本日はスポーツに関する雑感です。雑な感想だから「雑感」です(笑)。
巨人軍の選手で背番号9の亀井という外野手がいるのですが,少し前の試合(セ・パ交流戦の最終戦となったロッテ戦)で彼が流した涙に感動しました。この試合,亀井選手はスタメンではなく途中出場でした。第1打席は試合も終盤の8回,マギーが敬遠されて迎えた一死一二塁の場面で,あえなくキャッチャーフライに倒れてチャンスをつぶしました。
第2打席目は延長となった10回,またもや目の前でマギーが敬遠され,一死二塁の場面で空振り三振に倒れたのです。前の打順の選手が敬遠されるということは,自分との方が勝負しやすいし,与しやすいという意思表示以外の何物でもありません。内心穏やかなはずはなく,にもかかわらず二度にわたってチャンスをつぶしてしまう不甲斐ない自分・・・。
さて,亀井選手のこの日の第3打席は延長12回の一死一塁二塁というチャンスの場面が三度めぐってきました。そしたら,何と,またしてもマギーが目の前で敬遠で歩かされ,自分との勝負というシーンです。プロ選手としてはある意味では屈辱的な状況です。私は内心可哀想だなと思いました。でも逆に,これにめげずにタイムリーを打って男を上げろ,意地を見せろと応援していました。そ,そしたら,彼が思い切り打ったボールは,巨人ファンが熱狂的に待つ右翼席に飛び込んだのです。逆転サヨナラ3点本塁打です!
亀井,やりました。彼はベースを回る時も,本塁ベースで仲間に手荒い祝福を受ける時も,ヒーローインタビューの時も,男泣きに泣いたのです。分かるなァ,その気持ち・・。「最後打てなかったら命取られると思って・・・。本当にそのくらいの気持ちで行きました。」とコメントしました。本当によくやった・・・。
私としてもこのような心地よい感動に浸っていい気分で数日過ごしていたのですが,再開後の昨日の中日戦はいったい何なのでしょうか(怒)。好投のエース菅野を誰も打撃で援護してくれません。散発の4安打では勝てないよ,本当に。牛は草をたくさん食べている,その牛を自分は食べているのだからことさら野菜は食べなくてもよいという,訳の分からない「独自理論」を展開している村田は相変わらず打てないままですし(笑),キャッチャーの小林に至っては相変わらず1割台の低打率であり,下位打線に全く期待がもてない元凶になっております。
不満たらたらのブログになってしまいましたが,今日は勝てよ!ジャイアンツ・・・。
少し前の話題にはなりますが,名古屋グランパスがとうとうJ2に降格することになりました。ついに来るべきものが来てしまったのです。でも私は,実は大変残念でもあり,その一方でこれで良かったのではないかと思います。
というのも,一つのクラブチームが本当の意味で生まれ変わるには一度はこういった試練を経験した方が良いのではないかと思うからです。1993年のJリーグ発足時からの参加チームを「オリジナル10」と呼びますが,この老舗の10チームのうちこれでJ2降格の憂き目を見ていないのは鹿島アントラーズと横浜F・マリノスの2チームだけになってしまいました。換言すれば,他のチームは少なくとも一度は降格し,例えばその後J1に復帰して年間王者に輝いた浦和レッドダイヤモンズやガンバ大阪のようなチームもあるのです。生まれ変わる良い機会だと思います。
私は名古屋の降格が決まった湘南ベルマーレとの試合を食い入るように見ていたのですが,名古屋グランパスはこれほどまでに弱くなったのかとしみじみ思いました。こんな試合をしていたのなら,降格も当然だなと妙に諦めがついたものです。ディフェンスラインの統制は取れていないし,中盤は完全に相手チームに制圧されているし,パスミスは多いし,有機的で連動した,そして共通理解に導かれた攻撃は全く影を潜めているし,結局はたまりかねてロングボールを前線に蹴り込み,こぼれ球を枠外にシュートするといった体たらくだったのです。ゴールの予感はほとんどなく,仮に得点したとしてもあの攻撃では偶然の賜物のようなゲームでした。
アーセン・ベンゲルに率いられていた時のようなコンパクトで,よくパスが繋がり,スペクタクルなサッカーをしていた時の対極にあるような状態でした。残念ながら今の名古屋は・・・。
これを要するに,グランパスの得点は偶然であり,グランパスの降格は必然だったのです。
