本日のこのタイトルのことは,サッカーJ1の名古屋グランパスのことです。大型連休最終日は,昨日のブログでもご報告しましたように,連続ゴルフの二日目でヘトヘトになって自宅で療養しておりましたんですが(笑),午後4時キックオフの名古屋グランパス対川崎フロンターレの試合をテレビで観ていて,ますますヘトヘトになってしまったのです(笑)。
今の名古屋グランパスのサッカーは全然よくありませんし,強さも面白さもないのです。生意気であることは重々承知の上で,敢えて内心の怒りを若干込めて,思いつくままに言いましょうかね。ホイッスルが鳴ったと思ったら,前半僅か2分でフロンターレに先制点を許してしまいました。この試合に限らず,最近のグランパスは気分が乗らないままに不用意なプレーをし,いきなり先制点を奪われて追いかける立場になって,徐々に焦っていくという試合が多いように思います。最初からもっともっと緊張感をもってプレーをすべきです。
次に,このことは前々から気付いていたことですが,中盤が機能しておらず,中盤のエリアは概ね相手チームが制圧し,このエリアでのグランパスのボール支配率は相当に低いと言わざるを得ません。ですから,グランパスとしては,中盤を省略したロングボールを前線に放り込むプレーが目立つのです。こんな単調な攻撃ですと,相手のディフェンダーも守りやすく,しかもロングボールですから,味方選手に上手くつながる確度は高くなく,概ね約半分は相手チームの選手に奪われ,あとは鋭いカウンター攻撃を喰らってしまう羽目になります(笑)。これではいけません。
調子に乗ってさらに言わせてもらいますと,相手選手に対するチェックやプレッシャーが甘く,好きにプレーさせてしまっております。体を寄せて寄せて相手選手を少しは焦らせないといけないのです。焦らせてパスミスを誘ってボールを奪い,攻撃に転ずることもできるのです。チェックやプレッシャーが甘いために,好きにパスをつなげられたり,簡単に自陣のペナルティーエリア内にアーリークロスを入れられたりしております。・・・・・ダメです。
いよいよ調子と図に乗って言わせてもらいますと,ルーズボールやセカンドボールを奪う意欲に欠けるような場面が多く,かなりの割合で相手選手がボールを拾っております。観ていて歯がゆいくらいです。
ストイコヴィッチ監督は,もうチームを託されて相当期間が経過するのに,チームを有機的に機能させているとは思えませんし,選手の間に戦術の共通理解を徹底させ,素人の目にも明らかなような,チームの意図が明確に分かるような試合運びができておりません。アーセン・ヴェンゲル監督の頃は意図が明確でしたし,チームの完成度が高かったと思います。今の名古屋グランパスは,不用意な失点からリードを奪われ,終了時間がそろそろ迫ってくると,決まってDFの闘莉王選手をトップに上げてパワープレーに終始するという一つ覚えの状態です。ケネディ,玉田,金崎,藤本,永井,小川,中村,ダニルソン,闘莉王など,選手はJリーグ屈指であるだけにとても残念です。
ホームゲームであるにもかかわらず,その川崎フロンターレ戦は2-3の敗北を喫しましたが,内容が悪すぎ,私自身は1-2になった時点でテレビのチャンネルを変えてしまい,ふて寝することになったのです(笑)。今のグランパスは強くないのです。強くなければ優勝などできない筋合いです。素人のくせに偉そうなことを言っておりますが,グランパスにはもっと強くなって欲しいのですよ。野球はジャイアンツ,サッカーはグランパスと相場が決まっているのですから(笑)。
