言っても詮無いこととは知りながら,思わず心の中で「長嶋さん・・・」と呟いてしまいます。わが栄光の巨人軍の長嶋茂雄選手の生涯打率は3割5厘です。17年間にわたる現役生活,そして8094に上る打数でその生涯打率が3割を超えているのです。本当に凄いことだと思います。
私がまだ小学生で野球少年だった頃,テレビの前で巨人戦を熱狂して観ておりましたが,やはり長嶋さんはここぞという時に打ってくれました。ここぞという時に・・。チャンスに強かったのです。その勝負強さが私を夢中にさせました。よく言われることですが,長嶋選手は記録よりも記憶に残るプレーヤーだったのです。もちろん記録だって素晴らしい。2471安打,444本塁打ですからね。
この週末の巨人戦を観ていても,何かしら巨人の強さというものを感じません。選手は一生懸命にやってはいるんでしょうが,今年ばかりは例年ほどは応援する気が起こらないのです。正直に言うと,巨人軍(ジャイアンツ)という抽象的な存在は勿論好きであり応援したいけれど,現時点で巨人軍を構成している個々の選手については必ずしもそうではありません。例えば,村田修一選手。ランナーがいない時はそこそこ打つんですが,チャンスの時は打ってはくれません(笑)。彼の場合,併殺打の数も現在セ・リーグのダントツ首位です(苦笑)。チャンスの時にことごとく凡退するこの選手たちを見て,思わず長嶋さんの現役時代を,そして少年の私を熱中させたあの姿を思い出してしまうのです。もっとも長嶋さんと比較すること自体,村田選手たちには酷であり,長嶋さんには失礼なのかもしれません。
これはどうしようもないのでしょうが,そしてくどいようですが,今の巨人にはあまり魅力的な選手がおりませんね。愚痴を言ってもしょうがありませんが・・・。でも愚痴を言っていますね(笑)。
明日からは2位の阪神との対決です。2位の阪神も割とモタモタしてくれておりますので,こんな巨人でもまだ首位をキープしておりますが,事と次第によっては今回の3連戦で首位が入れ替わる可能性もあります。
いずれにしても,最近,心の中で「長嶋さん・・・」と呟くことが多いのです。
油断大敵と言うよりは,むしろ,わが栄光の読売巨人軍は今年のセ・リーグの優勝が危うくなっているのではないでしょうか。どうしようもありません(苦笑)。
7月25日の金曜日,何とか1週間を乗り切ったご褒美に我が家の食卓でビールをゴクゴクと味わおうと思ったら,ジャイアンツは中日に早くも劣勢で,結局0-10で大敗しました。菅野が完膚無きまでに打ち込まれ,ジャイアンツは散発5安打です。こういう試合を観たのは久しぶりですが,投打が壊れてしまっているのではないでしょうか。テレビを観ていて,すごく不安になりました。
昨日の晩はというと,DeNAに1-9で完敗です。ジャイアンツのヒットは僅か4本で,相手チームには16安打も献上しております。おまけに相手チームの久保という投手に2安打も打たれてしまっています。澤村投手は相変わらずですね。君は筋肉を付けることより,多少球速は落ちてもコントロールを重視するよう軌道修正をしなければもうダメですよ。私がじっくりコーチしてあげようか?(笑)。澤村投手は初回から5回まで毎回先頭打者を出塁させております。これではダメです。話にならないのです。今の巨人打線ですから,3回までに5点も取られてしまってはお手上げでしょうに・・・。ホントにもう・・・。それと,阿部捕手は太りすぎてあまり体が動かなくなっているのでしょうか。澤村の暴投も確かに悪いし,見苦しいのですが,捕手がボールをあんなに簡単に後逸するようではあきまへん。打つ方でも今は全然ですから,新人の小林捕手に経験を積ませた方が良いと思います。
今年ほど巨人の打線がコロコロ変わるのも珍しく,こんなの最近では見たことがありません。長野なんかは8番を打ったかと思うと,何と4番を打ち,その直後にはスタメン落ちという状況です。総じて今の巨人打線は低調ではありますが,原監督ももう少し落ち着いて選手起用をしていかないと,選手も内心穏やかじゃないと思いますよ。
