしょうし,自転車そのものに罪はありません。しかし,お気に入りの徒歩通勤の際,奴らのせいで一日数回は不愉快にさせられるとあっては,「坊主憎くけりゃ袈裟まで憎し」ということにもなりかねません。歩行者として,猛スピードで自転車を疾走させる奴らのために恐怖を感じたり,ハッとさせられたりしたような時には,私はその時だけ検察官になって,奴らを交通刑務所にぶち込んでやりたいくらいです(笑)。
毎朝私は,家族全員で朝食をとります。ご飯と味噌汁,納豆とアジの開き,そういった純和風の食事です。それはこれまで法統連綿と続いてきた我が家の朝食なのです(笑)。みんな「いただきます。」と言ってから箸をつけます。終われば「ごちそうさまでした。」
朝食の後,私は産経新聞,読売新聞の順にそれぞれ興味のある記事に目を通すのです。ある朝,読売新聞を読み終えようとした際,仁丹みたいな大きさのホントに小さなシャボン玉が突如として私の目の前に現れたのです。可愛いそのシャボン玉はしばらくの間空中を浮遊しておりました。
そのシャボン玉は,うちのカミさんが食器等を食洗機に入れる前に洗剤で洗った時に発生したホントに小さなものでした。新聞を読んでいた場所と食器洗いの場所とはそれほど近くもありませんが,その小さなシャボン玉はわざわざそこまでやって来て,何か言いたげでした。私は紙面から目を離して,しばらくそのシャボン玉を見ておりましたが,その時ふと感謝の念が生じました。このホントに小さなシャボン玉は,うちのカミさんが家事を真面目に一生懸命にやってくれている証なのだなと。彼女はねずみ年だからでもないでしょうが,炊事,後片付け,洗濯,掃除など本当にマメによくやってくれます。私ときたら,カミさんの体調の悪いときなどはご飯を炊いたり,おかゆを作ったり,味噌汁や簡単なおかずを作ったりすることはできますが,そんなことは滅多になく,普段でもごくたまにお風呂を洗ったり,洗濯物を取り入れたりなどをするくらいで,その他の家事はカミさんに任せっきりです。
朝食後に新聞をゆっくり読めるのも,普段いろいろな本を読めるのも,そしてこれらの付け焼き刃の知識や情報で評論家気取りでブログを書いたり,床屋政談ができるのもカミさんのお陰なのです。感謝しなければなりません。このホントに小さなシャボン玉は,感謝の気持ちを忘れがちな私に対して,「恐れながら,感謝の気持ちを忘れちゃダメだと思いますよ。たまには家事を代わってあげるくらいの殊勝な心がけがあっても,バチは当たりませんよ。」と窘めてくれたのです。
暴風雨や炎熱地獄の日でない限り,私は自宅から事務所へも,そして事務所から名古屋の裁判所へも,徒歩で参ります。
それにしても先日,裁判所からの帰り道,もともと城のお堀であったと思われる場所に生い茂った草木の見事だったこと。名古屋の裁判所の住所である中区三の丸という名が示すように,あの界隈は昔はお堀だったと思われる場所があるのです。そこに生い茂った草木の景観の見事さには思わず立ち止まって見入るほどです。特に雨の日はその色の鮮やかさが際だちます。緑といっても正確には黄緑色で,正に若葉の色です。本当は少しばかり傘を差しながら立ち止まって眺めていたいのですが,通行人もあり(同業者も結構多いのです),少し小恥ずかしいのでゆっくり歩きながらの鑑賞でした。この日本にははっきりとした四季があり,季節の移り変わりを気づかせてくれる美しい自然があります。ありがたいことです。政治及び政治家(特に民主党など反日左翼政党)以外は本当に素晴らしい国です。
雀も好きです。鳥の中では一番好きなんじゃないでしょうか。愛くるしくてほっぺたにチュをしたくなるくらいです。あんな可愛い鳥もいません。特に朝,事務所に向かう途上で見る雀には癒されます。漂泊の俳人井上井月にも雀の句作があります。
「気配りの 親と知らるる 雀かな」
「乙鳥(つばくろ)も 雀も客よ 花の宿」
最初の句は特に微笑ましいですね。数匹の雀の群れがあり,何やらエサを一生懸命につついておりますが,その中でも周りに注意を払って子を守ろうとしているかのような一匹がいます。おそらくそれが親なのだろう・・・という句でしょう。二つ目の句は分かりやすいですね。漂泊を続けた井月は春の大自然を寝床に寝っ転がり,花を愛でていますが,そこに乙鳥(つばくろ)も雀も客として現れた,お互い仲間だなあという句でしょう(笑)。