新幹線の指定券・乗車券(1枚になったやつ)をパジャマの胸ポケットに入れたままで洗濯機に放り込んでしまい,水浸し・クシャクシャにしてしまいました。やってしまいました・・・。4月11日(水)に仕事で東京出張なので,うちのカミさんに名古屋駅まで行って事前購入してもらったのですが,昨日の日曜日にそれをパジャマの胸ポケットに入れたままで一日中家の中で過ごし(どちらかというと,寝たきり老人状態でした),夜お風呂に入った時にそのまま洗濯物として放り込んでしまったのです。カミさんとしては何も知らずに洗濯をしますわね。当然です。明らかに私が悪いのです(笑)。
くだんの新幹線の指定券・乗車券は見るも無惨な水浸し・クシャクシャの状態にはなりましたが,幸い,日付,時間,号車番号,座席番号等は十分に特定できます。再発行が可能なのかどうか,あるいはそのままクシャクシャの指定券・乗車券を使用する形になるのか(自動改札機は到底通過しそうもありません),カミさんには誠に申し訳ないのですが,駅に問い合わせしてもらうことにしました。「そのまま使ってください。」ということであれば,改札の都度私が恥をかけば済むことです(笑)。
やってしまったといえば,わが巨人軍は完全に開幕のスタートダッシュで躓きました。昨日は何とか勝ったものの,これまで2勝7敗という惨憺たる成績で,カラ元気の中畑監督率いる球団と最下位争いをしております。とにかく打てません。これじゃダメです。助っ人としてアメリカ大リーグから来たボウカーという選手は,31打数2安打で,ピッチャーなみの打率です。昔の山倉捕手だって最低でも1割8分は打っていたと思います(笑)。何とか奮起を期待したい。
はっきりとした理由は分からないんですが,プロゴルフの4大メジャー大会の中でマスターズに一番の興味がありますし,好きです。自分がもしプロゴルファーで,神様から「お前はプロとして鳴かず飛ばずだが,死ぬまでに4大メジャーのうちたった1つだけ優勝させてやるよ」と言われたら,迷わず「マスターズでお願いします(笑)」と言ってしまうと思います。とにかく,会場となるオーガスタ・ナショナル・ゴルフクラブの美しさが際だっております。それにしても,わが日本の松山選手は,今年のベストアマは惜しくも逃してしまいましたが,素晴らしい活躍でした。あっぱれです。昨年は見事にベストアマに輝いてグリーンジャケットを着ましたし,今年も3ラウンド目まではベストアマでした。素晴らしい。
でも残念だったのは,タイガー・ウッズです。スキャンダルを乗り越え,ひとまわり成長し,マナーも良くなったかなと思ったのですが,やってしまいました・・・。2ラウンド目の16番ホール(パー3)のティーショットをミスし,クラブを放ってしまい,挙げ句に足で蹴飛ばしておりました。本当に見苦しい。こういうことをやってはダメです。またタイガー・ウッズはミスショットの後にクラブから手を離して地面に落とすシーンがよく見受けられますし,グリーンを離れる際にパターを捨てるように落とすこともあります。今シーズンも目にしました。そういう面では変わってはおりませんね。マナーについては,アーノルド・パーマーやトム・ワトソン,元松 茂(笑)などを見習って欲しいと思います。
今朝なんかも風は冷たくて強いですね。でも,何となくですが確実に春が近づいているような気がします。私の徒歩通勤途上には,そのシーズンになると本当に見事な桜が咲き誇る公園があるのですが,その桜の枝をよく見ますと,蕾がふくらんでおりますし,木の枝全体が何となく暖色めいてきたのです。
さてさて,表題の「どうなんでしょうかね・・・」というのは,先日行われたサッカーの試合に対する不満の気持ちの表現です。「日韓女子リーグチャンピオンシップ」とやらの試合で,わがなでしこジャパンが誇るDF近賀ゆかり選手が,ゴール前で韓国人選手に容赦なく顔面を蹴られ,ケガをしたという情報があり,ユーチューブの動画にもアップされています。近賀選手の鼻の上部は象さんの鼻のように腫れ上がり,動画を見ても本当に痛々しいし,韓国人選手のラフなプレー振りに呆れてしまいます。いくら彼女らがボールを目がけていたと主張したとしても,あの危険な状況で,普通のメンタリティーがあったならば蹴ったりはしません。顔面を蹴ってしまうことになるという予見が十分にできたという意味では,少なくとも「未必の故意」はあったと評価されても仕方ありません。
