わたしたちの日常生活においては,「保証金」という言葉もよく使われます。物件を賃借する時に大家さんに納めるお金もそうですが,これはちゃんと賃料が滞りなく支払われるか,退去時の原状回復がしっかりなされるかなど,将来の賃借人としての義務がちゃんと果たされるように担保するために授受されます。
法律の世界でも「保証金」というものがあります。仮差押や仮処分の申立をしたら,裁判所から「保証金」を納めることを要求されます。これは申し立てられた相手方が仮差押などの決定によって被るかもしれない損害の担保という意味で納めさせるのです。でもこれは事件が終結した時には担保取消決定によって通常は戻って来ます。
さらに,勾留されている刑事事件の被告人が,保釈許可決定によって裁判が終結する前の時点で釈放されることがありますが,その時にはやはり「保証金」を納めなければなりません。これは保釈保証金と呼ばれています。一般の会社員ですと,そうですね今の実務相場では250万円から300万円といったところでしょうか。でもこの保釈保証金も,被告人が逃亡などしない限りは戻って来ます。逆に言えば,逃亡したりすれば没取されます。要するに,刑事被告人の公判期日への出頭を確保するための担保なのですよ。
さて,さて,いつもながら前置が長くなりました(笑)。このブログで本当に私が言いたかったことは,例の悪質な中国漁船による日本国領海内にある赤サンゴの乱獲に対する怒りです。東京・小笠原諸島沖での悪質な中国漁船によるサンゴ密漁問題については,中国漁船は9月中旬から増加し,10月末には伊豆諸島沖でも確認され,この1か月半で10倍以上の200隻超に膨れあがりました(産経新聞)。
海上保安庁によりますと,9月15日に小笠原諸島周辺で確認された中国漁船は17隻でしたが,10月1日には40隻に急増。23日には100隻を突破して113隻に上りました。30日には400キロ以上も北に位置する伊豆諸島の鳥島や須美寿島周辺でも164隻が発見され,小笠原諸島周辺での48隻とあわせて合計212隻も確認されたのです。
臆面もなく日本の排他的経済水域(EEZ),領海を侵す中国漁船の映像なんかを見ておりますと,正にゴキブリですね。ゴキブリのような連中です。こういった手合いは,モラルも道徳もあったものではありません。しかし,モラルや道徳についてはこういった手合いにとっては「守ろうが守るまいが俺たちの知ったこっちゃない!」と開き直るでしょうが,法的にはそうはいきません。この連中のやっていることは明らかに日本の法令違反だけではなく,国連海洋法条約違反でもあります。したがって厳格に取り締まった上で,法のルールを守らせなければなりません。
そこで,やっと「保証金」の話題に戻るのです(笑)。我が国の漁業主権法では「担保金」と言われていますが,これは日本のEEZでの無許可漁業などの違反により逮捕された外国人船長が釈放条件として支払う罰金のことです。また支払を保証する書面の提供があった場合にも釈放されます。
私が言いたいのは,この「担保金」(保証金)の金額は非公開となってはおりますが,低すぎるという指摘が多く,何らの抑止力になっていないという由々しき現状を改めよということです。密漁の対象になっている赤サンゴは「宝石サンゴ」とも呼ばれ,卸値はこの10年で約5倍に上昇し,平成24年度の平均取引額は1キロ当たり150万円で,密漁を繰り返すゴキブリ,いや彼らは数千万円の荒稼ぎをしているのです。したがって,密漁による違法な利益が相当に高額ですから,それよりも「担保金」の額が低いんだったらそれを支払ってでも密漁を続けようという横着な判断になってしまうのです。
中国共産党の例の横柄な報道官は,厚顔無恥にも相変わらず横柄な口をきいておりますが,本気で取り締まる気などないのではないでしょうか。本当に恥というものを知るべきです。小笠原諸島は世界自然遺産です。その周辺のサンゴもかけがえのない存在なのです。日本国はこういった連中を徹底的に取り締まらなければなりません。
