名古屋の無料法律相談ならあかね法律事務所


無料法律相談受付電話番号052-223-2101

受付時間(平日)
9:00〜18:00

無料電話
法律相談
無料面談
法律相談
アクセス

MENU

弁護士ブログ

2012/08/17

[カテゴリ]

 

 韓国の李明博大統領の竹島上陸,そして中国人の領海侵犯と尖閣諸島への上陸・・・。日本国民の一人として憤懣やるかたない気持ちでいっぱいです。これは,長年の日本政府の怠慢によるツケが回ってきたということに他なりませんが,このどうしようもない状況は,特に売国的な民主党政権になってからは坂道を転げ落ちるように加速度がついてしまっています。

 

 どうですかね,日本人のうちよほど鈍感な人でも最近ではようやく韓国や中国によるこのような傍若無人の振る舞いに,不快感を覚えるようになってきたのではないでしょうか。でも私がつくづく思うのは,お人好しの日本人は,「のど元過ぎれば熱さ忘れる」ということわざどおり,こういった不愉快な感情が一過性のもので終わってしまいがちです。この際,特定アジアといわれている中国,韓国,北朝鮮との今後の外交関係を思うとき,日本人ももうそろそろ覚醒し,「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して」などといった平和ボケ,寝とぼけたことを言ってないで,この際いわゆる「東京裁判史観」を脱却し,日本人も本当の歴史を知り,本当の歴史観を身につけるべきだと思うのです。

 

 中国は「中国共産党史観」に立脚したプロパガンダ,また朝鮮半島はいわゆる「七奪」論に典型的に表れているように歴史捏造が著しいため,同じ歴史観に立とうとしたって無理に決まっているし,そうすべきでもありません。ですから,取り敢えずは「東京裁判史観」から脱却しましょうよ!評論家の故江藤淳さんは,「閉された言語空間」という名著の中で,GHQの占領政策とその期間中の検閲等の目的について「日本人にわれとわが目を刳り貫かせ、肉眼のかわりにアメリカ製の義眼を嵌めこむことにあった」と見事に喝破されています。まだ義眼を嵌められたままですし,去勢されたままなのです。

 

 さてさて,竹島と尖閣諸島です。竹島と尖閣諸島が日本固有の領土である根拠を説明できますか?これをちゃんと説明できるようでなければ,だめだと思うのですよ。これまでの外交姿勢を見る限り,外務省は腰抜けだと思っておりますが,外務省のホームページにはちゃんと詳細な根拠が説明されております。「外務省 竹島」,「外務省 尖閣」などとキーワードを入れて検索すれば,あっという間に理論武装できます。これらが日本固有の領土であることを説明できなければ始まりません。

 

 それにしても,韓国の李明博大統領・・・。自分の実兄が汚職で逮捕されたり,政権がレームダック状態にあるからといって,天皇陛下に言及したあの発言は絶対に許すことはできません。外交上の非礼も甚だしく,日本政府は毅然とした対応をすべきです。

 

 売国的な民主党政権(野田首相)は,昨年10月,日韓通貨スワップ協定の限度額を,従前の130億ドルから700億ドル(当時の為替レートで5兆5000億円)に増額しています。ばかな・・・本当にばかな・・・。こんな協定,メリットがあるのは韓国側だけであって,日本にはデメリットこそあれ,メリットなんかは何もありません。1997年のアジア通貨危機の時も,2008年から2009年にかけて韓国の通貨ウォンが暴落した韓国通貨危機の時も,日本は助けてやりました。でも韓国は全く恩義に感じておりませんし,ましてや韓国の国民もそんなことは正確には知らされず,ずっと続く反日教育の「成果」がどんどん発揮されております。ロンドンオリンピックの男子サッカー3位決定戦後の韓国選手のIOCオリンピック憲章違反行為でも明らかでしょう。

 

 まずは手始めに日韓通貨スワップ協定など見直しを検討すれば良いのではないでしょうか。ましてや,対外純資産額21年連続世界一の日本は,ウォンという通貨の脆弱性を無視して,韓国国債をウォン建てで買うなんてばかなことはすべきではありません。

2012/08/07

[カテゴリ]