この試合は「日韓女子リーグチャンピオンシップ」とやらで,日本のINAC神戸と韓国の高陽大教というチームの対戦です。はっきり申し上げて,日本人選手が無意味なケガをしないように,こんな試合はしないにこしたことはありません。日本人選手の身体のことが心配でならないからです。以前にこのブログで,ACL(アジアチャンピオンズリーグ)のことについて話題にしたことがありますが,朝鮮半島の国々,そして中国の各チームによるラフプレーの頻度は高く,日本人選手のケガ人が出る事例も枚挙にいとまがないほどなのです。そして,このたびの近賀選手のケガなどからすると,この傾向は男女を問わないものだと思います。「日韓女子リーグチャンピオンシップ」とありますが,両国のチャンピオン同士が戦って勝者を決めても,私としては全然ワクワクしませんし,格別名誉なことだとも思えません。それよりも日本人選手にはどうぞ相手選手のラフプレーでケガなどをすることがないように,という気持ちの方が強いのです。
日本人選手は,いわゆる武士道精神でフェアプレーを行い,そのことは世界的にも評価されております。フェアプレー賞に何度も輝いておりますし,2011年の国際サッカー連盟(FIFA)の年間表彰式で,日本サッカー協会はフェアプレー賞を受賞しております。近賀選手がケガをしたこの試合においても,日本のINAC神戸がフェアなプレーぶりで韓国の高陽大教を3-0で下したことは言うまでもありません。
「木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか」(増田俊也著,新潮社)という本は,各頁上下二段組みなのに701頁もある大著です。大変に読みごたえがありました。読後の率直な感想はというと,史上最強の柔道家木村政彦という人物が好きになったということです。この本はノンフィクションで,相当綿密かつ広汎な取材に基づいて書かれたもので,柔道(柔術)を心から愛する著者としては,木村政彦と柔道の名誉回復を図りたいと一心に思い,打撃(当て身)を伴う柔道こそが最強だということを著したかったのではないでしょうか。ただ,内容は素晴らしいのですから,せめてタイトルは「木村政彦の真実」くらいにしておけばよかったのに,と思いました。
昭和29年12月22日といえば,まだ私もこの世に生まれておりませんが,プロレスは戦後,庶民の人気を徐々に集め,日本プロレス協会の力道山がスターとしてその頂点を極めようとしておりました。そしてその日,その力道山と,史上最強の柔道家木村政彦との巌流島決戦が行われたのです。でも,考えてみればプロレスというのはブック(台本)のあるフェイク(八百長),いわばショーですよね。この巌流島決戦についても,事前に力道山と木村政彦との間で,61分3本勝負のうち,1本目は力道山,2本目は木村政彦,3本目は時間切れ引き分けというブック(台本)になっていたのです。
ところが,途中までは確かにプロレスだったのですが,突如として力道山がブック(台本)破りを行って,木村政彦を騙し討ちし,強烈な右のパンチを繰り出し,掌底で危険な箇所をメッタ打ちし,さらにマットに座り込んだ木村の顔面をそれこそサッカーボールを蹴るような態様で二度にわたって蹴り,そして木村をマット中央部に引きずった後にその頸椎部を蹴りつけ,狙い澄ましたように掌底でこめかみ部分を打ち,立ち上がった木村をさらにメッタ打ちにして,彼をマットに沈めて血の海にしたのです。凄惨なシーンであり,極めて残酷でした。力道山というのは一体どんな人間だったのか,その人間性を疑わざるを得ません。ユーチューブでもその動画はアップされておりますが,これはもはやプロレスなどではなく,力道山が仕掛けた一方的な喧嘩であって,極めて危険かつ卑怯な振る舞いだったのです。
