パドレスという球団です。サンディエゴを本拠地とするMLBの球団で,ドジャース(ロサンゼルス)と同じナショナルリーグ西地区に属しています。どうしても好きになれません。もっとも,はなから好きになろうとも思っておりませんが(笑)。
ドジャースはこのパドレスというチームと,日本時間6月17日から20日にかけて4連戦を戦ったのですが,その第3戦と第4戦,大谷翔平選手はパドレスの投手から連日故意死球と思われる悪質なプレーでボールを当てられています。第3戦では右膝関節の少し上の部分,そして第4戦ではあろうことか右肩甲骨付近に死球を受けているのです。誠に許しがたい。
第3戦,仮に右膝関節を直撃していたら大怪我ですよ。それに第4戦,この時は時速約160キロの速球(フォーシーム)が上半身めがけて投げられています。頭部や頸部を直撃していたら選手生命にかかわるでしょう。とんでもない話です。極めて悪質で許しがたいのです。これは由々しきことですが,アメリカでは報復死球という文化があるようです。私には到底理解できませんが,仮にそうだとしても頭部に近い上半身を狙うなどは犯罪でしょう。この時のスアレス(ベネズエラ)という投手はMLBから2試合出場停止と罰金処分を受けています。軽すぎると思いますが・・・。
大谷選手がこの2つの故意死球と思われる被害に遭った時の相手チームの捕手はマルドナド(プエルトリコ)という選手で,それ以前,大谷選手がエンゼルス時代の対アストロズ戦で死球を受けた時の捕手もこのマルドナドという捕手であり,その当時大谷選手はヒットを打って一塁に出た際に,カバーに入ったマルドナド捕手から後ろ足で砂をかけられてもいます(動画あり)。この2つの故意死球と思われる被害に遭った後,大谷選手がマルドナドのインスタからフォローを外したという情報もあります。仮にそれが真実だとしたら,さすがの大谷選手も腹に据えかねたのでしょう。
大谷選手がパドレス戦の2つの試合で連日故意と思われる死球を受けた時の黒幕は誰なのか。既に退場処分となっていたシルト監督の指示なのか,このマルドナドという捕手なのか,それともパドレスの事実上のチームリーダーのようなマチャド(三塁手,アメリカとドミニカの二重国籍)という選手なのか真相は明らかではありません。いずれにしてもこのチームは異常なほどにドジャースをライバル視したり,敵視したりしていますし,過去の数々の悪質,乱暴なプレーで処分を食らってきたマチャドを始めとし,タティス・ジュニア(ドミニカ),プロファー(現在はブレーブスに移籍し,薬物規定違反で80試合出場停止処分を受けた)など,品のない選手が散見され,どうしても好きになれないのですよ。8月に予定されているドジャースとの連戦も荒れそうで心配です。
パドレスはドジャースのことを一方的にライバル視していますが,ナショナルリーグ西地区でドジャースと本当の意味でライバル関係にあるのは,ドジャースのマックス・マンシーが言うとおり,ジャイアンツ(サンフランシスコ)なんですよ。両チームの歴史,伝統,実績などを考えれば間違いありません。ドジャースとジャイアンツはともに球団創立が1883年,本拠地はニューヨーク,その後1958年にともに西海岸に本拠地移転,ドジャースはワールドシリーズ優勝8回,リーグ優勝25回,地区優勝22回,対するジャイアンツは,ワールドシリーズ優勝8回,リーグ優勝23回,地区優勝9回なんですから。また文章が長くなりそうですから,今日はこれくらいにしておきます(笑)。
もちろん私は仕事でしたので,663日ぶりに投手として先発登板をした大谷翔平投手の雄姿をテレビで観ることはできませんでしたが,本当に素晴らしい。打てば3割,25本塁打,投げれば最速161キロのフォーシームですわ(笑)。彼はもう30歳ですが,ファンの期待を一身に集めて心からプレーを楽しんでいる姿を見ていますと,永遠の「野球少年」なんだなと思います。
今日の663日ぶりの復帰登板について,ドジャースのアンドリュー・フリードマン編成本部長は次のような言葉を述べていますが,同感です。