         
 この愛すべき日本の経済はここ14年ほど,ずっとデフレです。物価が継続して低下していく経済現象です。2~3%程度のインフレはどうってことなく,むしろ好ましく,デフレの方が圧倒的に怖いのです。私は日本人の能力を信じていますが,デフレ経済から脱却できていません。これは要するにデフレから脱却する必要性を感じていない勢力が隠然として存在しているからなのではないでしょうか。デフレを脱却できない責任を政府が負っていることは勿論ですが,実はそれと同等かそれ以上に責任を負うべき存在があります。それが日本銀行です。

 

 素人である私でも,特にこのデフレ脱却論について素晴らしい論を展開されているなと常々感心しているのが,学習院大学経済学部教授の岩田規久男さんと,産経新聞編集委員の田村秀男さんでしょう。論旨のわかりやすさと説得力という点で双璧だと思います。

 

 「日本銀行 デフレの番人」(岩田規久男著,日本経済新聞社)という本を最近読んだのですが,誠に素晴らしい。日本の中央銀行である日銀は,「物価の番人」というのは知っていましたが,「デフレの番人」であったとは(笑)・・・・・。もちろんこのタイトルは強烈な皮肉であり,また真実です。

 

 この本の中で日銀の定見のなさ,無責任ぶりを指摘されたほんの一部だけでも引用しておきましょう。

 

「『デフレでも、デフレ・スパイラルが起きていなければ問題ない』と言い、『いまは、デフレか』と聞かれると、『デフレかどうかは定義の問題だ。03年と04年は消費者物価上昇率がマイナスでも景気はよかった』と言っていたその人が、政府に『デフレ宣言』を出されると、慌てて、『いまはデフレだ』と臆面もなく前言を撤回し、急遽、追加金融緩和策を打ち出す始末である。まるで、節操も、定見もない。」(同著190頁)

 

 デフレは円高の要因です。デフレは企業の収益を押し下げ,ひいては労働者の給与や可処分所得を押し下げ,ますます内的需要が低下します。日本経済が縮小のスパイラルにはまり込んでしまっています。諸外国の中央銀行はもっと責任をもって金融政策を遂行しているのに・・・。日銀関係者はびっくりするほどの高給をはんでいます。2006年当時の日銀総裁の年間報酬は約3600万円,2人の副総裁でもそれぞれ約2800万円,審議委員も約2700万円に達しております。庶民の生活なんか念頭になく,日本経済が沈みっぱなしでも自分たちの報酬は貰える訳です。

 

 この本で岩田規久男教授は,日本のこのデフレ状態から脱却するための処方箋として,①デフレ予想をインフレ予想に転換すること,②日銀がインフレ目標(ターゲティング)にコミットすること(責任を持つということ),③予想インフレ率を2%にするために必要なマネタリーベースを確保すること,④日銀法を改正し,インフレ目標を最終的に決定するのは政府であり,日銀はその目標を達成するための手段を選択し,責任を負うことなどを提唱しています。もっともなことです。大変勉強になります。

2012/08/06

[カテゴリ]

 

 ロンドンオリンピックもいよいよ後半戦に入っています。わが日本は,柔道女子57㎏級で松本薫選手が,また体操男子個人総合で内村航平選手がそれぞれ金メダルを獲得しました。本当に見事です。我々に勇気を与えてくれました。

 

 その他の選手も,銀メダルや銅メダルを,ここまで20数個も獲得し,これまた見事な活躍を見せております。あっぱれです。日本選手団には後半戦も是非頑張っていただきたいと思います。

 

 ところで,私が小さいときはもちろんのこと,そうですね,少なくとも10年ほど前までは,日本人選手が見事に金メダルを獲得した時は,その表彰式の模様や日の丸の掲揚,君が代吹奏の場面はちゃんとテレビ放送されていたのではないでしょうか。この表彰式の際の君が代を聴き,徐々に頂点まで上っていく日の丸を目にして,お茶の間で感極まって一緒に涙したものです(笑)。感動の場面なんですよ・・本当に。

 

 このロンドンオリンピックは,日本人選手の獲得した金メダルはここまで2個ですが,松本薫選手も内村航平選手もそれぞれ表彰式に臨み,それぞれ日の丸の掲揚と君が代の吹奏がなされたはずです。でも,マスゴミ,いやマスコミはこれをちゃんと放送しましたか?NHKも民放各社もちゃんと放送していないのではないですか。

 