力道山は,実はこういったブック(台本)に沿った念書を木村にだけ事前に出させ,自分は要求されてもそのうちに出すと言って約束を果たさず,当て身(打撃技)は木村のみ禁止とし,挙げ句に試合後には「試合中に木村が引き分けにしようと言ってきた」と記者に述べたり,木村に差し入れさせた念書を公表したりもしました。彼にとって史上最強の柔道家木村政彦の存在は目の上のたんこぶだったのでしょう。結局,木村は力道山から,リングサイドの観衆,そして多くのテレビ視聴者らの前で恥をかかされ,敗れたことになってしまいましたが,これはプロレスのブック(台本)破りの騙し討ちに過ぎず,勝ち負けを論ずるのは本来間違っております。実際問題として,木村政彦の柔道の抜きんでた強さは別格,史上最強であり,プラジリアン柔術のメッカであるブラジルでも,あのマラカナンスタジアムにおいてエリオ・グレイシーを一蹴し,その圧倒的な強さを示しています。最初から真剣勝負ということであれば,木村は事前に体をつくり,コンディションを整えた上で,力道山を寝技に持ち込み,得意の腕がらみで一気に仕留める強さをもっていたでしょう。・・・でも,ブック(台本)があったものですから,木村政彦はこの巌流島決戦の前日においても,日本酒1升4合と瓶ビール6本を飲んでしまっておりました(笑)。この巌流島決戦の後,木村は師匠の牛島辰熊の「勝負の世界だ。言い訳するな。」の言葉どおり,その後も男らしく多くを語りませんでした。
この巌流島決戦の後,木村政彦は「力道山に敗れた男」としての屈辱を味わい続け,そのうち世間からも忘れ去られていく存在になります。木村は75歳で天寿を全うしますが,巌流島決戦の時は37歳でしたから,ちょうどその後半生は後悔に苛まれる人生を送らざるを得なかったのです。しかしその人格は人から愛され,柔道家をはじめとして多くの人の尊敬を集める存在でした。どうでしょうか,私は素人ですから分かりませんが,仮にしかるべき人達を対象にして,史上最強の柔道家は誰かというアンケートをとった場合,間違いなく木村政彦がトップになるような気がします。
もし木村政彦がアマチュア柔道の世界にずっと身を置いていたならば,その現役時代,指導者としての時代を通して,木村政彦の名がプロレスや力道山によって貶められることもなかったのでしょうが,いまさら何を言ってもはじまりません。本当はプロレスの世界になど入らなければ良かったのです。戦後のどさくさの最中,よほどの基盤がない限り,アマチュア柔道だけでは食べていくことはできなかったのでしょうし,木村政彦は妻の病気の薬代も稼ぐ必要がありました。
木村政彦は,最愛の妻である斗美(とみ)さんが結核に罹り,ストレプトマイシンの値段が高くて日本では手に入らず,アメリカに渡ってプロレスでお金を稼ぎ,そのお金で薬を買って日本に送り,妻の結核を治そうとしていたのです。木村はその辺りのことについて,「愛する者が病気で死にかかっている。自分が嫌なことを我慢すれば治せるとわかっていたら,君ならどうする?」と述べています(同著681頁)。また彼は,その最晩年に病床に伏してから,長女の友子に「斗美は俺の太陽だったんだよ」と述べております(同著673頁)。
木村政彦は,愛妻や子供たちのために,終戦直後は闇屋などをやって稼ぎ,家族の生活費を稼いだりしておりました。きれい事を言っているような状況ではなかったのでしょう。木村政彦は男の中の男だったと思います。師匠の牛島辰熊とともに,木村政彦のその波瀾万丈の生き方は,私にも多くの示唆を与えてくれます。
