11月2日の土曜日,久しぶりにゴルフのラウンド予定が入っていたのに,残念ながら雨でキャンセルとなりました。ほぼ終日雨という天気予報でしたので,みんなで示し合わせて前日にキャンセルの決定をしたのですが,やはり正解でした。それにしてもずっと好天が続いていたのに,ピンポイントで土曜日だけ雨というのは本当に意地悪な天気ですわ。次のラウンドは11月下旬に持ち越しです。
それにしてもドジャースというのは良いチームですね。試合前にはどの選手や監督,コーチもハイタッチやグータッチで挨拶をしてゲームを始めますし,どの選手も勝利という共通の目的に向かって適度な緊張感と和気あいあいとした良い雰囲気で臨んでいます。
それにドジャースはヤンキースを破って,見事8度目のワールドシリーズ制覇を成し遂げました。東西の名門チーム同士のシリーズでしたが,4勝1敗という結果で意外に呆気なかった。それにしても大谷翔平という選手は持っていますね。エンゼルスでの6年間はポストシーズンに一度も進むことができずに悶々としていたのに,ドジャースに移籍するや,54本塁打,59盗塁という前代未聞の記録を打ち立て,130打点,打率3割1分というのですから本当に大したものですし,あれほど熱望していたワールドチャンピオンを移籍後1年で所属チームが獲得したのですから。
サッカーの世界では,名古屋グランパスが3年ぶり2度目のルヴァン杯を獲得しました。リーグ戦では大した成績が残せない見込みですが(実を言うと,長谷川健太監督の来季続投決定は残念です。フロントはやる気があるのかと言いたい【笑】),何とかタイトルを得ましたね。私が嬉しかったのは,今年限りで同クラブを退団するランゲラック(元オーストラリア代表)というゴールキーパーの花道を飾ることができたことです(彼はこの大会のMVPにも選出されました)。ランゲラックという選手は,名古屋グランパスに7年間在籍したのですが,私は同チーム史上最高のゴールキーパーだったと思います。勝利チームのインタビューの際にも,この選手は日本で最高の時間を過ごしたことやチームのメンバーやクラブへの感謝の気持ちを吐露していましたし,激戦を終えた相手チーム(アルビレックス新潟)への賞賛の言葉も忘れませんでした。人格者でもあるのでしょうね。記憶に残る名選手です。
やりましたー,ドジャースが土壇場で踏みとどまりました。これで対パドレス戦は2勝2敗のタイに持ち込み,日本時間の明日,いよいよ本拠地ドジャースタジアムで雌雄を決することになります。何としてもドジャースに勝ち抜いてもらい,先に勝ち上がったニューヨーク・メッツとナ・リーグ優勝をかけて熱い戦いを繰り広げてもらいたいものです。
別にパドレスという球団に恨みなどはないのですが,何となく好きになれないのです。何でかというと,「悪童」と呼ばれているマチャドが番長格,タティスやプロファーがその手下といったような,一部の選手たちが品格のない集まりのような印象を受けるのが一つの理由です。相手に対するリスペクトを欠く,失礼で挑発的な言動が見受けられるのです。
マチャドはかつて悪質なスライディングで何回も相手選手を負傷させたり,激昂して口論に至ったり,このたびの対ドジャース第2戦では練習ボールをドジャースのダッグアウト(ロバーツ監督付近)に強く投げ込むという暴挙に出ています。そしてこの試合が荒れ模様になったきっかけは,プロファーがベッツの放ったあわや本塁打かというボールをキャッチした後で,後ずさりしながらピョンピョン跳ねて外野席のドジャースファンを挑発したことでしょう。タティスも捕球後に外野席のドジャースファンに対して首を振って舌を出したり,腰振りダンスをするなど挑発的な行為をしましたし,何より彼は数年前に禁止薬物使用で80試合出場停止処分もくらっています。
何かしら品がない。見ていて不愉快になる訳ですよ。
それに,パドレスという球団も今回の対ドジャース第3戦と第4戦において,本拠地ペトコ・パーク(野球場)のチケット購入については事実上ドジャースファンを締め出すかのような制限をかけてきましたからね。パドレスファンもドジャース選手紹介などの際には一斉にブーイングをするなどして,本当に異様な雰囲気でした。完全アウェーのドジャースの選手たちもさぞやりにくかったでしょう。よく頑張ったものです。8-0の圧勝劇!