 私,前回のオリンピックとは違って,今度のオリンピックは割とよくテレビ中継を見ている方ですが,ここまで金メダル2個とはいえ,この2個の金メダルを獲得した各日本人選手の表彰式の模様をちゃんと目にしてはおりません。マスゴミ,いやマスコミはちゃんと放送していないのです。

 

 かつては放送されていたのに,最近ではなぜこれがなされないのか。これまた非常に違和感を覚えます。理由やその背景についてはよく知りませんが,少なくとも次のようなことははっきりと指摘できるのではないでしょうか。マスゴミ,いやマスコミは,できるだけ日の丸や君が代を視聴者に触れさせたくないというスタンスで臨んでいる,またそういう勢力が徐々にマスコミの中枢を蝕み始めているということです。諸外国のテレビ中継では,きっと,自国の選手が金メダルを獲得して表彰台に臨むときは,その国旗掲揚と国歌吹奏の場面を例外なく放映していると思います。それが当たり前です。日本のマスコミだけですよ,自国の国旗や国歌を冷遇しているのは。だから私はマスコミのことをわざとマスゴミと間違えているのです(笑)。

 

 とにかく私は,かつてやっていたように,テレビの前でその表彰式での日の丸と君が代に接し,その選手の苦労をねぎらいつつ,感動で泣きたいのです。

2012/07/25

[カテゴリ]

         
 あのー,このクソ暑いのに人の文章など読みたくない,と思われるかもしれませんが,お付き合いください。

 

 「岸信介証言録」(原彬久編著,毎日新聞社)という本を読んでしまいました。感動しました。岸信介という政治家については様々な評価があるでしょうが,その確固たる信念に基づいて国のために身を賭した立派な政治家だと私は思います。最近では,民主党のいろいろな連中が,いとも簡単に「身を賭して」などと軽々しく連発していますが,本当に噴飯ものです。政治家には何よりもこの岸信介のような国家観と確固たる信念がなければなりません。

 

 あんまり簡単に総括してしまうのはよくないとは思いますが,政治家としての岸信介の功績は,何と言ってもこの日本を真の独立国家たらしめる目的で行った「保守合同」と「安保改定」でしょう。本当はこれに加えて,「憲法改正」まで行いたかったのでしょうが・・・。「保守合同」というのは,いうまでもなく自由党と日本民主党との保守合同による自由民主党の創設,「安保改定」というのは,その時点で可能な限りの当事者対等を前提とした日米安全保障条約の改定のことです。安全保障の枠組みの選択としては,やはり岸信介の判断に誤りはなかったと思います。

 

 この1960年の安保改定の際には,国会議事堂や首相官邸は凄い数のデモ隊や群衆に取り囲まれ,6月19日午前零時に新条約自然承認となる日の晩は,首相官邸に閉じ込められた形になった首相岸信介は実弟の佐藤栄作(当時蔵相)と二人きりでその晩を過ごし,「とにかく殺されればここ以外ないじゃないか。」などと言って,死を覚悟したといいます。そして,「安保改定」を果たした岸首相は,その後ほどなくして退陣表明をします。実際に内閣総辞職となったのは7月15日ですが,その前日の14日,岸信介は暴漢に刺され,瀕死の重傷を負っています。命がけだったのです。岸信介は「新安保条約を完全に成立せしめることが自分の使命であって、それさえ達成すれば、後はいろいろやる人がいるわけだからね。ただしかし、安保条約を有効に成立せしめるのは、日本で俺一人しかいないんだと、殺されようが何されようが、これをやることが日本のために絶対必要であると思っていました。」と発言しております(同書297頁)。

 

 岸信介の座右の銘といいますか,好きな言葉(いずれも孟子の言葉)がやはり同書では紹介されております(345頁)。

 

「至誠にして動かざる者は、未だ之(これ)有らざるなり」(完全な誠の心があれば、人を動かし得ないものは未だかつてない)

 

「自ら反(かえり)みて縮(なお)くんば、千万人と雖(いえど)も吾往(われゆ)かん」(反省してやましいところがなければ、千万人の反対があっても自分の道を進もう)

 