もう,ずいぶん昔のことになりますが,私が中学2年生の時,割と親しかったM君とそれほどでもなかったO君とが,休憩時間中に教室の後ろの方で激しく言い争っていた場面を今でもうっすらと覚えております。M君は中国共産党のことを「中共」と呼び,当時あの暗黒大陸で展開されていた文化大革命を痛烈に批判し,対するO君は文化大革命と中国共産党を必死で擁護しておりました(笑)。
わたし自身はその当時はまだ幼稚で,遊びと音楽に夢中で忙しく,完全に「ノンポリ」でしたので,今にして思えば彼らは本当に早熟です。実際にはそれぞれの親の影響が大きかったのでしょうね。文化大革命は狂気と愚劣さに充ち満ちており,毛沢東が企んだ権力闘争に過ぎません。「過ぎません」とは申しましたが,その結果は極めて深刻なもので,死者は数百万人とも数千万人とも言われております。現在ではあの中国共産党自体もその誤りを認めているのです。
でも,その当時朝日新聞は,この文化大革命のことを「そこには、『道徳国家』ともいうべきものを目指すとともに。中ソ論争の課題に答えようとする『世紀に挑む実験』といった意欲も感じられなくはないのである。」などと褒めそやしていたのです(笑)。「道徳国家」ですか・・・(笑)。メディアとして恥を知るべきです。これに対しては,「君だって文化大革命の評価などというものは後に得た知識,情報に基づくものだろう。当時は評価は難しかったんだ!」との反論を受けそうですが,この朝日新聞は中国共産党の覚えめでたく,当時は日本のメディアの中で唯一中国に止まって活動することができた新聞社なのです。実情を知っていながら,中国共産党が気に入る情報しか日本に発信していなかったというべきでしょう。フランスの新聞社などはこれが権力闘争に過ぎないことを看破した記事を書いていたのです。
ついでに言いますと,カンボジアのポルポト政権がいわゆる毛沢東思想に凝り固まり,貨幣経済を完全否定し,学者や公務員,医師,技術者,学生などの知的エリートたちを敵視し,大量虐殺という暴挙に出たわけですが,その犠牲者は100万人から300万人とも言われています。でも,かの朝日新聞は当時,ポルポト政権(クメール・ルージュ)のことを「きわめてアジア的な優しさにあふれているようにみえる」などと,これまた褒めそやしていたのです。メディアとして恥を知るべきです。
そこへもってきて,例の「従軍慰安婦」報道の訂正記事と開き直り,そして朝日新聞はこの夏,大東亜戦争の際の沖縄戦に関し,中高生用の教材を38万部も作成し,無償で希望する学校に配ったのですが,その内容の酷いこと,酷いこと・・・。プロパガンダ紙そのものです。大田実中将による「沖縄県民斯ク戦ヘリ 県民ニ対シ後世特別ノ御高配ヲ賜ランコトヲ」との海軍次官あての電報の記事も,そして中将がこのような電報を発信した背景事情として現に存在していた史実には触れられておりません。悪意を感じます。
このたびの朝日新聞の沖縄戦に関する「教材」なるものは,教育再生実行会議委員の八木秀次教授が述べているように,「沖縄戦をめぐってはさまざまな議論があるが、朝日新聞が学校に配布している資料は、日本軍の残虐行為を強調するだけで著しくバランスを欠いている。学習指導要領の趣旨に反するのは明らかで、教育現場で使われるべきでない」のです。
もはや朝日新聞につける薬はなく,この新聞は「イッツ,オーバー(It’s over.)」と言うべきでしょう。
「月見れば 千々に物こそ 悲しけれ わが身一つの 秋にはあらねど」(大江千里,「古今和歌集」秋上193)
我が栄光の読売巨人軍,残念でした・・・。それと,ホントに情けなかった。
でも,クライマックスシリーズで全く勝てなかった(アドバンテージの1勝を除く。)読売巨人軍のことなんて,今年に限ってはもうどうでもいいんです(笑)。加えて,相変わらずチーム全体が脆弱で,先日の対サンフレッチェ広島戦で0-4の完敗を喫した名古屋グランパスのことなんて,やはり今年に限ってはもうどうでもいいんです(笑)。