ドジャースの選手はパドレスの一部選手の悪態ぶりに比して,概して紳士的だと思いますよ。そして両チームのファンの応援も割と対照的です。パドレスの方は,「Beat LA!」(ロサンゼルス・ドジャースを叩け!)であるのに対し,ドジャースの方は,「let`s go dodgers!」(それ行け,ドジャース!)ですからね。攻撃的なパドレスの応援に比し,ドジャースの方は平和的,紳士的です(笑)。
それにしても大谷翔平選手は,これまでMLBで6年間野球をしてきましたが一度もポストシーズンを戦った経験がなく,ようやく憧れの大舞台で活躍する場が与えられました。対パドレス第1戦では同点3ラン本塁打を放ち,敵地の第4戦では痛烈なライト前タイムリーを放ってチームメイトの士気を鼓舞しています。
問題は第5戦(日本時間12日午前9:08開始)です。何としても勝ってくれー!
まずはこのたびの台風10号(サンサン)の迷走状態には難儀しましたね。被災された方々には心からお見舞い申し上げます。私も長いこと生きておりますが,こんなに珍しい,奇異な経路をたどった台風を見たのは初めてです。まるで日本を懲らしめるかのような,意図的でもあるかのような経路でした。
私も素人ですからその原因は分かりませんが,本来なら夏の太平洋高気圧の強さで台風を中国大陸のほうに押しやるところ,今回は太平洋高気圧の中に迷い込んでしまって迷走したのではないかという説もあります。東京に娘の様子を見に行ったうちのカミさんが名古屋の我が家に戻って来た日(8月27日),東海道新幹線(ひかり)を利用したのですが,大雨の影響で品川駅で停車したりなどして名古屋駅に着くまで約4時間もかかってしまいました。本当に難儀な事でした。
さてさて,それにしても日曜日の朝っぱらから凄いものを見てしまいました。MLBのナ・リーグ西地区における「眼下の敵」であるアリゾナ・ダイヤモンドバックス戦で,何とロサンゼルス・ドジャースが誇るMVPトリオである大谷,ベッツ,フリーマンの3人がいきなり初回から3連続ホームランをかっ飛ばしたのです(笑)。あっという間に3-0です。壮観でしたね。彼らがそれぞれホームランを打つのはよくあることですが(大谷44号,ベッツ14号,フリーマン19号),3連続というのは凄いし,珍しい。いいですか,試合開始早々,1番打者の大谷がセンターバックスクリーン方向へ特大の1発,2番打者のベッツが左中間にこれまた1発,さらに3番打者のフリーマンが右中間に特大の1発ときたもんです。私も歴史の証人になってしまいました(笑)。
ベッツも左手の骨折から復帰して見事なプレーを再開しておりますが,ベッツは幽霊の存在を極度に恐れているようです(笑)。ミルウォーキー・ブルワーズと対戦する時は,ドジャースの選手はチーム宿泊先として「ザ・フィスターホテル」に滞在することになっているのですが,ベッツはこのホテルでの宿泊を拒否しました。というのも,このホテルはかねてから幽霊が出るという噂があったからです(笑)。
あるトーク番組で,幽霊を極度に恐れるベッツは「(部屋に)お化けがいると知れば、私は完全に正気を失ってしまう。そして、死ぬまでの間ずっと精神的に傷を負うことになる。」と発言しているくらいです。誰だって幽霊は怖いに決まっていますが,幽霊怖さに遠征の際のチーム宿泊先ホテルへの宿泊を拒否するとは,ベッツも可愛いところがありますね。
それにしてもMLBでプレーしている選手は本当に所かまわず唾を吐きますね。これには違和感を覚えます。バッターボックスでも唾を吐きますので,キャッチャーは嫌ではないかと思ったりしますが,そのキャッチャーだってバッターの時などに唾を吐いたりしますので,気にしてないのかもしれません。選手が唾を吐くのはしょっちゅうで,これは文化,慣習なのかもしれません(笑)。私は唾を吐くシーンを見るのは不愉快ですが・・・。