 久しぶりに感動した本でした。自由民主党の安倍晋三代議士は,この岸信介さんの外孫です。安倍晋三さんの首相在任は1年ほどの短さではありましたが,その極めて短い間に彼がやり遂げた功績をマスゴミ,いやマスコミはあまり評価していないのか,伝えようとしません。①教育基本法の改正,②防衛庁の防衛省昇格,③憲法改正国民投票法の制定などです。どれもこれも重要で必要なことばかりではありませんか。その覚悟の度合いには違いはあっても(笑),安倍晋三さんは政治家としての岸信介さんを目指しているのでしょう。今の自由民主党の幹事長をはじめ,このままでは同党に期待したくても期待できません。やはり安倍晋三のような方々が頑張ってくれなければね。

2012/07/12

[カテゴリ]

         
 梅雨の真っ最中なのだから仕方ないのかもしれませんが,各地で豪雨となっております。特に熊本県や大分県では今までに経験したことのないような雨の量のようです。被災された方々には心からお見舞い申し上げ,くれぐれも備え怠りのないように。特に熊本県には私の親族も住んでおりますので心配なことです。

 

 さて,7月11日には小沢新党が立ち上がりましたね。「国民の生活が第一」という党名のようです。結成メンバーは衆議院議員37人,参議院議員12人の合計49人です。世論調査によると,この小沢新党に期待している人はごく僅かで,約8割の人は期待していないようです。私も勿論その一人です(笑)。唾棄すべき民主党政権が一刻も早くその政権の座から転がり落ちることこそ日本の国益に資することになると痛切に思っているこの私が,その民主党の詐欺のようなマニフェストにさらに忠実で原理主義的な小沢新党などに期待する訳がありません(笑)。

 

 はっきり申し上げて,テレビ画面に映る小沢一郎という人の顔を見ていると,もう痛々しいという感じがいたします。もう終わっているんですよ。将棋で言えば,「詰んでいる」状態です。何よりもあの気持ち悪い作り笑いが生理的にいやですし,離党届を預からなくては結束が維持できないようではね。小沢新党のメンバーである衆議院議員37人のうち当選1回議員が24人に達し,さらにこの24人のうちの12人は比例区からの当選です。小選挙区での実績が認められてではなく,平成21年のあの「政権交代」や政党名の風に乗って当選を果たした人達であるに過ぎません(小選挙区で落選して比例で復活した人も少なくないのです)。同様に,参議院議員12人のうち8人は比例当選組です。何を言いたいのかというと,解散総選挙によって小沢新党の公認を受けたこの衆議院議員の人達のほとんどは,再び国会議事堂に戻ってくることは無理だろうと思うのです。参議院議員にしても同様でしょう。

 

 タンポポの種子は頭に綿毛(冠毛)が付いていて,風が吹くとフワフワとどこかへ飛んでいってしまいます。まずは衆議院の解散風が吹きますと,こういった人達はそれっきりになってしまうのではないかと思ってしまうのです。ですから私としては,小沢一郎という人やこれに雷同しているこういった当選1回の議員の姿を見ていると,痛々しくなってしまうのです。

 

 もうこの辺でやめようと思ったのですが,あと一言。

 

 この小沢新党は,「消費増税反対」,「脱原発」,「復興優先」などといかにも俗耳に入りやすいことを基本方針に挙げていますが,財源はどうするんですか?GDPを稼ぎ出す源泉である企業活動に支障のない代替エネルギーはどのように確保するのですか?小沢さんは岩手県選出議員ですが,政権与党の重鎮として復興のための陣頭指揮を地元でおとりになっていたのですか?・・・・

 

2012/07/09

[カテゴリ]

 

 平成23年10月,大津市内の中学2年生の男子が飛び降り自殺をした事件が報道されていますが,本当にやり切れないという思いがあります。私が特に怒りを感じたのは,大津市教育委員会による記者会見の内容です。はっきり言いまして,記者会見に臨んだ面々の顔はどれもこれも非常に醜悪でした。事なかれ主義と,自己保身,卑怯というものが全面に表れていました。

 

 新聞報道では,この自殺事件直後には,全校生徒(859人)を対象にして,本件に関する「暴力」,「いじめ」についてのアンケート調査が実施され,伝聞を含めて227件の「暴力」,「いじめ」に関する証言が得られていたというではないですか。しかもその回答内容は生々しく,トイレで殴る蹴るの暴行を受けたり,首を絞められたり,教科書をビリビリに破られたり,口の中にハチやカエルを入れられたり,万引きを強要されたり,そして自殺の練習までさせられていたという回答もあったといいます。挙げ句に,担任の教師がこのような実態を現認しながら形ばかりの注意をしただけで,あとは一緒になって笑っていたという証言まであるのです。