憤懣やるかたない心持ちで何とかブログネタを探しておりましたら,中国の北京でガスマスクをしながらマラソンして走っている御仁の映像をテレビで見て,私は腰を抜かしました(爆笑)。なにゆえにそうまでして走らなければならないんでしょうか(笑)。どうやら10月19日に北京国際マラソンが行われ,多くのランナーがマスクやガスマスクを着けた姿で参加したようで,健康被害を恐れて参加を取りやめたり,途中で棄権するランナーも続出しました。
産経新聞の記事によると,スタート地点の天安門広場では,微少粒子状物質(PM2.5)の濃度が1立方メートル当たり400マイクログラムを超え,世界保健機関(WHO)が定める許容量の最大値25マイクログラムを大幅に上回っていたのです。イギリスから参加した男性(39歳)は10キロで棄権し,「マスクの状態を見てもう十分だと思った。健康のために走っているはずなのに馬鹿げている」と不満を漏らしていたとのこと。
話は変わり,今度は口に入れるものなのですが,実は次代を担う可愛い小学生たちの給食に,安全性に大きな不安のある中国産の食材がふんだんに使用されているようなのです。アサリ,干しエビ,キクラゲ,ザーサイ,紅ショウガ,ぜんまい,たけのこ,マッシュルーム,春雨などなど。週刊文春の記者が現地(中国)に取材に行き,食品の加工や管理の状況を目で確認した結果が記事になっておりましたが,正におぞましいの一言です。次代を担う可愛い小学生の食の安全を守ってやるのは大人の責任でしょうに。
週刊文春の記事にも出ておりますが,中国産食品の最大の問題は,中国の深刻な土壌汚染です(マラソンの際にガスマスクまでしなきゃならないように大気汚染も極めて深刻ですが)。中国の穀倉地帯である長江河口域は,日本の土壌汚染の基準値と比較して,鉛が3500倍,ヒ素が1495倍,水銀が244倍,発がん性のあるBHC(有機塩素)が59倍と,本当に信じられない数値が検出されています。これらのデータは2007年頃のものですが,汚染はさらに深刻になっているのです。
中国は給食事故大国でもあり,6月15日には河南省で390名もの小学生が下痢や発熱を訴える大規模事故があり,9月27日にも福建省の小学校で「キュウリといかの炒め物」などを食べた児童62名が,めまい・腹痛・むかつき・嘔吐などの症状に見舞われています。中国共産党を筆頭に,中国の方々は持続可能性ということを考えないのでしょうか。今が良ければ,そして金が儲かれば構わないという刹那的,拝金主義的な傾向があることは否定できないでしょうね。
もういちど安全面という観点から,中国産食材を漫然と導入している我が国の給食を見直すべきでしょう。
我が家では産経新聞を購読しています。毎朝,朝食後に読むのを楽しみにしているのですが,本日は休刊日・・・。確かに新聞関係の方々も休まなければなりませんから,これは仕方のないことですが,朝の楽しみがない私は早々に出勤しました。
産経新聞の元ソウル支局長であった加藤達也さんは本当に気の毒なことになっておりますね。かの国(韓国)が訳の分からない法の適用で彼を名誉毀損で略式起訴し,延々と不当な出国禁止措置を続けているのです。彼は8月1日の時点では10月1日付けの産経新聞本社社会部編集委員への異動が決まっていたにもかかわらず,8月5日に彼が書いた記事に関して韓国大統領府から恫喝的な抗議を受けて以来,大統領府の走狗となった検察からの度重なる取り調べを受け,挙げ句には起訴をされ未だに出国できないでいます。
加藤達也さんが書いた記事というのは,例の韓国のセウォル号沈没事件時の朴大統領の行方に言及した内容でしたが,彼の記事は朝鮮日報のコラムを引用しただけですし,その内容についても事実と断定などはしておらず,伝聞で噂の域を出ないものと予め断っております。なにゆえに加藤達也さんが「名誉毀損」で起訴されなければならず,朝鮮日報のコラム執筆者はお咎めなしなのでしょうか。もちろん2人とも起訴しろというのではありません。こんな内容は,名誉毀損罪にはそもそも該当せず,公人としての立場では敢えて甘受すべき内容に過ぎません。