でも,さきほどの本塁打3連発のしんがりを務めたフリーマンはいつ見ても紳士的な態度の選手です。また,プレーぶりをみても人格者だなという印象ですね。幼いころに亡くした愛する母親の生前の言いつけどおり,彼はプレー中に決してグラウンドなどで唾を吐いたりはしません。
まだパリ・パラリンピックの日程が控えていますが,先日パリ五輪の閉会式も終わりましたね。繰り返しますが,日本選手団の奮闘に心から敬意を表します。金メダル20個というのは,海外で開催されたオリンピックでの日本選手団の最高成績だそうです。
もうパリ五輪の閉会式も終了したことですし,後になってとやかく言うのも憚られるところですが,今回のパリ五輪についてはその運営上,果たしてスポーツ選手に敬意が払われていたか,そして審判の判定を含めスポーツとしての公正さが保たれていたかについては,残念ながらいずれも疑問符が付きますね。
過去約100年にわたってセーヌ川はその水質の点で遊泳禁止になっていたのです。確かにこのオリンピックに向けて水質改善に多額の予算がつぎ込まれたとはいうものの,雨が降れば雨水とともに旧式の下水道からの生活排水,下水が混入して川に流れ込むため,やはり大腸菌などの汚染は不可避です。案の定,トライアスロン参加選手の中には体調を崩して嘔吐を10回繰り返して入院してその後の競技を棄権したり,オープンウォータースイミング参加選手も嘔吐や下痢をしたり,第三者機関の調査では「浮遊性大腸菌群のカウントでは許容範囲だったが,包括的な大腸菌群のカウントでは制限値を超えていた。」との報告もありました。
選手村では基本的にはエアコンの設置がなく(フランス選手団の部屋にはエアコンの設置があったとのこと),暑さで睡眠不足になる選手も後を絶たず,何とか自費により臨時でエアコンの設置を余儀なくされたり(経済的余裕のない国や選手はこれもできない),また,選手村での食事ではアスリートのたんぱく源となる卵や鶏肉が不足し,野菜や豆類などのビーガン食に重点を置いた食事の提供で,選手からはクレームのオンパレードだったそうです。結局,思い余って選手村を出て,独自にホテルに宿泊した選手団も少なくなかったようです。運営上,とてもスポーツ選手に敬意が払われていたとはいえないようですね。
審判の判定を含め,スポーツとしての公正さが保たれていたのかについても疑問の残る大会でしたね。私は五輪の前半,日本らしい柔道が世界に喧伝されるべきだと思って,特に柔道に関心をもってテレビを見ていました。私は勿論素人ですから的外れなことを言っているかもしれませんが,男子60キロ級の準々決勝で永山竜樹選手がスペインの選手に一本負けをした試合は明らかに誤審ではないかと思いました。相手が締め技に入った後,メキシコの女性審判は進展がないとして「待て」と宣言したにもかかわらず,相手はその後も約6秒間締め続け(相手は「待て」の声が聞こえなかったと弁解している),結局「落ちた」(失神した)永山選手が一本負けを宣告されたのです。そもそも「待て」の後の行為は無効でしょう!審判団は結果的に「落ちた」ことを理由に判定を覆さなかった。それじゃあ,「待て」を無視して反則を続けた者が得をすることになります。また,この柔道選手としての経験があまりない女性審判は,「待て」を宣言した後ですぐに締め技を止めさせるべきだった。
惜しくも銀メダルとなった男子90キロ級の決勝に進んだ村尾三四郎選手も,見事な内股を決めたかに思えたのですが,審判は技ありも取らない。そして例のフランスとの混合団体決勝も明らかにおかしい。3-1でリードし,ここで登場した阿部一二三はフランス選手を圧倒し,既に指導2回を受けていたフランス選手に対してさらに果敢に攻撃を仕掛け,そのフランス選手は極めて消極的な態度を継続していたにもかかわらず,フランスの応援団に忖度したのか決して3回目の指導を出さなかったのも明らかに公正さを欠く審判の判断です(ルーマニアの女性審判)。そして極めつけは90キロ超級のリネールを登場させた例のデジタル式ルーレット(笑)。