さてさて,J2降格が決定した後は,本腰を入れてチームを立て直さなければなりません。プロ意識に徹し,目的的に行動のできる機動的なフロント陣,何よりも有能な監督・コーチ陣,そしてスキルの高い選手,これを新たなシーズンが始まるまでに整備していかなければなりません。これができなければ,J2から浮上できないまま時間が経過してしまい,私を含むファンから見放されてしまうでしょう。
今でも思い出すのですが,確か平成6年秋頃に読んだ「サッカーマガジン」の「欧州フットボール春秋」というコラム。ジャック・ティベールという評論家が美しい文章で,新たに名古屋グランパスの監督に内定していたアーセン・ベンゲルのことを紹介していました。懐かしい。大いに期待したものです。その時のように,まずはしかるべき新監督を招聘してもらいたいものです。
リオデジャネイロ・オリンピックも既に前半のかなりの部分が終了したと言えるのですかね。柔道にしても,水泳にしても,そして体操にしても,そしてその他の競技にしても,日本人選手団の素晴らしい活躍ぶりに,夏バテ気味の私も大いに元気をいただいております。
それにしても,柔道の競技を観ていてあらためて思うのは,日本の柔道の美しさです。それは技そのものの美しさだけでなく,礼節の美しさを含めてです。柔道という競技,試合の最近のオリンピックや世界選手権の状況を観ていて,私は実は柔道という競技は本当にこんなものだっかのかしらと疑問をもっていました。日本の柔道が本来持っている美しさが感じられなかったのです。それは外国人選手の中には,組み手争いであたかもボクシングのようなことをやっていたり,戦い方がモンゴル相撲のようであったり,腰を大きく後ろに引いた極端な防禦姿勢や偽装の「投げ」でたびたび指導を受けたり,今では禁止されているようですがやたらに足を取りにいったり(笑),切れ味鋭い技など全く影を潜め,時間稼ぎの明らかな優勢勝ち狙いだったり,さらには試合終了後の派手なガッツポーズなどを見せたり・・・・・などなど。
柔道という競技はこんなに美しくないものだったのかという疑問です。ついでに言うと,確かに白と青の柔道着は視覚的にも区別しやすく,外国人には受けが良いのでしょうが,やはり柔道着は白が良い(笑)。帯の色で区別すればよいのではないでしょうか。
しかし,このたびのリオデジャネイロ・オリンピックでの日本人柔道家の柔道を観ていまして,あらためて日本の柔道の美しさを感じました。誠に天晴れです。特に,男子73キロ級で金メダルを獲得した大野将平という柔道家には感心しました。内股,巴投げ,小外刈りなど非常に美しい見事な一本勝ちです。日本柔道の面目躍如です。やはりこういう柔道が観たい。彼は試合直後のインタビューでも,「柔道という競技のすばらしさ,強さ,美しさを見ている皆様に伝えられたと思います。」と「コメントしています。
それと,この大野将平という柔道家は,試合直後の畳の上では,まるでうれしくはないのかと思われるほど自分の感情を抑え,もちろん派手なガッツポーズなどもしませんでしたが,彼はその理由については次のように語っています。
「相手がいる対人競技なので,相手を敬おうと思っていました。冷静に綺麗な礼もできたのではないかと思います。日本の心を見せられる場でもあるので,よく気持ちを抑えられたと思います。」
これですよ,これ。これぞ日本柔道の真髄です。
サッカーのリオ五輪アジア予選で,とうとう我が日本代表が優勝し,アジアの頂点に立ちました。誠に素晴らしい。天晴れなことです。
実は私,この対韓国の決勝戦,土曜の深夜に寝床に入って真剣な眼差しでテレビ観戦しておりました。しかし,前半20分,あっけなく先制点を許し0-1になった時点で,私はテレビのスイッチを消し,そのままふて寝に入りました(笑)。その後は全く試合を観ていません。失意のうちに寝入ったという訳です。
翌朝(日曜日),早くに目覚めた私はテレビのスイッチをオンにして,「どうせ負けたんだろうな・・・」と思いながら,虚ろな目でニュース番組などを探しました。すると,何と,何と!我が日本代表が3-2で劇的な大逆転勝利を手にしたというニュースに接したのです。やりました・・・。凄い。こいつは朝から縁起がいいや。
さて,何も知らないカミさんは一足先に朝食の準備,そして私と,やはり何も知らない娘は朝食の集合時間にダイニングに集合しました。私と娘が配膳を手伝う風習がございます。
カミさん「サッカー,どうせ負けたんだろうな・・・。0-1までは知ってるけど。」
娘「そりゃダメでしょう。0-2になってたし・・・。」
私「ここで,みなさんにうれしいお知らせがあります。日本が3-2で劇的な大逆転勝利に輝きました!」
カミさんと娘「ぎゃーっ!本当?凄い,やったー!!」