今回の韓国の措置は,ジャーナリズムに対する不当な言論弾圧だということで世界中から非難を浴びております。本当にこの国は反日であれば何でも許されるというお国柄です。この国は,例の悪名高く,事後法の疑いの強い「親日反民族行為者財産の国家帰属に関する特別法」を制定したくらいですからね。この法律により,親日派と認定された人物やその子孫が所有する財産は,何と,没収されてしまいます(笑)。
OINK(オインク)という言葉をご存じでしょうか。これは,Only in Koreaの略で,韓国でしか起こりえない出来事のことを指します。英語圏におけるブタの鳴き声の擬音語である「oink」が語源で,欧米の国際金融関係者による造語です。これは韓国の税務当局や裁判所などの国際常識をわきまえない行政命令や判決に対する軽蔑と怒りが込められた言葉です。2006年に起きたローンスター問題では,ローンスターが破綻寸前になっていた韓国外換銀行(KEB)を買収し経営立て直しにより黒字化を達成していたにもかかわらず,いざKEBを売却しようとしたところ,ローンスターに対し,KEBを不当な低価格で買収した容疑,脱税,外貨密輸入の容疑で検察による家宅捜索が行われたのです(苦笑)。この事件により「韓国でしか起こりえないような予想外の出来事」を指す「OINK」という造語が誕生したと言われています。
先に行われた仁川アジア大会での施設面,運用面,判定面での様々な不具合・疑惑は世界的にも顰蹙を買いましたが,2019年の世界水泳選手権はやはり韓国の光州市で開催することが国際水泳連盟の総会で正式に決まっております。でも,でも・・・。光州市が国際水連に提出した招致申請書類のうち,政府の財政支援保証書は何と偽造されたものだったのです(苦笑)。
こういうのをOINKというのでしょうし,今回の産経新聞の加藤達也さんに対する不当な出国禁止措置と起訴もその延長線上にあります。
産経新聞社の月刊誌「正論」・・・。最近どうしちゃったのでしょうか。私が実感しているのは,この月刊誌が最近急に売上を伸ばしているのではないかということなのです。大変良い傾向です(笑)。
11月号が昨日発売になったのですが,いつも行く自宅近くの書店では,発売初日だというのに平積みの高さが既に相当に低くなっておりました。あの調子だと今日くらいには売り切れているのではないでしょうか。現に先月号はそのようになり,手に入れるのに焦ってうちのカミさんまで動員したくらいです(笑)。この本は,中身がとても良い。日本国民たるもの,毎号必読です。
月刊「正論」の11月号の特集といいますか,キャッチコピーは「堕してなお反日、朝日新聞」というものです(笑)。はっきり申しまして,この新聞社はもうどうしようもないと思います。石原慎太郎氏も櫻井よしこ氏も仰っておりますが,廃刊相当なのではないでしょうか。ここまで確信的に中国韓国に阿り,反日路線を貫いている存在もありません。あの愚劣かつ狂乱の文化大革命の時代でも,唯一日本の新聞社として中国国内にとどまることを共産党から認められた新聞社が朝日新聞ですから,お里が知れるというものです。
それにこの朝日新聞という存在は,皇室に対する敵視のようなものでもあるのでしょうか。確信犯的に,天皇陛下,皇后陛下に対する敬語というものを紙上で使用しません。国民の一人として不愉快になるほどです。26日に皇居内の水田で天皇陛下が恒例の稲刈りをなさいましたが,9月27日の朝日新聞の朝刊では,「天皇陛下は26日、皇居内の水田で恒例の稲刈りをした。もち米のマンゲツモチ計20株で、いずれも5月に自ら田植えしたもの。陛下はベージュのシャツ姿で、鎌で丁寧に刈り取った。」との不敬な表現の記事が出ています。「稲刈りをした。」,「田植えした」,「刈り取った。」ですよ・・・。敬語というものを知らないのか,この新聞社は!それに,そもそもどういった方々がこの新聞社に入社し,牛耳っているのでしょうか。とても不信感を覚えます。
