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弁護士ブログ

2009/04/06

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 土曜日の川崎フロンターレ戦での名古屋グランパスのパフォーマンスである。あぁ,グランパスくん,そりゃ,だめだわ。僕は期待してテレビ観戦していた。でも,解説者が何度も言っていたように,「ボールの取られ方が悪」すぎた。それに何でもっと積極的にボールに向かっていけないのだろう・・・・。唖然としたのは,最終ラインのDFから味方の守備的MFへの極めて緩慢なパス。相手選手に「どうぞ,インターセプトしてください」とでも言っているようだった。案の定,見事にインターセプトされ,たちまち危機に陥っていた。2点目の失点はセットプレーからのものだが,DFの自分の方にボールが来ているのに,体を張ってそのボールに向かっていけず,目の前で簡単にワンタッチで相手選手にゴールを決められていた(泣)。

 

 グランパスのファンのうち,心臓に持病を抱えている人は観戦しない方がよい。ハラハラ,ドキドキさせられるので,心臓に良くない。ハラハラさせられるだけでなく,実際にゴールされているんだもん(また泣)。幸い僕は心臓に持病はなく,今年は競技場に足を運んで観戦に行こうと思っていたが,萎えてしまった。

 

 攻撃的なサッカーはいいけど,ノーガードに近いのでは,何かなぁ・・。解説者も言っていたけど,攻撃陣があまりにも相手選手に近づき過ぎて,スペースを上手く使えていない。「前がかり」というやつだ。逆に,「前がかり」過ぎると,一旦ロングボールをグランパスのDF前に放り込まれると,たちまち相手に数的優位を作られ,決定機を与えてしまう。心臓に悪いのよ!それに,これは言っても詮無いことであるし,失礼ではあると思うけど,DFの選手が小粒で,高いボールの競り合いにことごとく負けてしまっていた。

 

 実は前半32分の段階でテレビを消してしまった。あとのプレーは見ていない。いたたまれなかったのよ。さあ,それにしても,前にもブログで触れたが,監督に必要な資質,能力は,負けず嫌いの性格だけでなく,学習能力・修正能力である。確かに攻撃的サッカーはいい。魅力的である。でも,守ることも出来てなんぼでしょう。それで思い出すのは,アーセン・ベンゲル監督時代のことである。ベンゲル監督といえばその手腕と能力には定評があり,イングランドのプレミアリーグでは名門アーセナルを率いての実績も十分である。そのベンゲル監督もグランパスに着任して早々は,連敗街道を進み悲惨な出だしであった。DFラインを押し上げてコンパクトで攻撃的なサッカーを目指していたのは良かった。でもその当時の賢いDFであったトーレス選手らとの話し合いで,そういうサッカーを目指すのであれば,前線,中盤での厳しいチェック(相手選手にプレッシャーをかけること)をして,ボールを相手のいいように前線に運ばせないことが必要不可欠だという結論に達し,それを実践するようになってからは快進撃が始まったと記憶している。見事に学習,修正したのですよ。

 

 そうなんです。DFラインを上げてコンパクトで攻撃的なサッカーをするからには,前線,中盤での厳しいチェックをすることが前提になっているんです。それもせずに「前がかり」になり,相手にロングボールをDF前に自由に放り込まれでもしたら,自陣ではたちまち数的優位を作られてアウトなんでしょう。ノーガードになっちゃって,心臓に悪すぎるのです(笑)。お願いですから,厳しいチェックをしてください。「人の嫌がることをしてはいけない」というのは,人倫の大本,人の道(道徳)であり,競技場を出たら一個の人間としてそうしなければなりませんが,サッカーという競技をしている最中は,「人の嫌がること」(厳しいチェックをすること)をしなけりゃなりません。プレスをかけるんですよ。

 

 確かに川崎フロンターレは前年のシーズンでは年間2位の成績であり,18チーム中得点総数が最も多かった攻撃的なチームだ。だからといって,このチームだけが攻撃力をもっている訳ではなく,他のチームだって相当の攻撃力はある。土曜日の試合だけが特別だったなんて言い訳はしないだろうが,是非とも,学習能力・修正能力を発揮して,あのような心臓に悪い試合は繰り返して欲しくない。頼むよー。グランパスくん,愛のムチだからねー。お願いねー(笑)。