今日は,サッカーのACLのことについてお話したいと思います。ACLというのは,アジアチャンピオンズリーグのことで,正式名称はAFCチャンピオンズリーグです。これは要するに,前年度のアジア各国の優勝又はこれに準ずる成績をおさめたクラブチーム同士でリーグ戦を行い,アジアのクラブチームNo1を決めるというものです。日本では,前年度のJリーグ1位から3位までのチームと天皇杯優勝チームが出場します。
でも私は,はっきり申し上げて,こんなリーグに出場してどれほどの意味があるのかと思います。もっとはっきりと申し上げましょう,出場している韓国リーグや中国リーグの選手によるラフプレーがとても酷く,日本人選手のケガが後を絶たないのです。昨年はセレッソ大阪の選手が韓国の全北というチームとの試合で右目の上を5針縫うというケガをさせられましたし,その前には川崎フロンターレの中村憲剛選手がやはり韓国の城南一和というチームとの試合で,あごを骨折させられました。そのセレッソ大阪と韓国の全北というチームとの試合では,全北のサポーターによる「日本の大地震をお祝い(し)ます」という横断幕が問題になったことも指摘しておきます。今年も,清水エスパルスは韓国の城南一和というチームと練習試合をしていたのですが,小野選手が左膝内側側副靱帯損傷のケガを負い,結局この練習試合では韓国の城南一和の選手のラフプレーが酷かったため,監督同士で協議して途中で中止になりました。また,サガン鳥栖の豊田選手が,韓国の水原というチームとの練習試合で,全くボールとは関係のない場所で韓国人選手から殴られています。もうこれはサッカーではありません。明らかな暴力です。そして中国サッカーはご存じ,「カンフーサッカー」で世界的にも有名です。跳び蹴りは当たり前・・・。
日本の4チームは,Jリーグの年間リーグ戦を戦うとともに,このACLでの戦いも余儀なくされ,絶えず疲労困憊と相手選手のラフプレーによるケガのリスクも背負っております。もう本当にやめたらいいのに,と思います。鹿島アントラーズのオリヴェイラ監督のACLでの試合後の記者会見では,いつも相手選手のラフプレーに関するコメントからスタートしていましたよね。
わが名古屋グランパスのストイコヴィッチ監督は,今年はACLよりも国内のJリーグを優先すると明言しております。彼もたまにはいいことを言いますね(笑)。正解だと思います。勝負に「たられば」は禁物でしょうが,名古屋グランパスは昨年わずか勝ち点1の差でリーグ連覇を逃しました。実のところは,昨年のACLを戦っていた当時の移動や過密日程による疲労困憊とラフプレーで,その頃は大切な勝ち点を落としていたという事情もありました。
UEFAのヨーロッパチャンピオンズリーグにはサッカーファンとして大いなる憧れがありますが,ACLで優勝に輝くことにあまり魅力は感じません。それよりも,ラフプレーによるケガの方を恐れるのです。
土曜日のことでしたかね,巨人が今年の最終戦で劇的なサヨナラ勝ちをおさめたのは・・・。対横浜戦で9回裏まで1-2でリードされていたんですが,満塁で長野が代打逆転満塁サヨナラホームランを放ち,ドラマか漫画のようなド派手な勝利でした。巨人ファンの私としては嬉しい限りです。この調子でクライマックスシリーズを戦って欲しいものです。
ただ,この最終戦で長野はスタメンから外れておりました。原監督とすれば,栄誉ある首位打者というタイトルを長野に取らせてやりたいという「親心」だったのでしょう。確かに,きら星のように輝く天才集団の中で首位打者を獲得するというチャンスはあまり巡ってこないでしょう。しかし,私はどうしても「そうまでして」という疑問を払拭できません。いつもどおりスタメンで正々堂々と出場し,一生懸命打席で奮闘した上で獲得するからこそ,そのタイトルも燦然と輝くのです。長野と首位打者を争っていた阪神のマートンは,以前から可能であれば全打席に立ちたいと述べておりました。日本人ではないマートンの方に武士道というものを感じます。