消費税の納税時期が大変だな,という個人的で憂鬱な問題があることは否定しませんが(笑),それはそれとして本当に消費税率は10%にアップされることになるのでしょうか。本当なんでしょうか。
いわゆるアベノミクスの第1の矢である大胆な金融緩和,第2の矢である積極的な財政出動の効果はちゃんと奏功していると思いますし,当初のインフレ目標の2%には及ばないものの,インフレ傾向は徐々に定着しつつあります。でも,さらに消費税率を10%にまで上げるとなると,本来の目的であったデフレ脱却や景気回復は夢のまた夢に終わってしまうのではないかと危惧しております。
私もいずれ消費税率は10%に上げなければならないと思ってはおりますが,問題はその時期なのです。あの第二次橋本内閣での失敗と同じ轍を踏むのではないのか・・・。そうです,1997年,消費税率が3%から5%に上げられたのですが,この増税によってその後景気は激しく下降線をたどり,インフレからデフレに突入し,日銀の金融政策の失敗もあってそのまま長い,長いデフレ経済の泥沼にはまり込んでしまいました。実は現在,この1997年の頃との比較でも,実質賃金は勿論,鉱工業生産指標も悪い状態なのが消費税8%増税後の日本経済なのです。
確かに財政規律が重要であることは勿論です。消費税率が1%アップするだけで約2.7兆円の税収増があり,2%では約5.4兆円となります。しかし,より長い目で見て景気が悪くなり,名目GDPが減ってしまったのでは,結局は税収増にはつながらないでしょう。税収を増やすためには名目GDPを上げなければならない訳ですから。景気が悪くなれば消費マインドは低下し,内需も縮小します。
どうも今の政府は,あの1997年の増税時の失敗と同じ轍を踏もうとしているように思え,アクセルとブレーキを同時に踏んでいるような気がしてなりません。この時期(実際には平成27年10月)のさらなる消費税率アップが景気の腰折れ要因となることは間違いないでしょう。ノーベル経済学賞を受賞したアメリカのクルーグマン博士も,「日本経済は消費税10%で完全に終わる。」と論評しています。経済評論家の三橋貴明さんも,「アクセルと同時にブレーキを踏むという常識では考えられないことをしてしまいましたので、今後、車(日本経済)はどこへスピンするかわかりません。本年4月からの消費税率引き上げによって、また円安による輸入インフレの発生とも相俟って、実質所得は減り続けているのが現状です。消費の低迷が今後も続きそうです。」と述べています。
消費税率を10%へ上げる時期は,デフレ経済を脱却し,実質的に景気回復がなされた後でも遅くはないでしょう。
新選組の前身は,壬生浪士組(精忠浪士組)と呼ばれていましたが,この組織には大きく分けて二つのグループがあり,その一つは試衛館の同志を中心とした近藤勇のグループ(土方歳三,山南敬助,沖田総司ら)であり,もう一つは水戸派の同志を中心とした芹沢鴨のグループ(新見錦,平山五郎,平間重助ら)でした。でも,今から約150年前のちょうど今頃の季節(1863年9月18日)に,芹沢鴨らのグループが京都・壬生の八木邸における夜討ちで近藤勇グループから粛清されたのです。
私も八木邸に行き,その時の柱の刀傷を目にしました。壬生浪士組はこのように主として二つのグループから成っていましたから,主導権争いもあったのです。一応筆頭局長は芹沢鴨,それならばと近藤勇が局長に,それならば新見錦も局長に,だったら副長は土方歳三と山南敬助に・・,こんな具合にポストの取り合いをして張り合っていたのです。いずれ破局は必然だったのでしょうね。