2009/03/31

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 ちょっと前のブログで,マスターズの創設者といってもいいボビー・ジョーンズが,その自制心に富むプレー態度から「球聖」と呼ばれていることについて触れた。僕自身もゴルフをする際にはそのようなことを心掛けている。具体的には,同伴者を不愉快にさせることのように,遅いプレーで迷惑をかけないように,思い通りにならなくてもクラブなどの物に当たったりしないように・・・。

 

 今田竜二という日本人選手がアメリカのプロゴルフツアーで結構活躍している。彼はブラウン管を通して見ていても,さわやかで清々しく,振る舞いも紳士的で好感が持てる。先の「アーノルド・パーマー招待」では3日目終了時点では3位に浮上していた(最終的には17位だったが。)。そのアーノルド・パーマーは若い頃,父親と一緒にラウンドしていた時,思い通りにならなくてクラブ(道具)に当たるという見苦しい振る舞いをし,父親から「もうゴルフを止めろ!」とこっぴどく怒られたことがあったという。それ以降,そしてプロになってからのパーマーの紳士的なプレーぶりはよく知られている。

 

 テレビを見ていても,僕が密かに応援しているのは,喜怒哀楽を露骨に表情に表すことはせず,絶対に道具に当たったりはせず,自制心に富むプレーをしている選手で,例えば,フィル・ミケルソン,レティーフ・グーセン,パドレグ・ハリントンなどである。

 

 また,ゴルフはスコアを自己申告するスポーツであり,各プレーヤーが正直に自らのスコアを申告することで成立している。以前,4,5回一緒にプレーすることがあったHRさんという人のことを今も思い出す。あるゴルフ場でHRさんと一緒に回り,パー4のホールをプレーしていた。彼は,第2打がグリーンに乗らず,3打目を深めのラフからグリーンに乗せ,ツーパットでホールアウトした。僕はてっきりHRさんのスコアは5だと思ったのだが,彼は「7」と申告したのだ。理由を尋ねたら,深いラフから第3打目を打った際,ボールがクラブフェイスに二度当たったというのだ。深いラフからのことだし,これは傍目には全く分からず,本人の手応えでしか知り得ないことなのである。いわゆる「二度打ち」。それで2打罰を加えて「7」。ルール上は当たり前のことであるし,そのように自己申告をするのが当たり前ではある。HRさんのプレーは自制心に富んでいるとかねがね思っていたが,改めてゴルフは紳士のスポーツだと感じたし,紳士的に振る舞わなければならないと思った。今でも,HRさんのプレー態度を模範にしている。
 

2009/03/26

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 ゴルフはすごく好きなんだけど,最近の僕のゴルフは,全然だめだ。スコアにならないゴルフというか,ゴルフにならないスコアというか・・・。どっちでもいいか(笑)。

 

 でも,4月はマスターズが開催される。まさか僕がマスターズの招待状をもらっている訳はないのだが,マスターズでの一流選手のプレーをテレビで観戦するのは大好きである。大好きな旬の八朔や甘夏を食べながらマスターズのテレビ観戦をするのは,この時期の僕の年中行事の一つとなっている。プロゴルフの世界4大メジャー大会は,マスターズ,全米オープン,全英オープン,全米プロゴルフ選手権であるが,このうちマスターズを観戦するのが一番好きだ。僕が仮にプロゴルファーで,4大メジャー大会の一つだけを制することができるとするならば,間違いなくマスターズのタイトルが欲しい。何故だろう。まずは,マスターズの季節が良い。日本ではちょうど桜の季節で,マスターズ会場でも春先の清々しさがある。そして何よりも,マスターズが開催されるオーガスタ・ナショナル・ゴルフクラブの各コースの美しさ。

 

 さて,それにつけてもマスターズで思い浮かぶのは,ボビー・ジョーンズの引き際の潔さである。ボビー・ジョーンズは生涯アマチュアを通したゴルファーで,若い頃から優勝を重ね,何と28歳の時にはその当時の世界4大メジャー大会である全米アマ,全英アマ,全米オープン,全英オープンを全て制覇し,年間グランドスラムを達成しているのだ。空前絶後の大活躍。アマチュアで!すごいよなー。そして何とその偉業達成直後に,惜しまれつつあっさりとゴルフ界から引退し,本業の弁護士活動を開始したのだ。その引き際の美しさ,潔さ,カッコいいなあ。正に桜のようだ。ボビー・ジョーンズは,弁護士業のかたわらその後はマスターズの創設や会場となるオーガスタ・ナショナル・ゴルフクラブのコース設計に関与したのである。