「彼の偉業は脳に理解させるのが難しいほどだよ。あれほど素晴らしい投げ方をする男と、そのイニングの裏にあんなすごい打撃をする男が同一人物なんてね。」
この日の大谷選手は打撃面でも4打数2安打2打点です(笑)。
本日のブログで三島由紀夫の「豊饒の海」全四巻の話題を載せましたが,「豊穣の海」とあるのは「豊饒の海」の表記ミスでした。
いつかはこの日が来ると思ってはいても,このたび長嶋さんが亡くなり,昭和生まれの私はやはり本当に寂しい思いがいたします。押しも押されぬ昭和の大スターでしたし,長嶋茂雄という存在は私の少年時代からその雄姿が脳裏に焼き付いているのです。
私が4,5歳の頃,熊本県の田舎で過ごしたことがあったのですが,おばさんやおじさんから,「長嶋のマネをしてみてよ。」というようなことを言われ,幼い私がその気になって長嶋選手のスイングや顔まねをして得意になっていたことをうっすらと覚えていますので,もうその頃から私は巨人の長嶋選手のファンだったのでしょう。
再び名古屋で生活するようになり,小学校に上がってから初めて親に野球のユニフォームを買ってもらったときは,当然背番号は3でした。周りのみんなはほとんどが背番号3だったのです(しょせん草野球ですから同じ背番号が何人いてもいいのですよ)。背番号3のユニフォームが自慢で,試合や練習もないのにこれを着て,バットにグローブを差して肩にかつぎ,町内を自慢げに歩いていたことを思い出します(笑)。
昭和の時代ですからテレビは家に1台しかありません。3人きょうだいで姉と妹に挟まれている私は,チャンネル争いでは劣勢でしたが,そこは父親の仲介で何とか時間帯を分けて私も巨人戦のナイターを観ることができ,心から長嶋茂雄という選手の活躍を楽しんでいたのでした。ここぞという時に打ってくれたんですよ。かっこよかったなぁ。
2471安打,444本塁打,生涯打率.305・・・。すごい記録だと思いますよ。生涯打率が3割を超えているんですから。私は長嶋選手のDVDを一つ所有しているのですが,当時の巨人戦のテレビ中継の一つを最初から最後まで観てみたい気がします。当時の記憶が懐かしくよみがえるでしょうね。柴田,土井,王,長嶋,末次,国松,森,黒江・・・。投手は城之内,金田,堀内,中村,高橋(一三),宮田・・・。
実は私には大切な所蔵本というか所蔵品があるのです。2012年12月に産経新聞社から発売された「長嶋茂雄 ドリーム・トレジャーズ・ブック」というものです。税別1万3800円での発売でしたが,その当時私はすぐに買いました。「空前の超豪華本」,「ここに長嶋茂雄の真実がある」という触れ込みでしたから。さらにこの超豪華本(書籍,映像DVD,音声CD,お宝レプリカ)には次のようなキャッチフレーズが付けられていました。
「この男が輝いていたころ、日本も輝いていた 長嶋は日本を照らす太陽だ。」
私の頭の中ではその頃の記憶がまだ残っており,本当に当時の日本はそんな感じだったのですよ。この週末,長嶋さんを偲んで改めてこの超豪華本を味わおうかなと思います。 合掌
いよいよ明日からドジャース対ヤンキースの3連戦です(日本時間)。非常に楽しみなことです。今回は東海岸のヤンキースが西海岸のドジャースタジアムに乗り込んでまいります。ご存知のとおり,この両チームは昨シーズンのワールド・シリーズを戦い,大谷翔平選手を擁するドジャースが制しました。MLBの長い歴史の中で,頂点となるワールド・シリーズではこれまでこの両チームは全部で11回対戦しておりますが,ヤンキース8勝,ドジャース3勝となっております。
ワールド・シリーズまで進出するには,数々の難関を潜り抜けなければならないのですから,まずはこの3連戦の重みも大きいのです。総じて,打力はドジャースが上回り,投手力はヤンキースが上回っているのでしょうね。それにしてもインタビューなどでのアーロン・ジャッジの誠実そうな受け答えなどを見ますと,ジャッジという選手は人格者だと思います。大谷翔平とジャッジは互いにアスリートとしてリスペクトし合っている関係なのでしょう。