という訳で,前置きが長くなりましたが,今度立ち上げられた維新の党なる政党も,いずれ破局は必至なのではないかと,余計な世話を焼いております(笑)。だって,代表は「共同代表」ということで,維新グループから橋下徹氏が,そして結いグループから江田憲司氏がそれぞれ就任し,幹事長が松井一郎氏(維新系)ならば政調会長は柿沢未途氏(結い系)によこせ,だったら総務会長は片山虎之助氏(維新系)によこせよ・・・,という感じですもの。それに,党本部の代表の一人と幹事長を非国会議員が務める旧維新の会の体制が踏襲されていますし,党本部は東京と大阪に置きはするものの,主たる党本部は大阪にするというのですから,以前の石原慎太郎氏らのグループと同居していた時代と同じであり,結局は同グループ(今は「次世代の党」)とは「離婚」してますよね。
思うに,橋下徹という政治家はもうとっくにメッキが剝げているのではないかと思います。一体全体何がやりたいのかよく分かりません。だって,かつて結婚していた次世代の党と,今度結婚した結いの党とでは,その国家観,歴史認識,いわゆる新自由主義的政策推進の有無などなど,全く水と油ではないでしょうか。全く水と油であるこの2つの政党と次から次に結婚するなんて,とても理解できないのです。要するに,定見がないと言わざるを得ません。このように定見がないまま浮遊していると,橋下氏が頼りにしている「ふわっとした民意」も結局は離れていくのが当然でしょう。
もう蝉の声もほとんどしませんし,空には明らかに秋の雲が浮かんでおります。ようやく夏も終わりに近づきました。土砂災害や河川の氾濫などで被災された方々には心からお見舞い申し上げます。昭和21年から観測が始まって以降,今年8月の雨量は史上最高で,平年の約2.7倍の量だったそうですし,日照時間も平年の約48%に過ぎなかったとのことです。その途方もない雨量と降り方,局地的でゲリラのような豪雨,竜巻や雹など,今年の夏はちょっと変でした。我が家における西瓜の消費量も結局は1個に過ぎませんでした。例年でしたら頼まれもせずに私がせっせと西瓜を買ってきて,これに対しうちのカミさんが冷蔵庫の野菜室を西瓜に占拠されてしまった状況に不平を言うのが通例でしたのに・・・。
安倍首相は内閣改造に踏み切りましたね。石原環境相以外はみんなそれぞれ安定的,継続的に良い仕事をしていたと思うし,何で改造が必要なのかとの疑問もありますが,いわゆる大臣病を背景とした派閥の圧力に抗しきれなかったのでしょうかね。
産経新聞の松本浩史という人も書いておりましたが,自由民主党にはやはり旧弊が残存しておりますし,みんな大臣になりたいようです。当選回数を重ねるだけで,いつかは入閣できるというシステムは田中角栄政権以降に確立されたようです。当選回数2回で政務次官,3回で党政務調査会の部会長,4回で常任委員会の委員長,5回か6回で初入閣という流れです(笑)。しかしこれでは議員個人の属性(資質,能力)にかかわりなく登用されてしまうことになり,天下国家のために果たしてそれで良いのかという疑問が大いにあります。それにそういう事実上の登用システムがあるとすると,怠け者の議員は勉強と努力をしなくなってしまうでしょう。
まあ,今回の内閣改造や党役員人事は明日くらいに明らかになるでしょうが,稲田朋美衆議院議員や高市早苗衆議院議員には期待しております。それと山谷えり子参議院議員にも。自民党の中には自虐史観で凝り固まったり,中韓にやたら阿るバカな議員も潜り込んでおりますが,そういった連中と明らかに一線を画すのが彼女らでしょう。ますますキャリアを積んで大成して欲しいと思います。それにしても,安倍首相も何かにつけて徹底はできないでいますね。さきほど述べました自虐史観で凝り固まったり,中韓にやたら阿るバカな議員も,実は今回の改造で要職に就きそうです。
現在のところは,日本国の首相として安倍晋三という人は余人を以て代え難い存在ではありますが,経済政策にしても,人材の登用にしても,中途半端なことをやっていると真正の保守層から愛想を尽かされてしまうリスクもありましょう。