 

 ボビー・ジョーンズは,その自制心に富むプレー態度から「球聖」とも呼ばれているそうだ。自分の最近のスコアは冒頭に述べたとおりだけれど,僕もせめて自制心に富むプレー態度を心掛けたい。でも・・・・スコアも良くしたい。ち,ちょっと打ちっ放しで練習して来るわ!

2009/03/09

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 今シーズンのサッカーJ1が開幕した。名古屋グランパスの開幕戦の相手は,大分トリニータだったが,グランパスは何とか3-2で逆転勝ちに成功した。そりゃ,大切な開幕戦を勝利できたのだから嬉しい。でも,グランパスにとっては,反省材料の多い試合だったろう。僕のようなド素人が,渋面の評論家面して言うのも何だけど,分をわきまえず敢えて独り言を言いたい。あくまで独り言だし・・・。

 

 僕が愕然としたのは,前半の戦いぶりだ(0-1とリードされて折り返し)。ちょっと言いたい放題言わせてもらうと,まず気が入っていない。戦闘モードに入っていない。実況のアナウンサーが「うーん。グランパスの選手はなかなか試合に入っていけませんねぇ。」と言われる始末。もう試合はとっくに始まっているのに。相手に対するチェック(プレスをかけること)が非常に甘くてお人好し。逆に,相手から厳しいプレスをかけられてパスミスの多いこと。それと,パスをもらう方も「俺がもらうんだ。」とばかりに積極的に動かないとイケナイ。みすみす相手選手にインターセプトされてしまうシーンが多かった。そ,それに(僕の苦言が止まらなくなった・・・),こぼれ球を次に拾うのはことごとく大分の選手だった。いわゆる球際が悪すぎる。

 

 前半の戦いぶりについて,もう少し。確かに,大分トリニータは,昨シーズンはリーグ戦年間4位の成績をおさめ,ナビスコ杯も制覇したチームで,前半を見る限り,非常に良いサッカーをしていたし,パスもよくつながり,攻撃が有機的だった。選手間に共通認識があり,連携がよくとれていたということ。大分の選手のパス回しなどを見ていると,恐らく,ミニゲーム方式の狭いエリア内での早いパス回しを意識した練習も重視しているのではないかと思う。一方のグランパスは,なかなかボールをキープできないし,横かバックラインへボールを戻すシーンが多かったし,いったん選手がボールを得ても,パスコースが確保できず(これはパスを受けなければならない他の味方の選手の責任でもある),結局ボールを持ち過ぎて相手選手に囲まれ,取られてしまうのだ。球離れが悪い。黄金期のグランパスの特徴だった,ワンタッチ,ツータッチの早いパス回しは全くなりを潜め,これを大分にやられていた。それと,攻めが遅く,攻守の切り替えが早い大分の選手に完全に守備を固められ,もともとカウンター攻撃を武器にする大分の思うつぼの展開だった。前半の1失点の他にも,実は大分の金崎選手と名古屋の楢崎選手とが1対1になる決定機が2度あり,最悪0-3で折り返していたかもしれなかったのだ。要するに,前半を見る限り,スコアどおり勝利に値するのは明らかに大分だった。少なくともチームとしての完成度に差があるという印象をもった。

 