男子プロゴルフの石川遼選手はこのところ思い通りのプレーができていないようですね。報道によれば,彼はミスショットをした直後には,ドライバーのヘッド部分を蹴り上げたり,バンカーショットをミスしてはサンドウェッジを放り投げたり,キャディーバッグをアイアンで叩いたり,セカンドショットが上手くいかなかった際にはクラブを2回にわたって地面に叩き付けたり,叫ぶなど大声をあげたり,聞き苦しい言葉を英語で口にするなどといった行為に及んでいるそうです。端から見ていて見苦しい行為ですし,同伴者やギャラリーを不愉快にさせるでしょう。余計なお世話かもしれませんが,こんなことは,彼の公式戦出場や練習,ビジネス(CM出演など)のマネジメント一切を取り仕切っているであろう父親が,父親として躾けなければならないことなのだろうと思います。
前にもこのブログで述べたことがありますが,名プレーヤーのアーノルド・パーマーは,若い頃に父親と一緒にラウンドしていた際,やはりミスショットでイライラしてクラブを乱暴に扱ったことがあったそうです。それを見た彼の父親は,烈火のごとく「(そんな振る舞いをするのであれば)もうゴルフなどやめてしまえ!」と言って彼を叱ったということです。それ以来,パーマーはクラブを乱暴に扱ったり,見苦しい振る舞いだけはすまいと心に決めたそうです。パーマー自身が回顧談でそう述べているのですから,間違いないでしょう。私はゴルフ番組で古い映像を見ることもあるのですが,そういえば確かに,パーマーも,ゲイリー・プレーヤーも,ジャック・ニクラウスも,トム・ワトソンも,そんな見苦しい振る舞いをしているところを見たことがありません。
先の週末は,私は半日ぐらい自宅で仕事はしましたが,事務所には行かずに,自宅でまったりとしました。読書,スポーツ観戦,タイ古式マッサージなどなど,やりたい放題でした(笑)。
週末,特に嬉しかったのは,わが栄光の巨人軍と名古屋グランパスが「意地」を見せてくれたことです。最近の試合ぶりの不甲斐なさに,このブログでも不満たらたらでしたが,この週末は頑張ってくれました。
まず名古屋グランパス。首位のガンバ大阪相手に4-1の圧勝です。久しぶりに大変良くできました(笑)。嬉しくって仕方ありません。ああいう試合ができるんだったら,毎試合やっていただきたいんですけど・・・。ただ,試合後にガンバ大阪の西野監督が「もっと中盤を支配してもう少し押し込めると思ったが・・・,プランどおりにはいかなかった。」などと憎たらしいコメントをしていました。憎たらしいですけど,彼がそのように思っていたのも当然で,確かに今期のグランパスは中盤を支配するような試合はしておらず,むしろ支配され,個人技頼みとなっていました。あと5試合ですから,グランパスには是非頑張って欲しいです。現在は柏レイソルが首位となっておりますが,柏レイソルはそんなに強いとは思いません。グランパスがその気になりさえすれば,最終順位はグランパスの方が上になると思っております。
それにジャイアンツ,意地を見せてくれました。東京ドームでは絶対にドラゴンズには胴上げをさせないぞ!という意気込みが感じられ,7-2,4-1,12-4の3タテを喰らわせました(笑)。私も心の中では,絶対に東京ドームでの胴上げだけは阻止してくれ・・・と,真剣にお祈りしておりました(笑)。見事であります。それに結婚を明らかにした澤村投手は,新人ながら11勝を挙げて立派なものです。彼には向かっていく気迫があり,ボールにも力があります。何よりも投球テンポが良いですから,守っている方も集中力が切れないと思いますよ。期待が持てます。かくなる上は,セ・リーグのペナントこそ逃しましたが,クライマックスシリーズで日本シリーズに進出し,ジャイアンツに日本一になって欲しいと存じます。
いやはや,どうにもゴルフというものが上手くなりません。もう潮時かなと思うこともありますが,あと一回だけでもいいから80台で回ってみたいという煩悩もあります。今のスコアでは到底及びもつきませんが。