 

 私が知りたい一つ目の点は,このようなアンケート結果を前提として,当該中学校関係者や大津市教育委員会がどのような調査をし,その調査によってどのような情報を得,最終的にどのような理由で「自殺との因果関係はない」と帰結したのかということです。理不尽にも殴る蹴るの暴力を振るわれ,ハチやカエルを口に入れられ,教科書をビリビリにされ,万引きを強要され,挙げ句に自殺の練習までさせられたら,多感な少年が発作的に自死を選んでしまうということは,十分に考えられるのです。推測でものを言ってはいけませんが,アンケート実施後は生徒には事実上の箝口令のようなものがしかれていたという情報もありますし,アンケート結果のごく一部しか公表されなかったことからすると,学校関係者や教育委員会の面々が事なかれ主義,自己保身に走ったのだと思います。

 

 私が知りたい二つ目の点は,アンケート結果に表れたような生々しい場面の目撃談や伝聞情報があったくらいですから,被害生徒が自殺に追い込まれる前の時点で担任教師をはじめ,学校側がそのような実態を本当に把握できなかったのか,一部できていたとしてもそれほど深刻なものとは受け止めていなかったのか,それとも見て見ぬふりをしていたのか,ということです。もし後者だとしたら,教職者としてはあるまじきことです。

 

 私が知りたい三つ目の点は,いじめの加害者生徒(状況からして「いじめ」が全くなかったとは到底いえないでしょう)は,親からどのような家庭教育を受け,どのような躾を受けてきたのかということです。端的に言いますと,「共感」という感情を育むような環境に置かれていたのかということです。共感とは,他者と喜怒哀楽の感情を共有すること,またその感情をいい,通常は人間に本能的に備わっているものです。例えば,ある人が酷い目に遭っているような時,「辛いだろうな。」,「可哀想だな。」,「何とか助けてあげたいな。」というような感情です。こういう共感という感情,情操は,通常ならばもともと人間に備わっているとはいうものの,さらに家庭教育で育んでいかなければならないものです。

 

 いずれにしても,この事件は既に民事訴訟が提起されております。この訴訟の中で真相が明らかにされるべきです。それにしてもこういった事件は残念ながらあとを絶ちません。学校関係者や教育員会関係者には襟を正して欲しいと思っておりますし,彼らこそ「共感」という感情を取り戻して欲しいと思います。

 

 このブログでもよく登場する会津藩の「什の掟」の中には,「一、ひきょうなふるまいをしてはなりませぬ」,「一、弱いものをいじめてはなりませぬ」とあります。また,薩摩藩伝統の郷中教育の指導の中に「弱いものいじめをするな」とあります。武士道のわが日本には,昔から卑怯を憎む心があります。親や教師は,現在でも家庭教育や学校教育でこういったことを実践,指導していく必要があると思います。

2012/06/15

[カテゴリ]

 

 社会保障・税一体改革関連法案をめぐる自民党らと民主党との修正協議の最終期限は,どうやら本日のようです。自民党と民主党との間では,概ねこの協議についての合意ができたとの報道もあり,自民党としては6月21日の会期終了までの間の採決を求めることになるのでしょう。

 

 採決ということになりますと,消費増税に反対する民主党内の小沢一派や中間派はどう動くのでしょうか。採決に当たっては,党議拘束がかかるでしょうから,それでも反対する勢力は除名等を覚悟しなければなりませんし,一方,とても有能とは思えない場当たり的な野田首相サイドとしては,党の分裂リスクも覚悟しなければならないことになります(笑)。

 

 今の日本に一番必要なのは,目先の消費増税よりも,まずはデフレ経済からの脱却,そして教育,外交・安全保障,憲法改正であることは間違いありませんし,あのどうしようもない谷垣という人を総裁にいただいている自民党には言いたいことは山ほどありますが,今日は民主党のことに絞ります。ただ,私も仕事がありますので,ほんの少しだけ。

 