 あぁーっ。今年もだめかぁ。前半終了時点ではガッカリだった。でも,グランパスには収穫も見出した。前半の問題点をある程度修正でき,勝利に結びつけることができたということだ。ストイコビッチ監督の「ウォーミングアップはここまでだ。」というコメントと修正指導の下,後半は見違えるように修正できた。でも,そういう風にできるんだったら,最初からやれよー(笑)。それと,補強したFWのダビはやはりいい。彼はゴーラーだ。相手選手にユニフォームを引っ張られようと強引に振り切り,常にゴールに向かっていく。頼もしい。彼とFW玉田とのツートップの連携もいいし,これに加え,MFのマギヌンと小川らの2列目ないし1.5列目とのコンビネーションと有効な攻めのオプションをどんどん広げ,実行してもらいたい。また,横浜から補強したDFの田中隼磨の右サイドからの攻め上がりが有効であることも確認できた。オフサイドぎりぎりで右から飛び出してもらい,精度の高いアーリークロスを放り込んで欲しい。これに加えて,あと4つほど注文したい。1つは,こぼれ球への最初のタッチをしてどん欲に拾いにいくこと。2つは,もっとチェックを厳しくすること。3つは,パスコースの確保を含め,ワンタッチ,ツータッチの早いパス回しに心掛けること。4つは,ある意味ではこれが一番大切だと思うが,前半のホイッスルが鳴る時点では,気持ち的には「戦闘モード」であること。以上だ。

 

 そうすれば,大いに期待できる。地力的,戦力的には,優勝を争うライバルとなるチームは,鹿島アントラーズ,ガンバ大阪,川崎フロンターレ,清水エスパルス,浦和レッズあたりだろう。グランパスは,この開幕戦で浮き彫りになった問題点を反省材料として,是非今シーズンは悲願の年間王者に輝いてほしい。

2009/03/03

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 プロ野球はジャイアンツだ。少年時代にあの長島茂雄選手の勇姿,活躍ぶりに熱狂して以来,どうしてもジャイアンツファンはやめられない。少年時代の巨人戦のナイター中継は,その当時の生き甲斐とも言うべきもので,姉や妹とのチャンネル争いは熾烈を極めた。

 

 でも,Jリーグは地元の名古屋グランパスを応援している。アーセン・ベンゲル監督が指揮をとっていた1年数か月間は,瑞穂陸上競技場などによく足を運んで,現在のグランパス監督のストイコビッチなどの華麗なプレーを堪能した。でも,その後は,ベンゲル時代を含めて2度の天皇杯制覇は評価できるが,満足のいく成績は残せていない。ベンゲル時代は,ディフェンスラインの統率はトーレスが上手くやっており,大岩という若いフィジカルの強い選手もいた。ボランチには望月,攻撃的なミッドフィールドにはデュリックスや平野がいて,デュリックスの巧みなサイドチェンジと平野の左からの抉るようなサイド攻撃は魅力的だった。そして,ご存じストイコビッチのスキルフルで華麗な技術。前線と最終ラインがコンパクトで,グランパスがスペクタクルなサッカーを展開していた時代だった。今も思い出すけど,僕が民事裁判で釧路地裁に出張し,日帰りで帰宅した晩に見た横浜フリューゲルス戦は圧巻だった。霧雨のような天候での試合だったが,相手に仕事らしい仕事もさせない厳しいチェック(プレスをかけること)をし,確か2ー0で勝利したと思うが,ほ,本当に強いなと思った。でも,ここ数年は,何かなぁ・・・。

 

 でも,今年は何か期待できそうな気がしている。プレシーズンマッチを見る限り,今年もグランパス伝統の4-4-2システムで臨むようであるが,札幌から補強したFWのダビがすごい。活躍しそうだ。玉田とのツートップを組むのだろうが,1.5列目とこの両者との有機的なコンビネーションを期待したい。それから,DFとして横浜から補強した田中隼磨が期待できる。何より,ヴォルカ鹿児島とのプレシーズンマッチが0-0という不甲斐ない試合の終了後に,田中が露わにした怒りと,「うまくいかなかったとき,どうしてそのままやり過ごすのか。自分がどうしたい,どうしてほしいをなぜ要求し合わない。」とのコメントに,負けず嫌いと建設的で前向きな姿勢が伺える。いいねぇ・・・。あとは,増川やバヤリッツァの両センターバックも守備の安定を感じるし,MFのマギヌン,もうベテランになってしまった中村にも期待したい。Jリーグ発足当時,一緒に低迷を続けていた浦和レッズもガンバ大阪も何とかリーグ優勝を果たしたのだし,そろそろグランパスも・・・・・。

 