ジャッジ選手,打率.391,本塁打18,打点47・・・。一方,大谷選手,打率.292,本塁打20,打点35・・・。所属リーグは違いますが,とにかくジャッジの打率が光っております。大谷の本塁打数は素晴らしいですが,ジャッジも肉薄しています。打点については打順の問題もありますから,単純比較は大谷にとって酷でしょう。特にドジャースの下位打線の打率はしょぼいですから(笑),ランナーを置いた状態で1番打者の大谷に打順が回ってくる確率は相対的に低いからです。
ただちょっと最近気になるのは,大谷選手,三振か本塁打か四球か,その他は凡退というシーンが多く,シングルヒット,二塁打,三塁打というシーンがいくぶん少なくなっているようです。確かに彼の本塁打を私も期待しますし,彼の本塁打を見る都度なにやら誇らしい気分になり,仕事もやる気になります(笑)。士気を鼓舞される感じです。
でも,大振りだけではいけません。状況に応じて単打でもいいのです。それと,左打者の大谷選手は,左投手の時にはスタンスを少しオープンに構えています。これは素人目にも顕著です。そうすると,外角へ落ちる変化球(スライダーなど)には腰が引けて泳ぐような恰好になり,空振りするシーンを多く見ます。今度のヤンキースとの3連戦の第1戦と第3戦はいずれも左投手が先発予定ですから,その点は少し心配なのです。これと対照的なのは,チームメイトであり同じ左打者のフレディ・フリーマンです。フリーマンは相手が左投手であろうが全くスタンスを変えません(オープン気味にしません)。見事なほどです。これですと,外角へ落ちる変化球でもヒットできます。
とにかく楽しみですね,この3連戦。第1戦については日本時間の土曜日午前11時10分試合開始ですが,この日は午後から麻雀なので少ししかテレビ観戦ができません(笑)。でも第2戦(日本時間の日曜日)はじっくり試合を観ることができます。第3戦(日本時間の午前8時10分試合開始)は山本由伸投手が先発予定なのですが,さすがの私も仕事です。
東京で行われたドジャース対カブス戦に引き続き,ドジャースにとっていよいよアメリカ本土での開幕戦ですね(対デトロイト・タイガース戦)。いやー,大谷翔平選手,本当にすごいプレーヤーですわ。改めて感動いたしました。この開幕戦の第4打席で時速153キロのシンカーをものの見事に打ち返し,左翼スタンドに本塁打を放ちました。
これで東京シリーズに引き続き早くも第2号です(3試合目)。この開幕戦では4打数2安打,1打点,1得点・・・。何か知らないけど彼の活躍に胸が躍るのです。
私は少年時代に長嶋茂雄選手の雄姿を観ながら育ち,それ以来胸をときめかせてずっと読売巨人軍の応援をしてきましたが,実は原前監督時代から次第に心が離れ,阿部監督についてもあまり好感は持てず,今ではジャイアンツの中に応援したいなという選手は一人もいないのです。ですから,今では日本のプロ野球にはあまり興味が湧かなくて,テレビ中継はほとんど観ませんし,日本のプロ野球中継を観る時間があったらMリーグ(麻雀)を観てしまいます(笑)。
一方,NHKBSとかでドジャース戦が中継されると,仕事以外の時間帯ではテレビ画面に食い入るようにして観てしまいます。そうです,すっかり大谷選手のファンになってしまい,結果的にドジャースのファンになってしまったし,ひいてはMLB(メジャーリーグベースボール)のファンになってしまいました。やはりレベルや迫力が違うなと思ってしまうのです。それもこれも大谷選手のせいです。本当に罪な人です。
朝食の時にうちのカミさんに「今日は休肝日ね。」と高らかに宣言しても,その日に大谷選手が本塁打を放ったら急遽方針を変更してやはりうれしくて晩酌する旨をカミさんにメールで伝えるのです。今日も大谷選手が第2号本塁打を放ちましたので,カミさんに方針変更を伝えたところ「ホームラン打ったのですね!了解です🫡」という返事をいただきました。酒のつまみをこしらえてくれます。カミさんにとってはこういった方針変更はいい迷惑でしょうが,私にとっては誠にありがたいことなのです(笑)。