 前にもこのブログで述べたのですが,私は民主党という政党はもちろんのこと,この政党のあのロゴマークが大嫌いなのです。分かりますか?あの2つの赤い丸状のものがくっついたやつですよ。どうしてもあのマークを見ていると,我が愛すべき日の丸の赤い丸が引き裂かれそうになっているように思えてくるのです。つまり,民主党という政党の隠れた党是は,この愛すべき日本を引き裂くというか,分裂させるというか,国家としての弱体化を狙っているのではないかとさえ思えてくるのです。これが杞憂でないことは,民主党が政権をとった平成21年8月末の総選挙後,鳩山,菅,・・・もう名前を挙げるのさえ嫌な連中どもがこの国をどんな風にしてしまいましたか。国益を害し続けてきたとしか評価できないのです。

 

 ただ,この消費増税をめぐって,民主党が分裂等してくれれば私としては望外の喜びです(笑)。ちょうどその分裂的な表象のロゴマークのように(爆笑)。国民の一人として不謹慎だとのそしりは免れないかもしれませんが,この1週間は楽しみなんです(笑)。ジャイアンツの活躍以上に。

 

 民主党政権の樹立以来,国民の皆さんも,そのコアな民主党支持者以外は,本当に心底懲りたのではないでしょうか。いや,心底懲りなければなりません。人間,学習というものをしないと(笑)。もう二度と民主党政権,あるいはこれを中心とした政権を作るような愚かなことがあってはならないと思うのです。そのためには,「羮に懲りて膾を吹く」くらいでなければなりません。

 

 にもかかわらず万が一,再び民主党政権,あるいはこれを中心とした政権を作るようなことがあったとしたら,もう今度こそこの愛すべき日本はダメになってしまいますし,日本国民は正に「地獄の門」の前に立たされることになるでしょう。

 

 ダンテの「神曲」の地獄篇の第3歌はちょうどこの場面です。主人公のダンテがウェルギリウスに導かれ,「地獄の門」の前に立ちます。その「地獄の門」の頂には次のような銘文が刻まれております。

 

「汝等こゝに入るもの一切の望みを棄てよ」

2012/06/07

[カテゴリ]

         
 我が栄光の巨人軍,とうとうセ・リーグの首位に立ちました。・・・定位置です。しかもめでたい私の誕生日に(笑)。当然に我が家で祝杯を上げました。

 

 お酒もほどほどにしておかないと・・・。ただ,このブログを読んでいただいている方々の中には,よほど私が酒飲みと思われている向きもあろうかと思いますが,実際には1週間に3日ほどは休肝日を設けているのですよ。ところで,これは以前にもこのブログで書いたかもしれませんが,お酒を飲んだ晩はよく眠れるかというと,体験的には必ずしもそうではなく,かえって夜中に目が覚めることもあり,睡眠の質が高まるとは思えません。むしろお酒を飲んでいない夜の方が睡眠の質が良いように思います。さる文献にもそんなことが書いてありました。

 

 そうそう,数日前でしたか,その晩はお酒を飲んだので午前3時ころに目が覚めてしまいました。トイレに立った後,ちょっとテレビのスイッチを付けてみたら,政治家として私が最も嫌いな一人で,政治家として認めたくもない菅直人という人がテレビで報道されておりました。国会での東電福島原発事故調査委員会における参考人聴取を終えた数日後に,この人間はある講演会で「脱原発」を力説し,市民運動家上がりらしく,さかんにアジって(扇動して)おりました。唾棄すべき民主党政権のうちに,この人物は,あろうことか,そしてこともあろうに日本国の首相にまでなってしまいました(苦笑)。私が思うに,将来的には国民が選択すれば「脱原発」でよいのでしょうが,現在の為政者としての責任は,それを実現するまでの間の日本経済が問題なく維持,発展していけるように,国益を損なわないように,その電力確保等についての明確かつ実現可能なビジョンを打ち立て,これを実行していくことでしょう。この菅という人は,ただ「脱原発」をアジっているだけです。過去も,そして現在までも一貫して単なる市民運動家に過ぎないのです。とうてい為政者などと呼べる代物ではありません。

 