2位の阪神と3位の広島がお付き合いでモタモタしてくれていますので,今も辛うじて首位を保ってはおりますが,今年の優勝は本当におぼつかない状況です。今日は勝ってね。「闘魂こめて」をテレビの前で力一杯歌って応援しますから。
2014年サッカーW杯ブラジル大会も無事に終了しましたね。ドイツが優勝しました。知人の間で,出場32か国中どの国が優勝するかという賭けに参加しておりまして,ドイツに賭けた私は満足です(笑)。
いくら精神力が強靱で,肉体的にも屈強な男達も,高温多湿の気候,長期間にわたる遠征,長距離移動,連戦,体調管理の難しさなど,心身に相当こたえるようです。さすがのドイツ代表も決勝戦の対アルゼンチン戦ではバテ気味でした。明らかにパフォーマンスが落ちていました。それでもちゃんと勝ち切るというところがさすがです。
それにしても全世界にはいろいろな名門クラブチームが存在しますが,ドイツブンデスリーガのバイエルン・ミュンヘンというクラブの現在は凄いですね。このたびW杯で優勝したドイツ代表のうち,このクラブに在籍している選手が7人もいます。決勝戦で決勝点を挙げたゲッツェ(FW),そして得点王を争ったミュラー(FW),クロース(MF),ジュヴァインシュタイガー(MF),ラーム(MF),ボアテング(DF),そしてあの超人的なセーブを魅せまくったノイアー(GK)です。それに加えてこのクラブチームには,あのオランダ代表のロッベンやスイス代表のシャキリもいるのです。いやー,すごいわ・・・。
さて,一足先に宴のあとを迎えた日本代表と日本サッカー協会ですが,スポーツ新聞を賑わしているのは次期代表監督の人選のことです。もう「確定」みたいな書かれ方をしているのが元メキシコ代表監督のハビエル・アギーレです。体格的(特に身長)には日本人とそれほど代わらないメキシコ代表をかつてW杯16強まで押し上げた実績もあり,その他スペインリーグでもエスパニョールの監督を経験した方だそうです。
私はこのアギーレという人をよく知りませんが,次のロシア大会まで割と長い期間日本代表を預けるのですから,もう少しじっくりと検討してもよいのではないかと思いますし,日本サッカー協会自体,今回の不甲斐ない結果の要因が何だったのかという点について,総括が有効になされたと言えるのでしょうか。まずはそれからではないでしょうか。日本サッカー協会の原という人が中心になって人選や交渉に当たってるようですが,顔で判断してはいけませんが(笑),2つのインテリジェンス,すなわちインテリジェンス(知性)とインテリジェンス(情報収集,諜報)の2つの面で本当に備わっていらっしゃるのかなと思います。まだアギーレという人に決まった訳ではありませんし,スポーツ紙が書いていることにどこまで信憑性があるのかは疑問ですが,紙上では相当に高額な報酬をふっかけられたとか,自分の二男をコーチとして入閣させるよう求められたとか,少し違和感のある記事にも接します。
「アギーレ」と聞いて,私がまだ若い頃,ヴェルナー・ヘルツォーク監督の「アギーレ/神の怒り」というとてつもなく印象的な映画を観たことを思い出しました。アギーレ役の名優クラウス・キンスキーの鬼気迫る演技・・・。ジャングルの中の息詰まる行軍,仲間割れと粛清,・・・結局は悲劇的な結末を迎えるストーリーだったような・・。変なことを言ってすみません(笑)。サッカー協会による真摯な総括を経たとは言えないまま,次期代表監督の人選があまりにも早く内定しつつある状況に一抹の不安を覚えただけです。もちろん私も日本人であり,日本代表を応援していますから,「アギーレ新監督」に決定したら是非とも日本代表を強くして欲しいと思いますし,監督として結果を出して欲しいと思っております。
このたびのサッカーW杯では,残念ながらわが日本代表はグループリーグで敗退となってしまいました。やはりこの結果は実力の反映なのですから,真摯に受け止めるべきでしょう。