10月9日(日)は,久しぶりのゴルフでした。気が置けない方々と一緒でしたからリラックスしてプレーしたのですが,やっぱりダブルボギーペースのラウンドでした。たまには練習場で練習というものをしなければなりません。ただこのラウンドでは,出会い頭のようなバーディーをとってしまいました(笑)。そのホールはパー4でしたが,私はいつものとおりパーオンができず,残り100ヤードほどの第3打のショットを放ちました。砲台のようになっているグリーンでしたから,ピンフラッグは見えましたが,ホールは見えません。ショットを打った瞬間,まぶしくてボールの行方が分からなくなりました。このゴルフ場は,朝方のインスタートでは太陽がまぶしいのです。私のボールはグリーン上になく,グリーン周りを一生懸命に探しましたが私のボールは見当たりません。同伴者も一緒に3分くらい探してくれましたが,やはりダメでした。仕方なくロストボール扱いでプレーを再開しようとした瞬間,キャディーさんが「あった!」と言ったのです。そうです,私のボールは見事にカップインしていたのです(笑)。グリーン周りを探してもないはずですね。見事なバーディー,これだからゴルフはやめられません。
おい,名古屋グランパス,しっかりしろよ。ナビスコ杯準決勝での対鹿島アントラーズ戦は悲惨の一語に尽きます。スコアこそ1-2でしたが,内容的には大差でした。新聞の見出しだって,「押されっ放し」,「見せ場なし」というものでした。中盤を完全に支配されてしまっていたのです。リーグ戦前節の清水エスパルス戦でも同じような状況でした(シュート数は4本対23本)。個人技頼みではダメなのです。組織的なサッカーが全くできていません。監督の手腕不足が大きいと思います。学習というものをしていません。
10月8日(土)はナゴヤドームで巨人軍の勇姿を観てきました。新人の澤村の力投で4-0の圧勝です。1安打に抑えたのではないでしょうか。彼はマウンドの上で正に躍動しておりました。しかもテンポが良い。来期も大いに期待できます。まあ,ジャイアンツの場合は,その次の中日戦には0-1でサヨナラ負けを喫し,その次の阪神戦も悲惨でした。
グランパスもジャイアンツも今年はもう諦めてしまいました。しかし,私のゴルフはまだ諦めておりません。10月19日と10月22日は頑張るぞ!
いよいよ,わが日本女子サッカーはロンドン五輪アジア最終予選を戦います。堂々たる立派なプレーをして,五輪出場を確定して欲しいと思います。
会場となるのは中国山東省の済南という所です。日本女子代表は,先のW杯ドイツ大会優勝で世界的に賞賛されましたから,あの中国であっても不当な扱いを受けることはないと思いますが,・・・や,やはり不安です(笑)。というのも,2004年のアジア杯中国大会(男子)の準決勝・対バーレーン戦はこの済南という地で行われました。その際,試合前の君が代斉唱は中国人によるブーイングでかき消され,日本が勝利するとスタンドからゴミが投げ入れられました。場所は違いますがその大会の決勝戦は,わが日本男子は北京で中国と戦い,3-1で下したのですが,その試合後には中国人サポーターがスタジアムの外で日の丸を燃やすという行動をとっております。正に義和団事件の時と同じ「民度」です。「民度」という長い歴史と伝統,民族性,教育に根ざしたこの属性は,一朝一夕に形成されるものではありませんから,数年経ったからといって改善されるようなものではありません。他国の国歌や国旗に敬意を払うというのは国際的には最低限の常識ですが,中国や韓国ではこれが通用しません(笑)。それに,少し前にアメリカのバイデン副大統領が訪中した際の,米中各チームによるバスケットボールの親善試合では,中国人選手がよってたかってアメリカ人選手に暴力を振るい,その義和団ぶりをいかんなく発揮し,恥をさらしましたからね。