選手の間に戦術の共通理解というものがない。いや,むしろ戦術そのものがない。だからピッチ上の選手がいわば有機的に機能していない。おたおたしている。したがって,流れの中での得点がない。攻撃の形が作れない。また守備陣もどうやって守ったらいいか分からない。組織的なプレーができないから,その試合結果の良し悪しは,個々の選手のその日の良し悪しのみに左右される・・・。
開幕以来3試合の名古屋グランパスの試合ぶりを観ていてそんな印象を持ちました。1分け2敗で勝ち点は僅かに1で,未だ勝利なし。順位は20チーム中の19位。得点は3で,失点は9だから,1試合平均3失点です。
サッカーは良い守備から良い攻撃が生まれると言われていますが,初戦の対川崎フロンターレ戦後の長谷川健太監督のコメントを聞いていて唖然としたのは,彼は,攻撃がうまくいかなかったという趣旨の発言をしたのです。それは確かにそうなのですが,なにしろ0-4の4失点ですよ(笑)。まずはザルのような守備を何とかしてくださいよ。
前任者のマッシモ・フィッカデンティ監督の頃は,正に「堅守」で失点が少なかった。確かに攻撃面では今一つの側面がありましたが,「堅守」を前提にこれから良くなるような予感はあったのです。後任の長谷川健太監督は今季で4年目というのに,チーム作りや戦いぶり,選手起用などに全く進歩というものがなく,上積みがないように思います。そもそも戦術というものがなく個々の選手任せで,試合をテレビで観ていても得点の予感が全くないのです。対ヴィッセル神戸戦の2点もフリーキックとPKによるもので,流れの中での得点(「ああ,組織的に機能しているな」というやつ)がほとんどないのです。
サッカー監督に要求される能力で特に重要だと思われるのは,指導力と修正能力だと思います。まずは何よりも「こういうサッカーがやりたい,そのためには現有の選手の適性を見極めて布陣し,戦術を浸透させて選手個々の間に共通理解をさせてこれを実行する。敗戦や失点などにより課題が見つかったらそれを的確に修正していく。」などといった能力が要求されると思います。
かつてのアーセン・ベンゲル監督は最初の頃こそ少し躓きましたが,その後は持ち前の高い能力で名古屋グランパスを強いチームにしました。組織的なチームを作り上げ,ワクワクするようなサッカーを展開していましたね。私もドラガン・ストイコヴィッチの雄姿を観たくもあって,よくカミさんや娘と一緒にグランパスの試合を観に行ったものです。ベンゲル監督はその高い能力が買われ,その後はイングランド・プレミアリーグの名門アーセナルで長期政権となり輝かしい実績を上げています。やはり監督っていうのは重要なのですね。
どうやらネット情報,評価ではありますが,現在の名古屋グランパスの選手はそれなりの資質,能力をもった選手が揃っているようですから(ただし,元オーストラリア代表のランゲラックという素晴らしいゴールキーパーが去ったのは痛い。),監督はその選手適性に応じて的確に布陣し,練習等で戦術を深く浸透させるといった指導力を発揮しなければなりません。しかし,誠に申し上げにくいのですが4年目なのに長谷川監督にはもうあまり期待ができないのですよ(笑)。
シービリーブス杯ではわが女子日本代表がアメリカを破って見事優勝しましたね。オーストラリアに4-0,コロンビアに4-1,アメリカに2-1でいずれも勝利しました。デンマーク出身のニルス・ニールセン監督は限られた時間で組織的なチームを作りました。監督としての仕事をちゃんとしており,チームをもっと向上させていく予感があります。戦術の共通理解,重要ですね(笑)。
今はシーズン・オフだから仕方ありませんが,テレビ中継などでドジャースの大谷翔平選手が派手に活躍する場面を目にすることができず,少し寂しい感じがいたします。大谷選手などは心から応援したい選手ですね。私などは彼とは全く縁もゆかりもありませんが,MLB(メジャーリーグベースボール)で弾丸ライナーのような本塁打など派手に活躍し,球場内のファンからは勿論,チームメートなどから熱狂的な歓声や祝福を浴びる場面を見ますと何やら同じ日本人として誇らしい気がしてくるのです。朝食時にうちのカミさんに「今日は休肝日ね。」と宣言しても,その日の試合で大谷選手が本塁打を記録すると,夜にはあっさりと撤回してやはり嬉しくて晩酌してしまうのです。