テレビでいろいろな試合の模様を観ていて痛感しましたのは,個の力という点です。確かにサッカーは11人で構成された選手達で戦う競技ですから,戦術の共通理解,約束事の取り決め,そして組織的なものが要求されますが,やはり何と言っても個の力は大きい・・・。どんなに事前に約束事を取り決めたりしていても,実戦では机上の想定通りには進行せず,選手個人が自らの技術とアイデア,精神力で目の前に現出した個々の局面を打開していかなければなりません。アルゼンチンのメッシとか,オランダのロッベンとか,コートジボアールのジェルビーニョとかのプレーぶりを観ておりますと,残念ながら日本人選手との差は残酷なまでに歴然としています。
それと地域差というものも痛感しました。実はこのブログを書いている時点で,アジア枠から出場しているチーム(4チーム)は1勝もできていません。ヨーロッパや中南米勢との実力の差・・・。ため息が出るくらいです。選手達はよくやったとは思いますが,「8強」が目標というのはやはり言い過ぎだったでしょう。香川のマンチェスターユナイテッドや本田のACミランは確かに世界のビッグクラブですが,実際には日本のCMにはよく出ていても,所属するチームでは先発機会があまりなく,活躍しているとは言えないのが実情です。また,マスコミもやたらに煽るばかりで日本代表の真の実力や課題を真剣に報道してはいません。セルジオ越後さんのようなご意見番の批評には真摯に耳を傾けなければ,アジアだけの「井の中の蛙」で終わってしまうでしょう。日本代表もよほど精進しなければ,世界では通用しません。あのイングランドやスペインやイタリアでさえグループリーグ敗退の憂き目を見る熾烈な戦いなのですから。
徐々に決勝トーナメントの顔合わせが決まりつつあります。やはり決勝トーナメントがW杯の花形です。ヨーロッパ選手権もさることながら,W杯の決勝トーナメントは世界最高の舞台です。とても楽しみであります。
個の力と申しましたけど,個の力があらぬ方向に行ってしまってはいけません。逸脱行動はダメです。ウルグアイのスアレスという選手の活躍は素晴らしいのですが,この選手は対イタリア戦の後半34分,ゴール前で競り合ったイタリアのキエリーニに噛みついた疑いが浮上し,現在FIFAが調査中です。確かに噛まれたという選手の左肩には「歯形」が残っていますし(笑),そのシーンをテレビで見ても背後から「ガブッ」とやっているようにも見えます(苦笑)。産経新聞(私はこの新聞を応援しております【笑】)の記事には,「懲りない悪童だ。かみつき行為ではオランダリーグでプレーしていた2010年に7試合の出場停止処分を、イングランドリーグに移った13年にも10試合の出場停止処分を受けている。このままW杯から〝追放〟されてもおかしくない。」と出ています。なんぼなんでも,噛みついたらあきまへん。
日本代表は10人で戦っているギリシャにも勝てなかった訳ですから,FIFA世界ランキング8位のコロンビアに勝てる道理はありませんよね(笑)。それにしても,平均身長で8センチも上回っているギリシャ相手にクロスばかり放り込んでも競り負けてはじき返されるだけですよね,それに最後はパワープレーなんて・・・(笑)。
一生懸命に戦った日本代表に対して失礼な言い方だったかもしれませんが,残念ながらそのプレーぶりからは,闘争心,勇気,積極性,何よりもフィジカルコンタクトの強さやスタミナが他の国の選手と比べて格段の差がありました。これは否定できないのではないでしょうか。がむしゃらにゴールに向かって行く選手がほとんど見当たりません。唯一,DFの内田選手には意地というものを感じましたが・・。コロンビア対コートジボアール戦とかイングランド対ウルグアイ戦なんかと比べますと,日本代表の戦いぶりは明らかに違います。レベルに相当差があります。
それにしても今回のW杯の試合を観ていますと,基本的にはFIFAのランキング通りに近いな,ランキングは当てになるなという印象を持ちました。やはり日本は46位です。出場32か国の中では下位であり,これに加えて闘争心,メンタルの強さということからすると,残念ながら最下位に近いのではないでしょうか。