柔道に限っても誤審騒ぎは少なくなかったのに,他の競技を含めれば誤審騒ぎ,誤審疑惑には事欠きません。いやー,この暑いのに愚痴ばかりが続くのも何ですから,もうこの辺でやめておきます(笑)。
いずれにしても,あの醜悪だった開会式のLGBTQ+やポリティカル・コレクトネスの押し付け,マリー・アントワネットの斬首された首に擬した血なまぐさい演出にも辟易としましたが,大会の運営自体も決してスポーツ選手に対する敬意が払われたとはいえず,また,審判の判断を含めスポーツとしての公正さが保たれたとは評価できない五輪だったと思わざるを得ないのです。
いよいよパリ五輪も日程的には終盤となりましたね。日本選手団の奮闘に心から敬意を表します。
さて,パリ五輪の開会式から約2週間が経過しようとしていますが,みなさんはあの開会式のいろいろな場面のことはもうお忘れでしょうか。私も長いこと生きておりますが(笑),率直に言ってあのように醜悪な,そして嫌悪感を覚える開会式を目にしたことはありませんでした。残念ながら・・・。
恐らくはレオナルド・ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」をオマージュしたと思われる奇妙な風体の各登場人物そして演出は,LGBTQ+や多様性とやらに対する理解を強く求める趣旨に出たものでしょう。しかしながら,こういった演出や映像は,その筋の左翼活動家やそのシンパによる押しつけがましさを感じますし,お茶の間で見せられたり子供に見せるようなものではないでしょう。やはり欧米もいよいよここまで来てしまったのかと思いました。あるブログの作者はうまいこと表現しています。いわく,「世界中のキリスト教徒は、パリ大会の主催者がレオナルド・ダ・ヴィンチの『最後の晩餐』のタブローで開会式を締めくくる決定に抗議している。ルネサンス期の画家が描いたイエス・キリストと使徒たちの有名な絵は、ドラッグクイーンや同性愛者、性転換者を巻き込んだバッカス祭として再解釈された。」
LGBTQ+,多様性(多文化共生,人種,移民など),そしてジェンダー思想のごり押しには辟易としますし,いわゆるポリティカル・コレクトネス(政治的に正しいこと)に対しては絶対に異論は唱えさせないぞ,といったような有形,無形の圧力を感じてしまう今日この頃です(笑)。
それにフランス革命時のマリー・アントワネットの斬首された首を思わせる演出やバーッと血が噴き出す様子を擬した演出なども明らかに狂気的で悪趣味です。こんな演出で何を訴えたかったのでしょうか。エドマンド・バークも「フランス革命の省察」において,狂気めいた行き過ぎや理性万能主義の危険性に警鐘を鳴らしていたではありませんか。
このたびのパリ五輪の開会式を見て私が覚えた嫌悪感,違和感については,ざっとこんなところです(もっと本当は言いたいことはあるのですが,「お前のブログは長過ぎる。」とお叱りを受けることも多いので,これくらいにしておきます。)。
ただ,アメリカのドナルド・トランプ大統領候補(共和党選出)や,スロバキア副首相のトマーシュ・タラバは次のように述べておりますので,引用しておきます。タラバ副首相はパリ五輪の閉会式はボイコットする旨を明言しています。
「パリ五輪の開会式は本当にひどい。恥ずべきものだった。」(ドナルド・トランプ)
「私は閉会式でスロバキアを代表するはずだったが、普通(ノーマル)の世界にとって、このオリンピックは倒錯した退廃の忌まわしい象徴として永遠に記憶されるだろう。スポーツの美しさを悪用し、それを進歩的な政治劇へと仕立て上げたのだ。」