さて,ストーブリーグというのは,プロ野球のオフシーズンを意味し,冬の寒い時期にファンが暖かいストーブの周りに集まって好きな野球チームや選手について語り合うイメージからこのように呼ばれるようになったそうです。また,これはシーズンとシーズンの間に相次いで行われる大リーグの選手の取引(契約更改,トレード,フリーエージェント等)を意味する言葉でもあります。
ところで,今冬のストーブリーグで最も話題になったのは,ヤンキースのフアン・ソト外野手でしょう。ヤンキースに残るのか,それとも同じニューヨークのライバルであるメッツに移籍するのか,はたまたドジャースが獲得するのか・・・。結局,この26歳の若者はニューヨーク・メッツとの間で15年総額7億6500万ドル(約1147億円)の契約を結びました。昨年の大谷選手のそれを上回る金額です。
実は私は内心,ドジャースがソト選手を獲得しなければいいがなと思っておりました(笑)。この選手の実績や将来性は申し分ないにしても,何となく彼はドジャースの雰囲気には合わないのではないかと思っていましたし,打席中の相手投手に対する挑発的,威圧的な振る舞いや表情,不敵な笑いを不愉快に感じていたからです。やはりドジャースには同じ外野手のムードメーカーであるテオスカー・フェルナンデスに残留して欲しいと思います。契約まであと少しのところに来ていると思いますし,何よりもテオスカーも残留を強く希望しているはずです。
それとロッテをあのように強引な形で退団することになった佐々木郎希投手の移籍先についても,このストーブリーグ中の話題の一つですね。ドジャースが佐々木選手を獲得するのではないかとも噂されています。私は大谷選手を応援していることもあり,メジャーリーグ30球団のうちやはりドジャースをダントツに応援しています。「お前も本当に性格が悪いな。器が小さいな。」と非難されそうですが,私はどうしても佐々木選手には好感が持てず,したがって応援する気にはなれず,できればドジャースはこの選手を獲得しないで欲しいと思っています(笑)。
何となくロッテは踏み台にされたという感じがあり,佐々木選手の我儘が通ってしまった印象があるのです。それに契約交渉時に出しゃばってきたお母さんや電通との契約,メジャー進出までに肩や肘を温存するかのように故障や違和感を訴えて登板を回避したり,とてもチームに貢献したとはいえず,所属するロッテをさんざん悩ませたと思うのです。日ハムの大谷,オリックスの山本がともに文句のない実績でチームに貢献し,所属チームやチームメートから心から祝福されてメジャーリーグに羽ばたいて行った状況とは明らかに異なります。
さてさて,来シーズンの開幕が待ち遠しいですね。大谷選手はポストシーズン末期の左肩亜脱臼と手術は残念であり,現在は可動域を広げるためのリハビリ中で,未だバットを振ることができないのが心配ですが,投球練習は順調のようです。
来シーズンの開幕は令和7年3月18日と19日,東京ドームでドジャース対カブス戦が行われます。ああ,本当にチケットが欲しいなあ(笑)。チケットが入手出来たらどんなにか幸せだろう。昼間に鈴本演芸場で助六寿司とビールをいただきながら落語を楽しみ,その足で東京ドームでドジャースの開幕戦をビールとともに楽しむなんてことができたら,もう死んでもいいとは言いませんが(笑),本当に幸せだろうなあ。でも,ネット情報によるとチケット購入の待機者たるや東京ドームのキャパを大幅に超える30万人だと(笑)。だったら,もう諦めてテレビの前で裂きイカを肴にビールをいただきながら観戦するにしくはなし。
11月2日の土曜日,久しぶりにゴルフのラウンド予定が入っていたのに,残念ながら雨でキャンセルとなりました。ほぼ終日雨という天気予報でしたので,みんなで示し合わせて前日にキャンセルの決定をしたのですが,やはり正解でした。それにしてもずっと好天が続いていたのに,ピンポイントで土曜日だけ雨というのは本当に意地悪な天気ですわ。次のラウンドは11月下旬に持ち越しです。