ただその一方で,ランキングは必ずしも当てにはならないという面も垣間見た気がします。W杯の前回覇者であり,ランキング1位はスペインでしたが,2連敗で早々にグループリーグ敗退が決定しました。また,私はオーストラリアの対オランダ戦の戦いぶりを観て,アジア・オセアニアではオーストラリアが一番強いなと感じました。オランダ相手に素晴らしい戦いぶりでした。でもオーストラリアのFIFAランキングは62位なんですよね。こういうことからするとランキングは当てになりません。ランキングどおりなのかそうでもないのか,試合を観ていて揺れ動いてしまいました。
さて,昔のマンガにサッカー解説者セルジオ越後さんが登場するマンガがあったのを思い出しました。実況アナウンサーが「・・・ですよね,セルジオ越中さん!」というと隣の本人が「越後です!」と言う場面がよく出てくるやつです。そのセルジオ越後さんが次のようにコメントしておりましたが,極めて正論だと思いますし,本当のことを仰っていると思います。いつもながら,セルジオ越中さん,いや越後さんのコメントには日本代表に対する愛情を感じます。
「これが実力だ。結果は驚きでもなんでもない。今大会の他の試合を見れば一目瞭然だ。日本はどの国よりも未熟で、どの国よりも走っていないし、迫力がない。にも関わらず、一番期待されている国だ。海外組ブランドが喧伝され、選手たちは大スターのように扱われてきた。ヌルい親善試合と、本当のことを言おうとしないメディア。強化よりも興行に気を取られてきた結果、自分たちの実力が実態以上に大きく見えるようになってしまった。しかし、現実は隠せないことだ」
「『自分たちのサッカー』がどうこうというフレーズが騒がれているけど、一つ答えを出すとすれば、今日のこの試合(対ギリシャ戦)で見せたプレーが、まさに『自分たちのサッカー』だよ。本来の力を出せていないのではなくて、これが世界における我々の本来の力なんだ。そこを見誤っては成長がない。他の試合をよく見てほしい」
本日のブログはずいぶんと直接的なタイトルとなってしまいました。これが本日の結論なのであります(笑)。
切に日本代表を応援しておりますが,対コートジボアール戦は残念な敗戦となってしまいました。集英社のスポーツ総合雑誌のあるサイトに浅田真樹というライターの次のような記事が掲載されていましたが,試合を観た限り,全く同感です。
「試合を通じて観られたのは、連動性に欠けた日本の守備陣形。FW大迫勇也と本田が高い位置からプレスをかけようとしても、これに反応してボランチやDFラインが押し上げる様子はなかった。必然、チーム全体が間延びし、次々にパスをつながれた。大迫は『一人ひとりの距離が遠くて、重心が後ろに下がった戦い方になった』と話す。」
戦ってみての実感だったのでしょうし,テレビを観ていても全くそのとおりでした。ボランチの長谷部と山口の連係が良くなく,しかもDFラインが引き気味ですから,ボランチ背部とDFラインとの間のいわゆる「バイタルエリア」がぽっかり空いてしまい,ジェルビーニョやカルーにいとも簡単に「侵入」されてしまうのです。しかも,一人の選手が何の連動もなくプレスをかけにいってもダメです。プレスをかけられた相手選手のパスコースを予測してインターセプトするくらいの味方の複数選手による連動性がないと・・・。・・・で,こういうことができるのは,前線とDFラインがコンパクトであることが前提で,逆に間延びした状態ではスペースがあちこちに出来てしまい,相手選手に自由に動き回られてしまいます。それと,何よりもプレス開始の位置について選手相互間に共通理解があったのかと首をかしげてしまいました。ひょっとしてこういう約束後も決められていなかったのかしら。また,僅か2分間に2点取られて逆転されたシーンは,日本にとっての左サイドからオーリエにいとも簡単にアーリークロスを入れさせてしまったことに端を発しています。緊急の時にはなりふり構わずこういったクロスを簡単に上げさせないように突進していかないと(笑)。ファウルにならない程度に。残念ながら香川選手は守備面ではオーリエに完敗しておりました。