「キリスト教への侮辱と提示された退廃は、文化とゴミの違いを理解している普通の世界全体を怒らせるほどのレベルに達している。」(トマーシュ・タラバ)
今更ながら,やはりドジャースの大谷翔平選手はスーパースターですね。その活躍ぶりを観ていますと,私に勇気を与え,何やら日本人として誇らしい気持にさせてくれます。お前は何を言っているんだと言われそうですが,東証プライム上場企業のある社外取締役の方と先日歓談していたら,その方も私と同様,大谷選手の活躍ぶりを観るにつけ士気を鼓舞されると仰っていました。大谷選手とは縁もゆかりもないのですが,彼が活躍すると何かしら勇気づけられるのですよ(笑)。これはもう理屈抜きです。
連休中の5月6日でしたか,強豪ブレーブス(アトランタ)戦をテレビで生中継を観ていましたが,初回先頭打者のムーキー・ベッツが四球で出塁したら,DHの大谷選手が速球派の左腕投手から特大(約141メートル)の第9号本塁打を左中間にぶちかました時には鳥肌が立ちました。本当に凄い!彼はこの日は4打数4安打で第4打席にはこの日2本目となる第10号本塁打まで放つという大活躍ぶり。
翌5月7日にはマーリンズ(マイアミ)との試合でしたが,初回表に相手に2点を取られてしまったのですが,すぐその裏の攻撃ではやはりベッツが四球で出塁した後,2番DHの大谷がセンターバックスクリーン方向へ第11号本塁打を放ち,あっという間に同点に追いつき,さらにその直後,3番打者のフレディ・フリーマンがソロ本塁打を放ってあっという間に逆転してしまいました。この3人で瞬時に3点取って逆転という訳です。もうドジャースファンは熱狂の渦です(笑)。
それにしても大谷選手は早くも監督や同僚からリスペクトされ,チームに溶け込んでいることがその映像などからもよく分かります。日本人らしく礼儀正しく,優しく振舞っていますね。バットボーイ(少年)がヘルメットや手袋等を取りにくれば,大谷選手は決まって「頼むよ。ありがとう。」といった感じで彼らの肩をポンと叩いて労いますし,本塁打を放ってホームベースを踏む時だって白線を踏んで乱すことのないように気を付けています。こういったところにも大谷選手の人柄が表れ,その申し分のない成績とともに同僚やファンから親しまれている理由なのでしょう。
ドジャースの1番から3番までのいわゆるMVPトリオの活躍は素晴らしく,人間的にも尊敬に値する人たちであるように思います。出塁して先にホームインしたベッツ選手などは,第11号本塁打を放った大谷選手がホームインする際には可愛らしく胸で手を合わせて仏様を拝むかのようにお辞儀をして迎えていました(笑)。
34歳のフリーマン選手は,本塁打を放った大谷選手がホームインする際には,たいていは自分のバットを足に挟んで両手で拍手をしながら迎え入れて手でタッチします。映像を見ていてもフリーマンは精神的にも非常に落ち着いていて,いかにも人格者だなと感じます。彼は自分が10歳の時に愛する母親を皮膚がんで失うという不幸に遭遇していますので,酷暑でもアンダーシャツを着用していますが,彼の父親はインタビューで次のように答えています。「フレディ(フリーマン選手のこと)のシューズには今も母親のイニシャルが入っている。彼は汚い言葉を言わないし、グラウンドでつばを吐かない。母がやってはいけないと言ったことを今でも守っている。」
さて,何でチーム名が「ドジャース」なんでしょう。気になって調べてみました。”dodge”は「避ける」という英語で,私たちも小学生の頃にドッジボールをやってボールに当たらないように避けたり,逃げたりしていましたよね。ドジャーは避ける人という意味で,その複数形はドジャース(dodgers)です。ロサンゼルス・ドジャースは今でこそロサンゼルスが本拠地ですが,チーム発足以来(1883年),1957年まではニューヨーク(ブルックリン地区)が本拠地でした。当時ブルックリン地区では路面電車(Trolley)が極めて多く,住人たちは路面電車を避けて通らざるを得ず,ブルックリンの住人は「路面電車を避ける人たち」(Trolley Dodgers)と呼ばれていました。これがチーム名の由来という訳です。