今,私の自宅にある様々なジャンルの本は,機会があればもう一度読みたいと思える本のみです。既に読み終え,あるいは読んでいる途中で,「もうこの本を読むことはないだろう。」と思った本は,本棚ではなく,古紙回収のために積み上がった新聞の上に置いてしまうのです。
そうしていると,うちのカミさんは何も言わずにそれらの本(私が「もうこの本を読むことはないだろう。」と思い,捨てようとした本)を,納戸にしまい込み,しかるべき時にまとめて本屋さんに売りに行き,得たお金でその日の夕食の食材をスーパーに買いに行くのです(笑)。当然本の保存状態が良いので(私は本は割とキレイに読みます),結構な値段で売れることがあるのです。
ついつい新しい本を読みたがる傾向があるのですが,私は「平成経済20年史」(紺谷典子著,幻冬舎新書)という本は自宅の本棚にある本の中でも特に「もう一度読んでみたい」と思っていました。この週末に改めて読み返してみますと,名著だと思います。その裏表紙には次のように書かれています。
「バブルの破裂から始まった平成は世界金融の破綻で20年目の幕を下ろす。が、日本の崩壊は、世界の所為(せい)ではない。バブル後、経済は何度か回復の兆しを見せたが、立ち上がろうとするたび叩きのめされ、なお長期にわたって低迷している。では一体、誰が日本を傷つけたのか?それは財務省、日銀、アメリカ金融で、決定付けたのが小泉改革だった-。この20年間を振り返って、わが国が墜落に至った最悪の歴史と、そのたった1つの原因を丁寧に解き明かし、日本復活へ一縷の望みをつなぐ稀有な書。」
私はこの本を読み直した後,再び3度目の読み直しをしたいと思ったくらいで,それほどその内容は腑に落ちたのです。バブル経済を生じさせた原因,そのバブル経済を確信犯的にハードランディングさせた日銀の罪,国民をミスリードすべく意図的に作出された情報を絶えず流し続け,政治家やマスコミの裏で糸を引いて増税,公共事業削減,社会保障費削減などを次々に実行した財務省,あたかもアメリカや外資のポチとして「改革」の名の下に売国的な政策を実行した小泉改革・竹中プランなどなどが極めて説得的に記されております。あの「小泉改革」や「構造改革」など,その「改革」の中身とその結果は一体何だったのか,その背景にはどのような事情があったのか,目から鱗が落ちる思いもします。
相変わらず竹中平蔵なる人物はマスコミからチヤホヤされ,「民間議員」として政商のように行動していますが,あの頃,つまり小泉政権時代,この者は経済財政担当大臣(その後金融担当大臣も兼務)として「竹中プラン」を強引に推進し,「税効果会計」のルールを一方的に変更して日本の4大メガバンクを追い詰め,結果的には外資が有利な条件で株式の一部を取得,転売して大もうけをしましたし,りそな銀行の2兆円の公的資金注入に関してはインサイダー取引の疑惑もあります。あたかも小泉,竹中といった面々は,日本という国を「ぶっ壊す」ために中枢に食い込んだコミンテルンであるかのようです(笑)。
「この20年、日本経済は傷み続けた、と思う。少なくとも『日本経済の回復』ではなかった。一時的な回復局面はなんどかあった。だが、立ち上がろうとしては叩きのめされ、また立ち上がろうとしては叩きのめされ、一体いくたび、それを繰り返したことだろう。叩いたのは日銀であり、財務省であり、米国金融であった。彼らは自身の利益のために、日本経済を犠牲にしたのである。」
「この20年は、改革幻想にとらわれた20年でもあった。改革を裏で主導してきたのは、財務省である。『改革』と言われてきたものの多くが、財政支出の削減でしかなかったことを見ても、それは明らかだ。小泉改革の『官から民へ』は行政責任の放棄であり、『中央からから地方へ』移行されたのは財政負担だけだった。『郵政民営化』は、保険市場への参入をめざす米国政府の要望である。小泉首相の持論と一致したのは、米国にとっては幸運でも、国民にとっては不運だった。」(本書402~403頁)