考えてみますと,直前のテストマッチではザンビアに3失点しておりますし,コンフェデレーションズ杯でも失点が多かった。「攻撃的なサッカ-」や「主導権を握って試合を進めるサッカー」を目指すのはいいんですけど,そもそもそういったサッカーができるのは,組織的な守備があってこそです。要するに,攻撃を生み出すのは組織的な守備なのです。
1998年のフランスワールドカップから出場32か国,決勝トーナメント進出に関する現行ルールが決められ,確かにこれまでは初戦に敗れたのべ46チーム中,決勝トーナメントに進んだのは僅か4チームしかなく(8.7%),残された対ギリシャ戦,対コロンビア戦も大変厳しい戦いが予想されます。でもまだ終わった訳ではありません。短時間のうちに組織的な守備も再構築した上で,日本代表には何とか頑張って欲しい。
こういった「雑感」というタイトルの時は,ブログネタに困ったような日で,しかも概して社会に対する不満(笑)めいた内容になってしまいます。朝っぱらから「不満たらたら」なんか聞きたくないわ,という向きにはこの段階でチャンネルを変えていただいた方がいいと思います(笑)。
巨人の投手陣には不安がありますね。開幕前のスポーツ紙のセ・リーグ順位予想では,巨人の優勝を予想するものがほとんどでしたが,昨夜の対ヤクルト戦の試合内容なんかを見ていますと,ホントかな(?)という気がします。
今村という投手は4回3分の2の段階でもう100球近く投げ,ボール先行でカウントを悪くし,ストライクを取りにいったボールを痛打されるという悪循環・・。当然投手にも要求される賢さというものを感じさせません。4回表のヤクルトの攻撃,1-2というスコアの時,ランナーを着々とためてしまい,しかも4番のバレンティンが控えているというのにその前の打者(川端)に四球を出して満塁としています(笑)。いかにも「満塁ホームランを打ってください」とでも言わんばかりに・・・。小心者の私はこの段階でテレビのチャンネルを変えてしまいました。他の番組を見ている間,「・・・・ああ,今頃スコアは1-6になっているんだろうな・・・。」と独りごちておりました(笑)。その後,恐る恐るチャンネルを元に戻しましたところ,案の定バレンティンに満塁ホームランを打たれ,「1-6」のスコアになってしまっておりました(爆笑)。
その後に投げた高木(京)も香月も土田も,着々と失点を重ねておりました。実際のところは巨人は投手陣がいまいちですね(内海も杉内もセドンも球速が遅く,キレも感じられません)。一昨日の試合では,杉内は相手ピッチャーにもタイムリーヒットを打たれていたのを思い出しました。「あっ,今日は期待できるな。」と思えるのは,菅野と大竹くらいなのです。
プロ野球を観ていますと,「試合を作る」とか「試合を壊す」というような言葉がよく出てきます。チームプレーである以上は,作るのも壊すのも選手全員がその主体なのでしょうが,この言葉は特に投手に関して表現されるのではないでしょうか。それほど調子は良くないにしても,何とか抑えながら僅少差で持ちこたえて味方打線の援護を待つというのであれば,それは何とか「試合を作った」ということになるのでしょうが,先ほど述べた昨夜の試合,まだ4回なのに愚かとも言える投球をして,挙げ句に満塁ホームランを打たれ,早々に1-6にしてしまっては「試合を壊した」と言われても仕方ないでしょうね。
すみません。今日は「不満たらたら」でした(笑)。
名古屋グランパスは大変厳しい状況になりましたね。深刻です。土曜日のサガン鳥栖戦は,ホームであったにもかかわらず2-3で敗北し,これで5連敗です。J2降格という話は,強ち冗談でも何でもありません。残念ながらその可能性,危険性は十分にあるでしょう。
確かにケガ人が続出していることもありますが,守備(ディフェンス)が破綻しているのです。今シーズンJ2からJ1に昇格したばかりの徳島ヴォルティスはまだ1勝も挙げられずに最下位となっており,その失点数はJ1で一番多いのですが,その次に失点が多いのが何と名古屋グランパスなのです。