大リーグ・エンゼルスの大谷翔平選手,復活に向けて右肘靭帯の手術を受けましたね。手術は無事に成功したとのこと,本当に何よりです。やはり賢明な彼は,できるだけ球場に足を運び,チームメイトらと一緒の時間を過ごすようにしつつも,その一方で負傷箇所の諸検査を経て,以前にトミー・ジョン手術を執刀してくれたニール・エラトロッシュ医師からの説明,アドバイスを受けるなど,復活に向けて着々と準備していたのですね。さすがです。
ちょっと前の産経新聞の「産経抄」にも書いてあったのですが,肘の靭帯の再建手術であるトミー・ジョン手術というのは,かつてこの手術を受けて見事に2年後に復活した元ヤンキースのトミー・ジョン投手の名前に由来しています。あの有名なフランク・ジョーブ医師が執刀して,見事に成功し,結局トミー・ジョン投手は1989年のヤンキースの開幕投手にも選ばれ,当時は大リーグ最年長の45歳でした。そしてこの左腕投手は通算288勝を挙げるのですが,そのうちの半分以上がこの手術を受けた後の勝利だったというのです。
新聞記事によると,ニール・エラトロッシュ医師は,多くのプロ野球選手を執刀した整形外科医のフランク・ジョーブ氏の元で学んでおり,アメリカを代表するトミー・ジョン手術の権威です。大谷選手としても前回の手術が成功し,その後は復活もしているので,この医師を信頼していたのでしょう。ただ,今回大谷選手が受けた手術は,トミー・ジョン手術のような完全な再建ではなく,「インターナル・ブレイス」と呼ばれる新たな手術方法のようで,靭帯に強度を与えるために厚い縫合糸のような素材が使用される「修復」術だったとも言われています。ただいずれにしても,手術は成功したようで,今後はリハビリ期間を経て見事に復活してもらいたいものです。
ネットの記事などを読んでいますと,非常に多くの人達が,大谷選手の活躍ぶりを伝えるNHK-BSのテレビ中継を楽しんでいたようで,私も午前5時ころから放映されるような時には観ていました。本当に凄い選手だと思いますし,勇気を与えてくれます。投稿されたコメントなどを見ますと,サラリーマンでしょうか,仕事で辛いことがあっても大谷選手の活躍ぶりで勇気づけられるといったものもあります。今シーズン終盤での彼の故障はとても残念ですし,大谷選手を擁するエンゼルスの試合のテレビ中継もなくなってしまったのは寂しい限りです。
それにしても,今シーズンの大谷選手の成績,とてつもないものです。DHとしては本塁打44本,95打点,打率3割4厘,投手としては10勝,防御率3.14という驚異的なものです。その存在がチームの精神的な支柱になっている感もあり,礼儀正しい振る舞い,勝利へのこだわり,ストイックなまでの健康管理と自己鍛錬,まさに「ユニコーン」です。
言葉を換えれば,いわば,野球の申し子ですね。「申し子」の意味は,「神仏から授かった子ども」あるいは「霊的なものから生まれた子ども」という意味で,少し大げさなようですが「神がかった力をもった子ども」とでもいいましょうか。ちょっと言い過ぎですか(笑)。
とにかく,大谷選手のあの豪快なホームランや快刀乱麻の投球を再び目にしたいものです。
女子サッカーW杯,なでしこジャパンは残念でしたね。でも,世界ランキング11位なのにベスト8まで進出したのですから,天晴れだったと思います。