平成が始まってから,現在のアベノミクスが始動する前までの日本経済の病理を通覧するには好適な書物だと思います。ただ,著者の紺谷典子さんのことですが,最近マスコミは彼女を干していませんか?少し気になります。
日曜日の東京ドームでの対中日戦,2-3でせっかく追い上げムードだったのに,中継ぎの久保投手,なんぼなんでも3連続押し出し四球はダメですわ(笑)。突如として試合そのものがぶっ壊れました。テレビを見ていて愕然としました。全然ストライクが入らないんですもの。その時,ふと,「このピッチャーはひょっとしてコミンテルンではないか?」と思ってしまいました(笑)。
日本という国や日本人というものが嫌いになってしまいますよ,本当に。誤解のないように言いますが,私は日本という国や日本人が大好きです。でも,本日のブログのタイトルのように,朝日新聞みたいな反日新聞を読んでいると,日本や日本人が嫌いになってしまうのではないでしょうか。つくづくそう感じます。朝日新聞という新聞社は一体どこの国の新聞なのかという素朴な疑問も・・・。
いわゆる「従軍慰安婦」問題では,この朝日新聞が,職業的詐話師と呼ばれる吉田清治という者の「証言」を真に受け,鬼の首をとったようにこの問題を報道し続け(その後は植村隆という記者の完全誤報記事も掲載),こういった報道こそが国の内外で日本という国や日本人を貶める結果を招来したことはもはや公知の事実です。先日,吉田清治の「証言」が事実に基づかないことなどにつき訂正記事を出しましたが,謝罪などは一切行わず,かえって問題をすり替えています。30年以上も前にこの「証言」が事実無根であることが世に明らかになっていたにもかかわらず,この新聞社はその間何をしていたのでしょうね(笑)。調査等によりそれに気づくまで30数年かかったというのでしょうか(笑)。卑怯で卑劣極まりないと言わなければなりません。しかも,この新聞社は,日本では訂正記事を掲載しておきがら,諸外国に向けては英語等による訂正記事をサイト等で発信してはおりません。いわゆる国連のクマラスワミ報告書などは吉田清治の「証言」が重要な根拠にされており,なぜ朝日新聞が世界に向けても訂正記事を発信しないのか,理解に苦しみます。評論家の櫻井よしこさんは,今後朝日新聞は1つ2つのことをやった後は廃刊すべきだと仰っておられます(笑)。
福島第一原発の事故に関する調査報告書のうち,いわゆる「吉田調書」(故吉田昌郎元所長)について,この朝日新聞はこれまた日本や日本人を貶める記事を平気で書いています。この新聞は,吉田調書を根拠に,「所長命令に違反 原発撤退」という大見出しで,「吉田氏の待機命令に違反し、所員の9割が福島第2原発へ撤退していた」と報道しました。しかしながら,吉田氏は「伝言ゲーム」による指示の混乱について語ってはおりますが,所員らが自身の命令に反して撤退したとの認識は示しておりませんし,実際に所員の9割がことさら所長命令に「反して」2F(福島第二原発)へ我先に撤退したという事実はないのです。朝日新聞の記事を読めば,あたかも所員が卑劣な行動をとったかのように誤解してしまいます。実際には,そのように読めてしまう捏造的な記事を掲載した朝日新聞こそが卑劣というべきでしょう。事実,世界中のメディアがこの朝日新聞の記事に基づいて,「日本人も現場から逃げていた」などと報じています。
私は,「死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発の五〇〇日」(門田隆将著,PHP研究所)という本を読みましたが,吉田所長以下,所員は死を覚悟で必死に現場対応していたのです。その著者である門田隆将さんが,先日の産経新聞で次のようにコメントしていました。
「事実と異なる報道によって日本人をおとしめるという点において、先に撤回された慰安婦報道と図式がまったく同じではないか、と思う。なぜ朝日新聞は事実を曲げてまで、日本人をおとしめたいのか、私には理解できない。」
同感です。