今シーズンが始まる前,私はこのブログでこんなにDF(ディフェンダー)を次から次に退団させてしまっても大丈夫なのかと危惧する記事を書きました。田中,増川,阿部などを次々に退団させてしまったのです。結果的には,アルビレックス新潟から獲得した本来はFWの矢野貴章をサイドバックで起用しなければならないという呆れた状況です。フロントの責任はとても大きいでしょう。
守備が破綻しているため,攻撃のビルドアップができません。あるサイトで,ある読者から対鳥栖戦の戦評コメントとして「ボールを奪ってから自分たちのやりたい事がはっきりしていた鳥栖と,やりたい攻撃の形が見えない名古屋」という書き込みを目にしましたが,全くそのとおりです。
本当にJ2降格ということになるのでしょうか。考えてみれば,ジュビロ磐田だって今はJ2で戦っています。ガンバ大阪やサンフレッチェ広島,浦和レッズだってJ2降格の憂き目を見たことがありました。名古屋グランパスだって,このままでは現実味を帯びた話になってしまいます。
今日は,法テラス(日本司法支援センター)という所で3時間ほど法律相談の担当をしてきました。その法テラスが入っているビルの前の歩道には,長い距離にわたって名古屋グランパスの旗が街頭に飾られています。どうやらこの辺りは,「グランパスサポートタウン」のエリアだったようです。でも,その旗は幾分寂しそうにはためいていました。
わが栄光の読売巨人軍は,8勝7敗となってしまいました。まるでカド番間近の大関のようです(笑)。甲子園での対阪神戦は3タテを喰らいました。どないなっとんねん!と,思わず大阪弁で突っ込みたくなります(笑)。打者は打てはしないわ,投手は打たれまくるわ・・・。どうしようもありません。このままでは仕事にも影響します(笑)。何とかせんかい!
先週の土曜日は,自宅での仕事を頑張ってやっつけて,テレビ前で巨人対阪神戦を観ました。先発投手は能見と内海です。テレビ画面の右横には「伝統の一戦」とか「エース対決」とかの文字がありました。「伝統の一戦」というのは解せるとしても,「エース対決」というのは違和感がありました。内海投手には悪いのですが,彼はかねてから巨人のエースと言われているものの,私は「そうかな?」といつも疑問に思っておりました。エースというのは,高い確率で勝ちを期待し,計算できる投手のことを言います。昔で言えば,城之内とか,堀内とか,江川とか,斉藤とかね。でも,内海投手の場合はそこまでは期待し,計算はできないのではないでしょうか。球が速くなく,球威もそれほどではないのです。この試合は,0-9で惨敗しましたが内海投手の自責点は5点で,ボールも多かった。カウントもボール先行で,攻めるピッチングではなくいつも打者に攻められているようなそれでした。マートンには狙い澄ましたようにレフトスタンドに3ランをたたき込まれました。
この試合の解説者が,一般論として「奥行きで勝負する」という言葉を使いました。実況のアナウンサーがその意味を質問しましたが,私はその時ピンと来ました。私がピンと来たように,その解説者は「要するに緩急を使うということです。」と答えました。ストライクゾーンぎりぎりにボールを上手くコントロールし,痛打されないような攻め方を「幅で勝負する」というのでしょうが,速いストレートと遅い変化球(チェンジアップ,スライダー,カーブ,シンカーなどなど)を織り交ぜ,緩急を付けて痛打を避ける攻め方を「奥行きで勝負する」というのでしょう。残念ながら,内海投手や杉内投手は,一生懸命ストレートを投げても,せいぜい時速130キロ代後半なので,緩急(奥行き)がそれほどでもありません。そこなんです(笑)。150キロ近くの速球を投げてこそ,変化球が生きてくるのです。ダルビッシュ投手なんかはそうそう打ち崩せないでしょう。