この日の朝の食卓はいつも以上に盛り上がりました。実はカミさんも娘も前夜この試合を居間のテレビで観戦していたようですが,カミさんは私と同じで0-1になった段階で失意のうちにふて寝(笑)。そして娘は後半10分ころまで観戦していたようですが,0-2という情けない状況で,これまた失意のうちにふて寝に入りました(笑)。要するに,我が日本代表をテレビの前で応援することなく,家族全員が失意のうちにふて寝に入ったという訳です。
それにしても,ビックリしたのは,翌朝のカミさんと娘の喜びようです。愛国心に燃え,いずれも頬は上気し,眼は輝き,感極まって今にも落涙しそうな勢いでした。私と同様,この人たちも反日を国是としている韓国には絶対に負けたくなかったんだろうなと思いました。
それにしても我が日本代表のこの大逆転は劇的でした。3点はいずれも素晴らしいゴールでしたし,選手達の精神力の強さを感じました。
愛国心に燃え,感動と喜びに打ち震えた我が家の日曜の朝ではありました。
サッカーU-23のわが日本代表は本当によくやっていますね。リオ五輪アジア予選において,並み居る強敵を相手に負け知らずで,とうとう決勝戦まで駒を進めました。もうこの段階で次のオリンピック(リオ五輪)への出場を決定させています。大したものです。
でも,その決勝戦の相手が韓国なのです。その韓国の代表監督が,「日本にはどんなことをしても勝つ。方法や手段を選ばない。」などとコメントしております(笑)。おお,恐い。クワバラ,クワバラ。
しかし,そこはスポーツなのですから,正々堂々と勝負してもらいたいものです。韓国お得意のラフプレーだけはやめてください。乱暴だけはやめてくださいね(笑)。いや,笑い事ではなくこれまでわが日本代表は韓国選手からラフプレーで随分ケガをさせられているのです。
また,韓国は2002年のワールドカップにおいても,疑惑の判定で物議をかもし,審判買収の疑惑も取りざたされました。これは有名な話です。そういう真似もやめてくださいよ。
いずれにしてもわが日本代表は,いつもどおり正々堂々とフェアにプレーしてくれるでしょう。私はそれを確信していますし,日本の勝利も切望,そして確信しております。日本,がんばれ!
誠に残念でしたね。「世界野球WBSCプレミア12」という野球の世界大会の準決勝で,わが日本代表が韓国に逆転負けを喫しました。我が家では,うちのカミさんも,そして娘も,もちろん私も,一家を挙げて(笑)日本の勝利を信じ,願っておりました。
決勝トーナメント前の予選段階で,大谷投手が圧巻の投球をした対韓国戦は,5-0というスコアでまさに完勝というべき内容でした。昨日もこの大谷投手が快刀乱麻そして力強い投球で韓国打線を翻弄しておりました。3-0でリードしていましたから私も気分良く晩酌をし,家族も気分が高揚しているようでした。9回表の韓国の最終的な攻撃前に私は日本の勝利を信じて疑わず,お風呂に入りました。
入浴を終えた段階では勿論上機嫌です(笑)。と,ところが・・・,カミさんと娘があたかもお通夜に臨んでいるような暗い表情をしているではありませんか。そうです,3-4と逆転されてしまっていたのです。私は急に酔いが覚めてしまいました(笑)。
「勝つ事ばかり知りて 負くる事を知らざれば 害その身に至る」
これは東照公遺訓,そうです,あの徳川家康の言葉です。勝つ経験しかしておらず,負ける恐怖を知らなければ,あるいは忘れていれば,油断が生まれて大きな事態になってしまうという教訓です。
たしかに,日本代表の今大会はこれまで全勝でした。「勝つ事ばかり知りて 負くる事を知らざ」る状態でした。どこかに油断というものがなかったか。そういえば,テレビ中継を観ていて,取れるときに点を取っておかなければと思わせるシーンがいくつかありましたね。また,これは当然のことながら,ランナーをためてしまってはダメですね。
まあ,もう終わったことです。これを教訓にすれば良いし,日本代表は本当によくやったと思います。
蛇足ですが,横綱白鵬の「猫だまし」は見ていて余り好感は持てませんでした(笑)。「猫だまし」というのは,立ち会い直前に相手力士の眼前で両手で「パチン」と叩いて目をつぶらせ(怯ませ)て,優位な態勢を得るという戦法です。横綱が採用する戦法とは思えないのです。「パチン」ですからね(笑)。先日BS放送で柏鵬時代(横綱柏戸や横綱大鵬)の特集が組まれていましたが,当時の大相撲は映像的にも,そして作法的にも美しかったと心から思います。