それにしてもドジャースというのは良いチームですね。試合前にはどの選手や監督,コーチもハイタッチやグータッチで挨拶をしてゲームを始めますし,どの選手も勝利という共通の目的に向かって適度な緊張感と和気あいあいとした良い雰囲気で臨んでいます。
それにドジャースはヤンキースを破って,見事8度目のワールドシリーズ制覇を成し遂げました。東西の名門チーム同士のシリーズでしたが,4勝1敗という結果で意外に呆気なかった。それにしても大谷翔平という選手は持っていますね。エンゼルスでの6年間はポストシーズンに一度も進むことができずに悶々としていたのに,ドジャースに移籍するや,54本塁打,59盗塁という前代未聞の記録を打ち立て,130打点,打率3割1分というのですから本当に大したものですし,あれほど熱望していたワールドチャンピオンを移籍後1年で所属チームが獲得したのですから。
サッカーの世界では,名古屋グランパスが3年ぶり2度目のルヴァン杯を獲得しました。リーグ戦では大した成績が残せない見込みですが(実を言うと,長谷川健太監督の来季続投決定は残念です。フロントはやる気があるのかと言いたい【笑】),何とかタイトルを得ましたね。私が嬉しかったのは,今年限りで同クラブを退団するランゲラック(元オーストラリア代表)というゴールキーパーの花道を飾ることができたことです(彼はこの大会のMVPにも選出されました)。ランゲラックという選手は,名古屋グランパスに7年間在籍したのですが,私は同チーム史上最高のゴールキーパーだったと思います。勝利チームのインタビューの際にも,この選手は日本で最高の時間を過ごしたことやチームのメンバーやクラブへの感謝の気持ちを吐露していましたし,激戦を終えた相手チーム(アルビレックス新潟)への賞賛の言葉も忘れませんでした。人格者でもあるのでしょうね。記憶に残る名選手です。
やりましたー,ドジャースが土壇場で踏みとどまりました。これで対パドレス戦は2勝2敗のタイに持ち込み,日本時間の明日,いよいよ本拠地ドジャースタジアムで雌雄を決することになります。何としてもドジャースに勝ち抜いてもらい,先に勝ち上がったニューヨーク・メッツとナ・リーグ優勝をかけて熱い戦いを繰り広げてもらいたいものです。
別にパドレスという球団に恨みなどはないのですが,何となく好きになれないのです。何でかというと,「悪童」と呼ばれているマチャドが番長格,タティスやプロファーがその手下といったような,一部の選手たちが品格のない集まりのような印象を受けるのが一つの理由です。相手に対するリスペクトを欠く,失礼で挑発的な言動が見受けられるのです。
マチャドはかつて悪質なスライディングで何回も相手選手を負傷させたり,激昂して口論に至ったり,このたびの対ドジャース第2戦では練習ボールをドジャースのダッグアウト(ロバーツ監督付近)に強く投げ込むという暴挙に出ています。そしてこの試合が荒れ模様になったきっかけは,プロファーがベッツの放ったあわや本塁打かというボールをキャッチした後で,後ずさりしながらピョンピョン跳ねて外野席のドジャースファンを挑発したことでしょう。タティスも捕球後に外野席のドジャースファンに対して首を振って舌を出したり,腰振りダンスをするなど挑発的な行為をしましたし,何より彼は数年前に禁止薬物使用で80試合出場停止処分もくらっています。
何かしら品がない。見ていて不愉快になる訳ですよ。
それに,パドレスという球団も今回の対ドジャース第3戦と第4戦において,本拠地ペトコ・パーク(野球場)のチケット購入については事実上ドジャースファンを締め出すかのような制限をかけてきましたからね。パドレスファンもドジャース選手紹介などの際には一斉にブーイングをするなどして,本当に異様な雰囲気でした。完全アウェーのドジャースの選手たちもさぞやりにくかったでしょう。よく頑張ったものです。8-0の圧勝劇!