さてさて,巨人は昨日の対ヤクルト戦でも4-8で敗北し,8点も取られてしまいました。実況を楽しみにしていたのですが,実況中継がありませんでした。中日対DeNA戦は地デジでもBSでもやっていたのに,血眼でチャンネルを変えても巨人戦は中継されておりませんでした。「こんな反社会的なことは許されない!」などと内心でつぶやきながら晩酌しておりました。でも,結果的には実況中継がない方が良かった。この試合,マシソンは球は速いけれどもストライクが入らず,四球を量産し,挙げ句に押し出しでも失点しました。マシソンの場合,ストライクが入らないのですから「幅で勝負」することすらできていません(笑)。いや,笑い事ではない。要するに,素晴らしい投手(エース)というのは,「幅で勝負」できるだけでなく,「奥行きで勝負」することもできる選手のことを言うのでしょう。現時点で巨人の投手陣を見渡してみた場合,エース候補の一番手は菅野投手でしょうね。
いずれにしても,わが栄光の読売巨人軍よ,お願いだから頑張ってくれよ。
よく「スポーツの秋」と言われますが,春もスポーツの季節です。いよいよマスターズが始まりますね。男子プロゴルフの4大メジャー大会はマスターズ,全米オープン,全英オープン,全米プロゴルフ選手権です。ただ,前にも申し上げたことがあると思いますが,私は4大メジャーの中でもマスターズが一番楽しみで,興味もあります。まず季節が良い。次にコースがとても綺麗(オーガスタ・ナショナル・ゴルフクラブ)。そして,「マスターズ(名手たち)」という言葉の響きが良い。はたして今年は誰が栄光のグリーン・ジャケットを羽織るのでしょうか。
4月5日の土曜日は,我が栄光の読売巨人軍を応援するために,ナゴヤドームまで行ってきました(笑)。思いの外,ドラゴンズの抵抗,善戦となりましたが,5-3でジャイアンツの勝利でした。観戦後は場所を移して祝杯を上げ(もっとも球場内でも結構いただきましたが),例によって極辛の「台湾ラーメン」で締めました。ただ,かつてはこの極辛の「台湾ラーメン」は何とか完食できていたのですが,私も年齢のせいか往年の勢いがなく(笑),友人に少し手伝ってもらいました。
それにしても名古屋グランパスは非常に厳しいですね。4月6日の日曜日にはJ1の公式戦があり,相手はサンフレッチェ広島でした。ちょうどNHKで実況中継があったので,テレビで名古屋の試合ぶりを見ていたのですが,1-1というスコアの段階で早くもチャンネルを変えてしまいました。内容が悪すぎて,絶対に勝てる訳がないと確信したからです。確かに,広島は平成24年,25年のJ1のリーグ戦を連覇しているチームですが,チームの完成度には歴然とした差がありました。グランパスは今年西野監督の1年目だから仕方ないのかもしれませんが,流れるようなパスワークで攻撃の組み立てがきちんとできる広島に対し,残念ながら名古屋の現在はその対極にあります。
どうなんでしょうかねえ。「補強」という面ではフロントの責任はとても重いのではないでしょうか。今のDF陣は闘莉王以外はみな若く,実戦経験も豊富であるとは到底言えず,特別指定選手の大武峻はまだ大学生(福岡大)です。田中,増川,阿部などのDF陣を次から次に放出して本当に大丈夫なのかと心配していたのですが,不安が的中しました。今はおっかなびっくりで守備をしていて,DF陣は手一杯です。とても攻撃をビルドアップしていけるような状況ではありません。守備が安定しないと攻撃に移れないのです。ましてや今の状況では両サイドバックの攻め上がりなど期待できず,攻撃の幅もありません。
「補強」に成功したとは言えず,獲得した野田選手は前半戦はもうムリだと思いますし,ヘジスに至っては2軍のままです。さらには,フロントは外国人枠を1つ余らせてもおります(笑)。一体全体どんなチームにしたいのでしょうか。フロントは補強に失敗したと断罪されても文句は言えないでしょうね。案の定,日曜日の広島戦は2-5という悲惨な結果となっております。
素人のくせに本当に生意気なことを書いておりますが(笑),私もグランパスには何とか頑張って欲しいのでござるよ。野球は巨人,サッカーは名古屋・・・。