 産経新聞の署名記事のうち,署名者として私が最も評価しているのは田村秀男(編集委員),阿比留瑠比(政治部記者)の両氏ですが,6月3日の産経新聞朝刊の阿比留氏の署名記事は大変面白かったのです。その記事の見出しは「危機に最も不適格な菅前首相」というものでした(笑)。5月28日の参考人聴取における菅という人の,まことに卑怯な(武士道の対極にあります),独善的な,見苦しい言い訳・弁解の数々は酷いものでした。この記事の中には,東日本大震災の直後から首相官邸に助言・提案を行っていた上原春男・元佐賀大学長のコメント内容が引用されております。そのコメントは「よくもまあ、日本国民もこんなばかな首相をいただいたものだ。私の知る限り、歴史上最低の首相じゃないですか。」というものです(笑)。快哉・・・快哉を叫ぶとはこのことです。危機にあってこそ冷静な対応を求められる一国の首相たる立場にありながら,この菅という人は,真摯な姿勢で提言を続ける上原氏との会話の中で,突然「なにいっ!」と激高して,日本語かどうかも聞き取れない言葉で延々とわめき散らしたといいます。この上原さんは,古くは福田赳夫氏から最近は安倍晋三氏まで,多くの首相からエネルギー政策全般について意見を求められてきた方ですが,菅という人にはあきれ果てたといいます(笑)。

 

 この菅という人物は,福島第一原発事故の際,その必要もないのに現場に乗り込んで行ってかえって現場を混乱させ,有効な打開策実行の遅れの元凶となっていたにもかかわらず,件の参考人聴取において,「現場の考え方や見方を知る上で、顔と名前が一致したことは極めて大きなことだった」とのたまっています(爆笑)。「顔と名前の一致」ですって。・・・もう論外です。繰り返しますが,参考人聴取における菅という人のまことに卑怯な,独善的な,見苦しい言い訳・弁解,「記憶にない」の連発,責任転嫁の数々は酷いものでした。

 

 この署名記事を書いた阿比留記者のさらにその前の産経新聞朝刊の記事も出色の出来で,ニーチェの言葉が見事に的確に引用されております。その引用されたニーチェの言葉というのは次のようなものでした。

 

 「『それは私がしたことだ』と私の記憶は言う。『それを私がしたはずがない』・・・・と私の矜持は言い、しかも頑として譲らない。結局・・・・記憶が譲歩する」

 

2012/05/10

[カテゴリ]

 

日本政府は,国連教育・科学・文化機関(ユネスコ)に対し,世界の無形文化遺産として和食を登録申請しました。すんなり登録されるかどうかは分かりませんが,5月1日付けの読売新聞朝刊にそれに関する記事が掲載されておりました。

 

確かに和食は,その美味しさ,健康面での良さ,外観などの要因でしょうか,海外ではその人気が高まっております。でも,その本家本元であるはずのわが日本国内では,和食離れも指摘され,そもそも「サザエさん」の磯野一家のように家族で食卓を囲むという素晴らしい文化が廃れつつあります。本当に嘆かわしいことです。

 

その新聞記事によると,朝食に何を食べるかというあるアンケートではご飯が34%,パンやシリアルが40%となっており,ご飯があまり食べられなくなる傾向があります。私なんか,幼少のころから朝食はご飯と味噌汁,あとは簡単なおかず(海苔や卵焼きなど)で育ってきましたし,現在でも,そして今朝もそうなっておりますし(笑),特段の事情でもない限り家族全員でいただきます。しかし,新聞記事で紹介されたある会社の食卓調査の結果によると,スナック菓子やビスケットだけの朝食や昼食,サンドイッチと焼きそばといった「主食重ね」の夕食,食器を使わずにアルミホイルを皿代わりにする。そして箸をきちんと使えないままの子供。さらには,家族はそれぞれに好きな物をバラバラの時間に食べる・・・。

 

こんなもの家庭とは言えません。磯野一家のちゃぶ台でなくとも,朝食はもちろんのこと,夕食でも可能な限り家族全員が揃って食事をいただき,親も子供も前の日にあった出来事やその日にあったことなどを語り合うのです。もちろん箸使いその他の食事のマナーなども身につけ,お母さん任せではなくできれば家族が配ぜんも手伝うのです。食事の団らんの際に,子供は親の苦労を理解し,親は子供の悩みや普段考えていることなどを把握するのです。確かに,子供が大きくなれば部活や塾通い,父親だって残業ということもあるでしょうが,そんな状況下でもできるだけ家族全員で食卓を囲もうという努力はすべきでしょう。家族がそれぞれに好きな物をバラバラの時間に食べるなどというのは,もはや家庭とは言えない。

 