・・・・・私的な面でいろいろとありましてね。ブログを更新することができませんでした。いかにお調子者,剽軽者の私でも,筆が進まなかったのです。でも,ようやく落ち着きました。
考えてみれば,たかだか10日程度中断しただけです(笑)。月に10回は更新するという偉業とも言うべき記録は今回途切れてしまいましたが,全国6193万人の読者のためにも(笑),ブログを再開することにいたします。
さて,我が栄光の読売巨人軍は,今シーズンはどうしようもありませんでしたが,一方,サッカーの名古屋グランパスも鳴かず飛ばずです。土曜日(11月7日)には,顧問先からのお誘いもあり,豊田スタジアムで名古屋グランパス対ヴァンフォーレ甲府の試合を観戦しました。メインスタンドの少しばかり良い席で観戦させていただき,本当にありがたいことです。
昔はよく瑞穂陸上競技場などへグランパスの試合を観戦しに行ったのですが,最近のグランパスの試合ぶりにはほとほと愛想が尽きかけておりました。足が遠のいていたのです。土曜日の試合も,前半12分には集中力を欠く守備で早くも失点です。不用意なパスミスが発端でした。ああ,久しぶりに来たのに今日もゲンナリだなあと思いました。
何とか前半で2点を取り,2-1で前半を折り返しましたが,グランパスの選手は全般的に相手選手へのチェック(プレス)が甘い,相手選手に好きにプレーさせているなと痛感しました。後半はどうだったか・・・。この点については何とか改善していました。チェック(プレス)を厳しくして,相手選手に好きにプレーさせず,積極的にボールを取りに行く姿勢が現れ,良くなったのです。結果は4-2で勝利しました。
でも,攻撃の形ができていた,そして明確に意図が読み取れる,さらに言えば選手間での共通理解(約束事)が確立していたのは,ヴァンフォーレ甲府の方でした。名古屋グランパスにはこれが欠けている。また特徴的なのは,失点の多さです。守備に課題があります。これは数字にも表れており,名古屋は順位としては全18チーム中10位にいますが,失点の多さは18チーム中の2位なのです(笑)。
素人に何が分かるか,とのお叱りをいただきそうですが,今日は私は言いたいことを言わせてもらいます(笑)。・・・攻撃もダメだ!本来はDFである闘莉王がFWをやっている現実・・・。確かに彼はまだまだボール扱いは上手いですが,本来はFWではなく,点取り屋ではありません。名古屋にはゴーラーが欲しい,そしてドリブラーが欲しいと思います。そして現在のような遅攻ではなく速攻ができるような,相手DFを恐れさせるような組織的な攻撃,選手間の共通理解(約束事)が欲しい。次期監督には小倉隆史氏が内定しているようですが,彼がS級コーチライセンスを取得したのが3年前であり,まだコーチ等の経験は浅いと言わざるを得ません。監督としては未知数でしょうね。
現在は名古屋グランパスから日本代表に送り出している選手は一人もいませんし,一時期のようなJリーグ屈指の選手層とは言えないのが現状です。フロントの役割は非常に重要だと思います。選手の補強,そしてあのアーセン・ヴェンゲルを監督として招聘したような眼力など,現在の名古屋グランパスのフロントのやる気が試されていると思います。
秋風がとても心地よい季節になってきました。これから冬に向かうことは分かっていても,私は一年中でこの季節が一番好きなのです。
さて,昨晩はナゴヤドームで巨人対中日戦を観てきました。何やら世間では巨人がセ・リーグの優勝争いをしているかのように言われていますが,とんでもないことでございます。今年の巨人は優勝争いどころか,もう秋風が吹いてしまっています(笑)。昨日の試合なんてそれはそれは正視に耐えない悲惨なものでありました。初回にヒットや失策,ワイルドピッチなどで5点を取られ,打線はといえば文字通り散発の3安打(笑)。
打率.239の長野が1番ですから出塁を期待することができず無安打,特に酷かったのが3番の坂本です。顔も横着そうですし(私は巨人ファンですがこの選手には好感が持てません),やる気のなさが体全体ににじみ出ています。他の選手も何とも精彩というものがない。打っても全力疾走しないんですから。
昨日のナイトゲームを観ていて思ったのは,3塁手のスタメン起用です。今のお粗末な巨人を象徴しています。年俸3億円をもらい,3年の複数年契約をしている村田選手は,既に国民の大半がご存じのように(笑),それに見合った仕事をしていません。昨日の試合は,この村田選手に代わって新人の岡本和真選手がスタメンで起用されていました。期待されているのかテレビ中継でも何かとクローズアップされているのですが,私はこの選手が内野ゴロを打ったところしか見たことがありません。要するに,ベテランの主力選手が年俸に見合った仕事ができていない一方で,その地位を襲うに足る有力な新人が獲得,育成できていないのです。