ドジャースの選手はパドレスの一部選手の悪態ぶりに比して,概して紳士的だと思いますよ。そして両チームのファンの応援も割と対照的です。パドレスの方は,「Beat LA!」(ロサンゼルス・ドジャースを叩け!)であるのに対し,ドジャースの方は,「let`s go dodgers!」(それ行け,ドジャース!)ですからね。攻撃的なパドレスの応援に比し,ドジャースの方は平和的,紳士的です(笑)。
それにしても大谷翔平選手は,これまでMLBで6年間野球をしてきましたが一度もポストシーズンを戦った経験がなく,ようやく憧れの大舞台で活躍する場が与えられました。対パドレス第1戦では同点3ラン本塁打を放ち,敵地の第4戦では痛烈なライト前タイムリーを放ってチームメイトの士気を鼓舞しています。
問題は第5戦(日本時間12日午前9:08開始)です。何としても勝ってくれー!
まずはこのたびの台風10号(サンサン)の迷走状態には難儀しましたね。被災された方々には心からお見舞い申し上げます。私も長いこと生きておりますが,こんなに珍しい,奇異な経路をたどった台風を見たのは初めてです。まるで日本を懲らしめるかのような,意図的でもあるかのような経路でした。
私も素人ですからその原因は分かりませんが,本来なら夏の太平洋高気圧の強さで台風を中国大陸のほうに押しやるところ,今回は太平洋高気圧の中に迷い込んでしまって迷走したのではないかという説もあります。東京に娘の様子を見に行ったうちのカミさんが名古屋の我が家に戻って来た日(8月27日),東海道新幹線(ひかり)を利用したのですが,大雨の影響で品川駅で停車したりなどして名古屋駅に着くまで約4時間もかかってしまいました。本当に難儀な事でした。
さてさて,それにしても日曜日の朝っぱらから凄いものを見てしまいました。MLBのナ・リーグ西地区における「眼下の敵」であるアリゾナ・ダイヤモンドバックス戦で,何とロサンゼルス・ドジャースが誇るMVPトリオである大谷,ベッツ,フリーマンの3人がいきなり初回から3連続ホームランをかっ飛ばしたのです(笑)。あっという間に3-0です。壮観でしたね。彼らがそれぞれホームランを打つのはよくあることですが(大谷44号,ベッツ14号,フリーマン19号),3連続というのは凄いし,珍しい。いいですか,試合開始早々,1番打者の大谷がセンターバックスクリーン方向へ特大の1発,2番打者のベッツが左中間にこれまた1発,さらに3番打者のフリーマンが右中間に特大の1発ときたもんです。私も歴史の証人になってしまいました(笑)。
ベッツも左手の骨折から復帰して見事なプレーを再開しておりますが,ベッツは幽霊の存在を極度に恐れているようです(笑)。ミルウォーキー・ブルワーズと対戦する時は,ドジャースの選手はチーム宿泊先として「ザ・フィスターホテル」に滞在することになっているのですが,ベッツはこのホテルでの宿泊を拒否しました。というのも,このホテルはかねてから幽霊が出るという噂があったからです(笑)。
あるトーク番組で,幽霊を極度に恐れるベッツは「(部屋に)お化けがいると知れば、私は完全に正気を失ってしまう。そして、死ぬまでの間ずっと精神的に傷を負うことになる。」と発言しているくらいです。誰だって幽霊は怖いに決まっていますが,幽霊怖さに遠征の際のチーム宿泊先ホテルへの宿泊を拒否するとは,ベッツも可愛いところがありますね。
それにしてもMLBでプレーしている選手は本当に所かまわず唾を吐きますね。これには違和感を覚えます。バッターボックスでも唾を吐きますので,キャッチャーは嫌ではないかと思ったりしますが,そのキャッチャーだってバッターの時などに唾を吐いたりしますので,気にしてないのかもしれません。選手が唾を吐くのはしょっちゅうで,これは文化,慣習なのかもしれません(笑)。私は唾を吐くシーンを見るのは不愉快ですが・・・。
でも,さきほどの本塁打3連発のしんがりを務めたフリーマンはいつ見ても紳士的な態度の選手です。また,プレーぶりをみても人格者だなという印象ですね。幼いころに亡くした愛する母親の生前の言いつけどおり,彼はプレー中に決してグラウンドなどで唾を吐いたりはしません。