ただ,ベスト4をかけた対スウェーデン戦では日本は前半が確かシュート0だったと思いますが,ほぼ一方的に相手チームにボールを保持され,消極的な戦いぶりで残念な気もしました。身長差は歴然としている中で,相手チームはロングボールを多用したり(いわゆるパワープレー),セットプレーでの得点を狙っているのですから,むしろ日本が厳しいチェック(プレスをかける)などして好きにクロスを上げさせないようにする必要があるのにこれが不十分で,逆に相手から厳しいチェックを受けてボールを保持できず,フィジカルコンタクトでも負けていました。
こういったことはかねてからの課題でしたし,今後もこのような課題をクリアしていく必要があるのではないでしょうか。来年はパリ五輪が開催されるのですから,定評のある組織力にはさらに磨きをかけながら,今回改めて浮き彫りになった課題を踏まえて修正していく必要がありますね(素人のくせに偉そうに【笑】)。
もう最近ではMLBのエンゼルスのメンバーをほとんど覚えてしまいました(笑)。大谷翔平選手の正に異次元の活躍ぶりに私も大いに士気を鼓舞されておりますし,同じ日本人として誇らしい気持ちにもなっています。以前はそうでもなかったのですが,最近では大谷選手の各打席,各登板の状況が気になって,時間があればNHK・BS1の放送をチェックしています。
彼の活躍ぶりを「異次元」と形容しましたが,現時点で指名打者としては本塁打42本,投手としては10勝,本当に凄いとしか言いようがありません。しかも,彼には所属チームを牽引していくリーダーシップもあり,またその愛すべき人柄も高く評価されています。
昨日の試合でも,第1打席で第42号本塁打を放ってチームの士気を高め,さらには2本の内野安打も放ちました。第42号本塁打も勿論ですが,何に感動したかといいますと2本の内野安打の時,大谷選手は,本当は連日の試合出場で肉体的にも相当に疲労していると思われるのに全力疾走して内野安打にしていることです。そのような一生懸命な姿を他のチームメイトも見習ってほしい(笑)。そうすれば,「なおエ」はもっと少なくできるはずです。
大谷選手のリーダーシップで思い出すのが,今年3月に行われたWBCの決勝(対アメリカ戦)における彼のチームメイトに対する戦前の次のような発言です。
「(アメリカチームは)ファーストにゴールドシュミットがいたり、センターを見たらトラウトもいる、ライトにベッツがいたり、野球をやっていれば誰もが聞いた選手たちがいると思うが、きょう1日だけはやっぱり憧れてしまったら超えられない。僕らは、きょう超えるために、トップになるために来たので、きょう1日だけは彼らへの憧れを捨てて勝つことだけを考えていきましょう。さあ行こう。」
大谷選手はもう既に日米の野球界ではレジェンドになっております。もう29歳であり,過去には左膝や右肘の手術をしていますが,今後も怪我のないようにますます活躍して欲しいと思っております。
サッカー女子W杯(オーストラリア・ニュージーランド共催)もいよいよ決勝トーナメント,佳境に入って来ましたね。わが日本代表(なでしこジャパン)はこれまで快進撃を続けており,その活躍ぶりはエンゼルスの大谷翔平選手と同様,私を励ましてくれています。
これまでの彼女らの戦いぶりなどを見ておりますと,何よりもチームとしての一体感,そして監督と選手との信頼関係の存在を窺わせます。また,対スペイン戦ではボールポゼッション(保持率)は譲り,隙あらばカウンター攻撃で少ないチャンスをものにするという戦術。そして5バックで守備的ながら高さを誇る対ノルウェー戦では,サイド攻撃や細かいパスをつないで(相手のミスも誘う),決定機をものにし,相手のパワープレー(ロングボールをゴール前に上げて身長の高さを生かす)に対しては,できるだけ厳しいチェックをしてクロスを上げさせない・・・。本当にうまく戦っており,それも戦術の共通理解が選手間で徹底しているからでしょう。