不満たらたらですね。読んでいて嫌になるでしょう(笑)。はっきり申しますと,私も長いこと生きておりますが(笑),これほど弱い巨人軍を見たことがないのです。史上最弱ではないでしょうか。これだけは言うまいと思っておりましたが,現コーチの誰一人として賢そうな人がおりません。たった一人でも,かつての牧野茂ヘッドコーチのような賢くて有能なコーチがいれば・・・。あのV9を達成した川上哲治監督をして「牧野がいなかったらV9は達成できなかった」と言わしめたのですから。
まあ,さはさりながら,やるのは選手ですからね。昨日のような全く生気のない,そして精気もない試合をしているようではダメなのです。悪いけど私は,昨日の試合を観ていて,少なくとも今年のこのチームは優勝には値しないと一人痛感しておりました。優勝してはいけないのです。本日のブログは,怒気を含んだ内容でいささか読むのが苦痛でしたね。申し訳ありません。どうしても怒れて怒れて仕方がなかったのです(笑)。
今朝の産経新聞の中に,私に勇気をくれる記事がありました。
今年のセ・リーグは上位3チームがしのぎを削っておりますが,阪神の岩田稔投手の前向きな姿勢に感動しました。彼は若い時から1型糖尿病に罹患し,一時はスポーツを諦めかけたこともあったようです。しかし,かつて巨人にいたガリクソン投手がそうであったように,インシュリン注射を打ちながらでもプロで選手生活を送ることができることに思いを致し,頑張り続けて来たのです。
今年の阪神タイガースは十分に優勝のチャンスがありますし,岩田投手も活躍しています。彼は,投手として1勝を上げるごとに10万円を1型糖尿病研究基金に寄付しています。本当に素晴らしいことです。これからも頑張って欲しいと思います。
ただ,やはり最終的には今年のセ・リーグの優勝は,わが栄光の読売巨人軍ということで(笑)。
女子サッカー日本代表,このたびのW杯での活躍は素晴らしいと思います。よくやったと思います。決勝戦の序盤での大量失点は残念だし,早々に試合を決定づけてしまった感もありますが,虚心坦懐に考えればやはり相手(アメリカ)のチーム力が上であり,勝利に値するチームでした。
身長差を活かされたセットプレー対策やフィジカルコンタクトの強化など,克服しなければならない課題は浮き彫りになりましたが,6試合で僅か1失点のアメリカを相手に,1試合で2得点したのですからよく頑張りました。決して諦めない強い気持ちも伝わってきましたね。
さてさて,それにしても我が栄光の読売巨人軍はやはり今年はどうやらダメのようですね(笑)。投げる方では菅野,高木(勇),マイコラス,ポレダなどが割とよく頑張っていると思いますが,何しろ打てません。くどいですか?(笑)阿部や村田,長野の打率は悲惨なものです。
7月4日の日刊ゲンダイには「巨人の不振でハッキリした『複数年契約』の害」という記事がありましたが,なるほどなと思いました。
ヤクルト監督時代の野村監督の口癖は「選手の複数年契約は百害あって一利なし。やってもやらなくてもカネがもらえるというんじゃ、甘えが出るに決まってる。」だったそうな・・・。確かに,複数年契約を結んでから年々成績が低下していくという過去のケースは枚挙にいとまがありません。
13年のオフに新たに2年契約を結んだ阿部慎之助はその年から成績が急降下し,年俸5億1000万円の今季も低い打率で本塁打は僅か4本。3年10億円という大型契約2年目の村田修一に至っては打率2割2分台で,本塁打は僅か3本。投げる方でも,4年20億円の杉内俊哉も7月1日の対広島戦では6回途中7失点と大炎上です。彼は5勝してはおりますが,いつもカウントを悪くしては遅い球を痛打され,防御率は3.79なのです。左腕のエース(?)と言われている内海哲也は4年16億円の複数年契約ですが,今季は1勝もしておらず,防御率は13.50・・・。
契約が残る内海の4億円,村田の3億円は来季も年俸据え置きということですから,本人よりむしろファンの方がやる気がなくなってしまいます(笑)。私がお金を出している訳ではありませんけど(笑)。複数年契約は見直した方が良いのではないでしょうか。厳しすぎますかね。でもプロですからね。