ところで,くだんの新聞記事のまとめ方,締めくくり方が極めて浅薄なのには呆れました。「和食が世界の無形文化遺産に登録されれば、日本人自らが和食の魅力を再確認し、次世代に継承する原動力になるだろう。」ですって・・・。ユネスコに和食が登録されたからといって,果たしてそうなるでしょうか。特に家庭内における和食文化の衰退という問題に対しては,そんな浅薄な捉え方ではだめでしょう。

 

約60年をかけて徐々に日本人の精神構造が劣化してきた訳ですし,古き良き家庭文化も衰退してきたのですから,やはり躾を含めた家庭教育,学校教育の立て直ししかないのではないでしょうか。家庭内できちんとした躾ができ,磯野一家とまではいかなくてもそれに準ずるような,そして戦前にはどこのご家庭にも見られたような典型的な文化,さらには家族の絆がいつも感じられるような関係を形成していけるような将来の「親」を育成していかなければなりません。

 

蛇足ですが,食の安全保障という観点もいつも意識していなければならないと思います。アメリカ,イギリス,フランス,ドイツその他の先進主要国は,いずれもカロリーベースでの食料自給率が100パーセント前後確保されております。日本はそれに到底及びません。付加価値の高い果物や野菜がいくら確保されても,カロリーベースの食料自給が確保されなければ,有事の際には国民はヘトヘトになって元気もなくなり,何もできなくなってしまうのです。

2012/04/25

[カテゴリ]

         
 今始まった訳でもなく,もうこれはずっと続いていることですが,マスゴミ,いやマスコミの偏向的な報道や取材の姿勢には,本当に辟易としております。尖閣諸島の購入をめぐる石原東京都知事の発言について,彼らはこぞって石原都知事に批判的な報道,コメントを掲載しております(産経新聞は別ですが)。ウンザリです。東京都が購入するにせよ,国が買い上げるにせよ,税金で支出するのに「市民」の一部が強硬に反対するのであれば,日本全国,募金してみたらどうでしょうか。私なんか,お酒を飲む機会やゴルフの回数を減らしてでも,なけなしの財布の中から相当額を寄付します。日本全国からはあっという間に信じられないくらいの募金が集まるでしょう。確信しております。

 

 マスコミ報道の偏向どころか,悪質な捏造なども枚挙にいとまがありません。例えば,TBSは,平成15年11月2日,「サンデーモーニング」という番組(ほら,あの関口宏が司会をして,判で押したように同じようなコメントをする,私とは絶対に相容れないような思想の持ち主のコメンテーターばかりを集めているやつ)において,石原発言捏造テロップ事件を起こしたでしょう。このテレビ局(TBS)は,石原東京都知事が講演で「問題発言」をしたとして,「私は日韓合併を100%正当化するつもりだ。」とテロップをつけたのです。しかしながら,実際の石原知事の発言は,「私は日韓併合を100%正当化するつもりはない。」というものであり,このテレビ局は完全にテロップを悪意をもって捏造し,しかも石原知事発言の音声編集上も語尾をわざと聞き取りづらくしていたのです。本当に悪質です。この番組のプロデューサーらは名誉毀損で刑事告訴され,書類送検されましたし,民事訴訟においても,このテレビ局(TBS)は,事実を認めて石原知事に謝罪をしました。本当に,油断も隙もあったものではありません。

 

 取材方法についてもいつも疑問に思っております。先日,京都府亀山市で児童らが少年の居眠り運転により事故に巻き込まれ,児童ら2人が亡くなり,その他も怪我をするという本当に痛ましい事件が起こりました。これはあるブログで知ったことですが,この事故の際に現場に駆けつけた但馬救命救急センターの公式ホームページにおけるスタッフブログでは,マスコミの取材方法の問題性について怒りを込めたコメントが示されています。病院側は,ご遺族の心情を思いやり,マスコミ関係者が病院内や敷地内に勝手に入り込んだり,写真撮影したりすることを再三にわたって断ってきたにもかかわらず,現実には,読売新聞,毎日新聞,朝日新聞など各者の記者が,あろうことが霊安室の前でカメラを構え,お帰りになるご家族の映像を勝手に撮影していたということです。霊安室ではご家族にとっては一番大切にしたい時間であるのに,ズカズカと土足で入り込んだのだという非難がなされていました。

 

 こういった記者やカメラマンには共感力というものが微塵もないのでしょう。

ブログ内検索

カレンダー

2024年11月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  

カテゴリー


PAGE TOP