次は,世界ランキング3位で,あのアメリカを破ったスウェーデンが相手です。これまでの対戦成績では日本は1つだけ負け越しておりますが,8月11日のこの対戦も何とか頑張ってラウンド8(準々決勝)に勝ち進んで欲しいと思います。
先日の産経新聞の「産経抄」に書いてあったのですが,この日本女子サッカーの歴史も決して平たんな道ではなかったのですね。2011年のW杯優勝の偉業を達成した時には日本中が盛り上がりましたけど,女子サッカーの人気はやはり浮き沈みを経験し,国内リーグの観客動員については不入りに泣いています。
今から20年前のサッカー女子W杯アメリカ大会のさなかでのエピソードが「産経抄」で紹介されていました。当時,川渕三郎さんが日本協会会長として女子日本代表選手の激励に訪れた際,「問題や課題があれば言って欲しい。」と彼女らに声をかけた。そうしたら選手の一人が遠慮がちに,「合宿に行く時、交通費の前借りができないでしょうか。」とささやかで切実な願いを口にしたそうです。それくらい当時はまだ女子サッカー日本代表選手といえども冷遇されており,経済的にも窮状を訴えざるを得なかった。「胸が締め付けられる思い」をした川渕会長は彼女らに経費の先払いを約束してその場を去ったそうです。
国内女子サッカーについても,「なでしこジャパン」と連呼して4年に1度だけ注目するというのではなく,常日頃のサポート体制の充実,そしてたまには国内リーグの観客として球場に足を運んでもよいのではないでしょうか。
「なでしこ」の語釈の一つとして,「撫(な)でるようにして大切に扱う子供」というのがあります。今回大活躍している代表選手をはじめ,女子サッカーで頑張っている各選手たちに対しても,「撫(な)でるようにして大切に扱う子供」のように暖かく見守る必要がありましょう。
それにしても,次の難関は対スウェーデン戦ですが,これを突破すれば優勝も夢ではありません。イングランド,オランダ,スペインなどもやはり強敵ですが,何とか2011年以来の2度目の優勝を果たし,再び我々を熱狂させて欲しいものです。
エンゼルスの大谷翔平選手,本当に凄いアスリートですわ。私を含め,日本人に勇気を与え,誇らしい気持ちにさせてくれます。対タイガース戦は前日悪天候で中止になり,翌日はダブルヘッダーとなりました。ダブルヘッダーの第1試合,大谷選手は投手として登場,この試合では何と111球を投げ切り,タイガースを僅か1安打,8奪三振,完投完封という結果を出したのです。そして,今度はその僅か約1時間後に始まった第2試合にはやはり2番指名打者で登場し,あのような素晴らしい力投をして凄い結果を出して間もないのに,2打席連続の37号,38号本塁打を放ったのです。
凄い・・・。本当に。アメリカのスポーツ専門局のある記者は,「やっぱり史上最高の選手だ。」と褒めたたえ,完投,完封を果たした第1試合については,他の記者は「9回のマウンドに上がる際も、シャットアウトを決めたあとも、彼は(相手チームである)タイガース・ファンから喝采を浴びていた。」と伝えています。
大谷選手は常日頃プロのアスリートとして節制し,体を鍛え上げているのでしょう。半端ではないプロ意識のなせるわざです。聞くところによれば,彼はかなり長い睡眠時間をとっているそうです。睡眠時間の長さなら,私にも真似ができそうです(笑)。いずれにしても,史上最高のプロ野球選手といっても過言,誇張ではないでしょう。
そして私の中では,史上最高の作曲家はヨハン・セバスティアン・バッハです。そして史上最高の曲はバッハの「マタイ受難曲」だと思っております。この結論は終生変わりません。今日は7月28日ですが,この日はバッハの命日です。バッハの曲はいつも聴いており,むしろ聴かない日はないといってもよいくらいですが,今日の夜は改めてバッハの珠玉の作品に浸りたいと思っております。