 ジャイアンツとグランパスが共にリーグ優勝を果たしたとしたら,一体どうしよう(笑)。
            

2009/01/07

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 す,すごいぞ,パパン。元フランス代表のジャン・ピエール・パパンが,45歳でサッカー選手現役に復活するということである。パパンといえば,それほど大柄でもないけど,年間最優秀選手(バロン・ドール)に輝いたこともある名選手だ。昔から僕がその音色に惚れていたフルート奏者のジャン・ピエール・ランパルと同じファーストネームだし(あっ,これは関係ないか)。それにしても,このニュースは老境に差し掛かった僕を勇気づけてくれた。是非ともがんばって欲しい。

 

 サッカーついでに言うと,天皇杯の元日決戦に名古屋グランパスの名がないのは寂しい。グランパスは準々決勝で1-2でガンバ大阪(天皇杯の覇者)に敗れ去っているのだ。スコアは1点差だったが,内容的には大差があったと思う。今年は名古屋グランパスに是非ともリーグ戦で年間優勝して欲しいなぁ・・・。Jリーグ発足当時はグランパスと並んで「お荷物球団」といわれていた浦和レッズもガンバ大阪も既に年間優勝を達成しているのだから。

 

 でも,先ほどの天皇杯ガンバ大阪戦のハーフタイムで,ストイコビッチ監督は,「全員がもっと高いゾーンでプレーしよう。ボールを後ろに回し過ぎないように。もっと立ち上がりからアグレッシブにいこう。」と選手たちに指示している。そうそう,それでいいのだ。負けず嫌いで積極的(攻撃的)な監督はそうでないと。そして,僕はそういうサッカーが見たい。昔のマルチェロ・リッピ監督が率いたユベントス,ファビオ・カペッロ監督が率いたACミランのようなプレッシングサッカーが見たい。90分間プレッシャーをかけ続けろというのではない。それでは体がもたないから,攻撃的にプレスして速攻をめざす時間帯と適当に休む時間帯があっていい。しかし,攻撃的にいく時は,ディフェンスラインを押し上げて,次々に決定機を迎えるようなスリリングな攻撃を展開して欲しい。天皇杯は2度も制覇しているグランパスだし,FWも補強したし,何てったって監督が負けず嫌いだし。今年は期待しているぞ!

2008/12/16

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 平成5年のJリーグ発足以来,僕は地元の名古屋グランパスを応援してきた。一時期はそのあまりの弱さに絶望していたが,アーセン・ベンゲル監督が指揮していた頃は頻繁に瑞穂陸上競技場に足を運んで熱狂していた。その後はまた僕の期待を裏切ることが多かったが,いまどきはストイコビッチ監督が良いチーム作りをしているようで,再び期待感をもって見ている。

 

 監督に要求される資質・能力は,統率力と分析力の他に,何よりも負けず嫌いでなければならないと思う。その点,ストイコビッチ監督の負けず嫌いは半端ではなく,それは彼が現役時代に名古屋に来た時のプレーを見れば明らかである(審判からレッドカードを示されてよく退場していた。)。負けず嫌いであれば,次に負けるのが嫌だから対戦相手チームをよく分析するのは勿論,敗戦の原因を分析・反省し,同じ間違いをしないよう戦術の共通理解と決めごとを選手に徹底していくだろうからである。

 

 そして,着任して初のシーズンであった今年,J1の18チーム中3位の成績を上げられたのも,監督として,負けず嫌いに裏打ちされたある程度の良い仕事ができたからではないだろうか。ドラガン・ストイコビッチといえば,名門レッドスター・ベオグラードで,デヤン・サビチェビッチらきら星のように輝く天才集団の中でも抜きん出た存在であった。1990年のワールドカップイタリア大会で旧ユーゴスラビアをベスト8に導いたのも彼であったといってもよい。時代は違うが,現在のグランパスの若手選手も監督の現役時代の凄さを知らない訳はなく,憧れに近い感情で監督の指示に従っているのではないだろうか(統率力の源泉)。

 

 グランパスは,J2に降格決定したコンサドーレ札幌から24歳のダビというFWを獲得した。ゴーラー(点取り屋)の欲しいチームとしては良い補強ができたのではないか。あとは,大事なリーグ後半戦に引き分けばっかりで勝ち点3を加えられなかったり,1-2で柏レイソルに負けたりといった精神的に脆弱な面を改善していけば,来シーズンは期待できると思う。そう,監督は負けず嫌いでないと!

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