今度のロンドン五輪アジア最終予選では,やはり中国サッカー協会から嫌がらせを受けております。公式練習の際に,スパイクの使用を禁じられたのです。スパイクシューズで練習するのとランニングシューズで練習するのとでは,全然違うんじゃないでしょうか。素人の私でも想像がつきます。ボールの転がり方やピッチ感覚の把握の面で歴然とした差があるでしょう。初戦の前日に突如としてこんな嫌がらせを受けたのです。スパイクを禁止されたのは日本だけでなく他国もそうですが,中国チームだけは地元の利を生かし,事前に十分な練習をし,ピッチ上の感覚をつかんでいるでしょう。とうていフェアではありません。実は最初はボールの使用も禁じられ,これは何とか交渉で撤回させたという経緯もあったようです。どうしようもありません。さらに女子日本代表はその日の練習で,本番で使用されるグラウンドでは僅か15分くらいの練習時間しか確保できず,それ以外は隣接するサブグラウンドでの練習を余儀なくされ,セットプレーなどは非公開での練習にしたかったのですが,ネット越しに一般人や地元の報道関係者からも丸わかりの場所でした。わが女子日本代表はすごい洗礼を受けております。
でも,日本は武士道精神の国です。彼女らには,武士道精神に基づいて,堂々としたプレーをしてもらいたいと思います。嫌がらせをしたり,ブーイングをしたり,卑怯な真似をしたりする人が自ら恥ずかしくなるような,そういう活躍をして欲しいと思うのです。
なでしこジャパン,本当にありがとうございました。もう理屈抜きで勇気が湧いてきました。強い明確な意思をもって,決して諦めさえしなければ,困難といわれたことも実現できることを教えてくれました。自分たちよりも平均身長で10センチ近くも高いドイツやスウェーデンやアメリカのチームを相手に,不屈の闘志で勝利したのです。本当に素晴らしいシーンでした。私は不覚にも早朝から涙が止まりませんでした。
それにしても,MF澤選手の技術,闘志,キャプテンシーはすごいですね。また,MF宮間選手はニヒルで冷静で,あのクロスボールやフリーキックの精度は世界で十分に通用するでしょう。それに,今回のW杯では若干控えめでしたが,日本代表にはまだ18歳の岩渕真奈という天才がいます。その他,今大会活躍した選手も多く,なでしこジャパンはこれからも大いに期待できそうです。次のオリンピックが楽しみです。いつも思うのですが,彼女らのゴール後の祝福し合う姿,誰かに駆け寄って抱っこされるというやつは,微笑ましいです。また今大会で日本チームは,フェアプレイ賞も獲得しました。やはり武士道の国です。
テレビ映像で見たところ,「日本 Good Luck!」というボードを持って応援してくれていた外国人や,心配そうな表情で手に日の丸をもって応援してくれているドイツ人らしき人もいました。ネット情報ではドイツ人を中心とした観客の人たちは,もう総立ちになって日本代表を応援してくれていたそうです。ありがたいことです。それに私は,テレビ映像などで見たのですが,岩手県出身のDFの岩清水梓選手が大きな日の丸を持って歩いていました。その日の丸には何やら書き込まれており,そこには次のようなメッセージが書き込まれておりました。
「東北のみなさんへ 忘れたことはありません。今回『良い結果を届ける』その一心でした。メダルを持ってみなさんのところへ会いに行きます。待っていて下さい。応援ありがとうございました。共に歩もう!東北魂!! なでしこジャパン 岩清水梓」
私は泣けて泣けて仕方ありませんでした。今回のW杯では,日本代表選手は試合前に東日本大震災のビデオを見て試合に臨んだこともあるそうです。監督以下選手全員が被災者の方々や日本国民を勇気づけよう,そういう強い気持ちで数々の困難な試合を戦い抜いたのだと思います。